2021年11月14日

第2807夜:デニム色のラーメン【岡山(岡山)】

 デニム(ジーンズ)の街。岡山市から南下し、瀬戸内沿いに位置する児島市のことである。藍染が有名で、オリジナルジーンズの工房も多数。神戸新長田時代、同僚&部下による社員旅行で児島へ訪れたことはある。

 殺人的な暑さの土曜の午前。岡山駅から汗ダクダクで表町商店街へ。この日はフィールドワーク的ミッションゆえ、藍色ポロシャツ、藍色の作業ズボン、藍色のスニーカーと全身デニム状態。すべて藍色だったのは何の意図もなくたまたまだった。

 表町商店街の若き大番頭・Y部氏と打合せ後、氏の店から徒歩15秒の<Ⅿ太郎商店>へ。この店には何度も足を運んだことがある。どちらかといえばミッション終了後の夜が多い。

 ミッション会場の正面に位置し、ラーメン屋だがおでんや唐揚など一品メニューも豊富。メガハイボールも備えている。

 初めて表町を訪問したのは2019年のコロナ前。初訪問時の遅めの昼にこの店でラーメンを啜った記憶がある。私と岡山のファーストコンタクトがこの店だった。

 カツチャーハンに惹かれたが、暑い昼こそ熱いメシ。ラーメンにすべく壁面メニューを眺めていた。「かつラーメン」は岡山名物らしい。

 Y部氏に聞くと、岡山市内はかつを載せたラーメン屋が複数あるという。岡山ラーメンの定義をこれまで幾度も探ってきたが解は得られなかった。思わぬところで見つけた。

 岡山名物にするか……。しかしその横に不穏な空気を醸し出いているメニューがあった。

 「児島デニムラーメン」。

……。児島は地名、デニムはジーンズ、ラーメンは、ラーメン。この3つの単語は別々の独立した意味を持つが、3つ続けるとよく分からない日本語になる。児島デニムは、まあそうだろう。しかしラーメンとは……。

 独りなら勇気のいる注文である。しかし眼前にはY部氏が居られる。蛮勇を振り絞り、デニムを選択。たまたま全身デニム色だったことも何かの御縁なのかもしれない。

 Y部氏が今日デニムはできるか聞いて下さった。マスターはできると首肯したが、それほど自身タップリな雰囲気ではなかった。

 ブツ降臨。……。スープが青い。青いスープなど初めてだ。麺は蕎麦のように黒みがかっている。天然の藍を練り込んだ自家製麺らいし。食べて大丈夫なのだろうか。

 おっかなびっくりスープから……。あっさりとした和風だし。鶏ガラとあさりのWスープという。麺は味わい深い。スープと麺が実に見事にコラボしている。半熟卵の黄身が眩しい。焼豚はさすがの実力。気づけば汁1滴残っていなかった。

 この個性あふれるオンリーワンな攻め攻めラーメン、コロナ禍における私にとってのベストジーニスト賞である。ちなみに児島にいってもデニムラーメンは食べられないそうである。次回は「かつラーメン」を指名することを決意した。

211114桃太郎商店@.jpg
かつラーメンの右側の破壊力。

211114桃太郎商店A.jpg
蒼いスープと黒い麺。
posted by machi at 07:44| Comment(0) | 岡山県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする