「若松高まる みんな二重まる」。北九州市内屈指の風光明媚を誇る若松商店街連合会の空き店舗対策キャッチフレーズである。これは2度目のキャッチであり、コロナ前の初回は「若松高まる みんなまる」だった。
2021年度の若松商店街空き店舗対策事業はほとんどの期間中に緊急事態宣言が発令されてしまった。猛烈な逆風だったが、予定どおりやり切った。
コロナ禍でも新規出店があった。退店はなかった。残念ながら新規出店決定直前の辞退もあった。商店街&商工会議所若松SC&北九州市商業若松担当コンビの献身があってこそである。
今後は広告方法の抜本的な見直しとともに、事業スキームも大幅に転換させねばならない。時代の急激なスピードに対応せねばならない。
空き店舗対策など終わりにしたいし、本来は誰もやりたくないのだが、昨今の経済情勢では日本中のたいていの地方都市の商店街にとって避けて通れない課題である。
若松でも次年度以降も空き店舗対策に取り組んでいく。あくまでも予定だが、3度目の空き店舗対策は2022年度が調査と計画、2023年度が本格実行。
2021年度の若松ミッション最終回終了後、若松最強の<TOMATO>へ。コロナ禍も余裕で乗り越えて10周年の超絶人気店。10人で突撃。若松で10人呑みなどいつぶりか。
生で乾杯。2杯目からはメガハイボール。全員10杯ほど呑んでるんやないか。
刺身、サラダ、枝豆の炒め、ビーフシチュー&バケット、ウィンナー、牛タン、チーズ&生ハム、ステーキ、〆の焼きそば。
私のつたない表現力では平凡な料理にしか読めないが、盛り付けだけでなく、すべてにプロの技巧が施されている。定番と創作の間という最も難易度の高い着地を見事に決めて下さる。
2軒目は久しぶりの<ショコラ>へ。私はどうしてもコインランドリーで洗濯したかったので24時ごろ先にお暇する。
2年間に及ぶ事業の打ち上げ。いつぶりか分からぬほどの、ほぼフルメンバーでの飲み会。楽しさが弾ける。
私はこの日、若松のホテルで目覚めたら耳からの出血で枕カバーが血まみれ。ホテルから徒歩1分の耳鼻科に駆け込んだ。その前の夜、大浴場上がりに備え付けの綿棒で耳を掻いた際、思いっきり傷が。鼓膜までほんの数ミリ。片耳が失聴するところだった。怒涛の1日だった。
2021年11月18日。私にとっても忘れられない1日となった。次回、このまま予定通りなら、私は半年後に若松入りする。そして、2年間に及ぶミッションが再起動する。
タイトルだけは決まっている(私が決めている)。「若松高まる みんな三重丸」である。
至福。
驚嘆。
歓喜。
充電。
祝福。
定番。
2022年02月28日
2022年02月26日
第2879夜:Do not insert swab into ear canal【若松(北九州)】
綿棒。私は竹かき派だが、耳掃除の友である。大浴場の脱衣場やビジネスホテルのユニットバスに常備されていることが多い。
自宅で綿棒は使わないが、出張先では見かけたら利用する。そもそも綿棒は、耳掃除以外の用途があるのだろうか。特にオトコにとっては。
折尾から終電1本前の若松線で若松着後、定宿にチェックイン。まだ24時前段なら泥酔してベッドにダイブだが、この夜は折尾で1軒だけ。呑み足りないが出歩くのも面倒。大浴場に浸かって風呂上がりに缶チューハイをヤることに。
さっぱりとコリを解し、脱衣場で体を拭いて備え付けの綿棒で耳の奥までクリクリ。呻きが漏れそうなほどの気持ち良さ。ごそりと耳垢が。爽快である。
部屋に戻り風呂上がりのビールをヤっていたら、右耳から水分が溢れてきた。手で拭うと、血だった。
理由分からぬが、綿棒で傷つけたのだろう。脳から出血していたら目覚めないかもしれないが、ほろ酔ってきたので、あまり気にせずティッシュを耳に詰めてそのまま爆睡。
翌朝。起きたら、右耳の中がたぷんたぷん。枕カバーは鶏の首を切り落とした黒魔術の儀式のごとき深紅の大惨事。
右耳が血で溢れて聴こえないので、歯ブラシの横にあったユニットバス内の綿棒で血の池を突く。どこかが開いたようで、音が聞こえるようになった。
8泊9日西日本シリーズの中日。耳から血を垂れ流していたら仕事どころか移動もできぬ。ネット検索したら定宿から歩いて1分ぐらいに耳鼻科が。予約もせず朝9時に飛びこんだ。
広々と清潔。すでに10人待ち。20分後に呼ばれて診察室へ。先生は若くてイケメンで爽やかでいかにもデキる感じ。最新(たぶん)の機器がズラリ。手元のおぼつかない老医師のカンと経験だけが頼りな診察より1万倍心強い。
先生が内視鏡のようなものを耳に入れる。私も画面を見せられる。そこには鮮血の海が。隣の看護師さんが小声で思わず「うわっ」とつぶやくほど。
先生曰く、綿棒で思いっきり傷が。血を吸い取ると、鼓膜と傷跡が。自分の鼓膜など初めて見た。鼓膜からほんのわずか傷がそれていたが、もう少しで鼓膜が破れていたという。
聴力検査などをたっぷりの後、先生は結果を見て「大丈夫でしょう」。ただし、綿棒は絶対に耳に入れてはならないそうだ。
すかさず注意書きを渡された。私のような耳かき馬鹿が後を絶たないのだろう。そこにはこう書かれていた。
「Do not insert swab into ear canal.」
外国では「綿棒を耳に入れてはならない」と商品パッケージに注意書きがあるそうな。
私は耳かきがクセ。自宅では数分ごとに気づけば耳をかいている。
注意書きには、竹の耳かきですら1か月に1回、1秒程度奥まで入れずになでるだけで十分すぎるとある。先生曰く、耳の中は聖域なので絶対に中にモノを入れてはならないそうだ。私も懲りた。もう2度と綿棒に近寄らないし、近寄れない。
先生から「何のお仕事をされてますか」と聞かれた。
アヅマ「‥‥まちづくり、というか商店街活性化のお手伝い、ですかね」。
先生「その仕事は、耳栓を使いますか?」
アヅマ「使いたくなる時もたまにはありますね」
先生「‥‥‥?」
アヅマ渾身のまちづくりジョーク、先生には聞こえなかったようである。
あさイチで駆け込み。
知らなかった。
恐怖。
自宅で綿棒は使わないが、出張先では見かけたら利用する。そもそも綿棒は、耳掃除以外の用途があるのだろうか。特にオトコにとっては。
折尾から終電1本前の若松線で若松着後、定宿にチェックイン。まだ24時前段なら泥酔してベッドにダイブだが、この夜は折尾で1軒だけ。呑み足りないが出歩くのも面倒。大浴場に浸かって風呂上がりに缶チューハイをヤることに。
さっぱりとコリを解し、脱衣場で体を拭いて備え付けの綿棒で耳の奥までクリクリ。呻きが漏れそうなほどの気持ち良さ。ごそりと耳垢が。爽快である。
部屋に戻り風呂上がりのビールをヤっていたら、右耳から水分が溢れてきた。手で拭うと、血だった。
理由分からぬが、綿棒で傷つけたのだろう。脳から出血していたら目覚めないかもしれないが、ほろ酔ってきたので、あまり気にせずティッシュを耳に詰めてそのまま爆睡。
翌朝。起きたら、右耳の中がたぷんたぷん。枕カバーは鶏の首を切り落とした黒魔術の儀式のごとき深紅の大惨事。
右耳が血で溢れて聴こえないので、歯ブラシの横にあったユニットバス内の綿棒で血の池を突く。どこかが開いたようで、音が聞こえるようになった。
8泊9日西日本シリーズの中日。耳から血を垂れ流していたら仕事どころか移動もできぬ。ネット検索したら定宿から歩いて1分ぐらいに耳鼻科が。予約もせず朝9時に飛びこんだ。
広々と清潔。すでに10人待ち。20分後に呼ばれて診察室へ。先生は若くてイケメンで爽やかでいかにもデキる感じ。最新(たぶん)の機器がズラリ。手元のおぼつかない老医師のカンと経験だけが頼りな診察より1万倍心強い。
先生が内視鏡のようなものを耳に入れる。私も画面を見せられる。そこには鮮血の海が。隣の看護師さんが小声で思わず「うわっ」とつぶやくほど。
先生曰く、綿棒で思いっきり傷が。血を吸い取ると、鼓膜と傷跡が。自分の鼓膜など初めて見た。鼓膜からほんのわずか傷がそれていたが、もう少しで鼓膜が破れていたという。
聴力検査などをたっぷりの後、先生は結果を見て「大丈夫でしょう」。ただし、綿棒は絶対に耳に入れてはならないそうだ。
すかさず注意書きを渡された。私のような耳かき馬鹿が後を絶たないのだろう。そこにはこう書かれていた。
「Do not insert swab into ear canal.」
外国では「綿棒を耳に入れてはならない」と商品パッケージに注意書きがあるそうな。
私は耳かきがクセ。自宅では数分ごとに気づけば耳をかいている。
注意書きには、竹の耳かきですら1か月に1回、1秒程度奥まで入れずになでるだけで十分すぎるとある。先生曰く、耳の中は聖域なので絶対に中にモノを入れてはならないそうだ。私も懲りた。もう2度と綿棒に近寄らないし、近寄れない。
先生から「何のお仕事をされてますか」と聞かれた。
アヅマ「‥‥まちづくり、というか商店街活性化のお手伝い、ですかね」。
先生「その仕事は、耳栓を使いますか?」
アヅマ「使いたくなる時もたまにはありますね」
先生「‥‥‥?」
アヅマ渾身のまちづくりジョーク、先生には聞こえなかったようである。
あさイチで駆け込み。
知らなかった。
恐怖。
2022年02月24日
第2878夜:鮟鱇と森伊蔵【折尾(北九州)】
森伊蔵。全国的知名度を誇るプレミア焼酎である。酒好き、中でも焼酎好きでその名を知らぬ左党はおらぬはず。ただし、呑んだ経験がある焼酎好きはそれほど多くないかもしれない。
コロナ明け反動が激しい8泊9日西日本シリーズ5日目。朝9時から飯塚市内のホテルの部屋で日光市役所の方々とオンラインMTG。福岡と栃木。超便利な世の中である。
チェックアウト後、新飯塚駅から福北ゆたか線で直方。若松行きに乗り換えて折尾で途中下車。そのまま折尾商連へ直行する。到着したのは午前中。正午にもなっていない。
2021年11月中旬現在、折尾駅前の学園大通りにキッチンカーステーションが展開中。日替わりで様々なメニューが楽しめる。
折尾駅は九州屈指の乗降客を有するが、何故か昼メシ難民多し。この日私は学園大通りキッチンカーステーションでテイクアウトするつもりだった。いそいそと足を運ぶ。
この日はチキンバーガーと焼き芋のキッチンカーという。ところが11時開始のはずのチキンバーガーが到着していない。焼き芋はすぐに提供できないと謝られた。
すごすごと商連へ戻る途中、以前はタピオカ屋か何かだった場所にサンドイッチ専門店がオープンしていた。チリマヨチキンサンドを購入。ついでにK原局長と事務員さんの分も。
3日前の夜に和歌山県田辺市<きまま>のママにオミヤで頂いた生姜入り手作り豚まん2ヶがカバンに入ったままだったことも思い出す。豚まんは商連のレンジで温める。
生姜入り豚まん、3日前の夜も絶品だったが、常温放置で温めただけでも味変わらず。うま過ぎる。サンドイッチは顎が疲れるほどの分厚さとボリューム。心の底から満腹に。
数カ月間空いてしまい仕切り直しとなった折尾ミッション。ようやくひとすじの太い光が見えてきた。この光を消すわけにはいかない。
2021年度の私の折尾入りは、毎回営業時短要請中ゆえ商連の皆さまと懇親できなかった。その夜は久々に遠賀の超名店<仲むら>へ9人で。いつぶりだろうか。
鮟鱇&アカカブの鍋、最高。贅沢の極みである。肝がタマラナイ。痛風にもタマラナイ。〆の雑炊まで天国への階段。
この夜は商連の人気者・Hロシ氏提供の「森伊蔵」を持ち込んでいた(氏は不在)。S理事長が1杯づつ厳格に管理。私もご相伴に与る。濃厚、芳醇。しかし私のバカ舌ではパックの激安焼酎と区別つかない。猫に小判、豚に真珠、アヅマに森伊蔵である。
4人でタクシーにて折尾駅へ。駅構内にて缶ハイボールで15分呑み。私だけ若松線に乗って終着駅の若松へ。
福北ゆたか線で今朝新飯塚を発ち、折尾で途中下車。最後は終着駅の若松。鉄ちゃんには激シブなコースであることが理解できるはずである。
キッチンカーステーション。
学園大通りのサンドイッチ屋さん。
<きまま>のママのジンジャーまんも一緒に。
圧倒的迫力。
鍋最高。
〆は雑炊。
コロナ明け反動が激しい8泊9日西日本シリーズ5日目。朝9時から飯塚市内のホテルの部屋で日光市役所の方々とオンラインMTG。福岡と栃木。超便利な世の中である。
チェックアウト後、新飯塚駅から福北ゆたか線で直方。若松行きに乗り換えて折尾で途中下車。そのまま折尾商連へ直行する。到着したのは午前中。正午にもなっていない。
2021年11月中旬現在、折尾駅前の学園大通りにキッチンカーステーションが展開中。日替わりで様々なメニューが楽しめる。
折尾駅は九州屈指の乗降客を有するが、何故か昼メシ難民多し。この日私は学園大通りキッチンカーステーションでテイクアウトするつもりだった。いそいそと足を運ぶ。
この日はチキンバーガーと焼き芋のキッチンカーという。ところが11時開始のはずのチキンバーガーが到着していない。焼き芋はすぐに提供できないと謝られた。
すごすごと商連へ戻る途中、以前はタピオカ屋か何かだった場所にサンドイッチ専門店がオープンしていた。チリマヨチキンサンドを購入。ついでにK原局長と事務員さんの分も。
3日前の夜に和歌山県田辺市<きまま>のママにオミヤで頂いた生姜入り手作り豚まん2ヶがカバンに入ったままだったことも思い出す。豚まんは商連のレンジで温める。
生姜入り豚まん、3日前の夜も絶品だったが、常温放置で温めただけでも味変わらず。うま過ぎる。サンドイッチは顎が疲れるほどの分厚さとボリューム。心の底から満腹に。
数カ月間空いてしまい仕切り直しとなった折尾ミッション。ようやくひとすじの太い光が見えてきた。この光を消すわけにはいかない。
2021年度の私の折尾入りは、毎回営業時短要請中ゆえ商連の皆さまと懇親できなかった。その夜は久々に遠賀の超名店<仲むら>へ9人で。いつぶりだろうか。
鮟鱇&アカカブの鍋、最高。贅沢の極みである。肝がタマラナイ。痛風にもタマラナイ。〆の雑炊まで天国への階段。
この夜は商連の人気者・Hロシ氏提供の「森伊蔵」を持ち込んでいた(氏は不在)。S理事長が1杯づつ厳格に管理。私もご相伴に与る。濃厚、芳醇。しかし私のバカ舌ではパックの激安焼酎と区別つかない。猫に小判、豚に真珠、アヅマに森伊蔵である。
4人でタクシーにて折尾駅へ。駅構内にて缶ハイボールで15分呑み。私だけ若松線に乗って終着駅の若松へ。
福北ゆたか線で今朝新飯塚を発ち、折尾で途中下車。最後は終着駅の若松。鉄ちゃんには激シブなコースであることが理解できるはずである。
キッチンカーステーション。
学園大通りのサンドイッチ屋さん。
<きまま>のママのジンジャーまんも一緒に。
圧倒的迫力。
鍋最高。
〆は雑炊。
2022年02月22日
第2877夜:キョトン【飯塚(福岡)】
<ホテルニューガイア飯塚>。充実のマンガ在庫、大浴場、耳かき綿棒をエレベーターのボタン押しように常備するなど芸の細かい快適なパチ屋の屋号のようなビジネスホテルである。以前はロイヤルホテルだったが、チューンナップしてますます大充実。
11月中旬。8泊9日西日本シリーズ4日目。チェックインの際、私は全く意識していなかったが「さわらびプラン」だった。<さわらび>という居酒屋さんのドリンク1杯無料券をフロントで手渡された。そういえば、1ヶ月前の飯塚市商連の皆さまとその店に行った気が。
数年ぶりに本格的に飯塚市商連と御縁が復活し、月1回ミッション終了後に10人ほどで訪れる、路地ビルのかなり奥まったところにある人気居酒屋である。
飯塚にて私に店を選ぶ選択権は1gもない。商店街の旦那衆についていくだけ。2021年度飯塚2度目ミッション終了後、8人で向かったのはこの夜も<さわらび>。まさかの展開だ。
小上がりに入る前に、女将さんにチケットを手渡す。女将さんはキョトンとしてチケットをガン視。1,2秒後に笑顔で「ありがとうございます」とのお言葉を頂いた。
1,2秒のキョトンには理由があると推測される。
1つ目は、このチケットを持って店に来るホテル宿泊客がほぼいないであろうということ、2点目は、地域に密着しこの居酒屋をヘビーに利用している飯塚市商連の皆さまと一緒のこのデブはなぜホテルに泊まっているのか(なぜこのチケットを持っているのか)であろう。
ところが、女将さんはこのチケットを私が使うことに歓迎していない。次回使われたらどうかとおっしゃる。そして一言「もったいないですよ」。
うん?今度は私が1,2秒キョトンとする番に。
キョトン後、ピンときた。笑みが漏れた。恐らく料理はお任せで、呑み放題なのだろう。ゆえに、呑み放題なので無料チケットは「もったいない」のだ。
正直、誠実、正義。味、ボリューム、良心的な価格に加えた心の温かさ。人気店であること、視認性ほぼゼロの立地でも地元に愛されていることが伝わってくる。
生の後は焼酎ガンガン。蟹、海老の炊合せから始まり、焼売、唐揚、焼肉、ウィンナー。字面だけだと平凡だが、ひと手間もふた手間もかかったプロの味と見栄え。〆のおにぎりも炊き込みご飯で。味噌汁が五臓六腑に沁みる。4種類の床付けでさらに酒が呑めてしまう。
気づけば23時半。数年ぶりに5人で<トパーズ>へ。私と飯塚の御縁を2011年から数年間を第一期とすると、2020年度から第2期として徐々に復活。一部メンバーは入れ替わったが、新たなメンバーも加わっている。心強い限りである。
トパーズ、電気も消えて真っ暗だがカラオケが聴こえてくる。飯塚のN井貴一氏こと履物のN田氏が漆黒の闇を駆けあがる。
開いていたようだ。入った瞬間、マスターとママは私の顔を見て「あれ?」と1,2秒キョトン。マスクを外すと「あれ〜久しぶり!どうしてたの!?」と目を見開いて歓待下さる。
謎の年の差カップルに席を詰めて頂き、5人カウンターに横並び。
私は何年ぶりだろうか。ママは私がウィスキーをロックで呑んでいたことが覚えており、「アヅマさん、相変わらずロックなの?」とミュージシャンのような質問をかましてくる。
ロックをクイクイやる。飯塚どころか日本有数のオヤジバンド「CANDY」ベース&ボーカルのK家氏のカラオケが上手すぎる。本業をお持ちだが、プロのミュージシャンでもある。
同行のG屋氏、T中氏も素晴らしく唄が上手い。いい声されている。私はN田氏と今井M樹氏の『Miss You』をデュエットしたが、唄いにくいことこの上ない。
『め組の人』をリクエストした。カラオケの定番である。錆の部分で思いっきりマスターに顔を近づけ、大声で「めっ!」とポーズを決めた。マスターはびっくりした顔で、ただただキョトンとしていた。時間はいつの間にか深夜1時を回っていた。
ホテルニューガイア。
プランのチケット。
下野鹿沼発のシウマイブームは筑豊にまで飛び火。
ボリュームたっぷり。
プロの技。
焼酎が進む味付け。
しみじみと旨すぎる〆。
毎月ありがとうございます。
開いているのか?
嬉しき日々。
11月中旬。8泊9日西日本シリーズ4日目。チェックインの際、私は全く意識していなかったが「さわらびプラン」だった。<さわらび>という居酒屋さんのドリンク1杯無料券をフロントで手渡された。そういえば、1ヶ月前の飯塚市商連の皆さまとその店に行った気が。
数年ぶりに本格的に飯塚市商連と御縁が復活し、月1回ミッション終了後に10人ほどで訪れる、路地ビルのかなり奥まったところにある人気居酒屋である。
飯塚にて私に店を選ぶ選択権は1gもない。商店街の旦那衆についていくだけ。2021年度飯塚2度目ミッション終了後、8人で向かったのはこの夜も<さわらび>。まさかの展開だ。
小上がりに入る前に、女将さんにチケットを手渡す。女将さんはキョトンとしてチケットをガン視。1,2秒後に笑顔で「ありがとうございます」とのお言葉を頂いた。
1,2秒のキョトンには理由があると推測される。
1つ目は、このチケットを持って店に来るホテル宿泊客がほぼいないであろうということ、2点目は、地域に密着しこの居酒屋をヘビーに利用している飯塚市商連の皆さまと一緒のこのデブはなぜホテルに泊まっているのか(なぜこのチケットを持っているのか)であろう。
ところが、女将さんはこのチケットを私が使うことに歓迎していない。次回使われたらどうかとおっしゃる。そして一言「もったいないですよ」。
うん?今度は私が1,2秒キョトンとする番に。
キョトン後、ピンときた。笑みが漏れた。恐らく料理はお任せで、呑み放題なのだろう。ゆえに、呑み放題なので無料チケットは「もったいない」のだ。
正直、誠実、正義。味、ボリューム、良心的な価格に加えた心の温かさ。人気店であること、視認性ほぼゼロの立地でも地元に愛されていることが伝わってくる。
生の後は焼酎ガンガン。蟹、海老の炊合せから始まり、焼売、唐揚、焼肉、ウィンナー。字面だけだと平凡だが、ひと手間もふた手間もかかったプロの味と見栄え。〆のおにぎりも炊き込みご飯で。味噌汁が五臓六腑に沁みる。4種類の床付けでさらに酒が呑めてしまう。
気づけば23時半。数年ぶりに5人で<トパーズ>へ。私と飯塚の御縁を2011年から数年間を第一期とすると、2020年度から第2期として徐々に復活。一部メンバーは入れ替わったが、新たなメンバーも加わっている。心強い限りである。
トパーズ、電気も消えて真っ暗だがカラオケが聴こえてくる。飯塚のN井貴一氏こと履物のN田氏が漆黒の闇を駆けあがる。
開いていたようだ。入った瞬間、マスターとママは私の顔を見て「あれ?」と1,2秒キョトン。マスクを外すと「あれ〜久しぶり!どうしてたの!?」と目を見開いて歓待下さる。
謎の年の差カップルに席を詰めて頂き、5人カウンターに横並び。
私は何年ぶりだろうか。ママは私がウィスキーをロックで呑んでいたことが覚えており、「アヅマさん、相変わらずロックなの?」とミュージシャンのような質問をかましてくる。
ロックをクイクイやる。飯塚どころか日本有数のオヤジバンド「CANDY」ベース&ボーカルのK家氏のカラオケが上手すぎる。本業をお持ちだが、プロのミュージシャンでもある。
同行のG屋氏、T中氏も素晴らしく唄が上手い。いい声されている。私はN田氏と今井M樹氏の『Miss You』をデュエットしたが、唄いにくいことこの上ない。
『め組の人』をリクエストした。カラオケの定番である。錆の部分で思いっきりマスターに顔を近づけ、大声で「めっ!」とポーズを決めた。マスターはびっくりした顔で、ただただキョトンとしていた。時間はいつの間にか深夜1時を回っていた。
ホテルニューガイア。
プランのチケット。
下野鹿沼発のシウマイブームは筑豊にまで飛び火。
ボリュームたっぷり。
プロの技。
焼酎が進む味付け。
しみじみと旨すぎる〆。
毎月ありがとうございます。
開いているのか?
嬉しき日々。
2022年02月21日
第2876夜:魚町三丁目の夕暮【小倉(北九州)】
魚町三丁目。魚町商店街エリアの南側に位置する一角である。ちなみに4丁目は旦過市場。コロナ禍において、魚町三丁目エリアが激しく再整備される計画が同時進行中である。
夕暮れから闇に向かう黄昏時に魚町商店街へ。そんな計画に関する意見交換会終了後、魚町どころか福岡県全域の商店街を統べるK理事長や北九州市全体の産業振興を統べる商工会議所M渡部長たちと馬借の<和や>へ。
創作串焼コースが不動無双の旨さ。コースの〆のスープが日替わりっぽいが、これが最高にタマラナイ。この日は和風ポタージュ風焼きちゃんぽんの小鉢も嬉しい。最初は生で、焼酎ソーダ割を挟み、最後は熱燗をガンガン。話も弾み、極上の夜が更けていく。
いったん解散。M渡氏とおでんの名店<大太鼓>へ。私は初ダイブ。恥ずかしながら店の存在も名前も存じ上げなかった。カウンターほぼ満席だったが何とか2席確保。
小倉で新しい店を開拓するという行為が10年以上キタキュウ通いしている私には最早新鮮。熱燗で暖まった体、暖房の効いた店内、店の熱気と活気、そして、目の前のおでん鍋。
ほてった体に、冷え冷えの瓶ビールを流し込む。サウナ上がりのリフレッシュ感である。
豊富なラインナップから第1弾は春菊、豆腐、卵。春菊があれば外せない。熱燗に切り替え、じわりとヤる。出汁が染み込んだ絶品をハフハフ。
第2弾は絶品に牛しゃぶに厚揚。牛しゃぶ、とろける旨さ。厚揚の武骨な頼もしさも心強い。どれもタネが大きい。熱燗をお替りし、私にとってはキタキュウ名物なごま鯖、そして漬物。日常の恢復を心より楽しむ。
ムーランが閉まっていたのでラストはウィスキーバー<レフティ>。この店も私は初ダイブ。かなり分かりにくい奥まった位置だが、こちらも大盛況。今夜の3軒、どこも客が若い。ロックを2杯ほど流し込むと、24時を回っていた。
氏と別れ、馬借に屹立する第二の定宿へ。途中、旦過市場の前を通り過ぎる。体操世界選手権バナーが新たな催しに入れ替わっていた。私は、独りニヤニヤしながら夜を歩いた。
翌昼。第二の定宿(クラウンPレス)は12時チェックアウトがありがたい。魚町銀天街を通りつつ小倉駅へ。駅構内で昼メシ予定だったが、久々に<餃子のたっちゃん>に吸い込まれた。
大充実のランチから「肉汁餃子定食」召還。大ぶりの肉汁餃子、醤油&ラー油に浸しそっと口へ。皮が弾け、肉汁が飛び出す。その汁を左手のご飯茶碗で受け止める。肉汁が染みたご飯を口に運び、味噌汁で追いかける。
ライス、味噌汁、高菜、生卵が食べ放題。そして、明太子もおかわり自由。餃子、明太子、生卵、どれも最強の飯友。すかさずライスお替り。
途中から醤油&ラー油に肉味噌を加え、味を確変。めぐるめぐ至福。この店は肉豆腐も最高だが、これは酒の肴。小倉で昼呑みするときの楽しみにキープである。
開発が進む魚町三丁目。
<和や>創作串焼コース@。
<和や>創作串焼コースA。
<和や>創作串焼コースB。
<和や>創作串焼コースC。
<大太鼓>第1弾。
<大太鼓>第2弾。
深夜の旦過市場。
魚町銀天街にて。
夕暮れから闇に向かう黄昏時に魚町商店街へ。そんな計画に関する意見交換会終了後、魚町どころか福岡県全域の商店街を統べるK理事長や北九州市全体の産業振興を統べる商工会議所M渡部長たちと馬借の<和や>へ。
創作串焼コースが不動無双の旨さ。コースの〆のスープが日替わりっぽいが、これが最高にタマラナイ。この日は和風ポタージュ風焼きちゃんぽんの小鉢も嬉しい。最初は生で、焼酎ソーダ割を挟み、最後は熱燗をガンガン。話も弾み、極上の夜が更けていく。
いったん解散。M渡氏とおでんの名店<大太鼓>へ。私は初ダイブ。恥ずかしながら店の存在も名前も存じ上げなかった。カウンターほぼ満席だったが何とか2席確保。
小倉で新しい店を開拓するという行為が10年以上キタキュウ通いしている私には最早新鮮。熱燗で暖まった体、暖房の効いた店内、店の熱気と活気、そして、目の前のおでん鍋。
ほてった体に、冷え冷えの瓶ビールを流し込む。サウナ上がりのリフレッシュ感である。
豊富なラインナップから第1弾は春菊、豆腐、卵。春菊があれば外せない。熱燗に切り替え、じわりとヤる。出汁が染み込んだ絶品をハフハフ。
第2弾は絶品に牛しゃぶに厚揚。牛しゃぶ、とろける旨さ。厚揚の武骨な頼もしさも心強い。どれもタネが大きい。熱燗をお替りし、私にとってはキタキュウ名物なごま鯖、そして漬物。日常の恢復を心より楽しむ。
ムーランが閉まっていたのでラストはウィスキーバー<レフティ>。この店も私は初ダイブ。かなり分かりにくい奥まった位置だが、こちらも大盛況。今夜の3軒、どこも客が若い。ロックを2杯ほど流し込むと、24時を回っていた。
氏と別れ、馬借に屹立する第二の定宿へ。途中、旦過市場の前を通り過ぎる。体操世界選手権バナーが新たな催しに入れ替わっていた。私は、独りニヤニヤしながら夜を歩いた。
翌昼。第二の定宿(クラウンPレス)は12時チェックアウトがありがたい。魚町銀天街を通りつつ小倉駅へ。駅構内で昼メシ予定だったが、久々に<餃子のたっちゃん>に吸い込まれた。
大充実のランチから「肉汁餃子定食」召還。大ぶりの肉汁餃子、醤油&ラー油に浸しそっと口へ。皮が弾け、肉汁が飛び出す。その汁を左手のご飯茶碗で受け止める。肉汁が染みたご飯を口に運び、味噌汁で追いかける。
ライス、味噌汁、高菜、生卵が食べ放題。そして、明太子もおかわり自由。餃子、明太子、生卵、どれも最強の飯友。すかさずライスお替り。
途中から醤油&ラー油に肉味噌を加え、味を確変。めぐるめぐ至福。この店は肉豆腐も最高だが、これは酒の肴。小倉で昼呑みするときの楽しみにキープである。
開発が進む魚町三丁目。
<和や>創作串焼コース@。
<和や>創作串焼コースA。
<和や>創作串焼コースB。
<和や>創作串焼コースC。
<大太鼓>第1弾。
<大太鼓>第2弾。
深夜の旦過市場。
魚町銀天街にて。