2024年01月31日

第3346夜:食品ロスの流儀【春日部(埼玉)】(前編)

 ララガーデン春日部。2023年度から春日部滞在時における新たな我が定宿となった<T横イン春日部駅西口>から直線距離なら100mにあるショッピングモールである。

 核テナントはおそらく<Yオコー>。西日本ではなじみ薄いが、関東では幅を利かせている食品スーパーである。1階の奥まった区画で展開している。

 ララはシネコン、無印、新刊書店、ドラッグ、マクド、ミスド、ユニQロ、100均、10分散髪などが揃っていて壮絶に便利。連泊中に暇を持て余している時はシネコンによくお世話に。

 春日部と御縁ができて2023年時点で5年目に突入。西口のYーカドーは利用したことは幾度かあるが、ララのヤOコーは未踏だった。

 梅雨が明け、体温より高い最高気温37度を記録した7月下旬。武里団地内の公民館でミッションを終え、市の公用車で定宿まで送って頂く。時間は16時頃。翌朝に東武線を90分弱乗り継いで佐野市へ向かわねばならぬが、この夜は予定なし。

 めったにない全集中一心不乱モードがさく裂。気づけば20時。4時間ぶっ通しPC猿打だった。メドもついた。晩酌タイムである。何かをやり上げた後のイッパイは旨さが倍加する。

 エアコンガンガンゆえ体は冷えている。シャワーを浴びて外に呑みに行きたいが、戻ると汗ダクだろう。東口まで歩く元気なく、周囲の呑み屋だらけだが馴染があまりない。

 ヤオKーの存在を思い出した。ネット検索したら22時まで営業。スーパーで総菜と酒を買い、シャワーを浴びてスッキリ部屋呑みしよう。

 一生に一度しか行かない土地なら、絶対に呑みに行く。しかし、春日部5年目。しかも、7月下旬から8月上旬にかけて4回も春日部入り。翌日は春日部市内の武里駅東口エリアで呑み会。スーパー晩酌を選択できる心の余裕がある。マクドの夜マックに惹かれつつYオコーへ。

 目を剥いた。夕方かと思うほど人がいる。その中で、客が圧倒的に押し寄せているゾーンが。そこでは店員さんが「半額シール」を貼り始めていた。時間は20時過ぎ。こんな時間帯にスーパーなど行かないからよく分からないが、見切り品タイム開始なのか。

 ホテル晩酌の私に生鮮食品ゾーンは関係なく、ハンターが競い合う総菜ゾーンへ。

 すでに半分以上の品々が20%〜30%オフ。それが半額シールが貼られた瞬間、映画『ゴースト』の漆黒の亡者のように手が伸びてくる。半額シールが貼られていない商品を手に店員さんに「貼って」と横柄に差し出し、「それはまだです」と軽く一蹴されている剛の者も。

 すでに多くの半額商品はハンターたちのカゴに。残骸を残すのみ。どうせなら、私もすべて半額総菜にしてみよう。あまり残っていないが、視界に入った半額商品を片っ端からカゴに。

 酒は…。半額の酒などない。金麦6缶を籠に入れた。金麦1缶あたり127円。缶ビールの半値ぐらいだろうから、まあ、半額商品と言えぬこともない。

 半額商品6点、金麦6本買って1600円ちょっと。居酒屋でジョッキ6杯、料理6品頼んだら、支払いはいくらになるだろうか。〔次夜後編〕

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武里スクラム商店街プロジェクト

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2024年01月30日

第3345夜:トコトコ歩いて一本屋【豊川(愛知)】

 <tokotoko>。「豊川市のセンター」「豊川市内で1番住みたい町」諏訪町で活躍する企業が築52年の建物を完全リノベーションしたコワーキングスペースである。

 プロの施工業者の「作品」であり、私の知るDIY要素の強い日本各地のリノベーションとは完全に一線を画している。リノベーションの定義が進化したのか。

 梅雨明けの酷暑の夕方。諏訪町の我が定宿で商業施設プリオのS原氏と合流し<tokotoko>へ向かった。我がすわポン商店会ミッション会場である。当然のごとく、初訪問。

 外観の美しさにも痺れたが、店内に入って度肝抜かれた。オシャレなカフェか、ここは。設備も完璧。2階はシアタールームで、1階の裏口に出ると、日本庭園風の庭。バーベキューができそうなスペースも。リノベするより壊して立て直した方が安かったんじゃなかろうか…。

 最高の研修設備が整った会場でミッション開始。私も設備をフル活用。研修などどこでやっても一緒と思っていたが、場が素晴らしいと全体的にすべてアガってくるものがある。

 終了後、トコトコ歩いてマイナーリーグの三冠王<一本屋>へ。9人で乾杯。

 汗で失った水分を取り戻すべく、生が吸い込まれていく。レアで喰える鮮度のタン塩をさっと炙り、レモン塩で。カルビ、ハラミ、各種ホルモン…。箸休めのキムチ盛合せまで隙なし。

 肉の良さ、店の雰囲気、共に肉を喰い酒を喰らうすわポン商店会の紳士淑女たち。そして、焼き手の腕。すわポン商店会前会長であり、一本屋オーナーのN目氏御自らがトングを振る。

 天下無双の焼肉奉行にすべてをゆだねれば、絶妙すぎる焼き加減の絶品肉と邂逅できる。焦がして旨い肉を台無しにする愚挙は侵さない。

 ハイボールを痛飲しながら談笑。話題は政治、スポーツ、祭り…。豊川の花火は「手筒花火」というらしい。ワークショップ的に巨大花火を自作し、それを抱えて点火するという…。

 抱える?壮絶におっかない。もし不器用な輩の失敗作を抱えてしまい、点火したら暴発。上半身が粉々に吹っ飛ぶのではないか。

 私にとって、花火は見るもの。もしくは指先でつまみ、手を伸ばして愛でるもの。担いだり抱えたりするものではない。

 〆の赤出汁はフタ付きである。フタを開けると、湯気が舞う。たっぷりのワカメと岩海苔が染みるように旨い。普段居酒屋でも焼肉屋でもあまり食べないおむすびを2ヶ頬張る。赤出汁、おにぎり、キムチ。これぞ三河の焼肉屋のシメに相応しい。

 大満腹、大満足で店を出る。キャサリン(中年男性)が徒歩5分ほどのホテルまで車で送ってくれると言ってくれたが、数人から「歩け」と指導が。確かに、こんなに食べて呑んで車に乗れば、私自身が暴発手筒花火と化してしまう。

 方向を同じくする紳士淑女たちとトコトコ歩く。使えそうな空き店舗をチェックしながら。

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会場。

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受賞。

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内観。

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研修。

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聖地。

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豪快。

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巨大。

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丁寧。

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終幕。

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探索。

posted by machi at 06:48| Comment(0) | 愛知県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月29日

第3344夜:とうおうゑ【下野(栃木)】

 燈桜会(とうおうえ)。下野市内に国分寺や国分尼寺が屹立していた天平時代(たぶん1200〜1300年前)、電気もない時代に国分寺周囲を照らしたと思しき蝋燭灯りの幽玄を今に伝える下野屈指の集客行事である。

 天平の丘では春の「桜まつり」、夏の「燈桜会」、秋の「芋煮会」が破壊力満点の3大企画という。燈桜会は天平の丘公園内の疑似古墳や古民家<夜明け前>周辺で約6000の蝋燭を設置。約90人のボランティアと市職員の粉骨で開催されている。

 梅雨が明け、日差しが殺人光線な7月下旬の土曜の夕方。小金井駅からタクシーで10分ほどで天平の丘へ。ずらりと蝋燭が並んでいる。30分後に点灯式が始まる。

 夕刻になり幾分涼しくなってきた。しかし、広大な会場を一通り歩き汗ダクダク、咽カラカラ。会場には芋スィーツのテントと豚バラや焼鳥のテキ屋風軽トラ。<10ピクニック>ではハイネケンやノンアルコールビール、ソフトドリンクが。ハイネケン450円は安い。

 呑みたくてたまらないが、一応シゴト中の私の関心を惹いたのが「かき氷」である。

 実はかき氷が好きでない。冷たすぎるし、飽きる。最後まで食べきったことがない。自分でかき氷を買ったこともない。小学生の頃、近所でかき氷を売っていたが、一口で充分だった。

 かき氷か…。私は10年ほど前まで甘いモノが全くダメだった。しかし数年前からむしろ好むようになってきた。今なら、美味しく頂けるかもしれない。何よりも、暑い。嬉しいことに、ハーフサイズがあった。200円。高いか安いか分からないが、何となく安い気がした。

 5種類のシロップから私が選んだのは、イチゴ。下野は干瓢の町だが、栃木県全体では、イチゴ。栃木県内のイベントでイチゴシロップのかき氷。風流である。

 古民家の縁側に腰掛け、数十年ぶりにかき氷と対峙。シャクシャクで、密たっぷりの山頂部分をパクッ…。キーンとしたシビレの後に押し寄せる爽やかな甘み。こんなに旨かったのか。

 冷房の効いた部屋でなく、屋外だがら旨さ倍増。この日は昼に埼玉県春日部市のイベントに顔を出した。倒れるような日差しだった。

 かき氷、最後まで食べきった。私の人生観、というかかき氷感が変わった。食わず嫌いだったか。大いなる満足感と達成感に浸りつつ、失った長大な時間に呆然としていると、点灯式。

 終了後、周囲の人々が一斉に散らばった。よく見ると、みなさん着火ライターを手にしている。ボランティアだったのか。

 どんどん灯りがつけられていく。時間は17時半ごろ。しかし、明るい。全然分からない。

 後から知ったが、コロナ前は1か月遅い8月下旬に開催。1か月繰り上がったことで、日照時間が長くなった。虚実分からぬが、日照時間を計算に入れていなかったらしい。

 主催の観光協会の事務局長様と久々にお会いして雑談して知ったが、1時間遅くすると子供が参加しにくくなるという。勘違いでなかった。計算積みだったのだ。

 私はこの日、神戸に戻らねばならなかった。19時に会場を出ればならない。点灯式の司会という大役を終えた市役所のF田女史が小金井駅まで車で送って下さることに。

 19時ならまだ逢魔が時。幽玄の燈灯が浮かび上がるのは30分後という。ゴルゴ刈な後ろ髪をひかれながら会場を出る際、市のS課長がお見送りに。お土産を下さった。ロゴ入りのLEDライト。冷たいお茶。そして、スタッフ用のおにぎり弁当。大感謝である。

 帰路は時間がないので、春日部へ向かう途中に北千住駅構内のチキンショップで唐揚とスモークチキンは買っていた。ただ、〆になるモノが欲しかった。おにぎり弁当、最高である。

 小金井駅から一駅隣の小山駅へ。新幹線に乗り換えるまで10分。我慢できず売店で缶ビールロング缶を捕獲。新幹線のホームで一気に3分の2ほど飲み干す。

 ふと気づけば、すっかり日が落ちていた。今、天平の丘に居れば、どれほどの幽玄を堪能できただろうか。轟音と共に、キラキラと窓明かりが眩しい新幹線が入線してきた。

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JRポスターも気合満点。

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まさに涼。

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誰も埋葬していないらしい古墳にもたっぷり。

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点灯式。

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三味線とギターのコラボ。

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日が沈んでくると灯りが。

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小山駅ホームにて独り0次会。

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東北新幹線車内にて。ライトが眩しい。

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東海道新幹線で独り1次会。

posted by machi at 08:06| Comment(0) | 栃木県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月28日

第3343夜:社会実験の流儀【春日部(埼玉)】

 社会実験。新たな未来への可能性と規制が同棲している雰囲気が感じられる、重々しい四文字熟語である。

 梅雨が明けて命の危険すら感じる炎暑の午後、東武鉄道武里駅西口エリアで社会実験が繰り広げられた。何の実験か。「リノベーションまちづくり」である。主催は春日部市の都市計画部局。私は商業屋だが、春日部に関しては都計部門とコラボする機会が多い。

 武里駅に降り立った瞬間、あまりの暑さと眩しさにクラクラしそうに。こんな時は塩分と水分の補給が欠かせない。人間が生き抜くために必要な2大要素をバランス良く吸収できる、人類の発明の中でベスト30には入る至高がある。それは、ラーメンである。

 駅の真ん前に「ヨコハマ風とんこつラーメン」と書かれたオレンジ色ファサードが。「横浜家系」でなく「ヨコハマ風」がポイント。入ってみる。大きなカウンターだけの店内だ。

 券売機と対峙。ネギチャーシューメンのボタンを押そうとしたら、売切だった。要するに、チャーシューとネギが売切。他のトッピングはあったが、ここは初ダイブ、シンプルに「醤油ラーメン」。半ライスも追加した。

 水を飲みながら店内を見渡す。店内は男性率100%。カレーセットがあった。280円。半ライスが180円だからコッチにすべきかと想いを馳せる。

 町中華や散髪屋のマンガ棚にはさいとう・たかを作品(ゴルゴや鬼平)、ミナミの帝王、そしてカイジが私の知る限り3大ラインナップ。恐らくこれまでこの店で何百、何千の客が手にしたであろうカイジ第1巻を読んでいると、ブツが眼前に。

 チャーシューは1枚だけだが、大きい。ネギもたっぷり。大きな海苔が3枚。見た目は横浜家系。卓上調味料もニンニクと豆板醤という横浜家系鉄板コンビが並んでいる。

 胡椒をパラリ。まずはスープ…。目を剥いた。横浜家系豚骨醤油と思いきや、思いっきりさっぱり、あっさり。

 店内は「ヨコハマ風」とあるが家系とはどこにも書かれていない。家系と思えば薄いが、醤油ラーメンとすれば濃厚。家系や二郎系で「薄め」を頼む私にはドンピシャリの浸透圧だ。

 夢中で啜る。チャーシューも食べ応えあり。海苔はライスを巻いて口へ。塩分と水分が着実に吸収されていく。脂分もだけど。

 大満足で店を出る。一本裏通りは通行止め。お店が呑みモノや食べモノを売っている。テーブルやいすも。車両通行止めにしている。これが、社会実験か。

 3か所でリノベーションイベントが行われていた。そのうち1か所は内装を解体するワークショップ。覗くと「アヅマさん!」と声を掛けられた。春日部駅東口の老舗煎餅店の若女将・C恵さんだった。ご主人と一緒に解体工事を手伝っていた。ご主人もいきいきしている。

 春日部駅前商店会と武里駅前商店会、正式な交流はあるかどうか存じ上げないが、春日部の店主が武里を手伝う光景に、武里リノベの成功を確信した。

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「家系」が一文字もないところもポイント。

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ニッポンの飲食店や床屋の正しい漫画棚。

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炎暑に無双。

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一本裏通りがメイン。

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屋上も会場。

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ワークショップ中。

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ワークショップというより内装工事。

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全力の皆さま。

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いつもありがとうございます。

posted by machi at 10:41| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年01月23日

第3342夜:旦過の味力【小倉(北九州)】

 「旦過の味力」。日本屈指の魅力・実力・美力・深力・満力に溢れている北九州どころか世界の台所・旦過市場。そんな魅力満点の「味」にフォーカスした巨大立て看板が梅雨明けの酷暑の正午前、北Q市役所河川整備室のヒーロー&ヒロインたちの粉骨で設置された。

 看板には旦過市場内のお店で買える、お店でしか買えない味力と魅力に満ちた映え写真を拡大掲示。敢えて店名を入れていないので、宝探し的楽しみまで味わうことができる。特に、涼を感じさせる品々に日本の夏を体感できる。

 設置場所は旦過市場アーケード通りから仮設市場「旦過青空市場」へ抜ける通路。旦過市場応援自動販売機も2台設置されている。

 名は体を表す通り、「あおぞら」、つまり屋根(アーケード)がない。全国的にはアーケードのない商店街が圧倒的多数であり、特に東日本ではアーケードそのものが難しい。しかし、生鮮食料品を扱う食料品店の集積である「市場」は、その性質上アーケードや今日建物内が多い。

マニアックな話で恐縮だが、ゆえに市場は「協同組合」が一般的でもある(意味不明でしょうが)。「振興組合」に関しては、またの機会に。

 様々な事情であおぞら市場にたとえ仮設(一時)としてもアーケード設置はできない。店頭ファサードで対応するしかないが、個店対応になる。

 そんな折、心暖かい企業様からパラソルテーブル5台もご協賛。味力看板と同時に市のサムライたちが総出で設置。パラソルベンチ、デザインといい機能といい、年間イベントに数十回関わっていた13年前の私の記憶から各段に進化している。

 パラソルベンチがあるだけで殺風景が緩和された。そして、パラソルの下。圧倒的に涼しい。これほど日陰は有意義なのか。困ったことに、パラソルから出ることができない。

 何となくだが、日本ミステリ史上に残る大傑作『テロリストのパラソル』(藤原伊織 講談社文庫)を思い出した。未読の方が羨ましい。無双の興奮が待っているのだから。

 時間は正午に。設置も終わり、解散。この日は神戸に戻るだけ。「旦過の味力」を自宅で体感すべく、数軒をハシゴして晩酌の肴を捕獲。しかし、翌日は神戸を出て昼に埼玉(春日部)、夕方に栃木(下野)へ行き、日付が変わるころ神戸に戻る。翌々日から再び日本を行脚。

 こんなスケジュールが2023年12月中旬までずっとなので、それほど買い込めない。

 <小倉かまぼこ>で得々パック。様々な種類の練り物が8、9ヶも入って550円。

 <ぽけっと>でラーメン屋の煮卵(1.5 ケ)が120円。

 <九州まぐろ>ではいつも本鮪の中落と鉄火巻だが、この日は「本鮪のぬかみそ炊き」。鯖と鰯のぬかみそだきは何度も満喫してきたが、鮪は初めて。常温で4カ月持つらしい。

 メインディッシュは<今井商店>。ポテサラ100g、コロッケ2ヶに舞茸の天ぷらで500円。恐らくもっと高いはず。しかしこの店、店主が毎回無料にしてくれる。嬉しいけど、逆に買物しづらくなる。頼むから払わせてと懇願して、ようやくお金を受け取って下さった。 

 パック詰めの間、今井商店の隣店<北九州名物かしわうどん>店頭に「かしわうどんサンド」が積まれていた。

 かしわうどんのサンドイッチ?私はこの店の系列のかしわうどんを愛してやまない。しかし、サンドイッチとは…。しかも、たった100円。試してみよう。

 暑すぎるので魚町アーケード街を通って小倉駅へ。途中、新しくオープンしたアジフライ専門店は長蛇の行列だ。

 新幹線に乗り込む。平日の昼かつPC猿打せねばならず、アルコールは御法度。

 途中、広島の手前ぐらいで小腹が空いてきた。「かしわうどんサンド」を喰うことに。店長は「レンジしてね」と念押ししていたが、冷えたままでも問題なかろう。

 ラップを外す。かしわうどんサンド、未知の体験。かぶりつく…。マヨネーズの旨味が押し寄せた。かしわの風味も。チキンマヨサンド的で壮絶に旨い。ほのかに和のテイストも。

 パンを開いてみた。ネギとカマボコとかしわ。思わず笑ってしまった。これで100円はお値打ちすぎる。店長の言う通り、今度はレンジで温めてみよう。サンドもいいが、本命のうどんも啜りたくなってしまった。

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夏真っ盛り。

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英雄たちの献身。

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味力の発信。

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 晩酌の仕入れ@

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晩酌の仕入れA

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帰路の新幹線にて。

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狩猟の果実。

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ミステリ史に燦然と輝く大傑作。

posted by machi at 11:16| Comment(0) | 福岡県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする