2023年03月12日

第3127夜:美魔女たちの宴【枝光・黒崎(北九州)】

 <阿彌>。八幡中央町で創業40年を迎えたらしい激シブなおでん居酒屋である。

 カウンターで10人も入れば満席だが、我らは軽く10人超えで貸切状態に。奥に小上がりがある。そこも活用すれば快適空間に変貌する。

 キンキン冷え冷え生ビールがノドを滑る。すかさずお代わり。

 目の前のおでん鍋から好きなタネを選ぶ楽しさ。私は厚揚、玉子、ごぼう天を第1弾に。熱々の出汁が染みたおでんに辛子を塗り付け、ハフハフ。すかさず生を流し込む至福。

 アジフライ、トンテキ、蛸ガーリック焼…。一品料理も超絶の旨さ。実はこの時、黒崎表参道新天街の老舗名店<博多屋>で遅い昼にカツ丼ダブルを腹に入れたためあまり食欲がなかった。それなのに箸が止まらない。

 <博多屋>でドライカレーとカツカレーの組合せを頼むと、カレーが売切れてしまったらしい。カレーの口だったので戦略を1秒ほど練り直し。そして「かつ丼」に。

 厨房のM山氏(新天街理事長)がニヤニヤしながら「普通でいいの?」。思わず「かつ、ダブルで」。M山氏はニヤリと笑みを返してきた。

 水を飲みながらぼんやりしていると、ブツ降臨。圧倒的迫力である。かつダブルなどメニューないが、私は数年前にリクエストして作ってもらった。それ以来だ。

 まずは吸物…。五臓六腑に染み渡る。後は揚げたて熱々のカツとひたすら向き合う。喰う。喰らう。喰う。喰らう。飲み込む。啜る。齧る。齧る。かきこむ…。怒涛の双熊喰い。外はキリリとした冷気の秋晴れなのに、汗がにじみ出てきた。

 話はその夜に戻る。奥の小上がりがいつの間にか喫煙者用煙草スペースに。私もそこで尻に値が張り、焼酎を水割りで、いつの間にかロックでガンガン。喫煙者たちと話し込む。

 お開きに。小倉組、枝光組、黒崎組、博多中州組(鹿沼のM越氏)に分かれてタクシーや車に分乗。普段なら枝光ミッション時は小倉で泊ることが多く、小倉組とタクシーに。この夜はお宿が黒崎ゆえ、黒崎組と便乗。 

 枝光の魔王、美魔女2人の3人で向かったのは<肴や>。カナママが切り盛りする居酒屋である。コロナ前、カナママはスナックの経営者だった。今は小料理居酒屋。ママとも懇意にさせてもらっている。魔王(石B社長)はママのアニキ分。ママは美魔女たちとも懇意である。

 ビールと焼酎を1軒目でたらふく呑んだので、2軒目の1杯目は北九州レモンサワーのドライでスタート。これ、最高に好き。2杯目からハイボールに切り替え。美魔女たちと談笑しつつ、ママも暖簾を閉めて呑み始める。

 私のカウンター席の超至近距離の正面がママのお猪口コレクション棚。しかし鏡張りなので私は自分の顔を至近で見ながら呑むという妙な感じに。

 1軒目はおでん。2軒目の一品目もママは敢えておでん系で勝負。牛すじ大根。牛すじ柔らかく、大根にたっぷり味が染み込んで絶品。ハツ刺しにテンション爆上がりに。

 魔王は一足先に帰路に。私の左にはHマちゃん、右にはKヌちゃん、正面にはママ。3人の美魔女の囲まれてご満悦。私を含めアラフィフゆえ、同世代気分で酒が進む。

 ママも完全に店を閉め、黒崎の大ママがやっているバー(スナック?)へ4人で行くことに。

 いい雰囲気である。初めてである。ラフロイグをやった後、「BIG PEAT」という酒を進められた。スコッチウィスキーらしいが「KITAKYUSHU EDITION」とラベルにある。若戸大橋や小倉祇園太鼓の写真も。

 北九州には門司港の地ビール、カナママの店で呑んだ北九州レモンサワーは知っていた。しかし、まさか北九州スコッチウィスキーが存在していたとは。

 美魔女たちとさらに談笑しながら、スコッチにドライフルーツを合わせる。至福に蕩けていたら、深夜2時に。

 ホテルまで歩いて3分。私の左隣のHちゃんはHタクシー勤務。すかさずタクシーを配車手配し、私をホテルまで。このキョリ、Hタクシーでなければ運転手さんの舌打ちを1000回効くハメになったはずである。

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激シブな名店。

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遅い昼飯は黒崎駅前<博多屋>で「だぶる」。

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寒い夜の至福。

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雰囲気最強。

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小上がりにて。

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自分の顔が至近距離で落ち着かぬ。

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こんな酒があったとは。

posted by machi at 10:13| Comment(0) | 福岡県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする