2023年09月05日

第3247夜:三十歩横丁で昼メシ【小倉(北九州)】(第2歩)

★<くろがね>

 何屋かよくわからなかったが、中華系居酒屋だった。餃子が押しっぽい。定食だけで10種類以上。数ある中華系の中から「豚肉ときくらげの玉子炒め定食」を選択。私、この料理を見かけたら頼まずにいられない。しかし、カツカレーと最後まで迷った。

 ぼんやり水を飲みながらフロア全体を見渡す。博多系ラーメン店が独り勝ちの様相。10分ほどしてブツ降臨。卵の黄金色が眩しい。

 味噌汁を飲み、炒めを口に運ぶ。すかさずライスで追いかける。無双のフォーメーションである。味もしっかりと濃く、ライスとの相性も素晴らしい。

 ライス滅失。炒め物は半分以上残っている。ライス、味噌汁のお代わりが無料という力強さ。若い女性定員さんにお代わりを所望。店員さんは笑顔で私の茶碗を受け取って厨房へ。水を飲んで一息ついていると、お待たせしました〜と店員さん。

 思わず目を剥いた。丼に、大盛。先ほどは普通の茶碗だった。目視でざっと2.5倍はありそう。手に持った重さからも間違いなさそうだ。驚愕している私に、店員さんが微妙浮かべながら更なる驚愕を投げかけた。

「あの〜、これで足りますでしょうか?」。思わず笑ってしまった。

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★<GOTCHA>

 入口近くの肉バル店。この店ではランチメニュー限定の「とろとろ煮込み牛すじカレー」、そして衝撃の絶品だった『ポークバターパスタセット』を味わってきた。前者は『第3090夜:北Qカレー百景2022(その1)』、後者は『第3119夜:スパゲティとライスとの相性』にて脂写しているので、今回は割愛。なかなかに魅力溢れる名店であります。

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★<魚衛門>

 一番奥の<魚衛門>は昼夜通じて初めて。名前からして、魚系居酒屋。ランチメニューチェック。海鮮丼に触手伸びず。鯖塩焼き、唐揚、チキン南蛮、牛すじ煮込…。

 気になるのは、すべてに刺身が付いていること。真に結構だが、その2種の刺身が私の刺身として大の苦手なサーモンとハマチ(たぶん)のビジュアル写真。苦手どころか、口に入れられない。

 刺身はアテコミかもしれない。日替わりかもしれない。今日はマグロやイカかもしれない。ここは、勝負である。メインは…出汁巻き卵。最安値かつ安定の味。揚げ物より早く出てきそうだ。

 砂糖を使わない甘くない出汁巻であることを祈念しながら、タッチパネルを操作する。

 5分ほどで定食降臨。刺身、看板に嘘偽りなき巷で人気なサーモンとハマチ。正直な商売である。切り身を見るだけで鳥肌が立つので、視界から外す。一気にシンプルというか、貧相に。

 ライス、ワカメ澄まし汁、出汁巻き卵(大根おろし)、ミニ冷奴、漬物。醤油は2種類(刺身・普通)。骨太、和国、清貧、昭和の風景が広がっている。〔次夜第3夜〕

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posted by machi at 08:45| Comment(0) | 福岡県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする