2022年08月28日

第3002夜:魚町アーケード下でラーメンを【小倉(北九州)】(その2)

 ラーメンとの出会いは一期一会。毎週この店の前を通っている気がするが、何故か心配になる。看板のトマトラーメン、体調気力絶好調時は絶対に惹かれぬが、健康に留意して挑戦。

 店内に驚愕。相当に広い。奥が見渡せない。ちなみに客は開店直後ゆえか私一人。

 店内をキョロキョロ。久留米が本店らしい。1杯あたり3ヶもトマトを使っているそうな。〆のリゾットが定番らしいが、ラーメン一択勝負。トッピングも何もなし。

 ブツ降臨。黒コショウと乾燥パセリ(たぶん)パラリ。最初はトマトの酸味が強すぎて顔をしかめるも、啜るにつれてコナレてきた。汁1滴残さず熊啜。

 クセになる、後を引く旨さ。意外なほどのハマり味。そういえば三宮センタープラザ地下にもトマトラーメンの店があり、1oも興味なく入ったことないが、長く続いているイメージ。

 小倉魚町で毎日トマトラーメン啜れば、間違いなく健康に。私も豚骨に飽きた時、また行ってしまいそう。北九州でトマトといえば、若松。若松のラーメンといえば、私にとっては<Y岡家>。毎日山O家のネギチャーシューメンを啜れば、間違いなく病気に。それも本望。

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健康になりそう。

【3麺目:川人百味】

 通りがかる度に気になっていた。初ダイブ。昼限定定食に「麺類定食」発見。880円。五目ラーメン、チャーハン、漬物という華やかさ。

 注文後、じっくりメニューを見る。かなり本格的な中華である。麺類は2種類で、五目とたしか担々麺だったか。私は何故か担々麺やとろみのあるスープのラーメンをめったに頼まない。

 ブツ降臨。チャーハン、たしかにチャーハンだけど「ミニ」である。胡椒が卓上にないが、紙エプロンが。上下作業着なので気にせず。まずは五目から……。

 とろみで熱い。その後に旨さが忍び寄る。私はラーメンに関しては餡的なとろみがあまり好きでない。しかし、これは麺に旨く絡む。具も割と豊富。

 秀逸だったのが、チャーハン。これが絶妙に旨かった。今度もし来る機会があれば、チャーハンを軸にしてみるっちゃ。

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商工会議所の近くにもあり。

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付け合わせのチャーハンも旨し。

【4麺目:新田屋】

 火災被害の旦過市場にて連絡会議に参加する前、魚町アーケード内横筋のオープン6周年という担々麺専門店<新田屋>に初ダイブ。最近、担々麺も好き。

 6周年でトッピングか大盛りか辛さ増しの3つから一つ無料。トッピングの「肉増し」選択。待っている間、メニュー確認。パクチーのトッピングが150円で最高値。肉増しは100円。

 パクチーにすべきだったかとセコい後悔を思念していると、ブツ降臨。丁寧に作られた味である。汁1滴残さず熊啜。満腹腹をさすりながら旦過市場へ。〔次夜その3〕

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祝賀ムード。

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肉増しの迫力。
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2022年08月27日

第3001夜:魚町アーケード下でラーメンを【小倉(北九州)】(その1)

 銀天街。日本中にこの名称の商店街は数あれど、その発祥は100万弱都市・北九州の中心の中の中心・小倉魚町銀天街である。銀店街発祥の地を記した立派な石碑も屹立。小倉の中心部は、魚町銀天街を中心に複数のアーケード商店街で形成している。

 小倉からどこにも立ち寄らず帰神する日(日曜除く)は西日本の台所・小倉旦過市場へ。毎回数店舗を回って数千円使う(8月10日発災した第2次火災までは)。

 大充実の晩酌のアテを手にのんびり魚町銀天街を通って小倉駅へ向かう途中に昼飯する機会が多い。近年は<餃子のたっちゃん>率が急上昇。ライス、味噌汁、生卵、高菜食べ放題に、明太子まで食べ放題。この惹きになかなか抗えない(明太子は最近いつの間にか滅失)。

 私はハマると同じ店を攻め続ける。毎週通勤している北九州ゆえ、特に名物を攻めたいと思わない。いつでも味わえると思うから。しかし、小倉ライフの潤いを増量したい。様々な店の食べ歩きも一つの答えだが、テーマを設定せねば心が上がらない。

 私の昼飯の基本はラーメン。続いてカツ丼とカツカレーである。北九州と毎週のように御縁を頂き12年目に突入。ここは初心に戻り、ラーメンである。

 小倉魚町アーケード下のラーメン店全店制覇を決意。敢えて「アーケード下」に絞る。意味は特にない。ついでに言えば、誰からも頼まれていない。期待もされていない。

【1麺目:藤王】

 階段を上がる。数年ぶりゆえすっかり味を失念。小倉に珍しく醤油系がセンターである。

 券売機と対峙。ランチセットや新メニューもあったが、ここは王道の醤油。「チャーシューメン(1,100円)」をプッシュ。

 カウンターで水を飲みながらぼんやり。店内は女性の方が多い。それも一人客が。店は清潔だし、女性も入りやすいのだろう。

 ブツ降臨。チャーシューは思ったより少ないと感じた。ここはノーマルにすべきだったか。

 胡椒パラリ。まずはスープ。‥‥‥。これぞ鶏ガラ醤油のトップランナー。醤油系本場でも人気店確実の底力。数年前は覚えていないが、これは忘れられぬ味。恐らく当時は、せっかく九州ゆえに豚骨攻めに勤しんでいたのだろう。今なら豚骨は余裕でスルーできる。

 麺を啜る。スープを飲む。啜れば啜るほどクセになる。そして、チャーシューは水面下にさらにたっぷりだった。

 チャーシューメンで正解。先走って失礼な判断を下し猛省していると、眼前は麺1本、汁1滴残らず滅失していた。

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2階。

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チャーシューメン。

【2麺目:リコピン研究所】

 神戸の自宅敷地から一歩も出なかった8日間を経て小倉へ。昼ラーに選んだのは、引き籠りによる生鮮野菜不足を完全解消のため魚町銀天街の<リコピン研究所>へ。〔次夜その2〕

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かなり広いお店。
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2022年08月24日

第3000夜:三千の夜を超えて【Aho-boiled】

 3,000回。まさかこんな更新回数を迎える日が来るとは、2010年6月には思わなかった。このバカブログをスタートさせた時である。

 タイトルの「今夜もまちづくり」。内容はともかく、まさか3,000回も「まちづくり」(一応ですが)をネタに続けてきたこと自体信じられぬ。

 私は何の資格もない。自宅を事務所とし、従業員もゼロ。そもそも「まちづくり」に資格などいらない。ボランティアで取り組まれている方も星の数ほどいらっしゃる。

 「仕事はまちづくりです」と意味不明の宣言をすれば、それが生業になる。ただし、銀行の窓口で法人口座を開設する際に、意味不明だったようでなかなか開設してもらえなかった。生業(本業)にしてしまえば、それほどにうさん臭くて香ばしい職業である。

 まちづくりならまだしも、私は「商店街(中心市街地)活性化コンサルタント」。良く言えば「自由業」だが、要するに「ほぼ無職」と同義でもある。

 このバカブログを開設した時期は、11年間お勤めした神戸新長田を退職し、大阪のシンクタンク(協働研究所)に転籍直後。サブタイトルの「東西南北 あ〜ほボイルドが行く」は新長田を飛び出して全国各地を飛び回れたらという願望を込めていた。

 そして、様々な御縁を頂き、まさか本当に実現するとは当時全く思わなかった。

 記事のカテゴリに関し、都道府県とその他(駅弁・映画・身辺雑記など)で分類している。いつの間にか拠点のある兵庫県どころか、福岡県のネタが圧倒的1位に。

 ブログを始めた当初、滋賀県(守山)や和歌山県(田辺)、自宅のある兵庫県(神戸)や職場があった大阪府(大阪・豊中等)が中心だった。

 東日本大震災以降は岩手県(宮古)がダントツになり、津波と同年度から本格的に御縁を頂くようになった福岡県(北九州・飯塚等)が多数を占めてきた。

 協働研究所から完全独立した2017年以降、東日本ネタが一気に増えてきた。埼玉県と栃木県である。福島県(会津)や北海道、沖縄県、長崎県もコンスタントに回数を重ねてきた。

 コロナ禍以降は福岡県、埼玉県、栃木県が軸に。岐阜県(多治見)も増えてきた。あまり縁のなかった千葉県(野田)も今後回を重ねそう。3000回以降は福岡県と栃木県が中心となるだろう。

 ブログ開設から12年強。すべての都道府県ではないが、まさに「東西南北、あ〜ほボイルド(鯨飲)」してきた。浮き沈みの多い12年間だった。数え切れぬ修羅場も、楽園も経験してきた。

 ブログを終了する時は、私が「まちづくり」から身を引くとき。何の未練もない。しかし、有難いことに2025年3月頃まではすでにミッチリと「まちづくり」的シゴトで詰まっている。

 このブログの更新は年平均250回ほど。年を取るごとに出張も無理が効かなくなり、休みが必要になってきた。コロナ以降、自宅でもサボリ癖も抜けなくなった。疲れも抜けなくなった。老眼の進行も著しい。

 このペースなら、4,000回目は2026年(令和8年)ごろ。達成できる自信は皆無だが、もし達成していたら、それは奇跡であり、新たなフェースに突入した証でもある。

 3000夜を達成する間、多少なりとも経験を積み成長できたのかは自分では分からない。少なくとも加齢とともに体力と脳細胞は劣化している。体重だけは15sも増加したけれど。

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筆者近影。

(付記)
ただいま北九州小倉から東京へ向かう新幹線車中。今夜は栃木県小山市へ。まさに、今の私を体現したような生活。このバカブログもあと2〜3年は細々と続けていくつもり。これからも御贔屓に!
posted by machi at 11:19| Comment(0) | あ〜ほボイルド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月22日

第2999夜:トップガンまでの距離【Cinema】(後編)

 空軍所属の若手パイロットたちのヤンチャな青春が活写されていた。飛行シーンもスリリング。映画館のスクリーンならもっと凄いだろうが、自宅TVでも楽しめた。しかし、若き主人公たちに感情移入できない。

 アラフィフの私は、主人公たち若手ではなく、上官どころか大佐や提督とかに近い年齢。無鉄砲な彼らを注意して説教する役回り。34年の歳月を思う。一方、80年代テイストな音楽が心地よい。主題歌は私でもアガる。

 映画を本格的に見るようになったのは大学生になってから。私にとって、トム氏は空軍パイロットでなく、スパイ。『ミッション:インポシブル』である。確か大学生の頃、寮の同部屋の数人で札幌狸小路の映画館でレイトショーを観た記憶がある。

 携帯かPHSが出回りだした頃。マナーも何もあったものじゃなく、そこらじゅうで上映中に着信音が鳴り、大きな声で通話していた。おおらかな時代だったともいえる。

 我らは酒を呑んだあとのレイトショーゆえ、ほぼ全員寝ていたのではないか。観終わてから誰一人内容を理解していなかったように思える。もちろん、私も。感想も何もなかった。

 トップガンの製作はJェリー・ブラッカイマー氏。アクション大好きな私には、監督や役者を知らなくてもブラッカイマー印で映画を観ることもある。

 1986年トップガン、最後は実戦に。途中で相棒が亡くなるお約束の展開も。全体的にバブルな空気が漂っている。 

 続編大ヒットを受け、ネットニュースに『ベストガイ』という1990年公開の邦画がごく一部で話題になっているらしい。私ももちろん知らない。記事に目を通す。主演はO田裕二氏。

 航空自衛隊全面協力による、トップガンのオマージュ、というかパクリ作品らしい。全くヒットしなかったそうで、織田氏の黒歴史映画であるそうな。逆に見たくなってきた。

 北九州4泊5日の最終日。定宿から徒歩5分のシネコンで続編『マーヴェリック』鑑賞。観客の年齢層の高さに驚く。山田洋次監督作品と間違えたのかと不安になったほどだ。

 オープニング映像でいきなりKO。最高の出だし。年齢的にも私はマーヴェリックにグッと距離が近くなり共感充分。圧倒的迫力のフライト&戦闘シーン。どうやって撮影したのか不思議。結果、私にとっては前作の数億倍面白かった。これぞ、映画。さすがトム様。

 本編上映前の予告でミッション:インポシブル7の予告映像が。強烈に面白そう。トム様、還暦ぐらいと推測されるが超絶無比なスーパースター。地味な映画でなく、度肝抜きまくりの超大作のみに出続けて頂きたいものである。

 トップガン前作をご覧になっていない皆さま、観たけどすっかり内容をお忘れの皆さま、予習してから続編を鑑賞すると、数億倍楽しめますぜ。

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2022年公開版。
posted by machi at 09:27| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月21日

第2998夜:トップガンまでの距離【Cinema】(前編)

 『トップガン』。1986年公開の大ヒット作。言わずと知れたトム氏の大出世作である。

 公開時、私は12歳。小学校6年生である。ポスターのイメージは何となくあったが、リアルタイムで見ていない。クラスでの話題にもならなかったはずである。後年、もしかするとどこかの映画館でリバイバル上映を観たかもしれないが1gも覚えていない。

 続編『トップガン マーヴェリック』がメガヒット中という(2022年6月現在)。私のフェイスブック友人たちも感動と熱狂の感想が多数を占めている。

 インスタやツィッターと異なり、フェイスブックは中高年が多用するSNS。要するに、私を含めた中年男女のリア充であり、自慢の投稿である。ゆえに、若い人がフェイスブックなど見向きもしない大きな理由がここにある。

 このバカブログを別にすれば(SNSではないので)、SNSでは何故かフェイスブックしかしていない。ツィッターやインスタはアカウントすらなく、LINEすらやっていない。

 前述したとおり、48歳の私のFB友人は私と同年代かその先輩方ばかり。私より若い人も繋がっていることはいるが、ほぼ投稿を見かけない。私(48歳)のフェイスブック友人たちが『マーヴェリック』で盛り上がっている点がミソである。ここに微妙な差がある。

 40歳以下の男女はリアルタイムで『トップガン』を観ていないだろう。30歳以下となると生まれる前の作品である。彼ら彼女たちにちっては、何故オヤジやお姐さんたちが続編に熱狂しているのか意味不明かもしれない。

 私より2、3歳以上年配の紳士淑女、つまり50歳以上がハマっているようである。リアルタイムの世代、そして青春真っただ中の思春期にリアルで鑑賞されているのだろうから、衝撃はさぞ凄かったのだろう。

 当時小学6年生の私はランドセルを背負い、そのちょっと前はラピュタ、2,3年前までは大長編ドラえもんに没頭していたただのガキ。

 小学校高学年で洋画に触れる機会があった。確か『グーニーズ』だったと記憶する。小学生ぐらいのガキが主人公の冒険譚だから感情移入できたのだろう。そこからトップガンまでの距離は心理的にかなりあった。

 1986年に公開されたレジェンド作品が2022年正月にTVで放映されていた。それを録画し、続編の予習に備えた。自宅で酒を浴びるように呑みながら、再生ボタンを押す。

 最初に驚いたのが、マーヴェリックの意味。主人公(トム氏)の名前(コードネーム?ニックネーム?)だったとは。もし私なら、もっと痩せている時は「ゴルゴ」、今なら「サイゴウ」「ツーフー」などのコードネームを頂けるのか。〔次夜後編〕

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80年代バージョン。
posted by machi at 10:14| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする