海賊船。世に様々な海賊船はあれど、私が乗船できるのは海のない東京都多摩地区の大都市・八王子だけである。
東日本大震災から9年目を迎えた日の午後。信じられぬほどガラ空きの新幹線で新横浜駅へ。横浜線ホームで20分待ちゆえ、駅ホーム<濱そば>でかき揚げ天玉そば。安定の組合せである。
私が都内で他人様と呑むのは八王子だけ。それも何のミッションもなくただ呑むためだけに。ギャラを貰わねば基本的に1oも動かぬヨゴレまちづくり屋の私が自腹で足を運ぶのも、自分でもよくわからんが何故か八王子だけ。私のようなヨゴレに呑みにおいでよとお誘い頂けるだけでS木会長に感謝である。
会長がわざわざホテルまで迎えに来て下さり、まずは<海賊船>に乗船。ここは旨そうなメニューが安くてびっしり。全部注文したくなる。程なくしてU本氏合流。梅M氏の新型コロナの商売への影響はドン引き級。呑まないとやってられないだろう。心中お察しする。
炙り〆鯖は目の前でバーナーで焙る見事な演出。蛍烏賊も噛みしめるほどに旨味が溢れる。私はこの店3回目のはず。必ず注文するのが鮪の刺身。こぼれんばかりにたっぷり。確かエベレスト盛りだったかチョモランマ盛りだったか。
鯨の竜田揚げ、フィッシュ&チップスも熱々のサクサク。酒が進む。豆腐ステーキには刮目。これほど豆腐がこってりと旨く化けるのか。
市役所の職員には現在戒厳令が布告されているようで呑みに行ってはいけないらしい。そんな戒厳令の夜にレジスタンスとしてU奥氏が合流。嬉しい限りだ。
気づけばホッピー12杯(たぶん)、ワインボール3杯、出汁割焼酎……。この出汁割焼酎、「昔懐かしい」とキャッチにあったが、懐かしいどころか全く新しい22世紀の味。2020年現在ではあまりにも前衛的である。
5時間呑みっぱなし。しゃべりっぱなし。会長にお礼を申し上げ、U本氏とU奥氏でさらにもう一軒。新型の影響で人通りはかなり減っているらしいが、それでも十分に賑やか。夜の街はポン引きで大賑わいである。
ポン引き氏たちの軽妙トークをかいくぐりながら向かった先は2階にある<シラサキBar>。マスターは福井出身らしく、両氏とも知り合い。
今日の八王子は夏の暑さ。ジントニックとバーボンソーダで火照った心を冷ます。カリッとパンを温め直せる機会に驚嘆。3万円ぐらいするそうだが、思わず欲しくなる。まあ、買っても年に1回も使わないだろうけど。
深夜1時を回った。八王子にはご当地ラーメンがある。その名も「八王子ラーメン」。カップ麺として見かけることもある。刻み玉葱のトッピングが特徴である。ただし刻み玉葱は地元人にも賛否があるらしい。
ラーメンで〆ねば私の夜は終わらない。八王子はラーメン激戦区。地元人が好む店に何も考えずついていくのが最も優れた戦法である。
向かった先はホテルからほど近い<一麵>。店の外で啜っている御仁がいる。超満員か……。ところが、スっと入れた。普段は行列必至らしい。かなりの幸運である。
私はネギチャーシューメン召還。談笑していると、仕事終わりのポン引きがひっきりなしにご来店。後3分遅かったら入れなかったかもしれない。
ブツ降臨。ネギたっぷり。その下に刻み玉葱が沈殿。チャーシューもたっぷりと潜んでいる。
胡椒をパラリ。まずはスープ……。呑み〆最強系である。ネギと玉葱の爽やかな辛みが舌を洗う。スープな濃厚な濃い口醤油。ストレート麺とのカラミも良い。チャーシューはモモであっさりと私好み。バラチャーシューメンは別にある。見事な使い分けである。
途中から談笑も辞めて一心不乱。汁一滴残さず全力フィニッシュな深夜1時半である。
翌朝。駅に向かう途中、どこかで朝ラーしようとした。駅前には24時間営業のH高屋やF士そばがある。ラーメンではないがM屋の新作丼(ガリたま牛めし)も旨そうだ。
キョロキョロしていると、あるバナーが視界に。「あなたのみちを、あるけるまち 八王子」。
私は日本中でラーメンを啜り、深夜まで酒友たちと鯨飲し、漆黒の業界でもあるまちづくりという修羅の道を歩き続けるだけである。
新横浜駅ホームにて。
海賊船の絶品メニュー。
謎の出汁割り焼酎。
毎年ありがとうございます。
2軒目のバーにて。
普段は行列必至という。
泣けてくる旨さ。
2020年08月31日
2020年08月30日
第2511夜:検索と嗅覚【岡山(岡山)】
検索。私がネットで検索する際、ほとんどが訪問地でのラーメン情報である。
ある3月の生暖かい午後。岡山は寒くないが霧雨である。岡山では初めて路面電車で田町駅下車。いつもの駅前定宿が満室のため、表町商店街に一番近そうだった<岡山Sクエアホテル>へ。それにしても新型コロナで宿泊施設大打撃中に満室とは見事である。
そのホテルから一番近そうなラーメン屋を検索。……。発見。<ラーメンDかいち>。二郎系インスパイア店のようである。店内はカウンターで7名も座れば満席か。
券売機の前で佇む。大きく分けてラーメンとつけ麺の2種。つけ麺は私の視界にも入らんのでラーメン一択。並が200g、大が300g、特大が400g。そして、トッピング(別料金)がある。
二郎系の特徴として「無料」トッピングがある。野菜を思いっきり「増し増し」にできること。とても飲み干せない濃厚スープ。極太麺。量を増やし過ぎると食べきれない恐れがある。
ここは初めての店ゆえ「並」で妥協。年齢不詳の笑わない感じの職人肌の店主にチケットを渡す。すべて「普通」に。麺大盛やトッピングが有料の場合は残してもギリギリセーフだが無料トッピングを残すことは絶対にご法度。これは譲れない天地の法則である。
ぼんやり水を飲みながら待つ。店内は30〜40代と思しき男性3名。一心不乱に啜っている。
我がブツ降臨。すべて普通。量も並。それでもモヤシたっぷり。ニンニクだけは増し増しにしたかったが、この後ミッションを控える身。世間は新型コロナ一色のご時世なのでマスク着用のままミッションかましても許されるだろうが、自分自身で窒息するかもしれぬ。
スープは二郎系にしては薄めでマイルド。全部呑み切れないが、私好み。二郎系初心者には最適だろう。モヤシをまずなかったことにして、太麺に全力で挑む。
この太さとコシは濃厚スープでなくては釣り合わなぬ。チャーシューも分厚い。背脂が良い仕事をしている。汁は5分の1ほど残したが、麺1本残さず桃太郎啜を決める。
初めて利用するこのスクエアホテル。設備もサービスも大充実。ミッション先からも近い。これから岡山表町ミッションの際の定宿に定める。
広域型商店街ゆえ新型コロナ自粛が深刻な岡山最大最強の表町商店街ミッション終了後、Y部氏とサシ呑みを決行。
昭和レトロなラーメン居酒屋だがオープンして1年ちょっとな独特の世界観を放つ<桃T郎商店>へ。ジャンボ串カツや餃子をメガハイでやり、店主の奥さんとも話し込む。
Y部氏はネギ中華そばを旨そうに啜っている。私も惹かれたが、何故か1軒目からラーメンを啜る気になれない。酒が進まないからか。〆には早すぎるという体内アラームゆえか。
店内POP「児島デニム生地ラーメン」が強烈である。あまりにもラーメンからかけ離れたビジュアル。これぞSNS時代のラーメンといえよう。
キャッチコピーの「ウキウキ♪」「わくわく♪」まではわかるが「食べづらい♪」が怖い。いつか試そうと思うが、これは一人ではなく誰かツッコミを入れてくる人がいないと寒いことになる。
2軒目はバーとカラオケスナックが融合した独特の場末感を放つ<コイン>へ。2020年3月、10年前まえは神戸市内に何本あったか覚えていないほどあった我がキープボトルが20年ぶりに滅失。その反動でラフロイフをボトルキープ。テンション高めのママとも話し込む。
24時ごろY部氏と別れてホテルに向かう道すがら。絶対に旨そうな「中華そば」表記が視界に。<山F士>という夜から深夜3時までしか営業しないラーメン屋へ。
店内はまだ酔いの口なのか先客は1人だけ。「チャーシュー中華」召還。ビジュアルがぼっけえ美しい。思わず生唾。
胡椒をパラリし、まずはスープ。……。最初あっさりすぎるかと思いきや、食べ進めるごとにコクと旨さ増す。シメに無敵系。チャーシューも味わい深く、刻み葱が最高のアクセント。ぼっけぇ旨い。岡山はちぢれ系ではなくストレートな麺が主流のようである。
岡山ラーメンの定義はないそうだが、何となく以前<桃T郎商店>で啜った炙り中華そばとこの店のチャーシュー中華はビジュアルは異なれど味の系統は何となく似ている気がする。ラーメンのレベルが高い街は無条件で私にとっては素敵な街である。
岡山の二郎系。
ジャンボ串カツ。
いつか挑まねばならぬ。「食べづらい♬」が笑わせる。
<コイン>にて。
入らずにいられない。
間違いのない美。
ある3月の生暖かい午後。岡山は寒くないが霧雨である。岡山では初めて路面電車で田町駅下車。いつもの駅前定宿が満室のため、表町商店街に一番近そうだった<岡山Sクエアホテル>へ。それにしても新型コロナで宿泊施設大打撃中に満室とは見事である。
そのホテルから一番近そうなラーメン屋を検索。……。発見。<ラーメンDかいち>。二郎系インスパイア店のようである。店内はカウンターで7名も座れば満席か。
券売機の前で佇む。大きく分けてラーメンとつけ麺の2種。つけ麺は私の視界にも入らんのでラーメン一択。並が200g、大が300g、特大が400g。そして、トッピング(別料金)がある。
二郎系の特徴として「無料」トッピングがある。野菜を思いっきり「増し増し」にできること。とても飲み干せない濃厚スープ。極太麺。量を増やし過ぎると食べきれない恐れがある。
ここは初めての店ゆえ「並」で妥協。年齢不詳の笑わない感じの職人肌の店主にチケットを渡す。すべて「普通」に。麺大盛やトッピングが有料の場合は残してもギリギリセーフだが無料トッピングを残すことは絶対にご法度。これは譲れない天地の法則である。
ぼんやり水を飲みながら待つ。店内は30〜40代と思しき男性3名。一心不乱に啜っている。
我がブツ降臨。すべて普通。量も並。それでもモヤシたっぷり。ニンニクだけは増し増しにしたかったが、この後ミッションを控える身。世間は新型コロナ一色のご時世なのでマスク着用のままミッションかましても許されるだろうが、自分自身で窒息するかもしれぬ。
スープは二郎系にしては薄めでマイルド。全部呑み切れないが、私好み。二郎系初心者には最適だろう。モヤシをまずなかったことにして、太麺に全力で挑む。
この太さとコシは濃厚スープでなくては釣り合わなぬ。チャーシューも分厚い。背脂が良い仕事をしている。汁は5分の1ほど残したが、麺1本残さず桃太郎啜を決める。
初めて利用するこのスクエアホテル。設備もサービスも大充実。ミッション先からも近い。これから岡山表町ミッションの際の定宿に定める。
広域型商店街ゆえ新型コロナ自粛が深刻な岡山最大最強の表町商店街ミッション終了後、Y部氏とサシ呑みを決行。
昭和レトロなラーメン居酒屋だがオープンして1年ちょっとな独特の世界観を放つ<桃T郎商店>へ。ジャンボ串カツや餃子をメガハイでやり、店主の奥さんとも話し込む。
Y部氏はネギ中華そばを旨そうに啜っている。私も惹かれたが、何故か1軒目からラーメンを啜る気になれない。酒が進まないからか。〆には早すぎるという体内アラームゆえか。
店内POP「児島デニム生地ラーメン」が強烈である。あまりにもラーメンからかけ離れたビジュアル。これぞSNS時代のラーメンといえよう。
キャッチコピーの「ウキウキ♪」「わくわく♪」まではわかるが「食べづらい♪」が怖い。いつか試そうと思うが、これは一人ではなく誰かツッコミを入れてくる人がいないと寒いことになる。
2軒目はバーとカラオケスナックが融合した独特の場末感を放つ<コイン>へ。2020年3月、10年前まえは神戸市内に何本あったか覚えていないほどあった我がキープボトルが20年ぶりに滅失。その反動でラフロイフをボトルキープ。テンション高めのママとも話し込む。
24時ごろY部氏と別れてホテルに向かう道すがら。絶対に旨そうな「中華そば」表記が視界に。<山F士>という夜から深夜3時までしか営業しないラーメン屋へ。
店内はまだ酔いの口なのか先客は1人だけ。「チャーシュー中華」召還。ビジュアルがぼっけえ美しい。思わず生唾。
胡椒をパラリし、まずはスープ。……。最初あっさりすぎるかと思いきや、食べ進めるごとにコクと旨さ増す。シメに無敵系。チャーシューも味わい深く、刻み葱が最高のアクセント。ぼっけぇ旨い。岡山はちぢれ系ではなくストレートな麺が主流のようである。
岡山ラーメンの定義はないそうだが、何となく以前<桃T郎商店>で啜った炙り中華そばとこの店のチャーシュー中華はビジュアルは異なれど味の系統は何となく似ている気がする。ラーメンのレベルが高い街は無条件で私にとっては素敵な街である。
岡山の二郎系。
ジャンボ串カツ。
いつか挑まねばならぬ。「食べづらい♬」が笑わせる。
<コイン>にて。
入らずにいられない。
間違いのない美。
2020年08月28日
第2510夜:続・お義父さんと呼ばせて【名古屋(愛知)】
名古屋めし。あんかけスパ、きしめん、エビフライ、手羽先、カレーうどん、鉄板ナポリタン、ひつまぶし、味噌カツ、台湾ラーメン、小倉トースト、鍋焼うどん、ういろう……。
思いつくまま列挙してみると、独特の濃さと世界観が横溢している。私もハマっているモノとそうでないモノがはっきりと分かれている。
ある4年に1度しかない閏年の11時ごろ。盛岡駅フェザン地下<ひっつみ庵>でかつ丼を頬張る。ミニにゅうめんや生野菜、香の物がついて990円だが、何故か5%引きで940円。
花巻のブランド肉(白金豚)使用で「人気ナンバー3 迷ったらこれ!」。……。ナンバー3とは微妙なPOPであるが、確かに旨かった。少々硬い肉 質だった大満足。この時点で濃いめの料理はすでに満ち足りていた。
腹も心も満たされたまま、新幹線2本乗り継いで神戸へ帰る。西に向かうに連れ、雨脚が強くなり始めた。その途中、名古屋で途中下車し、上様改めお義父さんと密談を兼ねて酒席をご一緒させて頂く光栄に恵まれた。
上様の最側近である老中筆頭格(大老)S氏、若手の譜代大名O口氏も合流。新型コロナで疲弊した地域経済に少しでも貢献すべく名古屋メシを大満喫することに。
まずは名古屋手羽先2強の一角<風来坊>へ。たっぷりと手羽先をハイボールで流し込む。途中の巨大手羽先が余計というか、圧巻だ。
続いて手羽先相撲における東の大横綱<世界の山ちゃん>へ。手羽先75本を一気に注文。ホッピー痛飲しながら食べ比べる。……。どちらが好きかと問われれば、私の軍配は山ちゃんに。
途中、詳細を省略するが、上様に婿入りすることになった。これで私も岡崎幕府の一員である。
3軒目へ向かう途中、巨大な名古屋のシンボル「ナナちゃん」のお股をお義父さんと下から覗き込んだ後、味噌カツで著名な<矢場とん>へ。
わらじ味噌カツとメニューにないカツカレーライスのライス抜きでルー多めを召還。カツカレーライスのライス抜きは私の必殺技。ハイボールに無敵である。店員さんの柔軟さも好もしい。
〆は名古屋駅構内の<味仙>へ。新型コロナなどどこ吹く風。名古屋は大賑わいで行列ができているほどである。
この日何本目か分からぬ手羽先にかじりつきながらビール。そして、ピリ辛というより激辛よりな台湾ラーメン。ビールで舌を冷やすごとに辛さが増すという不思議。
汗を頭皮から滴らせながら、ミンチ肉を独特な穴あきレンゲですくいながら、汁1滴残さずシャチホコ啜。
お義父さんたちとお別れし、22時半前の新幹線でチョコをツマミにウィスキーをストレートでヤリながら帰神。お義父さんたちに多謝。
今度は神戸の名産を携えて、ネクタイして、岡崎の<みどりや>へ正式に挨拶に伺わねばならない。「ナナちゃんを私にください」と。
盛岡駅地下にて。
上様のもとへ参勤交代。
風来坊。
山ちゃん。
矢場とんでメニューにない「カツカレーライスのライス抜き」。
味仙。
台湾ラーメン。
ナナちゃん。
ナナちゃんの×××。
お義父さんと呼ばせて。
思いつくまま列挙してみると、独特の濃さと世界観が横溢している。私もハマっているモノとそうでないモノがはっきりと分かれている。
ある4年に1度しかない閏年の11時ごろ。盛岡駅フェザン地下<ひっつみ庵>でかつ丼を頬張る。ミニにゅうめんや生野菜、香の物がついて990円だが、何故か5%引きで940円。
花巻のブランド肉(白金豚)使用で「人気ナンバー3 迷ったらこれ!」。……。ナンバー3とは微妙なPOPであるが、確かに旨かった。少々硬い肉 質だった大満足。この時点で濃いめの料理はすでに満ち足りていた。
腹も心も満たされたまま、新幹線2本乗り継いで神戸へ帰る。西に向かうに連れ、雨脚が強くなり始めた。その途中、名古屋で途中下車し、上様改めお義父さんと密談を兼ねて酒席をご一緒させて頂く光栄に恵まれた。
上様の最側近である老中筆頭格(大老)S氏、若手の譜代大名O口氏も合流。新型コロナで疲弊した地域経済に少しでも貢献すべく名古屋メシを大満喫することに。
まずは名古屋手羽先2強の一角<風来坊>へ。たっぷりと手羽先をハイボールで流し込む。途中の巨大手羽先が余計というか、圧巻だ。
続いて手羽先相撲における東の大横綱<世界の山ちゃん>へ。手羽先75本を一気に注文。ホッピー痛飲しながら食べ比べる。……。どちらが好きかと問われれば、私の軍配は山ちゃんに。
途中、詳細を省略するが、上様に婿入りすることになった。これで私も岡崎幕府の一員である。
3軒目へ向かう途中、巨大な名古屋のシンボル「ナナちゃん」のお股をお義父さんと下から覗き込んだ後、味噌カツで著名な<矢場とん>へ。
わらじ味噌カツとメニューにないカツカレーライスのライス抜きでルー多めを召還。カツカレーライスのライス抜きは私の必殺技。ハイボールに無敵である。店員さんの柔軟さも好もしい。
〆は名古屋駅構内の<味仙>へ。新型コロナなどどこ吹く風。名古屋は大賑わいで行列ができているほどである。
この日何本目か分からぬ手羽先にかじりつきながらビール。そして、ピリ辛というより激辛よりな台湾ラーメン。ビールで舌を冷やすごとに辛さが増すという不思議。
汗を頭皮から滴らせながら、ミンチ肉を独特な穴あきレンゲですくいながら、汁1滴残さずシャチホコ啜。
お義父さんたちとお別れし、22時半前の新幹線でチョコをツマミにウィスキーをストレートでヤリながら帰神。お義父さんたちに多謝。
今度は神戸の名産を携えて、ネクタイして、岡崎の<みどりや>へ正式に挨拶に伺わねばならない。「ナナちゃんを私にください」と。
盛岡駅地下にて。
上様のもとへ参勤交代。
風来坊。
山ちゃん。
矢場とんでメニューにない「カツカレーライスのライス抜き」。
味仙。
台湾ラーメン。
ナナちゃん。
ナナちゃんの×××。
お義父さんと呼ばせて。
2020年08月27日
第2509夜:街なかONE TEAM大作戦【宮古(岩手)】(後編)
S香親分と<のり平>に顔を出すと奇跡的にキ●ン一番搾り遠野産ホップの「生」が残っていた。3杯ひっかけ、<くまのみ>でポテトフライなどを肴に熱燗。最後は<myフレンド>でアヅマハイボール(超濃いめのメガ)をヤリながらおでん。24時過ぎにホテルに戻り爆睡する。
四年に一度のうるう年。10年に一度の国難真っただ中。実質的パンデミック。目覚ましもせず普通に起きてシャワーを浴び、珈琲飲みながら歩いて宮古駅へ。
幾度となくお世話になった恐らく本州最東端の立ち蕎麦<宮古駅そば>で新商品らしい「宮コロッケそば」。魚肉コロッケの是非はともかく、この味の出汁は他の追従を許さない。朝7時から頼もしい守護神である。
それからちょうど2週間後。埼玉県春日部市の定宿でグズグズしていたら春日部駅か大宮駅のホームで朝ラーする時間が無くなり、大宮駅弁「復刻鳥めし」を腹に入れながら相変わらず信じられぬほどガラ空きの東北新幹線で盛岡へ。バスに乗り換えて15時ごろ宮古へ。
宮古に限らず我が依頼主たちは新型コロナなど軽く無視してキャンセルせぬので実に力強い。
S香親分に挨拶がてら簡単に打合せし、<りあす亭>でKミちゃんとS本さんに助けられながら全力で作業。<髪楽>でY下理容師に散髪してもらう。気持ち良すぎて寝てしまう。特に耳掃除とマッサージは絶頂の最高。
我が定宿チェックイン。いつもの1701号室を含めた上層階は内装工事中。内装工事が終わった1501号室へ。エレベーターを出て驚嘆。丸9年間、数百泊しているいつもの光景と違う。
部屋に入ってさらに驚愕。レイアウトもガラリ変更。ユニットバスもベッドもさらにおしゃれでクールでスタイリッシュに。別の宿に来ているみたいで最初は落ち着かぬが、スタッフのホスピタリティは前と変わらず充実。預かって頂いている荷物も部屋に入れてもらっている。
「宮古街なかONE TEAM大作戦」実行委員会では、素晴らしい街なか回遊マップが完成し、超難問なクイズラリーも3月18日無事結果発表予定。S香親分渾身のホームページ「宮古街なか.com」も完成間近。3月下旬までスタンプラリーも客足減少とはいえ絶賛開催中だった。
ミッション終了後、経済循環向上のため居酒屋<渡来>&スナック<myフレンド>をパトロール。どこも頑張っている、今が踏ん張りどころ。フレンドのママの豪快すぎるお通しをツマミにアヅマハイボール(泡が立たぬほど超濃いめのメガ)をグイグイヤリながらの深夜1時前。
私が訪問した2020年3月中旬。1日に4回も役所から商店街の防災無線で外出を控えるよう呼びかけられていた。営業妨害以外何物でもない馬鹿野郎な状態である。そして、マジメな宮古人はその言いつけを守っている。
未曽有の国難だが、宮古の商店街は「ONE TEAM」で乗り切ろうとしている。近い将来、ますますONE TEAMになりそうな気配が具現化しそうである。
立ち寄らずにいられない。
頼まずにいられない。
呑まずにいられない。
立ち寄らずにいられない・2
立ち寄らずにいられない・3
頼まずにいられない・2
啜らずにいられない。
食べずにいられない。
泊まらずにいられない。
試さずにいられない。
参加せずにいられない。
呑まずにいられない・2
立ち寄らずにいられない・4
四年に一度のうるう年。10年に一度の国難真っただ中。実質的パンデミック。目覚ましもせず普通に起きてシャワーを浴び、珈琲飲みながら歩いて宮古駅へ。
幾度となくお世話になった恐らく本州最東端の立ち蕎麦<宮古駅そば>で新商品らしい「宮コロッケそば」。魚肉コロッケの是非はともかく、この味の出汁は他の追従を許さない。朝7時から頼もしい守護神である。
それからちょうど2週間後。埼玉県春日部市の定宿でグズグズしていたら春日部駅か大宮駅のホームで朝ラーする時間が無くなり、大宮駅弁「復刻鳥めし」を腹に入れながら相変わらず信じられぬほどガラ空きの東北新幹線で盛岡へ。バスに乗り換えて15時ごろ宮古へ。
宮古に限らず我が依頼主たちは新型コロナなど軽く無視してキャンセルせぬので実に力強い。
S香親分に挨拶がてら簡単に打合せし、<りあす亭>でKミちゃんとS本さんに助けられながら全力で作業。<髪楽>でY下理容師に散髪してもらう。気持ち良すぎて寝てしまう。特に耳掃除とマッサージは絶頂の最高。
我が定宿チェックイン。いつもの1701号室を含めた上層階は内装工事中。内装工事が終わった1501号室へ。エレベーターを出て驚嘆。丸9年間、数百泊しているいつもの光景と違う。
部屋に入ってさらに驚愕。レイアウトもガラリ変更。ユニットバスもベッドもさらにおしゃれでクールでスタイリッシュに。別の宿に来ているみたいで最初は落ち着かぬが、スタッフのホスピタリティは前と変わらず充実。預かって頂いている荷物も部屋に入れてもらっている。
「宮古街なかONE TEAM大作戦」実行委員会では、素晴らしい街なか回遊マップが完成し、超難問なクイズラリーも3月18日無事結果発表予定。S香親分渾身のホームページ「宮古街なか.com」も完成間近。3月下旬までスタンプラリーも客足減少とはいえ絶賛開催中だった。
ミッション終了後、経済循環向上のため居酒屋<渡来>&スナック<myフレンド>をパトロール。どこも頑張っている、今が踏ん張りどころ。フレンドのママの豪快すぎるお通しをツマミにアヅマハイボール(泡が立たぬほど超濃いめのメガ)をグイグイヤリながらの深夜1時前。
私が訪問した2020年3月中旬。1日に4回も役所から商店街の防災無線で外出を控えるよう呼びかけられていた。営業妨害以外何物でもない馬鹿野郎な状態である。そして、マジメな宮古人はその言いつけを守っている。
未曽有の国難だが、宮古の商店街は「ONE TEAM」で乗り切ろうとしている。近い将来、ますますONE TEAMになりそうな気配が具現化しそうである。
立ち寄らずにいられない。
頼まずにいられない。
呑まずにいられない。
立ち寄らずにいられない・2
立ち寄らずにいられない・3
頼まずにいられない・2
啜らずにいられない。
食べずにいられない。
泊まらずにいられない。
試さずにいられない。
参加せずにいられない。
呑まずにいられない・2
立ち寄らずにいられない・4
2020年08月26日
第2508夜:街なかONE TEAM大作戦【宮古(岩手)】(前編)
ONE TEAM。2019年の流行語大賞である。流行にあやかった企画が新型インフルエンザが世界中で猛威を振るい自粛ムード一色の2020年3月、岩手県宮古市の末広町&中央通商店街界隈で繰り広げられた。「宮古街なかONE TEAM大作戦」である。
大作戦の軍師を仰せつかった私は2020年2月最終日、1車両に3人しかいないガラッガラの東北新幹線で盛岡へ。この大作戦は2019年秋に猛威を振るった台風19号災害復興イベント。不特定多数が一か所に集中イベントではないので気にせず開催強行という力強さである。
13時前に盛岡着。いつもガラガラの2階建て特急バスで15時半ごろ宮古着。商店街の皆さまにあいさつ回りする途中、<スポーツオールス>でカンタベリーのフリースを安めに捕獲。カンタベリーといえばラグビー。ラグビーといえばONE TEAM。縁起良い買物である。
大津波以降数百泊お世話になっている我が愛してやまない定宿<宮古セントラルホテル>チェックイン。やはりキャンセルが相次いでいるという。踏ん張り時だが、たまたまホテルは前年秋から改装中で2分の1程度しか部屋を稼働させておらず、逆にツイていると言えるだろう。
「宮古街なかONE TEAM大作戦」実行委員会。我が主君(S香親分)も皆さまと役割分担しながら順調に事業をこなしており、なかなかのONE TEAMぶりである。素晴らしいHPとマップが間もなく完成間近。我が主君、獅子奮迅の働きである。
新型コロナなどどこ吹く風。観光客完全無視のマニアックすぎる「宮古街なか歴史&防災クイズラリ―」が2020年3月15日まで自粛ムードを蹴散らしながら開催された。
宮古の歴史&防災にちなんだマニアックすぎる超難問クイズラリ―もなかなかの盛況という。上位20名に市内300店舗で使える地域通貨りアスが1位2万リアス(2万円)プレゼントと剛毅。しかし、三択とはいえとてつもなく難しい。
・(写真)中央のスーツの人の当時の役職は?
・試飲した日本酒はどこで製造したか?
・自動車事故で負傷した有名人は?
・アイオン台風と東日本大震災浸水高は?
・巨大杉の消失の原因は?
・今はない団地には誰が住んでいた?
・どこ所属のカメラマンの撮影か?
・ラサの大きな工場はなぜ未記載?
・屋根が白く反射しているのは何故?
こんな質問が40問、商店街の店頭に掲示している。三択なのだが、設問も考案したS香親分は最初、三択ではなく記入式を採用しようとして周囲から全力で止められたらしい。〔次夜後編〕
何故か毎回貸切状態だった2階建てバス。
難しいぜ。
ヒントも鬼ムズ。
大作戦の軍師を仰せつかった私は2020年2月最終日、1車両に3人しかいないガラッガラの東北新幹線で盛岡へ。この大作戦は2019年秋に猛威を振るった台風19号災害復興イベント。不特定多数が一か所に集中イベントではないので気にせず開催強行という力強さである。
13時前に盛岡着。いつもガラガラの2階建て特急バスで15時半ごろ宮古着。商店街の皆さまにあいさつ回りする途中、<スポーツオールス>でカンタベリーのフリースを安めに捕獲。カンタベリーといえばラグビー。ラグビーといえばONE TEAM。縁起良い買物である。
大津波以降数百泊お世話になっている我が愛してやまない定宿<宮古セントラルホテル>チェックイン。やはりキャンセルが相次いでいるという。踏ん張り時だが、たまたまホテルは前年秋から改装中で2分の1程度しか部屋を稼働させておらず、逆にツイていると言えるだろう。
「宮古街なかONE TEAM大作戦」実行委員会。我が主君(S香親分)も皆さまと役割分担しながら順調に事業をこなしており、なかなかのONE TEAMぶりである。素晴らしいHPとマップが間もなく完成間近。我が主君、獅子奮迅の働きである。
新型コロナなどどこ吹く風。観光客完全無視のマニアックすぎる「宮古街なか歴史&防災クイズラリ―」が2020年3月15日まで自粛ムードを蹴散らしながら開催された。
宮古の歴史&防災にちなんだマニアックすぎる超難問クイズラリ―もなかなかの盛況という。上位20名に市内300店舗で使える地域通貨りアスが1位2万リアス(2万円)プレゼントと剛毅。しかし、三択とはいえとてつもなく難しい。
・(写真)中央のスーツの人の当時の役職は?
・試飲した日本酒はどこで製造したか?
・自動車事故で負傷した有名人は?
・アイオン台風と東日本大震災浸水高は?
・巨大杉の消失の原因は?
・今はない団地には誰が住んでいた?
・どこ所属のカメラマンの撮影か?
・ラサの大きな工場はなぜ未記載?
・屋根が白く反射しているのは何故?
こんな質問が40問、商店街の店頭に掲示している。三択なのだが、設問も考案したS香親分は最初、三択ではなく記入式を採用しようとして周囲から全力で止められたらしい。〔次夜後編〕
何故か毎回貸切状態だった2階建てバス。
難しいぜ。
ヒントも鬼ムズ。