2020年04月30日

第2434夜:盛岡駅「あわびうに飯」「本まぐろ御膳」【take-out】

 ある日の午後。新幹線まで1時間の待ち時間発生。盛岡駅構内の駅弁売場へ。ウニ系の充実ぶりが際立っているが、どれも1000円オーバーは避けられない。三鉄も全線開通。昨晩は全く魚介系を攻めていないので「あわびうに飯」(あべちう)1250円を召還。待合室で掛け紙を外す。

 煌めている。鮑が5切れ。肝が1切れ。黄金色の海に漂っている。出汁で炊きこんだと思しき岩手県産米ひとめぼれのヒジキ飯、煮物(がんもどき・人参)、漬物(蓮根・紫蘇の実・茄子)。郷土愛が詰まっている。噛みしめるほどに海のエキスがあふれ出す。あっという間に食べ終えた。

 もう1箱、ウニ系を攻めようか。しかし昼飯に3000円近く消費している場合ではない。後ろ髪をわしづかみされながら新幹線に乗り込んだ。

 それから1か月後。盛岡駅構内の駅弁売場は改札内1か所、改札外1か所だが、駅弁専門ではない総菜屋の弁当が極めて充実している。コスパも抜群だ。

 数日前に読了した『車窓のグルメ』という駅弁呑みをテーマにした漫画コミックが抜群だったゆえ、王道の駅弁に。八戸を拠点とする幸福の寿し本舗様の「本まぐろ御膳」。1300円である。

 地ビールは銀河高原を2本。リュックにはウィスキーやサラミ&チーズ、途中の道の駅で捕獲したにんにく味噌や唐辛子漬などが控えている。盤石である。

 バスが花巻空港に向け動き出した。車中ガラガラである。最後尾に陣取る。周囲は誰も乗客無し。地ビールをカシュっと開け、グビリとやる。染みる。夕日が眩しい。

 駅弁の掛け紙を外す。ほほう、という笑みが漏れる。まぐろそぼろ、まぐろステーキ、漬けまぐろ、漬けあぶり切り身、ねぎとろ。まさに本まぐろづくしである。脇役として野菜の煮物と漬物(桜漬)が控えている。

 5種のまぐろをつまみながらビールをゴキュゴキュ。車窓は雄大な岩手の自然。昔はこの路線でよく駅弁呑みを決行したが、久々である。いつぶりかと懐かしんでいたら、まぐろが無くなった。ご飯だけが余っている。

 リュックサックから数時間前に捕獲したばかりの唐辛子漬を取り出す。これをおかずに白飯を攻める戦略である。

 まずは唐辛子漬。……。旨い。しかし、辛い。汗がにじみ出てきた。慌ててビールを呷るが、辛さが余計に増す。白飯で舌を冷やす。しかし、唐辛子漬、ビール、白飯のループが止まらない。銀河鉄道モード発動である。

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「あわびうに飯」(2019年3月実食)

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「本まぐろ御膳」(2019年5月実食)

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超オススメ駅弁コミックであります。
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2020年04月29日

第2433夜:盛岡駅「ひふみ弁当」【take-out】

 「ひふみ弁当」。岩手・一関地方の群雄<斉藤正月堂>様が調整元を担う盛岡駅弁である。「ひふみ」とは一般的に「一二三」と漢字で充てる。どのあたりが1・2・3なのだろうか。 

 ある年末の午後遅く。花巻空港着後、間髪入れず受付へ直行。係りの女性が心の底から20pほど上あたりの申し訳なさそうな表情で、搭乗予定便出発が90分遅れるとおっしゃる。

 理由をお聞きすると、伊丹空港から向かう便に不具合が出て出発が遅れているらしい。まあ、どうしようもない。その日は休日。帰宅するだけである。

 隣カウンターのスーツオヤジが「俺は年間100回以上飛行機に乗っているんだ!責任者を出せ!」と喚いている。100回も乗っているなら喚いても無駄なことぐらい分かるだろうと横目で呆れながら手荷物検査場へ。すると受付嬢が「アヅマさま〜」と小走りに駆け寄ってきた。

 何かと思いきや、遅延お詫び空港内当日限定の500円商品券を手渡して下さった。微妙すぎる金額だが有難く頂き、売店で適当に雑誌を買う。

 ぼんやり搭乗ロビーで雑誌をパラパラしていると、さらに出発が遅れるアナウンスが聞こえてきた。さらに2時間以上待たねばならぬようだ。雑誌はとっくに読み終えてしまった。

 小腹が空いてきた。自宅に持ち帰り、晩酌の肴にしとうと企んでいた駅弁を袋から取り出した。盛岡駅弁「ひふみ弁当」である。リュックサックにはポケットウィスキーが入っている。田中啓文先生の伝奇小説『アケルダマ』も取りだし、のんびり搭乗口夕酌に移行した。

 ウィスキーをグビリとやる。食道が焼けていく。パッケージを外す。……。肉びっしりである。一際巨大なハンバーグがインデペンデンスデイ状態。

 かぶりつく。……。ジューシーである。パッケージを読むと、付合せのラタトゥイユなるものをトッピングしても旨いとある。

 パッケージをさらに読み込む。「門崎熟成肉」なる銘柄を使用しているそうだ。<格之進>という岩手や東京でレストランらしき業態を展開している事業者の肉職人が厳選して選び縫いた牛を独自の技術で熟成させたという。

 では肝心の「ひふみ」とは何か。ひふみ牛など聴いたことがない。いわて短角牛に続く新たな和牛なのだろうか。パッケージに明確に書かれていた。

 「ひふみ」の「ひ」は《ひとくち満足 すじ煮込み》。「ふ」は《ふか味醍醐味炙り焼き》。「み」は《みんな大好きハンバーグ》。……。大喜利だった。

 ウィスキーをグビリとやりながらすじ煮込み、ハンバーグ、牛肉炙り焼きを肴に呑む。炙り焼きもかなりの実力でたっぷり御飯にトッピングされている。タレ付き御飯もツマミに好適。

 ポケット瓶が空になった。ウトウトと眠気が襲ってきた。いつの間にか、搭乗開始時刻が気にならなくなってしまった。

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2015年12月実食。
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2020年04月28日

第2432夜:東京駅「塚田農園塚だま出し巻きとチキンカツ弁当」「京鳥焼とり弁当」【take-out】

 専門店系駅弁。一般の駅弁専門業者と異なり、飲食店展開している企業が提供する駅弁である(と勝手に定義している)。

 ある極寒の5月中旬。普通席ほぼ満席のため、貯まったポイントを使い18時過ぎの新幹線グリーンで帰神。急ぎ仕事を片付け、あとはノンビリ呑むだけの新幹線晩酌決行である。

 ツマミは東京駅弁「塚田農場塚だま出し巻きとチキンカツ弁当(900円)」「京鳥焼とり弁当(650円)」。鶏系でまとめてみた。

 焼とり弁当は唐揚2ヶ、ねぎま、つくね。串を外しているところも食べやすくてポイントが高い。これをチビチビかじりながら缶ビールをゴキュゴキュ。ガラ空きのグリーン車。貯まったポイントに感謝しながら、ミステリを読みながらの至福。

 タレ味の焼鳥は味がしっかりと染み酒が進む。おかずを食べ終えた。その下のご飯は海苔の下に鰹節が敷かれている。これも充分な酒のサカナ。缶ビールロング缶2本がちょうど空に。

 列車は静岡あたりを超えただろうか。新神戸まではまだまだ長旅。その日は朝昼何も食べておらず空腹の極み。駅弁1つでは足りない。禁断の2箱喰いという無法。

 ずしりと重い塚田農園弁当を取り出す。酒は缶ハイボール濃い目のロング缶。ウィスキーのポケット瓶が欲しかったのだが、駅構内の売店では発見できなかった。途中コンビニの立ち寄れば良かったかと思いつつ、カシュッと開ける。

 塚田農園弁当のイチオシはタルタルチキン系だが、敢えて王道を外してみる。フタを開けると、巨大なチキンカツが3ヶと巨大な出し巻きが3ヶ。

 まずはチキンカツにかぶりつく。……。ウォッ、なんだこれは。独特の甘みとコク、そして柔らかさ。鬼のような旨さ。思わず目を剥いた。

 出し巻きに箸を伸ばす。……。口に入れた瞬間、甘みのない関西風の出汁の効いた旨味があふれ出す。心の中で「イエス!」と叫び、親指を立ててGOOD JOB!ポーズが自然に出てしまった。誰も見ていないとはいえ、少し恥ずかしい。

 この駅弁は「ロケ弁グランプリ2016」を受賞しているとパッケージにある。そんなグランプリがあることを1gも存じ上げなかったが、納得だ。出し巻きは「職人が巻く」とある。チキンカツは「みやざき夢創鶏」であるそうだ。気合の籠った隙のない完成度。

 缶ハイボールが滅失。駅弁はまだおかずも半分、ライス部分にはまだ手もつけていない。

 ちょうど売り子さんがやってこられた。缶ハイボールを注文。カップに氷をたっぷり入れてもらう。冷えたままハイボールを楽しめる。
ライスにも具材の味が染み込み、申し分ない夢心地。

 この駅弁二つ合わせて1550円。駅弁の標準価格は1000円程度で、1500円もザラにある。専門店系駅弁の魅力、逃れえぬ魔力と魅力を秘めている。どちらも抜群に旨い。酒のツマミとしても最適。

 駅弁専門調整元でなく専門店系はコスパがいい。味も抜群。専門調整元を応援したいので邪道なのだが。

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京鳥焼とり弁当(2018年5月実食)

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塚田農場塚だま出し巻きとチキンカツ弁当(2018年5月実食)
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2020年04月27日

第2431夜:東京駅「特製おつまみ弁当『祭』」【take-out】

 「特製おつまみ弁当『祭』」。東京駅改札内で最も賑わっている日本各地の有名駅弁を網羅した売場<祭>で捕獲した至極の逸品である。調整元は<大船軒>様。この調整元に外れナシ。

 おかずの割合を増やしたおつまみ系駅弁を私はこれまでかなり実食してきた。ド定番は天下の<崎陽軒>「シウマイ弁当」だろう。シウマイのみを捕獲するとさらにオツマミ度が増す。

 この「祭」はその究極かもしれない。新幹線で呑みながらじっくり楽しもうとしたが、急ぎPCせねばならず自宅に持ち帰り、超古代文明の謎を大きなお世話的に解明しようとするドキュメンタリーを観ながら思う存分満喫した。

 15マスに区切られている。それぞれに15種類の料理が収められている。フタを開けた瞬間、ツタンカーメン王墓を発掘したカーター氏の気分が十分に理解できた。宝箱である。

 無秩序に箸を伸ばしてはならない。食べ順という名の軍略が極めて重要である。ウィスキーをグビグビやりながら、普段の仕事では考えられない集中力を発揮する。

1の矢:「三浦ひじきと油揚げの煮物」
2の矢:「三種の煮物(高野豆腐・人参・椎茸)」

 まずは煮物から初陣を飾る。ひじきもブランドっぽく歯ごたえ充分。煮物はどれもよく出汁が染み込み、酒をグイグイ進ませる。

3の矢:「玉子焼きと紅白蒲鉾」

 ここで歯ごたえを楽しみたい。玉子焼きは甘目だが、蒲鉾が何もつけずとも旨い。小田原の蒲鉾は私的に日本一。調整元は神奈川なのでゆえに蒲鉾にも凝っているのか。

4の矢:「牛肉とごぼうの甘煮」
5の矢:「ラタトゥイユ」
6の矢:「キャロットラペ」

 サラダがわりの野菜陣に挑む。ごぼうの甘煮はチョビチョビ味わうとどこまでも酒が呑める実力。ラタトゥイユはズッキーニなどのトマト煮。洋風の不意打ちが嬉しい。キャロットラペは何か分らぬが、人参を甘目に味づけ。カットチーズのトッピングに微笑させられる。

7の矢:「炙り〆鯵と紅白なます」

 ここで魚系に。酢のもので少し甘くなった舌を引き締める。サバではなくアジである点もこだわりを感じさせる。

8の矢:「竹輪の磯辺揚げ」

 揚げ物は竹輪。この一角だけ醤油が入っている。チョロチョロとかけて噛り付く。絶妙の味づけ。冷めてもこれほど旨いとは。2ヶ入りも嬉しさを倍加させる。

9の矢:「枝豆と鶏肉の梅肉和え」
10の矢:「鶏団子の甘酢餡」

 いよいよ肉である。まずは鶏料理2種。枝豆&鶏肉はチビチビつまんで酒の勢いをつけるべし。鶏団子は一口で。口いっぱいに旨味が広がりシアワセの海に溺れそうである。

11の矢:「鎌倉ハムのポテトサラダ」

 ただのポテサラではない。鎌倉ハム入りである(よく分らぬが)。お惣菜感から一気に「洋食感」に確変する。ソースをかけても旨いだろう。

12の矢:「豚肉の黒胡椒塩炒め」

 メインディッシュと位置付けた。これも凝った味づけである。噛みしめるほどに旨味があふれ出す。

13の矢:「鯖の塩焼き生姜の甘酢漬け添え」
14の矢:「小鯛の一口ちらし寿し」

 まずは小鯛を口に運ぶ。上品な酸味が好ましい。そしてちらし寿しを一口。鯖の塩焼きも脂がのり絶妙の塩加減。口内がしょっぱくなったところでちらし寿しで追いかける。思わず目を細める。生姜のシブいアシストを見せている。

最後の矢:「グリ茶の羊羹」

 私は普段絶対に羊羹を口にすることはないが、駅弁に入っているスィーツはこれも含めて一つの完成された小宇宙。口に運ぶ。……。ほろ苦いオトナの甘さ。フィニッシュに相応しい。

 15ゾーン、どれも手抜きなしの本格派。この1箱で90分以上持つ。その間にウィスキーがボトル半分以上空いてしまう。まさに「一人祭」。大満足である。

 東京駅の<祭>には他にも駅弁というより、完全な「おつまみ」(おかずのみ)が異彩を放っている。「大相撲やきとり」はこのバカブログでも紹介した。

 「鳥つくね棒カツ」も<大船軒>様の作品。棒状のつくねをフライにし、特製ソースを垂らして頬張る。冷めても旨い。缶ビールのお供に好適。大きめが2本なのでボリュームも良し。

 シュウマイ単品は崎陽軒様の専売特許でもなさそうだ。同じ神奈川県の<東華軒>様の「駅弁屋のシュウマイ」は12ヶ入り。醤油&辛子に浸しながらチョンチョンつまむ。どんな酒にも合いそうだ。私は自宅で楽しんだが、我がオリジナル「ウスターソース&豆板醤」という組み合わせも自画自賛。

 酒を呑まない(呑めない)時は肉系などの単品ガッツリ系、のんびり酒を呑める時はおかずたっぷしオツマミ幕の内系。皆さま、駅弁ライフをご満喫あれ。自宅でも楽しめることを保証いたします。

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2018年3月実食。

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充実の15マス。
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2020年04月26日

第2430夜:名古屋駅「信長」「秀吉」「家康」【take-out】

 <美濃味匡>。名古屋駅構内の新幹線口に近い売店や飲食店が集積しているゾーンに位置するある駅弁&惣菜屋である。斜め前が<世界のYちゃん>。スパイシーでビールが進む手羽先をテイクアウトするために立ち寄った際この店の存在に気付いた。

 名古屋駅弁は日本屈指の充実度。私もかなりの品数を実食したが、定番の駅弁売場と異なり<美濃味匡>はライブ感で群を抜く。コスパは100馬身ほど他の名古屋勢を引き離している。

 天むす、味噌串カツ、唐揚など車中の気軽な酒のアテとなる惣菜単品も多いが、名古屋(愛知)ゆかりの戦国3大武将の名を冠した駅弁の質が凄まじい。ごはん部分を5種類の炊込み御飯からチョイスできる。もちろん白米も可能。2種類もチョイスできるブツもある。

■「信長」2015年5月実食

 季節のオススメ炊込御飯2種(桜エビ昆布ともう一種)、桜漬、出汁巻などを従え、圧倒的な存在感と破壊力を見せつけている巨大で分厚い味噌カツ。天下布武なド迫力である。

 味噌カツは冷めても旨いのが特徴だが、この肉々しさは他の追従を許さないガツン系の食べ応え。今まで食べてきた味噌カツ弁当ではベスト1かもしれぬ。しかも天むすも2ヶ配備。

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■「秀吉」2015年7月実食

 巨大エビフライ2本が秀吉公に仕えた2大軍師(K兵衛氏とH兵衛氏)のようである。付属のタルタルソースがエビ1本分で消化するほど。付随ソースはもう一本にタラリ。

 炊込御飯は2種選択。味噌串カツも目を剥くほどの存在感。キ●ン一番搾り名古屋づくりとの相性は言わずもがな。全体的にかなり濃厚なので箸休めの桜漬けがシブい役割を担っている。天むすを包む海苔の香ばしさにウットリする。

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■「家康」:2015年4月実食

 バランス型重視の布陣である。一点勝負ではなく家康公のごとき情勢と空気を読み切った盤石の体制。関ヶ原の東軍を想わせる武将の百花繚乱。季節の炊込御飯は一種選択。天むす2ヶを従える味噌串カツが槍のように鎮座。オトコのシンボルのごとき佇まいだ。

 何かのロール巻が陣の中央を統べている。おかずの多様さは3武将の中でダントツ。酒の肴としても優れている万人向け。他ではメインとなりうるハンバーグが3、4番手として脇を固めている点も余裕が感じられる。天下統一という4文字熟語が駅弁からにじみ出ている。

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■番外編「名古屋トップ3弁当」2014年8月実食

 <美濃味匡>売場ではなく定番の駅弁売場で捕獲可能。調整元は名古屋駅弁の雄<松浦商店>様。トップ3とは言わずと知れた先ほどの3武将。味噌カツ、エビフライ、コーチン入り肉団子という濃厚名古屋3トップという陣立て。蓋を空けると、3トップ以上にケチャップライスの広大な世界に目を奪われる。

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 群雄割拠の名古屋駅弁、熾烈多様を極めれり。すべてを制覇したくとも、日々新作が参上す。食べても食べても裾野は広がるばかりなり。尾張名古屋の制覇、夢マボロシのごとくなり。

(付記)
たしか斎藤道三公に絡めたお弁当のこの店では販売していた記憶が。『麒麟がくる』毎週欠かさず楽しみに拝観中ゆえ、今ならこの駅弁をテイクアウト熱望。店名も`美濃‘が入っていたことを数年ぶりに読み返して実感。この3種類を実食したのは2015年。確かこの店も位置が変わっていたような気が。コロナ終息後に確かめにいかねばならぬ。
posted by machi at 15:51| Comment(0) | 駅弁 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする