2020年01月06日

第2355夜:民度【伊丹(兵庫)】

 民度。文化度と置き換えても差し支えないかもしれない。その街に漂う上質かつ落ち着いた雰囲気。市民が醸し出す洗練と知性の高さ。日本全国旅している私でさえいまだ足を運べていない地域はすさまじい数だが、民度の高い街は印象深い、また訪れたい、住んでみたい気持ちになる。

 私の一つの尺度が街なか(徒歩圏内)に映画館があるかどうか。2つ目が本屋の数。最後は図書館や美術館などの充実である。

 私自身は図書館や美術館はあまり興味ないが、映画館は愛してやまない。映画が好きというより、映画館を愛している。ホテルや自宅のTVでDVDをあまり見ようと思わないが、映画館の大スクリーンで没頭できるのは人生の大きなシアワセの一つである。

 活字中毒の私にとって、出張先の本屋のない街で読む本がなくなることを想像するだけで冷や汗が出る。本屋も欠かせない。

 私がこれまで訪れた街の中で、人口100万級の大都市を除くと東北の盛岡と八戸に圧倒的な民度の高さを感じる。特に八戸は官民一体となって十年スパンで取り組まれている。

 おしゃれで高感度なお店が多数集積して結果的に雑誌等でよく取り上げられる街とは一線を画している。うまく表現できないが、空気が違うのだ。駅前の商業ビルの空床にやむおえず図書館をぶち込むのとは戦略も戦術も異なっている。

 私のミッション先限定になってしまうが、西日本で民度の高い街といえば兵庫県伊丹市が真っ先に思い出される。

 まちなかバル、鳴く虫と酒樽夜市、朝マルシェ、クリスマスマーケットなど官民一体となった洗練されたソフト事業と並行し、雰囲気のよい郷町の都市整備、そして全国から視察が絶えないという図書館「ことば蔵」も数年前に誕生。そして、ここでは書けないが数年後を見据えてこれでもかというほど民度の高さを見せつける事業を計画されている。

 2019年9月から10月にかけて、私は集中的に伊丹市へ足を運んだ。この数年はまちなかバルの手伝いまたは参戦のみだったが、久々のミッションである。

 伊丹市は第3期中心市街地活性化基本計画申請に向けて動き始めた。その計画に反映させるのが、若手事業者の意見である。重鎮や役職に捕らわれない起用にセンスを感じさせる。私は若手を集めた意見交換会の回し役および取りまとめを仰せつかった。

 毎回午前中か午後の開催。若手は飲食店経営者が多いためである。全3回終了。最終回も午前中で、終了後に商工会議所T中課長と阪急伊丹駅前デパートのcafé<Mon>へ。「オムチーズカレー」を注文。普段頼まなぬチョイスだが、洗練されて実に旨い。

 店内の熟女客もどこか気品が感じられる。洗練されておらず伊丹の空気から浮き上がっているのは民度の低いガサツで下世話な品のない私だけのようである。

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皆さま熱心。

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民度高しな昼食。

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香ばしい食後の珈琲。
posted by machi at 08:40| Comment(0) | 兵庫県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする