2020年06月09日

第2463夜:令和2年の教育論【小山(栃木)】

 起業家フォーラム。2020年1月11日に小山市立中央図書館で開催された、小山市役所主催の催しである。

 私は、まちづくり屋である。それも商店街や中心市街地に特化した「ソフト系」という不安定極まりない浮き草家業である。ゆえに起業または創業を志す方々のサポートは本業中の本業とはいえない。あくまでも商店街や街なかへの「出店」のお手伝いが今の本業である。

 いわゆるひとつの「空き店舗(貸店舗)」に出店して頂くことが目的である。そこに出店した人が自店だけでなく地域の活性化を担って頂くことがその先の狙いでもある。よって商店街等に店舗を構えずに創業・起業を志す方々は私にとって遠い星の方々でもある。

 極端に言えば、大手チェーンだろうが何だろうが空き店舗(貸店舗)に出店して頂けるなら創業系に全くこだわらない。ただし、一時期は無尽蔵に増えてきた「コミュニティスペース」としての活用は個人的にあまり好まない。コミュニティを作ることが目的ではなく、空き店舗解消のために補助金を活用できる窮余の策であることが多いからだ。

 従来は補助金が打ち切られると途端に維持できなくなるケースが大半だったが、補助金に頼らず様々な収益事業を展開しながら地域に不可欠なコミュニティスペースとして維持している地域も増えてきた。令和元年になり、次のステージへ移行しつつあることは誠に喜ばしい。

 私も仕事上、毎年数多くの創業・起業希望者と面談する。私ごときが教育などできないが、経験上によるアドバイスや絶対にやってはいけないことぐらいはお伝えできる。ただし、実際に開業済の店舗や長年商売を続けているお店のアドバイスなど全くできない。

 私の中では明確な線引きがある。直感的にアドバイスできても、成功の方程式を有していないからである。

 前置きが長くなったが、今回の起業家フォーラムは普段の私の世界(いわゆる商店街)ではない様々な分野の専門家が登壇。申し込み人数が70名を超えており、小山の起業熱の高さを感じさせる。

 会場からの感想でもあったが、講師、コーディネーター、パネラーは美女ぞろい。私も訳あって登壇させて頂いたが、異質な私だけ明らかに浮いている。

 終了後、講師の先生方や受講生の皆さまたちと小山駅西口のおしゃれな人気バルへ。生で乾杯し、私はひたすらメガハイボール痛飲。
フォアグラ、濃厚で蕩ける。シチュー、肉は柔らかく旨すぎて悶絶。肉の盛合せは繊細と豪快が共存する逸品。肉を喰い、酒を飲む至福に浸る。

 皆さんのお話を色々拝聴する。子育ての悩み、教育論……。普段の私の呑み会では絶対に出てこない話題で溢れる。

 心理カウンセラーでもある囲碁講師、コーチングの達人、困った方々や被災者を真っ先に支援するNPO代表、子育てに悩む母親をサポートする女性、いじめに対する対処法……。あまりの深さに圧倒されて途中から言葉が出ない。子育て経験のない私のボンクラ頭がクラクラし始めた。

 23時前の電車で『まんが道』読みながら宇都宮へ。小腹が空いてきたが、宇都宮駅前の餃子店も閉まっている。ラーメン店を見つけるのも歩くのも面倒だ。

 コンビニに立ち寄って赤ワイン激安フルボトルとポップコーンを買って定宿にチェックイン。漫画を読みながら酒を飲み、ツマミを喰らう。……。私自身が再教育を受け、改心させて頂きたいものである。

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大盛況。

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お世話になりました。

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旨かったです。
posted by machi at 11:49| Comment(0) | 栃木県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする