2021年11月02日

第2799夜:Gの痕跡を探せ【門司港(北九州)】(中編)

 その(雑誌)夜、門司港の栄町エリアのジャーナリスト曰く「客の入りも昔と同じで寂しい限り」な場末スナックにジャーナリストが立ち寄ったら、何とGが独りでカウンターで呑んでいる。このジャーナリスト、Gを知っていたようで顔を伏せるがあまりの怪しい行動にバレバレだ。

 Gはそのフリージャーナリストに警告する。そして、お会計。「そいつの分も含めて」お支払い。ママから「これじゃ多すぎます!」と驚かれている。ゴルゴ、気前の良さを見せつける。

 ちなみにGは水割りを飲んでいたらしい(ママ曰く)。ボトルはキープしていないらしく、常連ではなさそうである。

 翌日。Gの警告を無視してGの痕跡を探ろうとするフリーの男。関門トンネル人道入口あたりで聞こえた「ズキューンン」。ここで前編は終了。

 一般的にゴルゴは1話あたり前編と後編の2部構成で掲載。次号(後編)も私や北九州市民にとっては神回必至。待ち遠しい。

 前編の興奮冷めやらぬちょうど一週間後。私は門司港の栄町エリアに出没した。戒厳令発令中ゆえスナックはスルー。ミッション展開中の「G」の痕跡を見つけようとしたが苦戦。「G」が作戦進行中ゆえ、鉢合せして撃ち殺されんようにせねばならぬ。

 Gの痕跡探しに失敗してから一週間後。『ビッグコミック』最新号を捕獲。真っ先に巻末のGページをめくる。……。

 思わず目を剥いた。ウォっと叫んだ。「中編」だった。まさかの3部構成という超大作。さいとう先生、気合満点である。

 中編では元タレントの新興宗教教祖が下関で射殺される。調査の結果、対岸の門司からの狙撃と判明。1q近いスーパーショット炸裂である。

 フリー記者の男、米国大使館に問い合わせる過程で「WHO(誰が=G)」「HOW(どうやって=対岸の門司港側から下関の標的を狙撃)」はつかめたが「WHY(なぜ)」が分からない。Gに依頼した痕跡がないという。ゴルゴマニアなら周知の事実だが、Gが私怨で動くことはありえない。

 更なる調査過程で、ゴルゴ世界っぽくない昼ドラ的なドロドロが明らかになり、1人も大物(っぽい)政治家にたどり着く。そこで、中編が終了。

 それから一週間後、私は再度門司港へ足を運んだ。めったにない月2回の門司港入りである。ミッション先へ向かう途中、海べりから下関を眺める。

 私のような凡人は、こんな場所から下関へ狙撃しようなど1oも考えつかない。当然のごとく、薬莢など落ちていない。警察も現場付近は捜査していないようだ。何らかの政治的圧力が掛かっているのだろうか。

 Gの痕跡は2回目も見つけられなかったが、私のミッション会場(門司生涯学習センター)の館長注意書きにユーモアと深すぎる闇を感じた。〔次夜後編〕

211102門司港GF.jpg
門司港エリアの歓楽街。

211102門司港GG.jpg
なじみの店へ。

211102門司港GH.jpg
まさかのG。

211102門司港GI.jpg
隣の客にこんなことを言われたら泣いてしまいそう。

211102門司港GJ.jpg
お支払いもスマート。

211102門司港GK.jpg
仕事中のG。

211102門司港GL.jpg
警察もドン引き。

211102門司港GM.jpg
痕跡を捜査中。

211102門司港GN.jpg
ここから対岸(下関)へ狙撃できるか。

211102門司港GO.jpg
ユーモアの中の深すぎる闇。
posted by machi at 07:57| Comment(0) | 福岡県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする