舘山寺温泉。静岡県において「東の熱海、西の舘山寺(または西の熱海)」と称される(らしい)浜名湖畔の一大温泉地である。外国人や全国というより県内および近隣県中心から集客する。浜松駅か路線バスで1時間弱。
2020年10月下旬の暖かな午後。私は浜松へ初上陸を果たした。厳密には2011年に2回ほど乗り換え目的で上陸しているが全く記憶なし。恐らく駅構内から出ていないだろう。
お隣の愛知が天下のTヨタなら、遠州浜松はSズキ。他にもYマハ(楽器・発動機)、Kワイ(ピアノ)など大企業が鎮座。駅前のド迫力な発展ぶりが眩しい。浜松市の面積は全国2位。ちなみに3位が栃木県日光市。これらを圧倒的に凌駕するぶっちぎり1位が岐阜県高山市である。
舘山寺エリア等でリノベーションをはじめ様々な地域活性化に遅しむ崖e・lationのS木氏の運転で舘山寺へ。途中、氏の会社が運営する「ぬくもりの森」へ。
看板も目立たなく、駐車場からのアクセスも決して良いわけでない。名称も老人ホームのようだ。路地を入って歩き、森へ迷い込む。
……。驚愕。絶句。瞠目。感嘆。そこは、ホビット荘だった。ジブリの世界だった。不思議の国のアヅマはプリウスに連れられて迷い込んだ。
カップルで賑わっている。お店もおしゃれでキュート。表現不能な建築物の数々。「プロが本気で遊ぶ建築」というコンセプトを見事に体現。要所要所に細かい工夫も施されている。
百聞は一見に如かず。とにかくこの森へ迷い込むことをオススメする。これほどの施設を、私は知らなかったことを恥じた。というより、あまり情報発信していないのではないか。
度肝抜かれながら森から車で10分ほどの舘山寺エリアへ。途中、フラワーパークやパルパル(遊園地)、ロープウェイを通り過ぎる。そして、「しぶき橋」からは絶好の浜名湖が広がる。
浜名湖は日本有数の湖(面積10位、周囲長3位)。湖だが海水と淡水が入り混じる汽水湖。鰻だけでなく牡蠣などの海産物も豊富。豊かすぎる自然に恵まれている。蒲焼のタレを牡蠣を絡めた丼も地元のソウルフードという。
舘山寺エリアの統べる中心が「舘山寺」。「かんざんじ」と読む。私は読めなかった。そもそもこのお寺も温泉街も掛け値なしに知らなかった。何の自慢にもならず恥じるべきことだが。
舘山寺は曹洞宗のお寺だが、弘法大師空海上人が建立。実際に21日間も洞穴に引き篭もって修行され、上人御自らの石仏(穴大師)が安置されている。眼病に効くそうだ。
高さ16mに及ぶ聖観音菩薩は優しいお顔立ちから「美人観音」と呼ばれてきたそうだが、憲政史上最大の長期政権を担われた某首相と顔がそっくりで話題になったそうだ。全然知らなかった。女性に人気の縁結び地蔵も屹立し、願掛けの絵馬の多さとその業に圧倒される。
門前通りは約30店舗。ほとんどが飲食店で、ほとんどが鰻屋である。その中で前述のRe・Lationがリノベーションして開業したcafé等が異彩を放っている。
和テイストの門前町よりも洋テイストの門前町に未来が広がっている。サイクリングの聖地らしく、映画のロケ地(弱虫Pダル)になったそうだ。〔次夜後編〕
メルヘン。
トキメキ。
ホビット。
ヨーロッパ。
アリス。
ラビリンス。
舘山寺は縁結びの聖地。
門前通り振興会。
謎の観光案内所。
夕日美しい浜名湖畔。
2021年02月28日
2021年02月27日
第2632夜:はぴバルの流儀【春日部(埼玉)】(後編)
K子氏に御礼とお詫びを申し上げ、バル2軒目開幕。ホッピーOKが嬉しい。他のグループの御仁から挨拶された。春日部市商業チームではない別グループの御仁。ちなみに私ですら今回にバルでかなりの知人にお会いできた。
市役所の皆さまも大挙してご参加の様子。経済が動き出した。好ましいが、市役所の皆さまとしては店でバッタリ会うと同じ職場の同行氏たちは微妙な雰囲気になる。分からぬでもない。
おでんは3品。さらに小鉢としてポテトサラダも。とても1杯では足りない。ホッピーの中(焼酎)が1杯200円という男気。ガンガンお代わり。常連がひっきりなしだが入れずに轟沈。
常連にとっていつもの馴染の店がバル参加者で占拠されるのは面白くないという気持ちは痛いほど分かる。私もバル的イベントを主催したり関わって間もなく20年になるからかなりの経験値。この店は1時間までがルール。大満足で店を出る。
昨年度(2019年度)の春日部バル(当時は「音バル」)。その際の1軒目だった焼とん屋にハマってしまいハシゴせず居座ってしまった。今年度(2020年度)は諸事情でバル参加していないが、せっかくなので足を運んできた。ところが満席。バル参加店でない店も溢れかえる。春日部のソコヂカラ、無限大の様相である。
3軒目はバル実行委員長でもある<けいらく>さんへ。先ほどは満席で入れず、2度目の挑戦で入店成功。何とか奥の6人掛けが空いていた。2階もビッシリという。
ここでも役所の皆さまや街の有力者の皆さまが。私が感じるバル法則に、やたらと知り合いに会うだけでなく、行く店がカブるというものがある。人数、趣向がカブるからだろう。
3種類の中華から選べるがすでに売り切れでCコースの「辣子鶏」のみ。ドリンクはあえて「香港フィズ」という見たことも聴いたこともないシャレたヤツに。隣の公務員美女は豪快に生ビール。チケットは2枚である。剛毅なサービスだ。
辣子鶏、辛くて旨い。酒が進む。私は麻辣系が好き。特に辣(シビレ)が好き。フィズを軽く呑みほし、ハイボールを追加でお代わり連発。途中、春日部駅東口を統べるO川会長やY口先生との談笑。チョッキの暴言が随所に炸裂し冷や汗をかいてしまう。
バルチケットもキレイになくなった。店を出て最後はバルに関係なくみんなで呑もうと移動し始めた。他の春日部市役所チームと合流。総勢11名になった。
K子氏が再度私の傘がないことに気づいた。K子氏が改めて必死に探し始めた。申し訳ないですから大丈夫です、ホテルには弁償しますという私の声が夜空へ消える。
それから1分もしないうちに、素敵な笑みで「ありました!」。どうやら氏の上司のS木次長が私のホテル傘を間違えて持っていたらしい。
それから屋号は失念したが1度行ったことがあるバーへ。11人のはずが2名ほど減っている。K子氏が見当たらない。どうやら帰路につかれたらしい。氏に感謝と申し訳ない気持ちでいっぱいになりながらギネスを注文。
乾杯しようとしたら、K子氏が店内へ。どうやらK子氏、全員(11人)が入れる店を探していたらしく、しかも探すことができ、予約して待っていたそうだ。しかも市の誰かがK子氏のお願いしたらしく、そのお願しした誰かはすっかり失念していたらしい。ヒドい話である。
次長の目から鱗な話とチョッキの蠅より軽い適当な相槌話に交互に耳を傾け、お宿は5連泊中の宇都宮ゆえ中座。帰路途上の24時ごろ、乗換の誰もいない冷え込むJR栗橋駅ホームで20分間呆然としていると、いきなり「あれ、アヅマさん?」と声を掛けられた。
驚いて振り向くと、昨昼一緒だった自宅が羽生という川口S工会議所の飯J氏。お互いなんでこんなとこで会うんだと驚嘆。実は途中、電車を乗り間違えたため栗橋駅で待ちぼうけていたのだが、こんな奇遇があるのだから無駄じゃない。それどころか、面白い。
バル2軒目。
2軒目のバルメニュー。ホッピーOKがいかにも関東スタイル。
バル3軒目。
延長戦。
南栗橋駅にて。
市役所の皆さまも大挙してご参加の様子。経済が動き出した。好ましいが、市役所の皆さまとしては店でバッタリ会うと同じ職場の同行氏たちは微妙な雰囲気になる。分からぬでもない。
おでんは3品。さらに小鉢としてポテトサラダも。とても1杯では足りない。ホッピーの中(焼酎)が1杯200円という男気。ガンガンお代わり。常連がひっきりなしだが入れずに轟沈。
常連にとっていつもの馴染の店がバル参加者で占拠されるのは面白くないという気持ちは痛いほど分かる。私もバル的イベントを主催したり関わって間もなく20年になるからかなりの経験値。この店は1時間までがルール。大満足で店を出る。
昨年度(2019年度)の春日部バル(当時は「音バル」)。その際の1軒目だった焼とん屋にハマってしまいハシゴせず居座ってしまった。今年度(2020年度)は諸事情でバル参加していないが、せっかくなので足を運んできた。ところが満席。バル参加店でない店も溢れかえる。春日部のソコヂカラ、無限大の様相である。
3軒目はバル実行委員長でもある<けいらく>さんへ。先ほどは満席で入れず、2度目の挑戦で入店成功。何とか奥の6人掛けが空いていた。2階もビッシリという。
ここでも役所の皆さまや街の有力者の皆さまが。私が感じるバル法則に、やたらと知り合いに会うだけでなく、行く店がカブるというものがある。人数、趣向がカブるからだろう。
3種類の中華から選べるがすでに売り切れでCコースの「辣子鶏」のみ。ドリンクはあえて「香港フィズ」という見たことも聴いたこともないシャレたヤツに。隣の公務員美女は豪快に生ビール。チケットは2枚である。剛毅なサービスだ。
辣子鶏、辛くて旨い。酒が進む。私は麻辣系が好き。特に辣(シビレ)が好き。フィズを軽く呑みほし、ハイボールを追加でお代わり連発。途中、春日部駅東口を統べるO川会長やY口先生との談笑。チョッキの暴言が随所に炸裂し冷や汗をかいてしまう。
バルチケットもキレイになくなった。店を出て最後はバルに関係なくみんなで呑もうと移動し始めた。他の春日部市役所チームと合流。総勢11名になった。
K子氏が再度私の傘がないことに気づいた。K子氏が改めて必死に探し始めた。申し訳ないですから大丈夫です、ホテルには弁償しますという私の声が夜空へ消える。
それから1分もしないうちに、素敵な笑みで「ありました!」。どうやら氏の上司のS木次長が私のホテル傘を間違えて持っていたらしい。
それから屋号は失念したが1度行ったことがあるバーへ。11人のはずが2名ほど減っている。K子氏が見当たらない。どうやら帰路につかれたらしい。氏に感謝と申し訳ない気持ちでいっぱいになりながらギネスを注文。
乾杯しようとしたら、K子氏が店内へ。どうやらK子氏、全員(11人)が入れる店を探していたらしく、しかも探すことができ、予約して待っていたそうだ。しかも市の誰かがK子氏のお願いしたらしく、そのお願しした誰かはすっかり失念していたらしい。ヒドい話である。
次長の目から鱗な話とチョッキの蠅より軽い適当な相槌話に交互に耳を傾け、お宿は5連泊中の宇都宮ゆえ中座。帰路途上の24時ごろ、乗換の誰もいない冷え込むJR栗橋駅ホームで20分間呆然としていると、いきなり「あれ、アヅマさん?」と声を掛けられた。
驚いて振り向くと、昨昼一緒だった自宅が羽生という川口S工会議所の飯J氏。お互いなんでこんなとこで会うんだと驚嘆。実は途中、電車を乗り間違えたため栗橋駅で待ちぼうけていたのだが、こんな奇遇があるのだから無駄じゃない。それどころか、面白い。
バル2軒目。
2軒目のバルメニュー。ホッピーOKがいかにも関東スタイル。
バル3軒目。
延長戦。
南栗橋駅にて。
2021年02月24日
第2631夜:はぴバルの流儀【春日部(埼玉)】(前編)
「はぴバル」。昨日(22日)から埼玉県春日部市の春日部駅東口エリア+幸松エリアで24日まで開催された、コロナ禍におけるハシゴ酒ラリーという世界に先駆けた先鋭イベントである。
参加店も増えたようで充実の内容。安全安心対策も万全。NEXT商店街PJチーム、春日部駅東口商店会連合会、春日部市役所、埼玉県庁の皆々様の努力と工夫に最敬礼である。
チケット綴り販売枚数も例年はトータルで400枚ぐらいだが前売りで900枚突破。1000枚ぐらい売れたという。酒好き市民はイベントに飢えていたのだろう。
チケットは8枚つづりで1枚300円。前売り2000円、当日2400円。使い切れない場合はあとバルも。パンフにお店により必要枚数が異なる。地元の大学生も手伝っている。
参加店は満席&売切続出。店舗入店型イベントの破壊力。K日部市役所の皆さまも呑み屋正式解禁な雰囲気でどこに行っても大盛況。役所の方が大挙して飲み歩くとこれほどの経済効果をもたらすものかと瞠目させられる。
東商連O川会長、Y口市議にご挨拶。Y口先生から<あま太郎>という店の焼きたて出来立て饅頭を賜る。最近私は甘党になりつつあるのでかぶりつく。上品で芳醇な甘さ。ズシリなボリューム。これ1ヶで腹が満たされてしまいそうになる。
私は春日B市役所商業チーム(次長・主幹・主査・美女)とチョッキ(県庁らしい)チームに合流。店選びは関東随一の公務員美女にお任せである。
1軒目はレトロ横丁的な雰囲気が横溢する<万や>さん。初ダイブである。広々とした個室に通される。バルは一般的に少人数であるほど機動力があり、6人になると入れる店が限られる。あまりにもスムーズなので少し戸惑う。
皆さんは生、私はどこかの地酒を。料理は日替わりおつまみセット。チケットは3枚(900円)。
3種盛が充実している。ローストビーフ、アボカド刺、何か忘れたけど小鉢。なかなかに酒が進む。盛り付けも上品。1件目チョイスとしては最高クラスではなかろうか。
バルに長居はヤボ。2軒目へ突撃すると、満席で入れず。すでに終了してしまった店も。春日部バルの素晴らしい特徴は物販も参加している点。物販店もよく利用されている雰囲気だ。
行っても満席で入れない。これぞバルの醍醐味である。さらに数店が満席で入れず。同行氏たちはこんなの初めてと驚いている。
思案に暮れていると、Kレヨンしんちゃんのトレーナーを着こんだ8人ほどの集団が。同行氏たちと顔なじみである。××という店から8人で出てきたから今なら入れるというタイムリーな情報を頂く。貴重である。
向かった先は<粕壁駅前酒場>さん。カウンターだけのお店だが情報の鮮度高し。角を利用しながら6人並ぶベストスタイルである。
途中、傘を1軒目で忘れたことに気づいた。私の傘ではなく、ホテルからの借り傘。無くすわけにはいかない。チョッキに窮状を訴えると「ああ、そうですか」と素知らぬ顔。
それを聞いた市役所のK子氏が「私が取りに行ってきます」と猛ダッシュ。そんな様子をK子氏より20歳以上年下のチョッキは鼻で笑っている。後ほどお灸を据えねばならない。〔次夜後編〕
関係者のご尽力に最敬礼。
春日部駅前の本部。
差し入れで頂いた和スィーツを頬張りながらスタート。
1軒目。幸先上々。
参加店も増えたようで充実の内容。安全安心対策も万全。NEXT商店街PJチーム、春日部駅東口商店会連合会、春日部市役所、埼玉県庁の皆々様の努力と工夫に最敬礼である。
チケット綴り販売枚数も例年はトータルで400枚ぐらいだが前売りで900枚突破。1000枚ぐらい売れたという。酒好き市民はイベントに飢えていたのだろう。
チケットは8枚つづりで1枚300円。前売り2000円、当日2400円。使い切れない場合はあとバルも。パンフにお店により必要枚数が異なる。地元の大学生も手伝っている。
参加店は満席&売切続出。店舗入店型イベントの破壊力。K日部市役所の皆さまも呑み屋正式解禁な雰囲気でどこに行っても大盛況。役所の方が大挙して飲み歩くとこれほどの経済効果をもたらすものかと瞠目させられる。
東商連O川会長、Y口市議にご挨拶。Y口先生から<あま太郎>という店の焼きたて出来立て饅頭を賜る。最近私は甘党になりつつあるのでかぶりつく。上品で芳醇な甘さ。ズシリなボリューム。これ1ヶで腹が満たされてしまいそうになる。
私は春日B市役所商業チーム(次長・主幹・主査・美女)とチョッキ(県庁らしい)チームに合流。店選びは関東随一の公務員美女にお任せである。
1軒目はレトロ横丁的な雰囲気が横溢する<万や>さん。初ダイブである。広々とした個室に通される。バルは一般的に少人数であるほど機動力があり、6人になると入れる店が限られる。あまりにもスムーズなので少し戸惑う。
皆さんは生、私はどこかの地酒を。料理は日替わりおつまみセット。チケットは3枚(900円)。
3種盛が充実している。ローストビーフ、アボカド刺、何か忘れたけど小鉢。なかなかに酒が進む。盛り付けも上品。1件目チョイスとしては最高クラスではなかろうか。
バルに長居はヤボ。2軒目へ突撃すると、満席で入れず。すでに終了してしまった店も。春日部バルの素晴らしい特徴は物販も参加している点。物販店もよく利用されている雰囲気だ。
行っても満席で入れない。これぞバルの醍醐味である。さらに数店が満席で入れず。同行氏たちはこんなの初めてと驚いている。
思案に暮れていると、Kレヨンしんちゃんのトレーナーを着こんだ8人ほどの集団が。同行氏たちと顔なじみである。××という店から8人で出てきたから今なら入れるというタイムリーな情報を頂く。貴重である。
向かった先は<粕壁駅前酒場>さん。カウンターだけのお店だが情報の鮮度高し。角を利用しながら6人並ぶベストスタイルである。
途中、傘を1軒目で忘れたことに気づいた。私の傘ではなく、ホテルからの借り傘。無くすわけにはいかない。チョッキに窮状を訴えると「ああ、そうですか」と素知らぬ顔。
それを聞いた市役所のK子氏が「私が取りに行ってきます」と猛ダッシュ。そんな様子をK子氏より20歳以上年下のチョッキは鼻で笑っている。後ほどお灸を据えねばならない。〔次夜後編〕
関係者のご尽力に最敬礼。
春日部駅前の本部。
差し入れで頂いた和スィーツを頬張りながらスタート。
1軒目。幸先上々。
2021年02月22日
第2630夜:Ⅿ-1プロジェクト【小山(栃木)】
「西口まつり」。小山駅西口エリアで2020年10月下旬に開催された6イベント合同フェスティバルである。バカウィルスで開催が危ぶまれたが、ガラリと様相を変えて決行したという。
栃木県5泊6日の最終日はまつりの当日。私は帰路に小山駅で途中下車した。
「Ⅿ-1(まちいちがん)PROJECT」
「感染しない、感染させない街にしよう〜私たちは、感染した方への偏見を無くすことを目指しています〜」
コロナ対策も万全。サブタイトルが秀逸である。
都内や都市圏ほどコロナは日常で偏見はそれほどでもないが、地方都市、いわゆる「田舎」といわれるところは特に最初の頃、凄まじい村八分っぷりであったと聞く。報道されない悲惨な結末もいくつか耳にした。
小山はたぶん栃木県の玄関口であり、首都圏との結節点。小山がコロナ偏見に打ち勝つスローガンを掲げるあたりに地方都市活性化のヒントを垣間見える気がする。
6つのイベントは以下である。10時から16時の間にすべて収まっている。
・お菓子ラリー(ハロウィン)@上町会館:小山駅西口商業振興会主催
・軽トラ市&フリマルシェ@阿夫利通り:小山市観光協会主催
・テラスオヤマ(コーヒーフェスティバル)@祇園城通り:小山市都市計画課主催
・リバーサイドマルシェ@思川河川敷@御殿広場ピクニックマルシェ実行委員会
・オモヨガ!@思川河川敷:合同会社Walk Works主催
・ハロウィンマスク販売他@まちの駅思季彩館:根っこの会主催
駅構内は特にポスターや看板などの告知は特にない。コインロッカーは全部埋まっている。家族連れ中心の中で、私はスーツケース&ビジネスバッグという大量荷物かつブレザーの独りオヤジゆえ会場で目立つ。一方、ある意味で目立つので会議所S氏を通じて知縁を頂いた様々なお方からお声がけ頂いた。
SNS程度でほとんど告知していないそうだがハンパない大盛況である。老若男女、特に子連れのファミリーで大賑わい。駅前から思川まで人の流れ途切れることなし。暑くも寒くもない快晴。小山のポテンシャルの高さを痛感する。
ハロウィンの仮装は小さな子供は可愛いがオッサンがすると少々無理がある。しかし、ハロウィンマスクなら違和感なくポップでキュート。私も購入しようかと思ったが、帰路の新幹線で独りハロウィンマスクは不審者にしか見えぬので断念。
思川へ初めて足を運んだ。こんなに素晴らしい河川敷とは。新幹線駅から徒歩すぐに広がる自然。これだけで住みたくなるブランド価値は上がる。河川敷はしずる感溢れる旨そうな匂いで充満。私の腹がキュンキュン鳴った。
小山駅西口駅前。
盛況。
絶妙の配置。
思川。
家族連れで大賑わい。
「おとっぺ」好評発売中。
栃木県5泊6日の最終日はまつりの当日。私は帰路に小山駅で途中下車した。
「Ⅿ-1(まちいちがん)PROJECT」
「感染しない、感染させない街にしよう〜私たちは、感染した方への偏見を無くすことを目指しています〜」
コロナ対策も万全。サブタイトルが秀逸である。
都内や都市圏ほどコロナは日常で偏見はそれほどでもないが、地方都市、いわゆる「田舎」といわれるところは特に最初の頃、凄まじい村八分っぷりであったと聞く。報道されない悲惨な結末もいくつか耳にした。
小山はたぶん栃木県の玄関口であり、首都圏との結節点。小山がコロナ偏見に打ち勝つスローガンを掲げるあたりに地方都市活性化のヒントを垣間見える気がする。
6つのイベントは以下である。10時から16時の間にすべて収まっている。
・お菓子ラリー(ハロウィン)@上町会館:小山駅西口商業振興会主催
・軽トラ市&フリマルシェ@阿夫利通り:小山市観光協会主催
・テラスオヤマ(コーヒーフェスティバル)@祇園城通り:小山市都市計画課主催
・リバーサイドマルシェ@思川河川敷@御殿広場ピクニックマルシェ実行委員会
・オモヨガ!@思川河川敷:合同会社Walk Works主催
・ハロウィンマスク販売他@まちの駅思季彩館:根っこの会主催
駅構内は特にポスターや看板などの告知は特にない。コインロッカーは全部埋まっている。家族連れ中心の中で、私はスーツケース&ビジネスバッグという大量荷物かつブレザーの独りオヤジゆえ会場で目立つ。一方、ある意味で目立つので会議所S氏を通じて知縁を頂いた様々なお方からお声がけ頂いた。
SNS程度でほとんど告知していないそうだがハンパない大盛況である。老若男女、特に子連れのファミリーで大賑わい。駅前から思川まで人の流れ途切れることなし。暑くも寒くもない快晴。小山のポテンシャルの高さを痛感する。
ハロウィンの仮装は小さな子供は可愛いがオッサンがすると少々無理がある。しかし、ハロウィンマスクなら違和感なくポップでキュート。私も購入しようかと思ったが、帰路の新幹線で独りハロウィンマスクは不審者にしか見えぬので断念。
思川へ初めて足を運んだ。こんなに素晴らしい河川敷とは。新幹線駅から徒歩すぐに広がる自然。これだけで住みたくなるブランド価値は上がる。河川敷はしずる感溢れる旨そうな匂いで充満。私の腹がキュンキュン鳴った。
小山駅西口駅前。
盛況。
絶妙の配置。
思川。
家族連れで大賑わい。
「おとっぺ」好評発売中。
2021年02月17日
第2629夜:コロナ時代の繁盛店研究・その3【宇都宮(栃木)】
栃木牛。松坂や平戸と比べれば知名度は低めだが、日本屈指(たぶん)のブランド牛である。この極上をリーズナブルに楽しめる焼肉店が宇都宮に屹立。<焼肉Gレート>である。
10月下旬の土曜の夜。我が栃木県ミッションの若き戦友2人と突撃。入店早々、気合のこもった接客である。トイレにはコロナ中のため大声での接客を控えさせて頂きますとあったが、トイレの中まで聞こえてくる。
呼びブザーがない。その代わり机には我々のテーブルの担当者のプレ―ト。温泉旅館の部屋食のようである。私たちのご担当者はNザワ嬢。しっかりしてそうでキビキビしている。動きにも切れ味がある。常にNザワ嬢が気配りしているので呼びブザーはいらないというシステムだ。
Nザワ嬢に奏でるメニュー説明も気合満点。お得や珍しさに垂涎必至。とりあえず生で乾杯し、申し訳なかったが嬢のオススメよりもまずは定番系で。機嫌を損ねないか心配になる。
お通しが「ローストビーフの握り」。上品な赤身が眩しく、かなり大きい。シゴトが施されているようで醤油も何も必要なくそのままでとおっしゃる。
口に運ぶ。……。口角が上がる。微笑する。期待の針がいきなりのK点超えである。
キムチ3種盛。白菜、胡瓜、そしてカクテキ(大根)かと思いきや、山芋。嬉しい不意打ちである。お味は韓国や鶴橋で勝負できる実力。キムチの旨い焼肉屋にハズレなし。
「世界一レバー」降臨。自信たっぷりである。分厚い世界一が5切。角が立っている。光り輝いている。鮮度最高であることは目視で分かる。生で喰いたいがうっすら色が変わる程度に焙る。
すかさず胡麻油にチョン付け。……。蕩けました。丹田から力みが抜け、何かが肛門から出そうに。世界一かどうかは分からぬが、確かにこれまで私が枕を共にしてきたレバーの中でも極上であることに疑いの余地はない。
上ロースを頼もうとしたら希少部位である「とうがらし」を勧められた。広げた赤身が眩しい。柔らかい。Nザワ嬢の炙りで、山葵醤油で頂く。……。私のようなオヤジにはこれぐらいのサッパリがよろしい。「極みの上タン塩」は言わずもがなの安定の味。
和牛上霜降り(たぶんカルビ)は凄まじいサシ。美味いけど、オヤジの私は1切で充分。若手にお任せ。ホイル焼の「ニンニクごま油」「ホタテ貝柱醤油バター焼き」も壮絶な完成度である。
濃厚極まりない肉をさっぱりさせるのが、極厚の椎茸。椎茸ってこれほど旨いものなのか。
後半は極みホルモン。そして今度は世界一ではないレバー焼き。このレバーでも世界100位ぐらいは入る絶品ぶりである。
3人とも2杯ほど呑んだ後は「レモンサワー祭り」に参戦。1杯呑むとスタンプ1ヶ。3つ集める(3杯呑む)と1杯無料。
グループ単位ではなくあくまでも個人3杯であること、当日限定であることなどが絶妙の経営っぷり。これが10ヶなら心折れる。独り3杯あたりがギリギリの線。まさに経営者の思うつぼ。サワー4杯以外にも2、3杯呑んでるので、制限時間1時間45分でハイピッチを決める。
とうもろこし茶を飲みながら支給されたガムを噛んでいると、制限時間に。大満足で店を出る。
夕立も止んだようだ。時間はまだ19時前。そのまま屋台村へ。適当に入った焼鳥屋。4坪の店を最大限効率的に利用。定員10人という。それでも余裕がある。
塩だれが旨い。ホッピーがあるのも嬉しい限り。串を2本(ずり・レバー)、赤ウィンナー。
1軒目はレモンサワー、2軒目はホッピー。そしてツマミはプリン体全開の痛風祭り。今年は日本中で様々な祭りが中止になった。せめて私だけでも「痛風祭り」を復活させるべく自堕落っぷりを加速させた。
お通し。
頼まずにいられない。
看板(世界一)にそれほど偽りなし。
美しいサシ。
止まらない。
椎茸も肉厚。
半生がよろしい。
完走。
安定の組合せ。
宇都宮でプチ赤ウィンナー祭り。
10月下旬の土曜の夜。我が栃木県ミッションの若き戦友2人と突撃。入店早々、気合のこもった接客である。トイレにはコロナ中のため大声での接客を控えさせて頂きますとあったが、トイレの中まで聞こえてくる。
呼びブザーがない。その代わり机には我々のテーブルの担当者のプレ―ト。温泉旅館の部屋食のようである。私たちのご担当者はNザワ嬢。しっかりしてそうでキビキビしている。動きにも切れ味がある。常にNザワ嬢が気配りしているので呼びブザーはいらないというシステムだ。
Nザワ嬢に奏でるメニュー説明も気合満点。お得や珍しさに垂涎必至。とりあえず生で乾杯し、申し訳なかったが嬢のオススメよりもまずは定番系で。機嫌を損ねないか心配になる。
お通しが「ローストビーフの握り」。上品な赤身が眩しく、かなり大きい。シゴトが施されているようで醤油も何も必要なくそのままでとおっしゃる。
口に運ぶ。……。口角が上がる。微笑する。期待の針がいきなりのK点超えである。
キムチ3種盛。白菜、胡瓜、そしてカクテキ(大根)かと思いきや、山芋。嬉しい不意打ちである。お味は韓国や鶴橋で勝負できる実力。キムチの旨い焼肉屋にハズレなし。
「世界一レバー」降臨。自信たっぷりである。分厚い世界一が5切。角が立っている。光り輝いている。鮮度最高であることは目視で分かる。生で喰いたいがうっすら色が変わる程度に焙る。
すかさず胡麻油にチョン付け。……。蕩けました。丹田から力みが抜け、何かが肛門から出そうに。世界一かどうかは分からぬが、確かにこれまで私が枕を共にしてきたレバーの中でも極上であることに疑いの余地はない。
上ロースを頼もうとしたら希少部位である「とうがらし」を勧められた。広げた赤身が眩しい。柔らかい。Nザワ嬢の炙りで、山葵醤油で頂く。……。私のようなオヤジにはこれぐらいのサッパリがよろしい。「極みの上タン塩」は言わずもがなの安定の味。
和牛上霜降り(たぶんカルビ)は凄まじいサシ。美味いけど、オヤジの私は1切で充分。若手にお任せ。ホイル焼の「ニンニクごま油」「ホタテ貝柱醤油バター焼き」も壮絶な完成度である。
濃厚極まりない肉をさっぱりさせるのが、極厚の椎茸。椎茸ってこれほど旨いものなのか。
後半は極みホルモン。そして今度は世界一ではないレバー焼き。このレバーでも世界100位ぐらいは入る絶品ぶりである。
3人とも2杯ほど呑んだ後は「レモンサワー祭り」に参戦。1杯呑むとスタンプ1ヶ。3つ集める(3杯呑む)と1杯無料。
グループ単位ではなくあくまでも個人3杯であること、当日限定であることなどが絶妙の経営っぷり。これが10ヶなら心折れる。独り3杯あたりがギリギリの線。まさに経営者の思うつぼ。サワー4杯以外にも2、3杯呑んでるので、制限時間1時間45分でハイピッチを決める。
とうもろこし茶を飲みながら支給されたガムを噛んでいると、制限時間に。大満足で店を出る。
夕立も止んだようだ。時間はまだ19時前。そのまま屋台村へ。適当に入った焼鳥屋。4坪の店を最大限効率的に利用。定員10人という。それでも余裕がある。
塩だれが旨い。ホッピーがあるのも嬉しい限り。串を2本(ずり・レバー)、赤ウィンナー。
1軒目はレモンサワー、2軒目はホッピー。そしてツマミはプリン体全開の痛風祭り。今年は日本中で様々な祭りが中止になった。せめて私だけでも「痛風祭り」を復活させるべく自堕落っぷりを加速させた。
お通し。
頼まずにいられない。
看板(世界一)にそれほど偽りなし。
美しいサシ。
止まらない。
椎茸も肉厚。
半生がよろしい。
完走。
安定の組合せ。
宇都宮でプチ赤ウィンナー祭り。