ノーマルな「白」が600円。マー油と思しき「黒」と辛味噌と思しき「赤」が700円。イチオシは「赤」の全部乗せ(980円)らしい。380円も違う。
写真で判断すると、煮卵の有無とチャーシューの枚数か。普段ならノーマルだが、郷に入らば何とやら。贅沢にも「赤の全部乗せ」のボタンを押す。替玉1ヶ無料表示が力強い。
店内はサラリーマン風2名。夢中で啜っている。程なくして着丼。……。写真ではチャーシューはかなり分厚くて大きい。現物はかなり薄くて小さい。顎が疲れないようにという配慮だろう。
胡椒パラリし、まずはスープ。……。お風呂なみの温さ。火傷しないようにという配慮だろう。
麺を啜る。……。硬さは「普通」だがかなりふやけている。たっぷり食べてという配慮だろう。
麺を啜り、無料替玉は硬めで。辛子高菜と紅生姜をぶち込み、40秒ほどで完食。スープは何故か飲み干さなかった。気分は20点差つけられた9回に登板させられた敗戦投手である。
緊急事態宣言を挟み、約7か月以上ぶりにらーめん横丁へ。これまで横浜家系(白)、博多豚骨系(黄)と啜ってきた。3部作最終章は、赤。<春樹>である。
店頭メニューと対峙。つけ麺、濃厚豚骨、醤油、味噌と豊富。逆に迷う。しかしメニュー写真や字体の大きさ、そして‘特製一押’とのスラッシュ。「えび豚骨塩らーめん(750円)」である。
豚骨と塩は相性が良い。新千歳空港でえびと味噌のコラボも啜りこんだことがある。えび+豚骨+塩は想像つかぬ。しかし圧倒的センターかつイチオシを初めての店でスルーできぬ。
時間は14時半。朝から何も腹に入れておらず空腹の極み。しかし初めての店なので大盛にせず、トッピングも追加せずノーマルで。しかしプラス50円でライスを追加する。
レモン水を飲みながらぼんやり店内メニューを眺めていると、ブツ降臨。その瞬間、海老が香った。思わず目を剥いた。鼻の穴が蠢いた。
胡椒を少しだけパラリし、まずはスープ。……。うぉッ。海老と豚骨と塩がこってりと一体化している。しかしサッパリ感もある。
あるようでない取り合わせ、味わいである。麺とのカラミも良い。チャーシューも1枚かと思いきや底にもう1枚沈んでいるというサプライズ。気づけばあっという間に熊啜り。
宇都宮らーめん横丁3部作「お店イチオシ対決」終了。今後も宇都宮を、JR近くを拠点とする。ゆえにこの横丁への訪問頻度は減ることな
し。3店とも11時から23時までで昼休憩なし。
各店でいろいろ試したいメニューがある。新3部作のテーマは「●ながらの●●そば対決」である。
「黄」のイチオシ。
「赤」のイチオシ。
三国のイチオシ(たぶん)。