ララガーデン春日部。2023年度から春日部滞在時における新たな我が定宿となった<T横イン春日部駅西口>から直線距離なら100mにあるショッピングモールである。
核テナントはおそらく<Yオコー>。西日本ではなじみ薄いが、関東では幅を利かせている食品スーパーである。1階の奥まった区画で展開している。
ララはシネコン、無印、新刊書店、ドラッグ、マクド、ミスド、ユニQロ、100均、10分散髪などが揃っていて壮絶に便利。連泊中に暇を持て余している時はシネコンによくお世話に。
春日部と御縁ができて2023年時点で5年目に突入。西口のYーカドーは利用したことは幾度かあるが、ララのヤOコーは未踏だった。
梅雨が明け、体温より高い最高気温37度を記録した7月下旬。武里団地内の公民館でミッションを終え、市の公用車で定宿まで送って頂く。時間は16時頃。翌朝に東武線を90分弱乗り継いで佐野市へ向かわねばならぬが、この夜は予定なし。
めったにない全集中一心不乱モードがさく裂。気づけば20時。4時間ぶっ通しPC猿打だった。メドもついた。晩酌タイムである。何かをやり上げた後のイッパイは旨さが倍加する。
エアコンガンガンゆえ体は冷えている。シャワーを浴びて外に呑みに行きたいが、戻ると汗ダクだろう。東口まで歩く元気なく、周囲の呑み屋だらけだが馴染があまりない。
ヤオKーの存在を思い出した。ネット検索したら22時まで営業。スーパーで総菜と酒を買い、シャワーを浴びてスッキリ部屋呑みしよう。
一生に一度しか行かない土地なら、絶対に呑みに行く。しかし、春日部5年目。しかも、7月下旬から8月上旬にかけて4回も春日部入り。翌日は春日部市内の武里駅東口エリアで呑み会。スーパー晩酌を選択できる心の余裕がある。マクドの夜マックに惹かれつつYオコーへ。
目を剥いた。夕方かと思うほど人がいる。その中で、客が圧倒的に押し寄せているゾーンが。そこでは店員さんが「半額シール」を貼り始めていた。時間は20時過ぎ。こんな時間帯にスーパーなど行かないからよく分からないが、見切り品タイム開始なのか。
ホテル晩酌の私に生鮮食品ゾーンは関係なく、ハンターが競い合う総菜ゾーンへ。
すでに半分以上の品々が20%〜30%オフ。それが半額シールが貼られた瞬間、映画『ゴースト』の漆黒の亡者のように手が伸びてくる。半額シールが貼られていない商品を手に店員さんに「貼って」と横柄に差し出し、「それはまだです」と軽く一蹴されている剛の者も。
すでに多くの半額商品はハンターたちのカゴに。残骸を残すのみ。どうせなら、私もすべて半額総菜にしてみよう。あまり残っていないが、視界に入った半額商品を片っ端からカゴに。
酒は…。半額の酒などない。金麦6缶を籠に入れた。金麦1缶あたり127円。缶ビールの半値ぐらいだろうから、まあ、半額商品と言えぬこともない。
半額商品6点、金麦6本買って1600円ちょっと。居酒屋でジョッキ6杯、料理6品頼んだら、支払いはいくらになるだろうか。〔次夜後編〕
武里スクラム商店街プロジェクト