2024年06月30日

第3445夜:親方と新弟子【野田(千葉)】

 親方。相撲の世界ではおなじみの存在である。プロ野球の監督などと違い、それほど憧れるスポーツ系職業でもないが、そのネーミングといい圧倒的な存在感を醸し出している。

 私が有する親方の仕事のイメージの中に、新弟子のスカウトがある。学生服(詰襟・ブレザー)をキツそうに着た学生横綱や将来有望な大器と親方が握手し、フラッシュライトを浴びているシーン。その握手に至るまで、さぞ大器にたっぷりメシを喰わせたことだろう。

 10月下旬の秋晴れの午後、千葉県野田市の街なかで商店街貸店舗ツアーが決行された。1年半の準備の上での本場所である。会場は商工会議所。レイアウトは土俵の円でなくロの字。

 相撲協会では理事長にあたる野田市商連O安会長の貫禄溢れるご挨拶の後、急遽カリキュラムを変更し、野田市商連の取組紹介。その大役を担ったのは、生霊に憑りつかれた肉便器ことK出氏。資料も作り込んでいた。実に有望な大器である。

 その後は私の漫談、ツアー、商店街プロジェクトメンバーとツアー参加者の意見交換会。沖縄からの参加者があったことに度肝抜かれた。

 無事終了。肉便器関が所属するギルド部屋へ出稽古に。たっぷり2時間弱PC猿打。この日は朝にカレーライス大盛を腹に入れていたが(定宿の朝食バイキング)、さすがに空腹を覚えた。ヨゴレなアヅマ親方はギルド部屋の部屋頭でもある肉便器関と彼の運転でメシを喰いに。

 最初に寿司屋を2軒回ろうとしたどちらも満席か何かで入れず、焼肉屋にたどり着いた。関取は車なので烏龍茶(たしか)。私は瓶ビール。

 山形牛上カルビ、和牛上ハラミ、レバー、上塩タンをガンガン頼む。私はセンマイ刺、レバー、ウィンナーなどをツマミながら瓶ビール2本、後はひたすらプレーンチューハイ。

 眼前の肉便器関、たしかダイエットしていたはずである。ところが彼は4人前ほどあった肉サラダをペロリ、1合は軽くありそうなライス大盛をペロリ。網で焼かれた肉を凄まじい勢いで平らげていく。見ていて気持ちがいい。新弟子をスカウトする親方の気分だ。

 女将さんらしき人に彼の大盛ライスをお代わり注文。女将、少し引いていた。

 「よく食べるでしょ。私は親方で、彼をスカウトしてるんです」とすかさずフォロー。女将、何故か納得した表情で厨房へ。

 彼とバカ話して大笑いしていたら、私の上半身からブチっと音がした。この日、上下作業着だった。上着のファスナーが何も触れていないのに弾け飛んだ。これまでズボンのボタンは弾け飛んだことはある。Yシャツの前ボタンも。しかし、ジャンパー系のファスナーは初めて。

 私はタニマチのつもりだったが、完全に親方だった。それも、引退まもない、マゲも落としていない、まだ減量していないパッツパツの。

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新弟子とダイブ。

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すべて注文。

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親方(アヅマ)のツマミ。

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親方(アヅマ)のツマミ。

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新弟子の夕飯。

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新弟子の夕飯。

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親方(アヅマ)のツマミ。

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有望な新弟子。

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2024年06月28日

第3444夜:春日部駅西口の流儀【春日部(埼玉)】

 春日部駅西口商店会連合会。2019年から3年間、春日部駅「東口」商店会連合会(NEXT商店街プロジェクト)の皆さまには超絶にお世話になってきた。ミッションとして直接御縁が無くなった2022年以降も継続して良くして頂いている。

 「西口」は飲食店が軒を連ね、我が定宿も西口。西口にはこれまで何度も吞み、寝泊まりしているが、西口商店会の事業者とはこれまで御縁が無かった。

 ある秋の夜。春日部市商店街連合会の正副会長会議に参加させて頂く機会があった。終了後、春商連(はるしょうれん)副会長であり、春日部駅西口商店会連合会Y崎会長が車で我が西口の定宿まで送って下さるという。会長のご自宅と我が定宿は目と鼻の先らしい。

 送って頂く。確かに近い。ちなみに我が定宿、西口商連に加盟したという。ますます我が定宿が好きになる。

 会長から呑みに誘って頂いた。どこかで呑もうと考えていたので渡りに船。喜び勇んで犬のように付いていく。向かった先は焼鳥屋。80席あるらしいが、2人が入れないほど満席。ひっかりなしにお客が訪れ、外で待っている。どれだけの人気店なのか。

 この店を諦め、会長はすぐ近くの串カツ&おでん居酒屋へ。ここもびっしりだが、カウンターをかろうじて確保。商工会議所T村氏も合流。生ビールが売切らしく、瓶ビールで乾杯。

 おでん盛合せ、串カツ盛合せ、ポテサラ、もつ煮込などを肴に私はホッピー黒を数杯。

 西口では数え切れぬほどこれまで呑んだが、西口のドンとご一緒できるとは光栄の極み。様々は話を聞かせて頂く。東口も凄いが、西口も凄い。これまでと違った夜になった。

 お開きとなり、歩いてすぐの定宿へ。荷物を解き、コンビニに向かう際、定宿から市役所へ向かう途中にラーメン店が新規オープンしていることを思い出した。

 鶏鬼と書いて<TRICKY>。鶏白湯系か。時間は22時だが、まだ電気がついている。入ってみると、感じの良いマスターが笑顔で迎えて下さった。

 券売機と対峙。左上の定番が「鶏ポタラーメン」。鶏ポタつけ麺、淡麗鶏そば、鶏二郎とあったが、ここは定番で。トッピングは普段ならチャーシューだが「鶏ワンタン」が気になった。3150円。ワンタンも大好物ゆえ、このコンビで決めた。

 店内のTVは戦後の金閣寺放火魔の特集ドキュメンタリー。始まったばかりらしく、夢中で観ていたらブツ降臨。レモンが添えられていた。味変アイテムという。

 スープはさらりなのに濃厚。まさに「鶏ポタ」の名に相応しい。麺は細めのストレート。スープに合う。ワンタンは豚とは違う鳥の旨味が溢れた。

 レモンをきゅっと絞る。全く異なる味になった。超絶にさっぱりスープに。これほどの味変は驚愕である。

 金閣寺放火魔の真相が近づいてきた。続きが気になる。券売機に向かい、予定していなかったハイボールのボタンを押した。

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ホッピー最高。

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ポテサラにソースを掛ける習慣は治らない。

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関西風の揚げたて。

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見事な当て字。

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学生を応援する店にハズレなし。

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レモンは最強クラスの味変アイテム。

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西口商店会の情報も常備。

posted by machi at 07:07| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月26日

第3443夜:生霊に憑りつかれた男【野田(千葉)】

 生霊。生きている人間の霊魂が体外に出て自由に動き回るといわれている超常現象である。

 ある秋の夜。野田の肉便器ことK出氏に春日部まで車で送ってもらう。多少マシになったっぽいが相変わらずの肉便器っぷり。私も最近、彼で用を足している気がしないでもない。

 車内で彼が語りだした。何故彼が肉便器に堕ちたのか。数ある理由の一つは、彼自身に直接責任があるわけでもないらしい。オンナの生霊に憑りつかれていたからだという。

 彼自身は霊感がないそうだが、何故か彼の周りには霊感体質がかなりの数おられるらしい。その中の強力な呪力を持った霊媒師が彼を霊視。霊媒師曰く「アンタこのままじゃ死ぬよ」。とんでもないぐらい危ない生霊であるらしい。

 彼に憑りついているのは「幽霊」でなく「生霊」。つまり、彼岸でなく此岸の、まだあの世に旅立っていない生ある者からの強烈極まりない恨み、怒りが生霊となって彼に憑りついた。

 彼はそのオンナの生霊に心当たりがあるらしく、霊媒師は彼がその特徴を伝えずとも姿形をズバリ当てたという。

 霊媒師は彼をお祓い。その瞬間、彼の肩あたりが凄まじく軽くなり、まさに「憑き物」が落ちた爽快感を堪能。生霊が祓われたためか、彼の肉便器っぷりも少し改善されたという。

 しかし、その生霊の怨念は超絶にパワフルらしく、2023年10月20日現在、再び彼を憑り殺そうとしているという。確かに、肉便器に戻りつつある雰囲気が感じられる。

 オンナの生霊が憑りつくとは、よほど深刻な女性トラブルがあったはず。ただし、彼の話ではオトコとオンナの色恋など1ミクロンもなく、ほぼ仕事上での逆恨みらしい。春日部までの50分、車内でひたすら大笑いさせて頂いた。

 ちなみに幽霊も悪霊も生霊も、肉便器曰く、私には憑かないらしい。相手を選ぶそうである。選ばれても迷惑だが、ガン無視されるのも幾分寂しいものがある。

 私は霊感など恐らく1oもない。もしくは気づいていないだけかもしれない。ただし、人間由来でなく店舗由来、空き店舗からは何らかの思念を感じられることが多々ある。

 ド一等地の好物件なのにお店が続かずすぐ入れ替わる店、何年も、何十年も放置され空気の入れ替えもされていない空き店舗には、何かが宿っている。人間ではない、空き店舗というモノが意思を持ち始めるのだ。

 翌日、野田で貸店舗ツアーが開催される。肉便器が引率し、ヨゴレの私がその活用方法や内装工事のポイントなどを解説。その際、参加者の前でいきなり魔よけのお札を貼りだしたらどうだろう。もしくは空き店舗に向かって九字の呪文と印を放てばどうだろう。

「臨!兵!闘!者!皆!陣!列!在!前!」。

 間違いなくドン引きし、誰一人出店しようと思わないことだけは霊感も予知能力もない私でも容易に想像できた。

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生霊に憑かれた肉便器。

posted by machi at 09:00| Comment(0) | 千葉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月25日

第3442夜:秘密の酒園【小倉(北九州)】

 <T&H>。小倉紺屋町のビル2階奥に佇む「ぷちれすとらん」である。コロナ前に旦過市場N村氏に連れて来て頂いたことがある。その際は2軒目。1軒目はどこで呑んでいたか1gも記憶ないが、2軒目のココへまた来たいと強く念じたことだけは記憶の隅にこびり付いていた。

 ある秋の夜。月1回の旦過経営戦略会議終了後の恒例懇親会。2023年度から毎回N村氏が店をご予約。今回は前述の<T&H>。念願が叶う。N村氏はご常連。マスターとも親しい。

 店内は8坪ほどで、カウンターが4席、4人掛けテーブルが2席。いつもほぼ満席という。マスターが独りで切盛りしている。

 最初は5人で乾杯。最終的に7人に。

 ビールで喉を開く。小瓶が運ばれてきた。ただの小瓶じゃない。銘柄がすべて異なっていた。ラガー、スーパードライ、一番搾り、黒ラベル、プレミアムモルツ…。銘柄を選ぶだけでも楽しい。私はラガーから始め、黒ラベルを3本。それからは白ワイン。3本が空に。

 第1弾はレバーペースト&クラッカー、南蛮漬(正式名称分からぬ)、海老&烏賊チリ。どれも冷菜だが、味がたっぷり染みている。レバーペースト、これだけで無限に呑めそうだ。

 巨大なサラダ降臨ん。生野菜に惹かれぬのでスルーしようとしたら、鰹のたたきがたっぷりと潜んでいた。鰹のたたきが掛け値なしに海鮮料理ではダントツに好き。笑みが漏れた。

 大皿に海鮮料理が数種類。鮪納豆、カルパッチョ(平目・鯛・鮑・海老)。わさび醤油しか縁のない私にはシャレすぎだが、世界が広がる。カルパッチョを初めて心の底から旨いと感じた。鮪納豆も地味に素晴らしい。鮑をほぼ独りじめ。白ワインが凄まじいペースで滅失。

 手羽先とイカニラ炒めが大皿で。メインではなく小休止らしい。瓶ビールが十数本、白ワイン3本空になり、麦焼酎ロックに切り替え。タンブラーにたっぷり。呑み放題なのか。

 何かの魚料理とバケットの組合せが1人1皿。初めて食べた食感と味。名称をマスターから何度も聞いたが覚えられぬ我がバカ頭に辟易しつつ、ソース1滴残さずバケットで掬う。

 最後の横綱が土俵入り。低温調理ローストビーフ。圧巻の量。霜降りが美しい。そのままでも最高だが、ポン酢で和えた生野菜で包んで食べる。世界が一変。弓取式はきのこ飯。

 気づけば23時半。4時間近く飲み食い。これだけの絶品コースと実質的貸切、吞み放題。お会計は驚くほど安い。絶対に再訪したい。満足感の洪水に溺れそうである。

 それから一週間後。魚町商店街関係者らとこの店を再訪。感動忘れられぬ私が激しくリクエスト。電話で空きを確認する。快諾を得た。4人で向かう。皆さまは初めて。私は常連風を吹かせ風を切って歩いていたが、途中場所が分からなくなりウロウロ。情けない限りである。

 この日も度肝抜かれた。一品目は「レバーペースト&クラッカー」。安定の味。二品目からいきなりフル回転。鮑をはじめとした海鮮系5種盛。ビジュアルの美しさだけでなく、どれも絶品。予約なしでこれが出てくるのだから恐れ入る。

 三品目はローストポーク。普通の焼豚とは違っていた。どう違うのか私のバカ舌では不可能だが、噛みしめるほどに味わいが深くなる。

 圧倒的な破壊力が「アラ(クエ)」。巨大な1匹まるままのカルパッチョである。ナイフとフォークで取り分けてもらう。白身が分厚い。火の通り具合も無双。凄すぎる。

 瓶ビールを数本飲んだ後は焼酎をロックで鯨飲。マスターがツマミにと「からすみ」。塩っ辛い乾物でなく、生の食感。嬉しすぎる不意打ちだ。

 ローストビーフが真打に。先週も味わったが、これほど旨いローストビーフを私は知らなぬ。夢心地で〆はきのこ飯。秋の魅力がたっぷり詰まっていた。

 大満足で夜の帳へ。M渡氏と南国ビル<凛響>初ダイブ。何となく八戸のA坂を連想させる。女将が1人で切り盛り。焼酎をロックでやり小鉢をつつき、ママや常連さんらと談笑。

 私の魚町ラストミッション。御縁を頂いて10年目。集大成の夜になった。

 さらにもう一軒。当然<ムーラン>である。店のカウンターに座った瞬間、記憶が飛んだ。

西日本屈指の超名店。

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南国ビルにも酒園が。

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posted by machi at 11:22| Comment(0) | 福岡県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月24日

第3441夜:君たちはどう創業するか【佐野(栃木)】

 佐野松桜高校。いろんな高校が合併し、情報制御科、商業科、家政科、介護福祉科からなる栃木県立高校である。松桜高校と佐野市役所が何かの協定を締結している。

 その一環として商業科2年生約80名を対象に、高校生の頃から創業を意識してもらい、成人後も生涯にかけて佐野に定住してもらう壮大なプロジェクトが2023年度からスタート。その一発目として、50分(1コマ)限定で創業に関連する講義を実施するという。

 春先に聞いた時「ふ〜ん、すごいですね」と適当な相槌を打っていた。自分に関係あると思わないから。ところが暑くなりだした頃、その噺をアヅマがやれという指令が市から飛来。

 職業上、創業・起業・開業したいオトナたちを対象にそのような噺をすることは年に幾度もある。オトナも幅広く、20代から60代まで。男女比率は女性が高め。

 しかし、高校生である。10代である。19歳でなく、17歳である。誰もいない海で二人の愛を確かめている年齢である。進学か、就職かで揺れ動く青春時代。そんな17歳の高校2年生に、就職でも進学でもない第3の選択肢「創業」をぶつける。

 目を剥いた。安受けあいしたものの、何を話せばよいのか全くイメージが湧かない。これまで私が作り上げてきたブツが使えそうにない。よって数十枚の完全新作を書き下ろした。ただ、この創業噺がウケる未来が想像できない。心を響かせる自信も皆無。

 もし高校生が卒業後すぐに創業するなら、よほどでない限り全力で辞めさせる。進学、就職、結婚、出産など様々な転機が長い人生で押し寄せてくる。その時に考えればよい。ただし、その時に備えた心構えを高校時代からインプットさせておくことも狙いのようだ。

 当日がきた。午前中は普通に佐野ミッション。その前夜は夜中2時まで12年前まで高校生だった栃木商工会議所の若手と鯨飲。我が四半世紀のシゴト人生でも極めて異質。とにかく、腹が減っては戦は何とやら。酒が残っており空腹感は激しくなかったが、気合を注入せねば。

 佐野市役所から激近の<Y華>へ。この前は数え切れぬほど通ったが、入るタイミングがなかった。「下野国らーめんの郷 佐野らーめん会」と白抜き赤ノボリが鮮やかで力強い。

 カウンター席捕獲成功。迷わず「ちゃーしゅーめん」。ここからが迷った。プラス100円で大盛か、プラス350円で半チャーハンか…。

 ここは佐野である。ラーメンが有名すぎるが、佐野の「ジャンボ」餃子も私にはラーメンに比する大名跡。何故か佐野のラーメン店はモツ煮込を置いている店が多いものの、ここは「手作りぎょうざ」400円で勝負である。

 ぼんやりスマホをいじっていると、ちゃーしゅーめん降臨。思わず口笛を吹きたくなるタタズマイ。清楚と淫靡が同居している。ビジュアルがいかにも「佐野」。大きくてかまぼこ型の焼豚、メンマ、透き通ったスープ、そして平打ち麺。隙なき完璧な様式美がそこにある。

 餃子は5ヶ。焼き色もセクシー。大きいが、巨大でもない。程よい大きさだ。最初の2ヶは醤油とラー油だけで、残り3ヶは酢を足して。餃子の付け合わせの豆もやしが妙に旨い。

 啜る。齧る。吸う。下野の大地に根を張り、創業という危険な香り漂う新世界をいざなう、というより陥れるために、まずは80名の高校生エネルギーと視線を受け止めねばならない。

 チャーシューメンと餃子という佐野が誇る2大スターを我が体内に取り入れた。準備万端。あとはスベっても動じない鋼のメンタルを体内に取り入れるだけ。その方法は高校生に創業噺をする以上によく分からないけれど。

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腹が減っては何とやら。

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佐野が誇る最強コンビ。

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2年商業組アヅパチ先生。

(付記)

後日、高校生からの感想文を頂いた。これほど真剣に聞いていてくれたのか。「初恋はいつですか?」「牛丼屋(Sき家)で好きなメニューは何ですか?ボクはチーズ牛丼です」などの質問も寄せられたけれど。

posted by machi at 09:49| Comment(0) | 栃木県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする