前半はオーナーであるO女史に私がいろいろ質問する「アヅ子の部屋〜鹿沼編〜」である。
Q:創業しようと思ったきっかけは?
→A:中華料理店で働いたこともあり、鹿沼で住むようになり、鹿沼で美味しい中華料理店を開きたかった。
Q:人気メニューは?
→A:黒酢豚定食。海老と卵の炒め物もテイクアウトで人気。
Q:開業まで不安だったことは?
→A:お客が来てくれるかどうか。
Q:今後改善したいことは?
→A:いろんな種類を食べたいお客様がいるので、少しづつ少量の料理を載せた定食を開発したい。
Q:家族の理解や協力は?(参加者からの質問)
→A:自分がやりたいことに理解を示してくれ全面的に協力してくれた。子供の送迎も手伝ってくれている。
Q:物件選びは?
→A:当初別の場所で考えていたが、現在の場所が空いたのでここに決めた。
Q:なぜ「嘉蒂」という屋号に?
→A:「嘉」は縁起が良い意味があり「蒂」は大きな木が根をはる意味がある。鹿沼で根を張って頑張っていきたい。
他にもいろいろなことをお聞きする。O女史は全力で答えて下さる。後半は2グループに分かれて交流会。お茶とお菓子をツマミながら。実にいい感じで交流が深まっている。
その夜。7人で<嘉蒂>へ。ほぼ満席だったので電話事前予約して正解である。約100種類のメニューが踊る。中華は大人数であるほど様々な料理を楽しめる。見事な店舗運営さばきである。
胡瓜とナッツを絡めた冷菜、大人気の揚げナッツで生ビール。ハイボールに切り替えていると待つことなく料理がどんどん運ばれてくる。
豆苗炒め、エビチリ、黒酢豚、餃子3種、野菜炒め、トマト野菜卵スープ、かに玉……。上海&揚げ焼きそばは2軒目のカラオケスナックに持ち込むことに。
それから約3週間後の朝。O女史と令和元年度ラスト面談終了後、ちょうど昼の開店時間に。一斉に続々とお客が来店。ちなみに同行のT塚氏とは3日連続。そのサポ―トのT橋女史とは初めてお会いしたが仕事が出来そうな頼もしいステキな女性である。
私は「キクラゲ豚肉玉子炒め」召還。ライス、スープ(この日は味噌汁)、生野菜、杏仁豆腐、そして揚げ小籠包が付いてくる。ライスも1回お代わり無料である。
他にもランチメニューがとにかく充実しているが、私の余計な入れ知恵で今後大きく様変わりする可能性がある。どうなるかは乞うご期待である。
ブツ降臨。豚肉、キクラゲ、玉子意外にも野菜たっぷり。八宝菜かと思うほどの剛毅。原価率はかなり高そうだ。
お味は……。ぶっ飛んだ。私がこれまで食してきたキクラゲ玉子系で世界一。ライスにもぴったり。あっという間に食べ終えた。食べれば食べるほど健康になりそうな至宝の逸品である。
その夜。<嘉蒂>の3品をテイクアウトして自宅晩酌である。餃子2人前、ネギチャーシュー、牛ハチノス炒め。ずしりと重い。
令和元年1月下旬、私が<嘉蒂>に足を運ぶファーストシーズンが終わった。鹿沼の地で末永く商売を続けてほしい。嘉蒂の「蒂」には、大きく根がはるという意味があるという。アヅ子の部屋で初めて知った。
鹿沼の土に大きな太く長い根を張り、人々に笑顔の華を咲かせて頂きたい。私も御縁ある限り、セカンドシーズン以降も全力でお手伝いする所存である。お役に立てる自信はありませんが。

第1部はアヅ子の部屋。

第2部は交流座談会。

その日の夜。

キクラゲ炒め定食。最高でありんす。

テイクアウトも絶品。
(付記)
新型コロナに伴い営業自粛されていたが、現在は夜間の営業時間を短縮して再開。フェイスブックも始められました。ぜひお越しくださいませ。

JR鹿沼駅から徒歩5分ぐらいです。