2022年09月12日

第3012夜:暑い街のラーメン食堂【佐野(栃木)】

 佐野市。北関東屈指の集客力を誇る栃木県有数の街である。佐野ラーメン、アウトレット、厄除け大社が有名。そして、掛け値なしに知らなかったが、クリケットの聖地でもあるそうな。

 そして、日本屈指の暑さを誇る。隣接する栃木市の方が「佐野は暑い」とおっしゃるほど。

 6月下旬にも関わらず日本中が猛暑に襲われた午後の最高気温を迎えた正午過ぎ。小山駅から両毛線で佐野駅へ初上陸。最高気温、40度だった。

 駅前や駅構内は高校生で溢れている。改札を出て街なかに面している南口へ。熱気で空気が揺らめいて見える。TV局が暑さを取材している。見ているだけで暑苦しい。ちなみに、この日の佐野は全国1,2を争う暑さだったらしい。

 昼メシはラーメン一択と決めていた。佐野と言えば、私にとってはラーメン。これまで何度も佐野ラーメンと称するラーメンを大宮や宇都宮、小山で啜ってきた。カップ麺も。しかし、本場では未経験だった。佐野は喜多方と同じくあっさりだけど奥深い常食醤油系の印象がある。

 佐野市内には軽く100軒を超えるラーメン店があるという。専門店以外も加えればさらに増えるそうだ。しかし、この日は暑すぎた。探索の心が瞬殺で折れた。

 駅前から唯一赤ノボリの白文字で「ラーメン」と力強く染めぬかれたシブい老舗が視界に。この店が私の視界上で一番近い。暑さで朦朧としながら引き戸を開けた。思わずウォッと呻きが口から洩れた。想像以上の狭さと昭和感。屋号は<松葉食堂>。

 入る前から、外れの予感はなかった。日本中で「松葉」という屋号の食堂、ラーメン屋、居酒屋は割と見かける気がするが、私の体験上、この屋号の店はハズレなし。

 ラーメン(550円)の他にはアジフライ定食やいかやき定食、カツ丼、鰻丼など。佐野初上陸の私にとっては不思議な世界観。隣のテーブルの高校生カップルは2人ともラーメンとかつ丼をダブル喰いしている。

 女将さんにラーメンのセットみたいなものはあるかお聞きしたら、半ライスかもつ煮はどうかと返ってきた。半ライスはともかく、もつ煮とラーメンの喰い合わせがイメージできぬ。佐野の餃子も大きくて旨いが、この店にはないようだ。

 日替親子丼がプッシュされていた。550円。安い。「日替親子丼」という斬新なネーミングに惹かれてラーメンと親子に。丼が日替わりなのか、親子丼のバリエーションが日替わりなのか。

 スポーツ新聞読んでいると、降臨。佐野ラーメンの定義を存じ上げないが、佐野で啜れば佐野ラーメンということで良いのだろうか。明らかに家系や二郎系、豚骨系ばビジュアルでない。

 チャーシュー2枚、ナルト、海苔、葱、メンマ。そして、丼の縁を彩るラーメン模様。これぞ昭和の王道醤油である。

 胡椒をパラリ。まずはスープ‥‥‥。毎日啜っても飽きない常食系。ご飯や食パンに匹敵する。ゆえに、もつ煮との食べ合わせもアリなのかもしれぬ。

 麺はツルツルとコシもある。焼豚は噛みしめるほど旨味が増す。メンマたっぷりも嬉しい。

 あっという間に麺を啜り終えた。スープはまだたっぷりと残っている。いや、あえて残した。左側に陣取る親子丼のスープ替わりにするために。

 親子丼、ぎっちぎちにライスが詰まっている。具もたっぷりで、玉子はハードボイルド。どのあたりが「日替」なのかよくわからないが、550円はもはや正義。漬物との相性も素晴らしい。

 ラーメンと丼(ミニではなく普通サイズ)は久々の組合せだったが、軽く完食。次回はかつ丼でもイケそうだ。

 大満足で炎暑の屋外へ。目を開けられないほどの日差し。暑すぎて歩けないので、市役所の方にたっぷり3時間近く佐野市内を車でご案内頂く。

 沿道はラーメン屋だらけ。土日はどの店も大行列らしい。いもフライも佐野名物という。そして、佐野ではラーメンと一緒にもつ煮を喰う文化があるそうな。

 昼間の女将さんのオススメは佐野の定番だった。衝撃。今度試してみるべ。

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佐野駅前。

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激シブ。ラーメンのノボリが眩しい。

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昭和館満載。

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オススメ?

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シュールな世界観。

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ラーメンと日替わり親子丼。
posted by machi at 08:56| Comment(0) | 栃木県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする