2021年02月03日

第2618夜:キャバレーを改装したホテル【沖縄(沖縄)】

 <トリップショットホテル・コザ>。沖縄市センター商店街(パークアベニュー)にある「へんなホテル」(オーナー談)である。

 GOTOの恩恵か一気に日本人が国内を流動しだした10月中旬。パークアベニューミッション前に「へんなホテル」にチェックイン手続きした。

 オーナーのSゲ氏は人脈凄まじく映画をはじめ様々な事業のプロデューサー。パークアベニューにて<トリップショット>というcaféバーを経営しており、その上層階がホテル。

 沖縄県中部(私にとっては沖縄市・宜野湾市・北谷町)滞在時の定宿は沖縄市胡屋地区のビジネスホテル(デイゴホテル)。実に快適で気に入っている。

 9月にSゲ氏と御縁を頂いた際に「へんなホテル」を予約した。どうせ泊まるなら、ミッション先のお世話になっている方を頼るのは人間としての普遍的道理である。

 スタッフの方に案内された。あれ、2階ではないのか。店の前の信号を渡ると、ドアがあった。10ほど部屋があるそうで、私が案内されたのは「RED」。

 ドアを開けるとすぐに階段が。両横の壁にはびっしり寄せ書きというか落書きというかメッセージが書き込まれている。1ドル札も貼り付けられている。良かったら自由に書いてくださいねとのこと。本物の1ドル紙幣も手渡された。

 階段を上がると、もう一つドアが。入室。……叫んだ。目を剥いた。なんだここは。

 アンティークな造り。3人掛けソファーが2つ、巨大なソファーが1つ、ダブルベッドが2つ。4人掛けテーブルもある。

 我が家より広くて設備が充実したキッチン。冷蔵庫、電子レンジ、フライパンなどの調理器具、乾燥機付き洗濯機……。風呂とトイレはもちろん別。すべてを足すと私の自宅マンションより広い。昔のレコードも壁に飾られている。

 この部屋はもともとキャバレーだったそうで、Sゲ氏がリフォームしてホテルに。元キャバレーのホテルなど未経験。少々のことでは驚かない私の度肝を打ち抜かれた。

 Sゲ氏を中心とした若手商業者たちとの充実ミッション終了後、重鎮たちも加わりSゲ氏が経営するcaféバーへ。百軒とおり会Tクマ夫妻につられて私もオリオン生とハイボールを大ジョッキ。この店のチキンサンドは掛け値なしに絶品。アメリカンな気分を満喫する。

 店内でなくオープンデッキで皆さんと談笑。日中の蒸し暑さも緩くなり、絶妙の外気。酒も肴も話も弾む。いきつけのお店がどこも閉まっていたのでAキラ氏と<パナマ原人>という私も数回足を運んだ居酒屋の店頭でレモンサワーと豚キムチ。

 REDルームに戻る。広すぎて落ち着かない。ベッドではなくソファーで爆睡。

 翌朝。チェックアウトしようと荷造りし、着替えていたらジャケットがない。部屋のどこを探しても見つからない。部屋が広すぎてどこかに隠れたのか……。

 もしかすると、昨晩のトリップショットのcaféバーに忘れているかもしれない。しかし、私はチェックイン時にジャケットを脱ぎ、そのまま着ることなく夜を過ごしたはず。案の定、カフェバーに行ってもジャケットがない。

 Aキラ氏が車で迎えに来てくれた。氏に開口一番ジャケットを無くした旨を伝えようとしたら、よくわからないが昨晩Aキラ氏が私のジャケットを何故か部屋から持ち出して持ち帰っていた。無事回収。トリップショットというより「トラップ」ショットな気分である。

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魔宮への入り口。

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壁面も個性的。

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驚愕。

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絶句。

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絶品のチキンサンド。

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毎月ありがとうございます。

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路上にて。

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落ち着かない。
posted by machi at 08:03| Comment(0) | 沖縄県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする