2022年06月20日

第2953夜:ウィズコロナ時代の拉麺密地帯【大宮(埼玉)】(その4)

★鷹の目

 大宮駅東口すぐの路地店である。匂いで分かった。二郎インスパイア系である。この店は川口銀座商店街あたりにもあり、以前から気になっていた。

 梅雨真っ最中の正午前、パッとしないシゴトっぷりに喝を入れるべく飛び込む。二郎系は4カ月ぶりか。少なくとも、2021年度になってからは初めてだ。

 カウンターで15席程度のお店。店内ではジロリアンたちが鷹の眼光で一心不乱に啜っている。正午に並ばずに入れるのも、もはや二郎系は国民食の証なのかもしれない。

 券売機に対峙。小が300g、大が400g。二郎系では迷わず「小」。

 この店は初めてだったが「豚2枚(200円)」と「生たまご(50円)」も。二郎系は後半苦しくなった時、生卵を浸して啜るとリフレッシュできる。無料トッピングは野菜マシ、にんにくマシ、初挑戦の辛揚げ(辛い天かす)マシマシである。

 ブツ降臨。焼豚、凄まじく分厚い。追加2枚で200円だが、焼豚ブロックの半分ほどありそうな勢い。これだけで800円でもおかしくない剛毅さだ。野菜もマシマシかと思ったほど。

 胡椒をパラリし、まずは野菜を全力で。無料トッピングは絶対に残してはいけない。全力で喰い切ってから、麺に挑む。太くてゴワゴワ。これぞ二郎系。辛揚げが絶妙のアクセント。

 焼豚、こんなに分厚いのに箸でふわりとちぎれる魔法。口の中で蕩ける。しかし、1ヶで充分だったかもしれない。次回は追加しても1枚にすべしだ。

 後半、予想通り苦しくなってきた。傍らの生卵をかき混ぜ、麺や具を浸しながら一気呵成に啜りこむ。マイルドに確変する。

 スープは呑み切らんかったが、麺と具材は完食。マスクを装着して店を出る。ニンニクはマシマシではなくマシにした。それでも強烈。これから1時間45分後にミッションを控える身だが、マスク着用はこういうときに有難い。ニンニクをそこそこ全力で楽しめるからである。

 初鷹から2,3か月後。会津若松からの帰り道、無性に二郎系が啜りたくなり大宮で途中下車。このお店に再訪し、ラーメン(小)に野菜マシ、にんにく&辛揚マシマシ、豚2枚と生卵追加。今回は神戸に帰るだけ。ゆえに「にんにくマシマシ」だ。

 店内はオトコ率100%。最年長はどう見ても私。上下作業着という二郎系銭湯スタイル。汁のハネを作業着に飛び散らせながら、愛と悲しみの白虎啜。

なぜ「鷹の目」か。辛揚(ピリ辛天かす)が鋭い鷹の目に見えないこともないからだろうか。このお店、大宮啜の際の定番の一店になった。〔次夜最終〕

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目立つ外観。惹きが強い。

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生卵がよいアクセント。

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まぜめんもクセになる魔性。

(付記)今回の表記価格は2022年6月現在の値上げラッシュ前ゆえ、現在の価格は存じ上げません。
posted by machi at 10:20| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月19日

第2952夜:ウィズコロナ時代の拉麺密地帯【大宮(埼玉)】(その3)

 レモンはとりあえず無かったことに。つけ麺を箸で手繰る。汁に浸しズルルルル啜りこむ。モチモチのコシコシ。濃厚極まりない煮干つけダレと絡み合い。気分はアルディージャ優勝である。

途中からニンニク大量投下。麺が残り4分の1の時点でレモンを麺に絞ってみる。浸して啜る。……。酸味が心地よい。酢よりも檸檬。こんな相性があったとは。奥深しである。

 麺を啜り切り、ラストはそば湯のごとくスープ割りを飲み干す。大満足で外に出る。

 対面の店舗シャッター前に猫が2匹いた。その上に張り紙が。猫に餌を与えるなという注意書きである。店先が汚れて迷惑なのが、その理由。納得だが、最後の一文が味わい深い。

「ここの猫は満たされています」

 この一文でほっこりする。春日部の定宿に近いキャバクラの注意書きPOPも良かった。

 「立ち小便 勘弁して下さい」。

 「するな」「厳禁」よりも「勘弁して下さい」。グッとくる。勘弁してやろうと微笑ましくなる。

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再掲。

★M面目(北浦和)

 大宮から3駅目の大好きな北浦和の商店街をブラブラしようと途中下車。

 駅前の2,3年ほど前に一度啜ったことのある横浜家系ラーメン店頭にA型看板が別途に出現。9のつく日はチャーシュー倍増。今日は「9日」だった。月にわずか3日しかない僥倖。迷わず飛び込む。

 えび豚骨がイチオシで、和風魚介醤油も旨そうだが、家系の誘惑には抗えぬ。ただし「濃厚」とわざわざ別表記があったので醤油ではなく「塩」に。塩豚骨スペシャルである。

 ノーマルより200円高いが、チャーシュー1枚、海苔4枚、煮卵が別途プラス。この日は9の日なので、チャーシュー2枚が4枚に。お得感無限大である。しかも、セルフサービスでライス&漬物食べ放題である。

 ブツ降臨。丁寧で「まじめ」な仕上がりである。焼豚がポスターよりかなり小さく薄いのはご愛敬といえよう。

 胡椒パラリ、まずはスープ。……。濃厚である。ライスに凄まじく合う。海苔5枚を駆使しつつ、ライス、麺、スープを喰い進める。煮卵、焼豚、ほうれん草も要所で大活躍。気づけばライス2杯が胃に消えた。麺も汁も具もすべてこの世から滅失した。

 コロナ第5波が全国蹂躙中だった雨の正午過ぎ、買物ついでに再びこの店へ。なぜなら9の付く日だったから。

 前回は家系。今回は‘自信あります。ご賞味あれ’と誠に力強い「和風魚介醤油らーめん」。スープを一口啜った瞬間、裏打ちされた店の自信が地震のように自身の舌に踊った。

 こちらのお店、横浜家系メインではない。和風魚介醤油。淡泊かつ枯淡ではない。深くて、濃い。この店ではこれから家系でなく和風魚介醤油が我が定番になりそうだ。〔次夜最終〕

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家系塩豚骨。

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和風魚介醤油。
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2022年06月17日

第2951夜:ウィズコロナ時代の拉麺密地帯【大宮(埼玉)】(その2)

 私も遠慮と剛毅が入り混じった気分で刻みをトッピング。チャーシューまみれという至福。脳内で「大漁だ!大漁だ!」と男の声が響く。

 「入れ放題なので思いっきり入れてくださいね」とうれしい店長様(たぶん)からの御言葉。コワモテな店長(たぶん)はインスタ写真を撮ろうとしている女性に「もっと乗せた方が映えるよ💛」と優しさ満点。 

 チャーシューでなくノーマルが正解だったかと心に残尿感を抱きつつも、あまりの旨さ、豪華さ、剛毅さに疾風怒涛の羆啜。

 ライスお替りすると「足らなかったらもっとお代わりしてくださいね」と相撲部屋気分。最後はこの日は会合等はないので思いっきり大蒜も投下。大満足の万乗。

 コロナ第5波が収束し、緊急事態宣言は解除されたが県版まん延防止で時短営業継続中な10月上旬。無性に家系が啜りたくなり小山へ向かう途中に下車。

 時間もあまりないゆえ、超絶好立地な駅前のこのお店へ。珍しく行列がなくすぐに座れる。私がカウンターに着いた瞬間、速攻で店頭に行列が。

 チャーシューメンの並。食べ放題ライスをお代わり。

 この店の家系、醤油強めで私好み。大宮で様々なラーメン店を回ろうとすると、どうしてもお気に入りを再訪してしまう。

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★大勝軒まるいち

 師走の朝。営業開始10時30分に一番乗りで。誰も並んでいない。ゆっくり券売機と対峙。

 「特製らーめん」スイッチオン。さらに「チャーシュー」も。チャーシュー増し増しである。

 紙エプロン装着。水飲みながら文庫読んでいるとブツ降臨。血を滾らせるビジュアルである。

 まずスープ……。魚介風味が効いた濁り系。麺はストレート。申し分なし。

 チャーシューは脂の多いバラと肩ロースを選べる。私は脂が苦手なので肩ロース。噛みしめるほどに旨味が増す。

 海苔は麺を包んで啜る。前夜にラウンジでラーメン好きレディと海苔問題について話し合ったが、私は絶対に海苔必要派。

 朝10時半過ぎ。朝ラーというより早めの昼食。これで夜の北九州ミッション終了後までガソリン切れを起こすことなく乗り切れそうである。

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★蕾

 11時。どこかでラーメンを啜ろうと商店街方面へ歩くと、暖簾が出て行列が吸い込まれるシーンを見かけた。近寄ってみると、つけ麺がメインのラーメン屋。店内はまだ座れる余裕あった。

 開店前の行列からかなりの人気店と推測。並ばずに入れるのは僥倖といわざるおえない。

 券売機前で思案。つけ麺メインは理解できたが、種類が多い。

 ここはお店のイチオシ的な券売機左一番上というポールポジションな「濃厚煮干つけ麺」を特盛で。この店も時短を強いられているようで、時短中は半ライス無料サービスという。客にとっては悪いことばかりじゃない。

 つけ麺は普通の中華そばより時間がかかる。10分後、ブツ降臨。つやつやと麺が煌めいている。レモンが登頂に添えられているが、使い方がわからない。〔次夜その3〕

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2022年06月16日

第2950夜:ウィズコロナ時代の拉麺密地帯【大宮(埼玉)】(その1)

 3密。2020年4月以降、説明の必要もない完全に定着したワードである。「3密を避ける」などネガティブなイメージが日本国民のみならずたぶん地球上に沁みついている。

 3密の「密」は人間との距離感を指す。ソーシャルディスタンスという分かるようでよく分からない謎の和製英語(たぶん)も定着したように、狭い密閉空間での人間の混雑、マスクなし会話などは2年以上たっても論外な風潮にある。

 人間の「密」はともかく、ラーメン店に関すれば同一エリアの「密」は絶対的正義。私がよく足を運ぶエリア(月2回以上)で、最もラーメン店の集積が「密」であるのは、さいたま市の大宮駅周辺。ネットで「大宮駅 ラーメン」と検索すれば軽く100軒を超える。

 コロナが大暴れするちょうど1年前から(2019年度)、乗換等で毎月どころか毎週ペースで大宮駅を通過、乗換、途中下車してきた。

 私が知る限り大宮駅周辺は全国屈指の激戦地、もとい麺密な激麺地。切磋琢磨で名店が集う。京浜東北線ホームの駅そば屋のラーメンも旨い。全国展開の煮干系<凪>は24時間啜れる。

 家系中毒の私にとって<石川家>は大のお気に入りだったが、いつのまにか、たぶんコロナ以降に閉店。これらの店はすでにこのバカブログに克写してきたので割愛する。

 ラーメン店以外にも名店が犇めいている。誰に対してというわけではないく、幾分後ろめたさを感じつつラーメン以外に浮気することもたまにあれど、我が大宮での本妻はラーメン。

 2019年以降、大宮駅徒歩5分圏内で啜りこんできたラーメンの中で、すでにこのバカブログでたぶん書き散らかしたお店は割愛。ウィズコロナ(2020年度)以降の魂の麺密記録を活写する。

★青葉

 某月11日。全国規模で屋号を微妙に変えながら展開しているっぽい<壱K家>は毎月11日「壱角Yの日」。家系ラーメン(並)がライス食べ放題付550円。惹かれるが、大宮で啜らなくても他でも機会あり。スルーする。そしてすぐ近くの<青葉>へ。「特製中華そば」召還。

 つけ麺と迷ったがノーマルで。大盛と迷ったが敢えてノーマルで。以前、この店の監修カップ麺を啜ったはずが、1gも味の記憶なし。

 魚介と豚骨のダブルスープ。ダブルスープは登場当時は斬新だっただろうが、今や名作古典のごとき風格と重厚。王道の味わいである。チャーシュー柔らかい。中毒性の高さは補償。間違いなく今後も訪問し、次はつけ麺に挑むだろう。それも「あつもり」で。

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★武蔵家

 冷え込む11月の正午。<武蔵家>でタフなミッションのご褒美で「特上チャーシューメン」。ライス&漬物食べ放題。それは店頭で知っていたが、朝限定の刻みチャーシュー自分で思いっきり入れ放題という天地創造、宇宙黎明な信じられない超弩級サービスに脱腸。〔次夜その2〕
posted by machi at 11:41| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月15日

第2949夜:エロオヤジのためのタガログ語講座【会津若松(福島)】

 タガログ語。フィリピンの公用語であるらしい。私はフィリピンを訪ねたことがなく、ゆえにタガログ語は一つも分からない。

 3月中旬の午後。ミッション開始前に会津若松の神明通りに面した定宿にチェックイン。何故か普段より200円高かった。値上げしたのかなと思いきや、部屋に謎の腹筋マシーンが。

 すっかり忘れていたが、腹筋マシーン付の部屋しか開いておらず、そこを予約していたことを思い出した。

 ずっとコロナ禍だった足掛け2年間の神明通りオペレーション(空き店舗ゼロプロジェクト)何とか終了。神明通りはコロナ前から毎月のように足を運んできたが、訪れるたびに新たな動きや変化がある。今回も驚愕の事実を知らされる。プラスと捉えて邁進するしかない。

 最後の懇親会は<ゑびす亭>。コロナとか無ければ予約すら困難な人気店らしい。2階の座敷へ。たっぷりな感覚、8人座敷で1人づつビニールシートで養生。個室気分である。

 ずらり料理が並ぶ。どれも最高級のワザもの。会津の馬刺は赤身、味噌で味わう最高級である。

 呑み放題だった。最初は生で。日本酒に切り替え。神明通り理事長と仲良しのマスターは、日本酒を一升瓶で持ってこられた。クチアケしていない処女状態。

 銘柄を視て目を剥いた。「飛露喜」。地元でも入手困難な会津坂下の地酒である。プレミアが付きすぎて市販で入手できず、ネットなら1万円は下らない(らしい)。

 一升瓶からグラスになみなみと注ぎ、雑にグイグイやる。最高の野趣である。皆さんあんまり日本酒飲まないので、私がほとんど独りで一升瓶の8割ほど呑んでしまう。

 アジフライは超絶に巨大。半年ほど前の宇都宮アジフライにも驚かされたがその上を行くかもしれぬ。タルタルソース、ソース、醤油を駆使しながら満喫。これで満腹になってしまう。

 〆の抹茶アイスですっきりし、お開き。理事長のご引率で向かった先はフィリピンパブ。フィリピンパブなどいつぶりか記憶にない。

 ボックスに座られるフィリピンの美女軍団。キレイでスタイル抜群。教養深く、ユーモア抜群。話題も豊富で底抜けに明るい。あっという間に楽しい時間が過ぎてお開きに。

 フィリピンパブが老若問わずオトコの心をつかんで離さない理由を改めて理解できた気がする。地方の場末スナックばかり通っていると時代に取り残されてしまいそうだ。

お隣に座られたKイシー嬢(自称21歳)から真っ先に覚えるべき便利なタガログ語を御講義頂く。必至でスマホにメモする。

・パロパロ
・マリンボウ
・マサラップ
・パスタパスタ
・パットバサバサ
・ソクソクタイヨ
・カントゥタンタイヨ

 これだけ覚えれば、明日からフィリピンで生活やビジネスに困らないそうである。

 翌朝。ユニットバスに湯を張る間、腹筋マシーンを試してみる……。腹筋どころか足が短い上に太すぎて足を差し込めなかった。

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部屋に設置された謎の腹筋マシーン。

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豪華絢爛。

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アジフライと地酒。

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完璧すぎるコロナ対策。
posted by machi at 10:44| Comment(0) | 福島県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする