2021年11月11日

第2804夜:やくなら酒器も【多治見(岐阜)】

 『やくならマグカップも』。多治見市内のあらゆるところで見かけるポスターである。アニメ風の美少女たちが陶芸しているシーンである。

 まん延防止を免れている7月中旬の多治見の夜21時。少女ではなく30〜40代の若手というには少々無理が出てきた陶芸家たち&多治見まちづくり鰍n口社長と多治見駅前の<とり源太>。

 いぶりがっこチーズ、地鶏山賊焼、天むす、天ぷら横綱盛……。豪快と繊細とジャンクとシュールが絶妙に同居。何喰っても旨し。この店、中部屈指かも。

 陶芸家さんたちの生態や作品姿勢などをお聞きすると、陶芸関係でなくまちづくりの仕事で良かったと二十数年このシゴトしてて初めて実感する。

 2軒目はすぐ横、というかすぐ裏の激ヤバすぎる<やぶれ傘>。商店街から路地の遥か奥の防犯灯のような灯りが灯るイチゲン1万%辿り着き不可能な隠れ家居酒屋。店内は純本格炉端風。閉店間際だから入れたらしいが、普段は予約しなければ入れない超人気店という。

 私の横に座る若手陶芸家の野趣あふれる作品(猪口)に酒を注いでヤる。お通しがたっぷりの八宝菜。途中から相当なパンチ力のあるママも合流。

 ママは豪快極まりない、若手陶芸家たちの絶大なる支援者。風雪を刻んだ豪快っぷりに横に座る私の肩は竦めっぱなしに。

 店内の食器は(たぶん)すべて多治見の陶芸作家から購入した逸品ばかりらしく、絶対に割ることはできない。緊張強いられつつ24時過ぎまで満喫。多治見の夜、ディープである。

 それから2週間後。21時過ぎから岐阜県多治見市中心市街地に屹立する一番星・ヒラクビルの対面<huralito>。

 生の後はハイボール。おばんさい的な料理がしみじみ旨い。鰹たたきや岩牡蠣は寿司や刺身に合うというかなりレアな日本酒で。魚介の旨さが口の中でさらに膨らむ。

 懇親会は野郎より美女の数の方が多い。私にとってはレアなシチュエーション。浮かれて必要以上にテンション向上。

 2軒目は我が多治見の定宿(ホテルトーノー)真隣の<楽らく亭>。ドラム缶居酒屋。ホッピーが嬉しい。もつ焼も充実。アジフライもサクサク。アジフライ醤油かソースか問題。私はその日の気分によるが、日本酒なら醤油、それ以外ならソース。

 2週間前に足を運んだ<やぶれ傘>のママご一行もご来店。マスターの見事なワンオペぶりにプロの凄み。

 メンバーは寝たり起きたり。深夜1時半ごろお開き。部屋に戻って瞬殺爆睡。多治見のほどよい距離感が心地よい。この夜でまだ三夜だが、すっかりファンになった。

 まちづくり会社O口社長、社員の皆さま、全6回のアヅマ祭りご参加の皆さまに心の底から多謝。緊急事態宣言やまん延防止再発令が相次ぐ中、除外地・多治見で遅くまでソトノミできる有難みをじっくり噛みしめた。

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街じゅう萌え萌え。

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豪快。

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名古屋圏らしさ満喫。

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イチゲン辿り着きまず不可能。

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<やぶれ傘>にて。

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極上の逸品。

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女子率高め。

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岩牡蠣に感涙。

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宴の顛末。
posted by machi at 09:58| Comment(0) | 岐阜県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする