2022年11月05日

第3041夜:好敵手だった男【多治見(岐阜)】

 T本氏。私と同い年な金沢の街づくり大スターである。

 氏(金沢)は私(神戸新長田)と同時期に「まちづくり会社」に入社。年齢も経歴もやっていることもカブっているので、同時に同じ場にブッキングされることは我が現場時代なかった。

 私は十数年前にドロップアウトしたけれど、氏は金沢活性化のエンジンとして変わらぬご活躍ぶり。私が3セク時代はお会いすることなかったが、フリー後に2回ほどお会いした。オリンピックの開催頻度(4年に1回ぐらい)だ。

 ある夏の午後。多治見のライフライン・ヒラクビル1階<喫茶わに>で珈琲を呑み、定宿(ホテルトーノー)へ。

 チェックイン(15時)まで10分以上あったので外で煙草吸っていたら、まさかのサプライズゲストと遭遇。冒頭のT本氏だった。

 氏はたじみDMOのCOOという重責を担う風雲児・O口氏のガチ師匠。平日だったが休暇を取られて弟子の元に駆けつけたっぽい。

 この日も19時からヒラクビル1階でミッション。途中、休憩に外に出る。時間は20時。商店街は静まり返っている。その静寂の中に、女性の呻き声が。呻き声というより絶叫に近い。

 虐待…。耳をすませば、その中に歓喜が混じっている。音質もどこか機械的…。どこかの御仁が窓を開けっぱなしでエロビデオか何かをご鑑賞されているようである。

 市場商店街生まれ育ち、今市場も商店街を生業としているが商店街の路上でこのような音を聞いたことがない。新鮮な経験といえぬこともない。

 終了後、T本氏が多治見で愛してやまないという<だいき>。私も2度目だが、すでに大ファンである。奥の座敷を特別に開放して頂く。

 この店はホッピーがある。それも、白と黒。私は特に理由はないが「黒」と決めている。最初は生の「大」を決め、後はホッピーのセットを頼み、中と外のお代わりを繰り返す。

 卓上にはびっしりと「茶色」の楽園が広がる。味噌カツ、メンチカツ、春巻、鶏皮餃子、各種串焼(野菜なし)、ウィンナー…。
 
 黒胡椒たっぷりのポテサラが「野菜」として孤軍奮闘している。モロキュウらしき食べ物もあったようだが、私の視界には入らない。

 T本氏と隣同士でゆっくりと、しかしほとんどバカ話だったが話し込んだのは初めて。十数年前、氏は私のことなど全く知らなかったろうが、私はご尊名をよく耳にしていた。何となくだが、私は勝手に氏のことを一方的に昔は好敵手(ライバル)のように感じていた気がする。

 20代半ばでまちづくり業界に飛び込んだT本氏と私。お互いアラフィフになり、彼はますます高みへ、私は底辺を這いずり回っている。今や好敵手どころか氏は遥か彼方。しかも、氏と一緒に仕事をしたことがないのだが、何故か今は戦友のように私が勝手に氏にシンパシーを感じている。

 私が金沢に行った記憶は20年以上前。コミュニティバスの視察だった。街なかをゆっくり散策したことも無ければ、呑んだこともない。

 楽しい時間はあっという間。22時半過ぎにお開き。車に乗り込む。向かう先は<岐阜タンメン>。T本氏が降臨した多治見の夜は、まだ終わらない。

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掛け値なしに名店。

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何喰っても旨し。

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念願。氏は嫌そうだけど。

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たじみDMOの皆さまと。
posted by machi at 11:41| Comment(0) | 岐阜県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする