2019年09月04日

第2269夜:全部、青い【美瑛(北海道)】

 青い池。旭川市と富良野市のほぼ中間に位置する美しき楽園都市・美瑛市にて最近メキメキと注目を集めている観光スポットである(らしい)。

 ある土曜の午後。富良野から旭川空港まで若手実業家・N川氏に送って頂けることになった。当初3時間に2本程度のバスを予定していたので、テイクオフの時間まで余裕が生まれた。

 氏のジープに乗りこみ旭川方面へ。バス車内では味わえぬ絶景が広がる。この時期はラベンダー最盛期。他にも美しい花々が丘陵を彩る。花鳥風月を愛でることなき無粋な私でも見とれる。

 美唄市内の道の駅のような施設にピットイン。<美瑛選果>。レストラン、ショップなどで構成された人気施設である。目立つ建物ではないが、駐車場はほぼ満車。館内も行列ができている。観光客だけでなく地元民も多く利用している雰囲気が伝わる。売り切れ商品が続出していた。

 美瑛は富良野と混同されることが多い。知名度は富良野ほど高くないだろうが、観光スポットで溢れている。逆に言えば、旭川方面から移動すれば富良野まで足を運ばなくても美瑛を散策することで「富良野感」を体感できる。美瑛の観光客数は急増しているという。

 駅前の商店街を車窓から眺める。行ったことはないが北欧のメルヘンチックな商店街を連想させる。北海道では珍しい統一感のあるファサード。戦略的なまちづくりが伝わってくる。

 ジープはさらに奥まった道を走る。10qも行くと道の駅に。車がびっしり止まっている。さらに奥まった道を行くと、渋滞が発生している。渋滞の発生要因は「青池」への訪問者である。

 昔はそれほど有名なスポットではなく、地元でも知る人ぞ知るという感じだったらしい。ちなみに旭川〜富良野間を何万回も奏功しているN川氏ですらつい最近初めて訪れたという。

 駐車場入り口は渋滞。ようやく入りこむ。観光バスが20台ほど停まっている。特に警備員がいるわけでも標識があるわけでもない。すべて無料。ほぼ放置プレイ状態だ。

 順路は一方通行である。人の波に合わせて足を運ぶと、池が見えてきた。

 ……。「半分、青い」なんてもんじゃない。すべて「青い」。蒼くて、碧い。思わず感嘆の呻きが漏れる。今までに見たことがない青さだ。グラデーションが掛かっているが、それも青のグラデーション。他の色は入り込む余地はない。

 観光客でまっすぐに歩けない。特にC国人と思しき皆さまは自撮り棒で必至。私も数枚写真に収める。ちなみにこの池の正式名称はわからない。表示看板らしきものには「青い池」と書かれている。そのまんまである。

 2017年初夏から富良野と本格的に御縁を頂き、これまで観光らしいことをスルーしてきた。

 平均的な私の富良野の滞在時間は15時間程度である。17時半ごろ富良野駅前に到着。宿に荷物を預けて打合せと会議。終了後は深夜1時ごろまで鯨飲。〆は一人でラーメン(Y岡家)。深夜2時ごろ泥のように眠り、翌朝は7時から8時の間にチェックアウトしてバスで旭川空港へ。これがルーティンである。

 青すぎる池に私のヨゴレな心も少し浄化した。2年を経て、初めて富良野っぽさを体感した。厳密にいえば、富良野ではなく美瑛なのですが。

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思わず見とれる青さ。

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観光客で鈴なり。
posted by machi at 17:08| Comment(0) | 北海道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする