2023年02月06日

第3102夜:商店街を応援する団体を応援する商店街【小倉(北九州)】

 北九州まちづくり応援団。2007年に設立された第3セクターである。数年前までは小倉と黒崎に拠点があったが、黒崎が閉鎖され小倉に一本化されている。

 北九州まちづくり応援団は魚町エリア活性化を中心に2022年度から活動されている。しかし、諸事情あって大きな転換期を迎えていた。

 私は2011年度より北九州と本格的に御縁を頂戴するようになった際、北九州まちづくり応援団の「黒崎チーム」と懇意にしていた。小倉チームとは2022年夏まで全く御縁なかった。

 そんな折、魚町商店街振興組合理事長かつ福岡県商店街振興組合連合会トップであるK理事長の仲介で、2022年秋からまちづくり応援団(小倉チーム)の経営戦略立て直しに携わることに。

 最初戸惑った。まちづくり応援団が本来応援(支援)するはずの商店街側(魚町商店街)からの応援アプローチ。応援支援の関係性が逆転している。

 検討の詳細や過程、方針や目標は企業秘密ゆえここでは明かせぬ。しかし、終了後の呑み会が楽しみで本ミッションをお受けしたようなものである。

 K理事長とはこの数年、夏と冬に2回酒席をご一緒するのが恒例定番に。それが、毎月ご一緒できる。理事長の知識、知見、行動力、胆力、そして人情は他の追従を許さない。

 宮古のS香理事長、会津若松のD平理事長を加えて小倉魚町のK理事長は私がこれまでお会いした「化け物」クラスの商店街理事長である。

 何とか方向性が見えてきた全5回シリーズの2回目終了後、理事長たち4人で魚町サンロードの2階の焼鳥屋へ向かうが満席。商売は立地が基本だが、立地や視認性を上回る何かがあれば店はハネるものである。

 馬借方面へ。大好きな<和や>へ向かうが休み。すぐ近くの焼鳥居酒屋へ。かなりのオオバコなのでまず断られることなし。なかなかの賑わいだが、掘りごたつの4人席へ通された。

 1杯目だけは口頭で、以降は料理も飲み物もタッチパネル。パネル操作は応援団(会議所)の若手に任せ、生で乾杯。後はひたすら私はメガハイボール鯨飲。焼鳥、ポテトフライ、鰆炙刺、ミートスパゲティ、玉子焼きなどに舌鼓。話題は諸芸百般に。

 驚愕のメニュー発見。「牛レバー刺し」。目を疑った。それを思いっきり本日のオススメに、活字で躍らせている。

 十年以上前、牛レバー刺しは提供禁止に。日本中の牛レバ刺し愛好者を悲嘆させた天下の悪法。ちなみに鶏と馬のレバ刺しは規制対象外。いつの間にか、牛の規制が解除されたのか。

 胡麻油にたっぷり浸し、口へ…。至福。牛に優る生レバなし。たまに、焼肉屋で鮮度最高のレバーが出てきたら、焼かずに口に運んでしまう。完全に自己責任である。しかし、はっきりとメニュー化されているのなら。特にアングラの店でもなく、由緒正しい歴史ある人気店である。

 メニューをよ〜く見たら「生食感 低温調理」とあった。まさか加熱していたとは。超絶の技術に呆然。日本中の焼肉店、居酒屋にこの調理技法の取得を希望する。

 魚町エリアだけでも4つの商店街や魚町エリア応援組織がある。旦過市場にも新たに旦過総合管理運営鰍ェ設立され間もなく2年を迎えようとしている(このバカブログをアップ時)。

 市場や商店街を支援、応援するまちづくり会社。その会社の根本部分を応援・支援する商店街。絶妙の補完作用であり、独特なウィンウィンの関係である。

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夢の調理技術。歩みをやめない人類の進化の象徴。

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ポテトフライは我が血肉。この数年、とうもろこしの天ぷらにもハマり気味。

posted by machi at 06:26| Comment(0) | 福岡県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする