2021年12月01日

第2817夜:イマイチ Wonderful Days【日光(栃木)】(後編)

 とんかつとエビフライを心の底から満喫し、午後のリモートミッションも終了。神戸人の私が栃木県内のホテルで同じ県内の鹿沼の方をリモート面談するシュールさに一人で首をかしげる。

 ユニットバスにゆっくり浸かる。水道水が冷えて素晴らしく旨い。日光は水が旨いと言われているが、細胞レベルで実感可能。気のせいか知らぬが、ユニットバスのシャワーの勢いも力強い。

 夜も更けてきた。冷蔵庫から冷え冷えの発泡酒ロング缶。水も旨いけど、風呂上がりの冷えた発泡酒も旨い。渡邊佐平商店の夏酒が風流。道の駅(ニコニコ本陣)で捕獲したツマミを満喫。

 山菜煮付、金谷ベーカリーコロッケサンド、湯葉むすび。思う存分、日光である。日光の周囲は海などないので、山菜のツマミがぴったりくる。

 持参してきた文庫4冊を乱読中、開高健先生の「バターを肴に焼酎を飲む」という魂のレベルで震える一文に遭遇。どうしても試したくなり、雨の中ホテル向かいのコンビニへ。

 私は三宮の行きつけバーでレーズンバターをツマミにスコッチをヤるのが大好きだが、生のバターと焼酎は初めて。バターの量が多すぎるが、いざ挑戦……。

 さすが先生、壮絶な相性。ハマりそうだが、修羅の味。こんなことを毎日続けていたら来年を無事に迎えることはできそうにない。バター1切で焼酎ストレートを湯のみ2杯の破壊力。1切で充分。

 最終日。日光エリアのフィールドワーク終了後、日光線で宇都宮着。新幹線乗換時間7分。在来線改札内の駅弁売場へ。電車の関係で日光でランチできなかった。

 風雪を刻んだ熟女店員が「20年このシゴトして一番のオススメ」と猛プッシュしていたのが「下野山菜弁当」。前夜は山菜づくし。肉、餃子、鶏肉のスタミナ系に惹かれたが、山菜弁当は700円と駅弁として破格のリーズナブルさ。

 一番安い駅弁をプッシュするあたりに圧倒的な自信と誠実さが伝わる。首肯し、提案に乗る。その横の売店でレモン牛乳も。

 レモン牛乳は大好き。バター、チーズなどの乳製品も好き。生クリームは苦手。牛乳は何故か呑めない。

 東京駅まで50分の新幹線旅。山菜弁当、懸け紙は味気ないが「グルテンミートのソテー入り(植物性たんぱく食品)」という一文が健康そうだけど化学チックで一抹の不安を抱かせる。

 懸け紙を外す。圧巻の山の世界が広がっている。茶飯の上には錦糸卵が敷かれ、その上に筍煮、ふきのとう煮、干瓢、椎茸煮、しめじ煮、酢蓮根、ゆかりなどが所狭し。小エビ唐揚が圧倒的な存在感を放つ。どれも味が濃く、山の力強さと息吹が体内に注入される。

 レモン牛乳はイチゴ味。栃木と言えば、いろいろあるが県的にはイチゴ押し。これも山の恵みと言えないこともない。この駅弁、期待通りどころかむしろ大当たりだった。

 食後のデザートは、揚げゆばまんじゅう。前夜に呑み切らんかった芋焼酎パックと喰いきらんかった日光ラスクブラックペッパー&チーズ味も。ラッパ呑みはお下品ゆえ、カバンに常備しているプラカップを取り出す。

 東京から西へ向かうにつれ、晴れ間は広がりだした。日光、というより陽光は1週間ぶりぐらいか。豪雨や台風は嫌だけど、私は雨が嫌いではない。花に縁のない人生だが、唯一、梅雨時期の紫陽花だけは風情を感じる。私にはある程度の「湿度」が必要なのである。

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二夜目の晩餐。

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禁断の組合せ。

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帰路の新幹線にて。

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新幹線独り2次会。
posted by machi at 09:29| Comment(0) | 栃木県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする