2021年11月13日

第2806夜:美女の流儀【春日部(埼玉)】

 Y子氏。武蔵国随一の不動産美女であり、春日部市NEXT商店街PJの不動産部会長である。

 体感温度40度越えの朝。春日部駅西口のスーパーで新幹線晩酌用の地酒を買い、踏切を超えて東口へ。初めて渡る。ひっきりなしに東武が走るので開かずの踏切と言われている。

 踏切界隈を初めて歩く。ここにルーディーズが、ここにこんな店が……。面白い。

 11時過ぎに<寿タバコセンター>へ。店主のK子氏からキンキン冷え冷え缶コーヒーをご馳走になり、ラッキーストライクを2箱買ったら2箱おまけして下さる。

 店奥でK子氏と紫煙を燻らせてから、<けいらく>でY子氏と合流。ランチデートである。

 Y子氏は私に4つの選択肢を投げかけた。そのままけいらくで中華メシ。行列の出来るラーメン屋、出汁の効いたそば屋、そして7月にオープンしたフレンチ。

 けいらくに惹かれたが、前夜と今夜もけいらく中華。昼も食して3連単もよろしいが、目先を変えてみる。けいらくを待合せ場所にしてしまい申し訳なさを噛みしめながら店を出る。

 私がお願いし、向かった先は7月にオープンしたフランス料理<mohawk>さん。オッサン1人ではかなりのハードル。美女同伴ならそれなりにハードルも下がりそうだ。

 予約せねば入れない人気店だった。Y子さんの顔で何とか入店。一人で切り盛りするマスターは汗ダクダクで奮闘。

 ランチ時間は3種類のメニュー限定。2種類のコンフィ(骨付き鶏・豚バラ肉)が1200円。特製ビーフカレーが1500円。総菜3品にミニサラダ、スープ付。

 プラス100円で唐揚げが、300円でオムレツもトッピング可能。ランチドリンクもプラス100円。フレンチの相場が全く分からないが、かなり安いのではないか。

 1か月前にY子さんがこの店の料理をテイクアウトして私のステイホテル晩酌用に差し入れして下さった。その時は料理名がわかっていなかったが、今思えば豚バラ肉のコンフィだった。よって、鶏かカレーで迷う。

 せっかくなのでフレンチに寄せたランチを美女と楽しみたい。私は「骨付き鶏のコンフィ」に。左隣のY子さんはオトコ前に豚バラ肉だ。

 お客がひっきりなしに入ってくるが、予約していないため片っ端から撃沈。それほど目抜き通りにあるわけでないし、看板も目立たない。腕が確かなら、値段と味が絶妙のバランスなら、立地は関係ないと考え直させられる。

 コンフィ、降臨。骨付き鶏、箸でちぎれる柔らかさ。そして、とんでもなく旨い。「油煮」という低温調理技法らしい。

 骨付き鶏を箸だけで、手づかみすることなくきれいに完食できたのは初めて。冷たいスープも爽やか。ライスとタレを絡めると官能スプラッシュだ。

 お客どんどんゆえ店を出て、<BORDER CAFÉ>でホット珈琲。居心地のよい空間である。どちらのお店もY子氏プロデュース。抜群のセンス。エアコンの凉しさに恢復する。

 1時間ちょっとのランチデート。普段昼飯は独りまたは濃厚なオッサンばかり。そしてラーメン、かつ丼、カツカレーが8割。それが、緊急事態宣言下、美女と2人、フレンチという今後残り少ない我が生涯にラストになりそうな非日常3連発である。

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春日部フレンチ。

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我が生涯最初でたぶん最後の「コンフィ」。

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抜群のセンス。
posted by machi at 08:51| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする