【39皿目:若松商店街】「若松わいわい大縁日(煙)」さつま赤鶏カレー
若松わいわい大縁日。4年ぶりに開催された商店街イベントに数店舗が屋台出店。どこも旨そうだが、スタッフでもあった私の夜メシはウェル本町に新規出店し、私も数回足を運んだ炭火炉端焼<煙>の「さつま赤鶏カレー」である。
キッチンカーで焼鳥とカレーを販売している。よくこの狭い車内で2人が調理できるものだと感心する。キッチンカーに無限の可能性を感じさせる。
値段は1000円。普通のカレーが800円。メニュー写真を見ると、ぶつ切りにカットされた鶏肉が4ヶ程入っているようだ。これが、200円の差が。屋台のカレーが1000円は高いのか安いのかよく分からない。海の家や野球場ならいくらなのか。
ブツを受け取る…。エッ?こんな多いの?ずっしりと重い。厚みも半端なし。赤鶏も4ヶどころじゃない。びっしり入っている。2人前はありそうだ。
本部席に戻り、食べ始める…。うぉぉ、旨い。鶏肉の歯ごたえと風味もさることながら、カレーそのものがとにかく旨い。この店でカレーを喰ったことがない。もし昼も営業していてカレーが定番化されているなら、間違いなく通ってしまう。
【40皿目:VIEERA小倉】「フジヤマ55」カレー二郎ラーメン(小ライス・生卵・麺大盛)
日替わり二郎。ジロリアンにとって見逃すことのできぬ異才を放つメニューが小倉駅構内VIEERA最強の人気店<フジヤマ55>にある。
ある遅い昼。昼メシにとVIEERAに向かうと、フジヤマの店頭に「日替わり二郎ラーメン」と書かれたPOPが視界に。ランチ限定メニュー(11:00〜15:00)で、小ライスと生卵が付き、麺大盛サービスとある。値段はすべて1,000円。細麺にも変更できるが、二郎はやはり太麺だ。
月から順に「味噌二郎」「旨辛二郎」「トマト二郎」「焼きチーズ二郎」…。あまり惹かれなかった。その4日前、札幌で「味噌二郎」も体験済。私が訪れたのは金曜。「カレー二郎」だった。
カレー二郎、凄まじい惹きである。この日が金曜で良かった。それほど空腹感もなかったのだが、気づけば券売機ボタンを押していた。麺大盛と発していた。ニンニクもマシマシに。
程なくしてブツ降臨…。ふと違和感があった。二郎の特徴の一つに、巨大で分厚い焼豚の存在がある。ところがこのカレー二郎には焼豚がなく、野菜のみ。背脂らしき物体が浮いている程度。
目の前には通常の「小倉二郎」のポスターが。大きな焼豚が2枚鎮座。値段は900円。
少し首を傾げつつ、胡椒をパラリし、まずはスープ…。カレー味と二郎が高度に抱擁。思った以上にあっさりでするする啜ることができる。野菜はあまり味がしないので、天地(麺と野菜)をひっくり返す。後は一気呵成。黒のポロシャツを着ていたのでハネを気にする必要もなし。
旨かった。しかし、焼豚無き二郎は切ない雨が降っていた。〔次夜後編〕