2022年09月27日

第3023夜:好感度の上げ方【駅弁】

 『カンナムの彩り膳』。東京駅改札内で捕獲した韓国テイスト溢れる駅弁である。カンヌムの意味は分からない。特に調べようとも思わない。

 東京駅から18時前に新幹線に乗り込む。ネット予約で何とか普通車指定席2人掛け窓側を確保。発車13分前の時点で隣がいないことが確認。ゆえに、気兼ねなく新幹線晩酌を決行できる。

 持ち時間、13分間。まずは新幹線改札付近のコンビニで発泡酒、缶チューハイ、ハイボールのロング缶を捕獲。

 車内一人2次会(名古屋を超えたあたりから)用には残量わずかだがバーボンのフルボトルとミックスナッツがスーツケースに。後は、車内1次会(新横浜から名古屋)のメインディッシュ、駅弁である。東京駅で駅弁を捕獲する際、2択である。K陽軒シウマイ弁当か、それ以外か。

 この日は「それ以外」モード。あまりじっくり選ぶ時間ないが、コンビニの近くに駅弁売場ではない専門店が集まった弁当や総菜を売っているエリアがある。そこがリニューアルされていた。以前はよくT田農場を利用していた。

 時間がない。なるべくおかずの多そうな店とブツを選ぶ…。発見。コリアン系のお店<Kムナム>。1番人気とある「カンナムの彩り膳」を手にレジへ。

 新幹線に乗り込む。終点は博多。この夜は新神戸で下りて巣にいったん戻る。翌日は小倉。そのまま小倉まで行ってしまう方が楽なのだが、ズボンは昨日大きく破れたまま。今回は4泊5日で、翌日から7泊8日。やはり、素戻りせねばならない。

 新幹線は品川、新横浜を通過。そこからは名古屋までは1時間以上の極楽タイム。新横浜を超えてから晩酌するのが望ましい。しかし、キンキン冷え冷えがぬるくなるのは我慢できない。

 1本目の発泡酒を品川どころか有楽町を超えたあたりでカシュ。たっぷり汗(冷や汗も)をかいた4泊5日のご褒美。品川到着までに500mlが空になる。

 新横浜を通過。「カンナムの彩り膳」のフタを外す。美しい韓国曼荼羅が描かれている。

 韓国風の巻きずしが2種類6ヶ、プルコギ、チヂミ、コチュジャン風の唐揚げ。これは最強クラスのツマミ駅弁である。そして、駅改札内で売られる弁当や総菜は匂いテロを起こさない。

 まずはプルコギから。しっかりと味が着いている。肉の旨味が染み込む。チヂミはカバンに常備している超ミニボトル醤油を少し垂らして。ツマミ感が増す。韓国風巻きずしは具沢山で酒のツマミにしっかりと役割を果たす。

 大満足で口に運び、呑む。名古屋到着前にカンヌムの彩りとロング缶3本が滅失した。

 名古屋を超えた。2次会である。カバンからナッツとバーボンを取り出す。これまでバーボンをラッパでグビグビしてきたが、ワイルドを通り越して香ばしい雰囲気に。

 ゆえにお猪口サイズのステンレスカップに注ぐ。しかし、テーブルにバーボンのフルボトルが乗っていると存在感を放ちすぎている。

 ただでさえゼロに近い私の好感度が完全滅失。ズボンは内ももが破れ、安全ピンでとめている。足は裸足にスリッパ。ゴルゴ刈のデブ。

 私は、ヒラメいた。バーボンをテーブルから遠ざけ、代わりにペットボトルの呑みかけジュースを置いてみた…。

 そこには、爽やかで普通の光景が広がっていた。これまで1oも無かった私の好感度も爆上がり(のはず)である。

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名古屋までの1次会。

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名古屋からの2次会。

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ボトルの代わりに、ジュースのペットボトル。爽やか。
posted by machi at 07:30| Comment(0) | 駅弁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月26日

第3022夜:国家の緊急非常事態【下野・上三川・鹿沼・宇都宮(栃木)】(後編)

 その当日、私は平和ボケした日本に喝を入れるべく、新幹線車内でKFC(Kンタッキーフライドチキン)テロを決行。しかし、手がベットベトになり、スマホも読みかけの本も悲惨な状態に。自爆テロ状態だった。

 鳥肌がたった。戦後史に残る大事件。元総理の恢復を祈念しつつ、麺友オススメの県庁に近い超人気ラーメン店へ。行列必死という。あまり待たずに入れたが、満席ゆえ2階座敷に。店内の客も、元総理の銃撃事件の話題で持ちきりだった。

 この人気店はつけ麺が有名らしいが、私は真夏でも熱いラーメンが好き。イチオシっぽかった「3年熟成!味噌らーめん」にチャーシュー2枚をさらに追加。

 麺友と談笑というより、元首相襲撃を話題にしてると、ブツ降臨。圧倒的に旨そうなビジュアルである。卵の黄身も眩しく、チャーシューも分厚い。

 まずはスープ…。奥深い。さすが3年熟成である。私は鹿沼のラーメン名店<山いち>さんの三年熟成味噌のファンでもある。その味噌の作り手であるK渕氏とは昨晩Ju-Soのカウンターで一緒だった。氏は私の内ももの安全ピンに気づいて「パンクですね」。

 麺は太目でスープとのカラミも抜群。これはクセになる。接客も素晴らしい。行列も理解できる。さすがS木氏、麺でも仕事でもハズさない男である。店頭に、創業16周年を祝う花が飾られていた。完全に根付き、人気店としてすでに老舗の部類に入っているのかもしれない。

 氏と車でゆいの杜へ向かう。途中、襲撃の続報が気になるが、野党か与党かよく分からないミニ政党の党首の政見放送が流れる。

 恐らく録音したものを流しているのだろう。しかし、聴きたいのはこれではない。元首相狙撃の続報である。たまたま政見放送が流れるタイミングだったのだろうけど、この党首が空気の読めない困ったちゃんに思えて、ある意味で気の毒だった。

 県産振センター開催された、令和4年12月末までに創業を目指す皆さま対象の補助金事務説明会。私もやぶれたズボンのまま、2分ほど挨拶。

 説明会終了後、シーズンTでお世話になった小山のCエ女史や、小山の創業サロンや創業塾に来て下さった壬生で起業する栃木市内のC葉女史とその共同経営者も説明会にご出席。

 2組に地域課題解決型創業支援補助金の採択を祝福。3時間半前に啜った超人気ラーメン店のように、創業して16年たっても愛され続ける人気店に育ってほしい。

 S木氏に宇都宮駅まで送ってもらう。ちょうど10分後に新幹線が。混み混みだが、何とか席を確保。東京に着くまでPC猿打していると、元総理が亡くなられた訃報がネットニュースに飛び込んできた。大ショック。戦後史に残る緊急非常事態。

 こんな日になるとは、数時間まで想像もしなかった。ご冥福をお祈り申し上げます。

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三年熟成味噌。
posted by machi at 08:24| Comment(0) | 栃木県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月25日

第3021夜:国家の緊急非常事態【下野・上三川・鹿沼・宇都宮(栃木)】(前編)

 下野・上三川地域。令和4年度よりシーズンUがスタートした「とちぎまるごと創業プロデュース事業」。佐野市、栃木市は単独だが、下野市と上三川町が共同申請となった。

 6月下旬から佐野市、栃木市ではそれぞれオンラインMTGや現地視察をこなしていた。そして、下野&上三川連合隊は7月上旬、現地(上三川商工会館)で初顔合わせとなった。

 初顔合わせ時間より約2時間前。栃木県S振センターN村リーダーと小金井駅前で合流。たっぷりと下野市&上三川町を車で視察案内頂く。上三川町はN産自動車の巨大工場が。下野市内はJRの駅として小金井駅・自治医大駅・石橋駅が。

 特に自治医大前エリア、ニュータウン的雰囲気でなかなかの活気。医者ばかり棲む超ウルトラ高級住宅街もあるそうな。県内屈指の集客を誇る「道の駅しもつけ」も平日午後なのに大活況。石橋駅舎も味わい深い造りだった。

 15時半から十数名で合同キックオフミーティング。私は内ももに安全ピンを止めたズボンで挑み、恐らくドン引きされた方もおられるだろう初ミッション終了後、県庁S木氏に宇都宮まで送って頂く。久々の日光線に乗り換えて鹿沼へ。幸運なことに、鹿沼泊まりの電車。得した気分に浸る。

 鹿沼駅からタクシーで弊社関東支店(串カツJu-So)へ。M越氏、U野氏、K倉氏、K淵氏、K林氏ら馴染のメンバーと楽しく痛飲。M子店長とA嬢の絶品串カツや逸品料理を堪能しつつ。

 4カ月ぶりに鹿沼に置いてる我が西郷バカボトルと再開。夏仕様に。新メニューも続々誕生。常連さんも定着し、木金土の3日限定営業だが順調のようである。目尻が下がる。

 気心の知れたメンバーで2軒目に行こうと<六本木>に連絡するもすでに早じまい。6人で20分ほど歩いて新鹿沼駅前のカラオケボックスへ。ジンソーダやポテトフライを満喫しながら。

 カラオケボックスなどいつ以来か。楽しい時間はあっという間。鹿沼の皆さま、いつもありがとうございます。我が栃木県シーズンUも、鹿沼や小山や日光のように気軽に酒席をご一緒できる雰囲気が生まれることを心より祈念。

 泊りは串カツJu-So。2階に上がるパワーなく、1階カウンターで爆睡。

 翌朝。1階のコンセント付きカウンターで朝6時からインスタント珈琲飲みつつPC猿打。

 10時半ごろジューソーを発ち、ブラブラ歩いて鹿沼駅。11時過ぎの日光線で宇都宮へ。

 12時前に駅前ロータリーで県庁在職の若き麺友・S木氏と合流。氏が運転する車に乗り込むや否や、衝撃のラジオニュースが飛び込んできた。A倍元総理が何者かに奈良の大和西大寺駅前で演説中に何者かに銃撃され、心肺停止状態で病院に搬送されたという。

 平和ボケした日本にそのようなことが起こるのか。確か参議院選挙の公示が始まってすぐの頃、小倉駅前で元総理が演説されていた。街宣車の上で。〔次夜後編〕

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破れたズボンでご挨拶。

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久々のJu-So。

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タコさんがキュート。

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絶品の鹿沼シウマイ。

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我がバカボトルも夏仕様に。

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新鹿沼駅前のカラオケボックスへ。

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アイス食べ放題。

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たっぷりのポテトフライ。

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翌朝、1階カウンターにて。

(付記)
串カツJu-SoのM子店長から連絡が。我が西郷バカボトル、現在ハロウィン仕様とのこと。嬉しい限りであります💛

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posted by machi at 09:31| Comment(0) | 栃木県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年09月20日

第3020夜:アヅマの緊急非常事態【栃木・下野(栃木)】

 緊急非常事態。昨今の国家レベルの非常事態がもたらす悪影響は遠い日本の生活全般にも暗い影を落としている。

 個人にとっても緊急非常事態に襲われることがある。私にとっては急な便意、新幹線車内等でのパソコンやスマホ、家の鍵、財布等紛失。そして、訪問先にて事前に受けていた依頼業務と全く異なるミッションであった場合などが挙げられる。

 かなり酷暑だった7月上旬の朝。栃木市内「蔵の街」を市役所や会議所の方々にたっぷりご案内な最中、少ししゃがんだ。その際、ズボンの内ももが股の付け根から膝付近まで大きく引き裂かれた。内ももとはいえ、地肌丸見えである。

 出張族の私だが、替えのズボンはよほどのことがない限り持参しない。荷物を少しでも減らしたいので、コインランドリーを積極的に利用する。ゆえに、作業ズボンがチノパンしか履かない。上下スーツなど数年着用していない。上着はジャケットである。

 たまにコインランドリーが常備されていないビジネスホテルもあるが、その際は洗濯せざるおえないタイミングを十分に計る。常備されていないホテルは避ける。例えば7泊8日で移動を繰り返す場合、コインランドリーの有無を勘案し綿密なホテル予約計画を立てる。

 メタボどころでない我が出っ腹は、くしゃみの際などでボタンがはじけ飛ぶ時がある。裁縫など全くできぬ、その時はベルトをしっかり締めてごまかすことはできる。ゆえに、必要ないのにベルトは常に装着している。しかし、内ももビリビリは想定したこともなかった。

 ズボンはどこでも売っているものでない。しかも私は特殊体型。腹が思いっきり出ているのに足は思いっきり短いので、ポーチが作れるほど裾を裁断せねばならない。

 視察を終え、ホテルに預けていたスーツケースを受け取る際、フロントでホッチキスで借りる。バチバチ止めたが、焼け石に油。針が外れて内ももにチクチク刺さり、血が出てきた。

 栃木市役所の公用車で下野市にある小金井駅まで送って頂く。次の待合せ時間まで40分。昼飯よりも、まずはコンビニで応急処置できるアイテムを探さねばならない。

 しかし、駅前にコンビニが全く見当たらない。遥か彼方にファミレス風の看板があるだけ。途方に暮れつつぼんやりと5分ほど歩いたら、<Dイソー>が視界に。思わずガッツポーズ。

 裁縫セット売っていたが、私は裁縫など全くできない。安全ピンを購入し、避けた部分を仮止め。格好悪すぎるが、ホッチキスより5億倍マシ。少しだけ落ち着いたら、腹が、減った。

 店内でパンが売ってたので一番カロリーの高そうで腹持ちの良さそうなアンパンを齧る。空腹だけでなく、安堵感も最高のスパイスになることを知った。

 後は、これから初めてお会いする方々が内ももの安全ピンに気づかないことを祈るのみである。

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希望のオアシス。

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緊急応急処置。

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空腹を癒す。
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2022年09月19日

第3019夜:両毛線10分間の使い分け【栃木・小山(栃木)】

 両毛線。栃木県小山市と小山駅と群馬県高崎市の高崎駅を繋ぐローカル線である。昼はほとんどの乗客が学生。朝夕以外は1時間に1本程度である。

 7月上旬の暑い水曜日。両毛線約25分乗換で13時過ぎに栃木駅着。電車では初上陸である。

 市役所の御両人に公用車で大平町&都賀町エリアをたっぷりご案内頂く。1市と5町が合併した栃木市はかなり広大。1日で回り切れず。

 街なかに戻り、嘉右衛門通りをたっぷり徒歩視察。風情たっぷり。古民家風を改装した感度の高そうなお店が軒を連ねる。

 久々によく歩いて汗ダク。夕方、栃木駅横のほぼ新築ホテルチェック<シャンブル>へ。チェックインも完全無人化。部屋に入り、まずは荷を解く。

 この夜は初栃木だが孤独晩酌。市の方に駅前に居酒屋があるか尋ねたら、2軒あるとおっしゃる。その2軒、U民とS年の宴だった。

 チェーン居酒屋の個室で独りで呑んでたらホテル部屋でコンビニ晩酌と変わらない。そんな孤独に耐えられないので、駅から電車で10分の小山へ。

 S氏&H場氏にラブコール。両アニキ、降臨。愛してやまない創業50年以上の超絶名店<東>で旨すぎる料理を肴に鯨飲。汗かいたのでチンチンに冷えた瓶ビール旨すぎ。

 鰹刺身や鯖と胡瓜の海苔巻き、アジフライ、漬物…。ハイボールを濃い目にド鯨飲。S氏がボトルから直接注いで作って下さる。

 大将、女将、両アニキと楽しく談笑していたら22時に。両毛線は15分後。これを逃すと1時間後の終電のみ。

 22時半ごろホテル戻り。駅構内のコンビニはすでに閉店。周りを見渡せば、711発見。

 711はご当地系総菜豊富。探すと、ありました。栃木市が本社の「岩下の新生姜いなり寿司」をハイボールで。

 まだまだ腹に入るので、〆に蒙古タンメン中本北極カップ麺。コンビニで買ったグルメマンガ(めんつゆひとり飯)を読みながら。これ、抜群に面白かった。

 翌朝。9時に栃木市役所の男女と商工会議所のベテランも合流。途中、市役所で打合せを挟んだが、たっぷり3時間近くで「蔵の街」エリアをた〜っぷり徒歩視察。

 市役所は東武百貨店の中にあり、1階が百貨店、2階以上が市役所。エスカレーターで本庁舎を移動したのは初めてだ。

 会議所N中氏、蔵の街の生き字引であり、知らぬことなしパワフルなお方。心強い限りである。いろいろと勉強させて頂いた。目からうろこが落ちまくった。

 途中、少ししゃがんだ際にズボンの内ももが30pほど引き裂かれた。地肌丸見え。替えのズボンなし。蔵の街で私は超絶非常事態に襲われた。両毛線で移動するまでに、対処できるか。

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大平町エリア。

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都賀町エリア。

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嘉右衛門通り

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小山の名店へ。

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久々に両アニキたちと。

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小山から両毛線で10分。栃木駅へ。

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コンビニで栃木名物。

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〆は北極。

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ミツワ通り。

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蔵の街大通り。この後、悲劇が。
posted by machi at 11:20| Comment(0) | 栃木県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする