2022年05月31日

第2938夜:チャーシューワンタンメンの流儀【春日部(埼玉)】

 チャーシューワンタンメン。私はこの世で愛している食べ物ベスト3かもしれない。

 3月上旬、3週間ぶりに東日本へ。久々ゆえ嬉しくてミッション開始4時間半前に埼玉県春日部市入り。東口駅前<寿タバコセンター>で2箱購入ついでに店主と久々に歓談。

 ハッピーな勢いで春日部最強中華<けいらく>でチャーシューワンタンメン。あっさり醤油の優しい常食系。チャーシューはともかくワンタンはシンプルな鶏ガラ醤油がベスト。かなりのボリュームである。焼豚も蕩けるように柔らかくてジューシーで味わい深い。

 最後はワンタンだけを残すのがアヅマシステム。スープをたっぷり吸いこんだ天女をズルズルトゥルトゥルと啜り込む。食後、若店主からレーコーをご馳走に。

 それでもミッション開始まで3時間以上。IT関連の若旦那から<ユナイテッドシネマ春日部>の1000円鑑賞チケットを貰ってたことを思い出し、ブラブラと。ちょうど始まる時間の映画を予備知識ゼロで選択。『Coda あいのうた』。

 始まり早々に主人公らしい若い女性が漁船で作業しながら高らかに歌を歌っている。ミュージカルかと思いきや、家族全員が聾唖で、唯一健聴者の高校生女子が家業の漁を手伝いながらも歌の才能を見出され音楽学校進学を目指すが、音楽が聴こえない家族にとって……。

 とんでもないヘビーな難病者と後悔しそうになったが、実に明るく力強くユーモアたっぷりな素晴らしい作品。笑い(ギャグ)の切れ味も良い。卑猥な手話(というよりジェスチャー)もいくつか瞬殺で覚えてしまった。最後は号泣。マスクびちょびちょ。 

 知っている役者さんは誰もおらず、全くこの映画の存在を知らなかったが今年度のアカデミー賞作品賞他ノミネート作品だった。超納得。私が審査委員著ならオスカー確実(注:下馬評を覆して本当に作品賞受賞)。

 30分早くミッション終了。20時半までなら酒類提供OKゆえ、昼も満喫した<けいらく>へ有志と。限られた時間で餃子、焼豚などを肴にメガハイボール大満喫。独りステイホテルの数億倍ハッピー。雨が降り出したので武蔵国随一の不動産美女に定宿まで送って頂く。多謝。

 コンビニでウォッカなどを買い、部屋で独り2次会。乗換の大宮駅改札内の本屋で『ギャラリーフェイク』最新刊が店頭に平積されていたので興奮。ついでに欲しかった漫画と文庫を合わせて7冊も。出張中で重たいのに治らぬクセ。

 翌朝。<イトーY−カドー>でくれよんSんちゃんネクタイ購入。2割引きだった。店内呑みながら、春日部の街なかはしんちゃんで溢れている。

 朝昼兼用で春日部駅ホーム<東武ラーメン>でチャーシューメン+ワンタン。私は昨昼も啜ったチャーシューワンタンメンがこの世で3本の指に入るほど愛している。

 昨晩のプチ呑み会で若旦那たちが、ここ(東武ラーメン)ではコロッケがオススメと話していたので、コロッケも追加トッピング。コロッケそばは大好物だが、ラーメンは‥‥‥。

 天晴である。常連と思しき啜りなれた客の半分が「コロッケラーメン」を注文。春日部、大人(映画・ラーメン・呑み)も子供(しんちゃん)も退屈させない魅力満点な街である。

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まずは煙草を捕獲から。

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春日部最強のチャイニーズレストラン。

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チャーシューワンタンメン。

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食べ進めると、下にびっしり。

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ユナイテッドシネマ春日部にて号泣。

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解除後、久々の乾杯。

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昼も夜も<けいらく>で。

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部屋で独り2次会。お気に入りのコミックを読む至福。

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立ち寄られずにいられない。

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チャーシューメン+ワンタン+コロッケ。
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2022年05月30日

第2937夜:VIEERAで昼メシ【小倉(北九州)】(その5)

 時間は10時半。ゆえに開いているのはコメダだけ。私のVIEERA全店制覇で残った一軒がコメダ。1フラリ店内。驚いた。一人用の座席の充実ぶりである。この店に優るコワーキングスペースにあまり出会えないのではないか。

 cafeでなく「喫茶店」としての矜持も溢れている。各種新聞を備え付け、喫煙スペースや電話スペースを有しているあたり、まさに令和時代の「ハイブリッドな喫茶店」といえる。

 コメダのフードはシノワロールが看板。あんかけスパ、エビフライサンド、小倉サンドなど、いかにも名古屋的な香りの充満ぶりも好ましく頼もしい。ただ、せっかくだから北九州限定メニューはないものか。

 座席に陣取る。ホテルの無料朝食カレーをたっぷり腹に入れた後。空腹感はゼロ。珈琲を注文したら、11時までモーニングのサービスだった。断っても良いのだが、貧乏性でヨゴレの私にその選択肢はない。

 3種類のメニュー。定番というゆで卵&トースト、手作り玉子ペースト&トースト、名古屋名物小倉あん&トースト。私は喫茶店モーニングでは絶対にゆで卵は欠かせない。よって普段なら間違いなく定番だが、小倉あんが気になった。

 ここは「小倉(こくら)」である。名古屋名物の「小倉(おぐら)あん&トースト」だが、「小倉」つながり。まさに北九州、それも小倉限定なシチュエーションと言える。

 私は毎週北九州に通っているので「小倉」を「こくら」と読んでしまうが、キタキュウに御縁を頂く十数年前まで「おぐら」と発音していたはずである。

 コンセント2ヶも頼もしい。PCとスマホをそれぞれ充電してPCしていると、ブツ降臨。トーストの分厚さが心強い。

 まずは一口。バターが芳醇。パンはカリフワ。2口目から小倉あんをたっぷりと載せてかぶりつく。ジャンクな甘さと旨さ。まさに名古屋メシ。苦くてたっぷりの香り豊かな熱いコーヒーが甘ったるくなった舌を焼く。モーニングというより、早めのランチとなった。

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コメダ人気は不動。

★制覇を終えて

 これで、一応VIEERAで「昼メシ」全店制覇を達成した。しかし、何故か達成感も高揚感もない。この時点でまだオープンしていない区画がある。更なる期待を抱かせる。または、コロナ禍で出店者が見込めず空き店舗状態なのか。

これからの我がVIEERAヘビー利用は「フジヤマ55」「パンチョ」「コメダ」の三國志に集約されるだろう。VIEERAの次は、小倉駅1階の三十歩横丁昼メシ全店制覇が次の目標である。その前に、魚町アーケード街にてラーメン全店制覇だ。〔終〕

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3区画分が「ブランク」。
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2022年05月29日

第2936夜:VIEERAで昼メシ【小倉(北九州)】(その4)

◎竹乃屋(1月*日):チキン南蛮定食

 2日ぶりに小倉。12時半ごろ<竹乃屋>へ。この店は地下スーパーの横と3階土産物売場で焼鳥のテイクアウト店を、1階の十歩横丁内と中2階VIEERAで飲食店(居酒屋)を展開しているようである。小倉駅構内だけで4店舗。謎のビジネスモデルをご教授頂きたいものである。

 三十歩横丁がオープンした際、そこの店で名物の鶏皮串や玉子焼で呑んだことはある。地下と3階のテイクアウト店でもよく買う。「心残り」という部位がお気に入りである。

 飲食店でのランチは初めて。ランチメニューは7種。一番人気が焼とり重御膳で焼鯖や天丼、寿司などの海鮮も。この店は鶏がメインだろう。ゆえに海鮮はスルー。焼鳥はよく買って帰るからこちらもスルー。

 唐揚とチキン南蛮に絞られた。値段は同じ750円+税。ここは迷わなかった。「チキン南蛮」である。タルタルフェチとして頼まずにいられない。

 メニューは酒のアテ系が豊富で旨そう。開店11時から17時までハッピーアワーでハイボールが190円、生も290円。

 この日は15時半にはミッションが終わり、16時頃の新幹線で神戸に戻るだけ。この日から福岡県は県独自のコロナ警報が発令され、飲食店は時短を余儀なくされている。ハッピーアワーなら間に合うなと思案していたら、ブツ降臨。

 味噌汁から。ほっとする。タルタルたっぷりなチキンにかぶりつく。サクサクである。スーパーで売っている市販メーカーのタルタルはそれほどぶっかけても微妙。店の自家製は違う。

 かなりの量のチキンだったが、それを上回るタルタルの量。皿にタルタルだけが残るほど。ライスよりルーが多いカレー、麺よりミートソースが多いスパゲティ、チキンよりタルタルが多い南蛮は、誠実であり正義である。

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◎小倉鉄なべ(2月上旬):ちゃんぽん

 門司港ミッションの翌昼。夜の飯塚ミッションが中止ゆえサクっと帰神。

 その前に、昼メシ。看板商品の餃子は軽く無視。私は小さな一口餃子よりも大ぶりが好みゆえ。タッチパネルで「ちゃんぽん」発見。

 酒呑まずここで一人メシは初めて。感想は特にござんせん。何の感情の起伏もなく淡々啜。

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◎コメダ珈琲店(2月中旬):珈琲(モーニングサービスで小倉あん&トースト)

 VIEERA昼メシ全店制覇はKメダ珈琲店を残すのみに。何故か気勢上がらなかった。毎週のように小倉入りしているとはいえ、わざわざコメダでなくてもという想いが捨てきれなかった。

 雪の降る朝。黒崎から快速電車で小倉へ。寒いからブラブラしたくない。VIEERAは11時オープンだが、唯一<コメダ珈琲店>だけが朝7時から空いている。〔次夜最終〕
posted by machi at 08:14| Comment(0) | 福岡県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年05月26日

第2935夜:VIEERAで昼メシ【小倉(北九州)】(その3)

 カツを箸で。まずは塩。‥‥‥。しっかりした歯ごたえ。上品な白身。フグ特有の鼻に抜ける燻香。一口かじり、次はチーズ。なかなか新鮮である。

 様々な薬味を駆使しつつご飯を頬張り、味噌汁を啜っていると、ライス滅失。結構な量だったが、カツが一切れ、漬物が2切れ残っている。味噌汁はもう1杯飲みたい。おかわりする。

 ご指示通り、タッチパネルの注文履歴画面を開く。「お代わり」というコマンド発見。タッチ。‥‥‥。なぜか、ライスだけでなく、河豚カツレツセットがさらにもう1人前となった。

 慌てて店員さんを呼ぶ。店員さんは苦笑いを浮かべながら「ごめんなさい。お代わりは店員呼び出しボタンでした」。

 ほっと安堵。しかし、もう1人前でも軽く胃に収まりそうだけれど。

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◎高田屋(11月★日):ごまそばと天丼のセット

 ごまそばが主役の和食蕎麦チェーン(と思う)。私が北九州に御縁を頂いたころから小倉駅構内(旧ひまわりプラザ)で営業していたと記憶するが、この店に入ったことはなかった。

 九州、それも福岡(北九州)の麺類は、ラーメン。うどんも欠かせぬ。蕎麦のイメージがない。店数も少ない。あるのかもしれないが、わざわざ北九州に来てまで名物と思えない蕎麦を啜ろうと思ったことはなかった。ゆえに視界に入らなかっただけかもしれない。

 入れ替わりを生き抜いてラインナップに名を連ねている。その実力を確かめる時が来た。

 14時ゆえかランチ限定メニューっぽいものはなかったが「ごまそばと天丼のセット(税込1280円)」が名物らしい。メニューにも外看板にも歌われている。かつ丼のセットに心惹かれるも、初ダイブ店では店のオススメに従う。

 結構お客がひっきりなしに入店。年輩客ばかりと思いきや、若いサラリーマンやOL風も少なくない。少数派と思しい「蕎麦派」の牙城かもしれぬ。うどんがそばを選択するとなると、北九州では迷わずうどんだが、それ以外ではそばを選択する。私は隠れ蕎麦派である。

 注文の際、温かい蕎麦か冷たい蕎麦か聞かれた。普段はどんなに暑くても温かい蕎麦。しかし、「ごまそば」なる真髄を確かめるには「冷」だろう。メニュー写真も「冷」だ。

 ぼんやりスマホをいじっていると、ブツ降臨。天丼がなかなか濃厚な色目である。そばは黒味がかっている。まずは、蕎麦。薬味を入れずにそのままでズズズ‥‥‥。

 コシが強い。私は蕎麦通ではないので、よく分からない。当然に美味しい。後は薬味を足しながら。5口ほどで食べ終わってしまった。

 天丼はサクサクというより出汁が染みている。これはこれでうまい。丼にすれば、サクサクよりも旨いかもしれない。ご飯が進む。

 軽く平らげ、残ったそばツユに蕎麦湯を注ぐ。これできっちりとシマった。〔次夜その4〕

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2022年05月23日

第2934夜:VIEERAで昼メシ【小倉(北九州)】(その2)

◎パンチョ(2021年9月■日):ミートソース(スパゲティ)目玉焼きメガ

 台風が北九州を直撃した翌日の正午。土曜でも店内中々の賑わい。先日はナポリタン目玉焼きのメガ。今回はミートソースの目玉焼きトッピングのメガ。

 「ナポリタンとミートソースだけあればいい」
 「ソースが少ないミートソースは許さない!」

 店内ポスターやメニューに踊る荒ぶるキャッチに深く首肯しながら前夜呑み過ぎ(ステイホテル晩酌)からの水がぶ飲み。

 ブツ降臨。ド迫力。粉チーズたっぷり、紙エプロンも装着。一心不乱に食べ進める。これまでナポだけでミートは初めて。

 ワタクシ、ミートの方が好きと自覚した。メガでも飽きずに完食できる。この日は「8の日」ゆえ、次回使えるトッピング無料券を頂けた。

 トッピングの有効期限は9月30日まで。12日しかない。その救済策なのか、10枚集めれば一皿無料、30枚でロゴ入りタオル、50枚でTシャツ。

 8の付く日は月に3度。月3回通うとして50枚集めようとしたら1年4カ月。私はしかも神戸市民ゆえ、ハードルはさらに上がる。これから8の付く日限定で北九州への出張を画策する。

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私のとって西日本最高級の絶景。

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ミートのメガ。目玉焼トッピング。

◎簾(10月*日):河豚カツレツセット

 VIEERAでは『フジヤマ55』『パンチョ』が我が2強ゆえ、全店制覇を意気込むも他の店を選択する心の余裕が欠けている。しかし、この日は定食気分だった。

 奥まった場所の<簾>は恐らくビエラ初進出。お隣の下関が拠点らしいが何故か思いっきり牛タン押し。牛タンといえば、仙台。牛タンが凄まじく高騰しているニュースを目にする。

 メニュー及び注文はすべてタッチパネル方式。ランチ限定メニューはどれも1000円は軽く超す。1,200〜2,500円の間。牛タンと刺身のセットもあった。牛タンはともかく刺身が盛合せになると、どうしても口に入れられない苦手なネタがある。

 タッチパネルをいじっていると、多分唯一の1000円以下セットメニュー発見。「河豚カツレツセット」。私だけでなく、恐らく山口県民以外は下関といえば「ふぐ(河豚)」ではないか。

 好ましい。しかも一番安い。不思議な世界観に首を傾げつつパネルを操作。本場下関ゆえ、ふぐも安いのか。

 セット降臨。ライス、味噌汁、サラダ、漬物、そして大き目の河豚カツが4切。

 丁寧な仕上がりである。薬味が妙に充実している。塩、胡麻、辛子、ソース、ポン酢おろし、そして粉チーズ。店員さんはいろいろな味でお試し下さいと丁寧なご対応。ライスと味噌汁はお代わり無料らしく、タッチパネルの「注文履歴」から操作できるそうだ。

 中3日ぶりの北九州。久々の中華(王将)以外の昼メシ。まずは味噌汁。‥‥‥。旨い。しっかり出汁が効いている。味噌汁が旨い店は丼も定食もハズレなし。〔次夜その3〕

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奥まったところに。
posted by machi at 07:10| Comment(0) | 福岡県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする