お盆の翌日。今市エリアにて小雨の中フィールドワーク完遂。日光市はまん延防止中。居酒屋はほぼ開いていない。ラーメン店もアルコール提供不可。その夜はステイホテル晩酌一択に。
栃木が地元(たぶん)のスーパー<かましん>でツマミを見繕う。コンビニよりも地域性がありそうだから。しかし、いわゆる「地域性」がなかなか見つからぬ。
日光の地酒を捕獲。渡邊佐平商店「自然醸 清開」。醸造アルコールや糖類を一切使わない純米酒。日光は水が良く冬の寒さが厳しいので良質の日本酒が生まれるそうだ(パッケージ受け売り)。
発泡酒やハイボールのロング缶を3本買い、総菜コーナーで「栃木県産ニラのかましん餃子」を見つけた。これはいかにもご当地っぽい。しかし、他はあまり見当たらない。
店内のパン屋がかなり旨そうなラインナップ。店名(ポンヌフ)は陰気なフランス映画みたいだが、サイズも大きく、どれもリーズナブル。しかも明るく華やか。謎の台湾パンフェアも開催中。サンドイッチやチーズパンをツマミに発泡酒や地酒も悪くない組合せである。
時間に余裕があったので、青い観覧車から日光市内を上から目線で睥睨してやるかと思ったが、オッサンの独り観覧車は不気味と不審の極致。断念する。
我が日光の定宿<ホテル村上>チェックイン。ツインしか開いていなかった。連泊するのでこれぐらい広い方がゆったりと快適に過ごせる。
エアコン付けねば空気の流れが悪く蒸し暑いが、作動させると効きすぎる。28度に設定しても震えるほど寒い。ユニットバスにゆっくり浸かって体を温める。浴衣の上からいつもリュックにぶち込んでいる上着を羽織る。
餃子を1階ロビーのレンジで温め、小袋のタレをぶっかける。発泡酒ロング缶をカシュッ。グビビと一気の3分の1ほどノドに放り込む。
唐揚、餃子、サンドイッチを頬張りながら地酒に移行。栃木県にも緊急事態宣言発令決定のニュースを眺めていると、地酒がすべてなくなった。そのままベッドへダイブ。寝落ちする。
翌日は前日のフィールドワークと異なり、昼めしと買い出し以外は終日ステイホテル。
朝8時半にホテル斜め向かいのコンビニで資料プリントアウト。ついでに40%増量と話題のファミチキと豚まん。部屋でニヤニヤしながら齧りつく。ジューシーで旨し。至福の濃厚朝食。
午前と午後に同じ栃木県内の鹿沼市関連でオンライン面談。その合間の昼頃、ホテルから歩いて3分ぐらいに屹立する市役所K守林氏イチオシのとんかつ老舗<一彦>へ。
開店直後に突撃したがテイクアウト対応で忙しいらしく、30分後に開店予定という。合間を利用して道の駅<ニコニコ本陣>へ。晩酌の買い出しである。
店内、超大賑わい。他県ナンバーが8割の駐車場満車。地元人も野菜などを買いに来ている。
地元人かそうでないかは秒殺で分かる。私はポロシャツ、作業ズボン、裸足にスリッパという出で立ち。どちらに見えるだろうか。
今晩のツマミを吟味。「ゆばむすび」という湯葉で包んだいかにも日光らしいおにぎり2ヶは〆に。地元の手作り総菜(きゃらぶき・ぜんまい油炒め)は前菜に。これらは地酒に合うはず。
メインディッシュは市内に数多い<金谷ベーカリー>道の駅限定コロッケサンド。私の大好物な日光ラスクの数あるフレーバーの中で最もツマミ力が強いブラックペッパー&チーズ味に。
地酒は道の駅の正面にある渡邊佐平商店の夏限定酒「純米吟醸日光誉 原酒 夢さらら」。720mlで2000円という贅沢。2夜連続の日光誉である。〔次夜後編〕

今市エリアの新たなシンボル(たぶん)。

栃木らしさを発見。

連泊なので広々と。

初夜の晩餐。