2022年4月、東口に<S−パーホテル>がオープンした。様々な地元飲食店とのコラボプランが大充実のようである。秋には東口に私が年間で最も利用する<T横イン>が屹立する。ポイントを使っても私はすでに軽く300ポイントを超えている。(10ポイントで1泊無料)。
S−パーホテルがオープンして約1か月後の夜遅く。春日部市に隣接する野田市で鯨飲していた私は、春日部に向かった。お宿が3年間通い続けた春日部だからである。
探せばあるのかもしれぬが、野田市内の徒歩圏内にホテルを探しきれなかった。それならば、お世話になった春日部市内でわずかでも消費行動に励むのが「義」である。
敢えて3年間泊まり続けた西口<ホテルKスカベ>を予約。ホテル建設ラッシュで厳しくなるかもしれぬ。2022年度オープンする全国規模の大資本ではなく、あえて春日部一択なホテルを利用することで微小ながら応援したい。日本人のDNAは判官びいきとして刷り込まれている。
フロントで鍵を受け取る。たった2ヶ月ぶりなのに、すごく懐かしく感じる。使い慣れた勝手知ったる部屋で荷を解く。靴下を脱ぐと、靴擦れが。久々に革靴を履いたからだろう。革靴履いて靴擦れするのだから社会人として終わっている。
超濃い目ハイボールを鯨飲し、かなり酔っていた。空腹でもなかったがフラフラと24時間チェーン居酒屋(鳥良商店)へ久々に。毎回カウンターの同じ場所に座っている。ポテサラを肴にホッピー。〆の「とりそば」は外せない。
完全な満腹である。最近、自宅で全巻オトナ買い(古本屋さんですが)した『Kン肉マン』を読み続けていたので、無性に牛丼(Y野家)への渇望が湧いてきた。酔いと春日部に居るという高揚感で食欲のスィッチが完全に壊れていた。
我が定宿近くには<M屋>と<Nか卯>。<Y野家>はない。キN肉マンと言えば吉N家の牛丼だが、アヅ贅肉マンは<松Y>の牛めしをテイクアウト。並サイズにしたが、何故か指はさらに牛皿大盛のボタンも押してしまう。
部屋に戻る。熱々の牛めしに、牛皿大盛をドドド。七味と紅生姜を添え、一心不乱に啜り込む。
ホテル〜に〜♪牛めし届き〜♪
キン肉Mンの替え歌が脳内でリフレインした。
翌日は会津若松へ向かう。春日部からでは早く着きすぎてホテルに入れない。ゆえに定宿から徒歩5分のシネコンへ。
観たい映画いろいろあれど、上映終了時間と乗らねばならぬ電車を勘案し、唯一観れる映画が『バブル』というアニメ。予備知識、ガチでゼロ。
シアター内はオッサン二人(私とどこかの御仁)。私はこの数年、映画館では前から2列目のど真ん中がお気に入り。視界が画面だけになるから。字幕は慣れるまで疲れるけど。
会員料金1400円で鑑賞。結果、観て良かった。ポスターからは美少女萌え萌え映画かと思いきや、人魚姫伝説と壮大なSFと青春と恋愛の融合。アニメ映像の進化に驚愕。そして、ラスト、まさかの大号泣。未知の映像体験でありんした。
結果的に昼飯を外食する時間が無くなり、西口駅前のコンビニでスパムおむすび2ヶ買って電車に乗り込んだ。

呑まずにいられない。

啜らずにいられない。

持ち帰らずにいられない。

観ずにいられない。

喰わずにいられない。