2022年09月05日

第3007夜:セン刺LOVER【小倉(北九州)】

 センマイ刺。ホルモン充実系焼肉店で対峙できる肉刺である。十年ほど前からレバ刺が提供禁止という天下の悪法がはびこりだした後も、センマイ刺、肉刺(赤身・霜降)、ハツ刺などは生き残っている。何故か馬はレバーでも禁止されていない。最後の砦でもある。

 センマイはあっさりとして歯ごたえを楽しむものである。見た目が少々パンチあるのでダメな人は絶対にダメ。一方、好きで好きでたまらないというフェチはあまり見かけない。

 私は「嫌いではないが大好きでもなく、あれば食べるけど自分では注文しない」程度。愛好者とも呼べない。刺身よりも「焼き」を強いて言えば好んでいた。

 数年前、神戸市内の精肉店主が一番旨いという、プロ中のプロが絶賛する焼肉店へ足を運んだことがある。その時に味わったセンマイ刺、灰色部分がなく真っ白だった。鮮度最高。獣肉というよりも魚貝に近かった。衝撃に脳内火花が飛んだ。

 奇跡のセンマイ刺はともかく、普通一般のセンマイ刺もその頃から愛が深くなった。あれば注文するように。特に北九州小倉駅前のA級小倉近くの24時間焼肉居酒屋<白頭山>に行けば必須に。独特のコリアンな甘辛く赤いタレで頂く。ハイボールよりもチューハイが合うかもしれぬ。

 このようなセン刺愛をFBに綴ったら、同行の氏が現れた。北九州の台所・旦過市場のN尾氏である。氏とは会議終わりの呑み仲間でもある。

 強烈に蒸し暑い梅雨の中休み。夕方からほぼぶっ通しで旦過市場ミッション。汗ダラダラ、咽カラカラである。終了後、同じ会議だったN尾氏たちとA級小倉じゃない方の<白頭山>へ。時間は19時半。センマイ刺で生ビールが待ち遠しい。

 ところが、準備中の札が。19時半で準備中?訳分からず店内へ。何故かこの日は21時かららしい。90分も待っていられない。すごすごと元来た道へ。いつの間にか人数が7人に。

 セン刺ラバーズなN尾氏はすかさず電話でどこかの店を予約。向かった先は馬借の<MEAT21>。韓国系の焼肉居酒屋である。店の横の路地は昭和の馬借の風情がそのまま残っている。私も下町生まれ育ちなので心の琴線が震える。

 キンキンに冷えた生ビールが水のごとく吸い込まれていく。瞬殺でお代わり。

 卓上コンロに炭が。加熱される。網が敷かれる。デジカルビという豚焼肉。かなり大きく、はさみで切り分ける。数種類のタレを駆使しつつ、大蒜、サニーレタス、キムチも活用。そのままタレに付けても旨し。レタスで巻くとさらに旨し。

 生2杯の後はハイボール。間に韓国焼酎チャミスルを挟む。いくらでも呑める。食べられる。肉を追加して焼く。山賊の宴会モード。食べて呑んで話して笑い、気づけば22時を回っている。

 この日は1軒でお開き。セン刺の名店をさらに見つけることができた。センマイ刺、年を取るごとに好きになっていく。

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瞬殺。

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偏愛。

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迫力。
posted by machi at 11:55| Comment(0) | 福岡県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする