福岡県商店街振興組合連合会フォーラム。JR吉塚駅前で開催されたこのフォーラムに私はお招き頂いた。しかし自分自身で何を話しているのか途中分からなくなるほどまとまりのない、しまりのないグダグダ話に堕ちてしまう。慣れぬことはするものでなし。教訓を刻む。
関係者5人で打ち上げ。会場はフォーラムと同じビルの<U民>。最初、戸惑った。商店街や市場関連の懇親会でチェーン居酒屋はまずない。しかも私にとって、コロナ以降初の博多飲み…。
注文はタッチパネル。私が最年少だろうが、操作は苦手ゆえ先輩に変わって頂く。呑み放題の料理付コースらしい。しかも呑み放題は「プレミアム」らしい。
プレミアムモルツを駆けつけ2杯。グダグダ話といえノドが乾いた。私は毎度のことだが、人前での全集中ミッションの後はアドレナリンが零れっぱなしで食欲が直後湧かない。
大皿にサラダ、刺身、天麩羅、焼鳥などが並ぶ。いかにもオオバコ店である。生を2杯のみ、角ハイボールに切り替えた。
料理に手を付けず角ハイをお代わりしまくっていると、タッチパネルご担当者から「メーカーズマークのハイボールあるよ」と聞き捨てならぬ情報が。メーカーズマークはそこそこ割高なバーボン。ハイボールでなくバーボンソーダに切り替える。
ガラスジョッキでなく真鍮カップでメーカーズマークソーダ降臨。グッとテンションが上がってきた。すでに数杯呑んでいる。グラスに口を付けた…。濃い。ソーダは4分の1も入っていないのではないか。
何かのスィッチが入った。小皿に取り分けられていた料理に手を伸ばす…。おや、普通に旨い。グイグイ箸が動き始めた。
鍋が運ばれてきた。カセットコンロに点火。そして、大皿に野菜と牛肉が。
思わず目を剥いた。牛肉、巨大皿に広げられた人数分の5枚。なかなかの霜降りである。これは1枚1000円でもおかしくないレベル。そして、さらに大皿にもう少し細かくカットされた霜降り肉が積み重なるようにたっぷりと運ばれてきた。
出汁が張っているので、まずはしゃぶしゃぶし、そのまま口に…。口いっぱいに肉汁が溢れる。小分けされた霜降りもたっぷりなので、2枚目からはポン酢しょうゆ。キリリと引き締まる。
こんな破壊力のある鍋が控えていたとは。日本酒のラインナップもそこそこにレアな地酒だ。
〆の第1弾握り寿司降臨。勢いたっぷりに口に運ぶ。第2弾として鍋の〆もあったようだが記憶が定かでない。第3弾の〆にショートケーキ。はちきれんばかりの満足感である。
2時間コースで、私一人で10杯は飲んだはず。これで、一人5,000円。顎がハズれそうに。
恐るべきチェーン居酒屋の底力。ここまで気合を入れられたら、零細は太刀打ちできぬかもしれない。接客、味、雰囲気、新名物…。新たな高みへ歩まねばならぬ時代が来たようである。
フォーラム(対談)。
前菜。
メインディッシュ。この後の〆第1弾(画像取り忘れ)。
〆第2弾。
〆第3弾。