2019年09月03日

第2268夜:アキラちゃん1000%【富良野(北海道)】(後編)

 夜中1時を回った。毎回恒例になりつつある「アヅマ、山岡家行くなよ。絶対に行くなよ!」。ところがこの夜はあまり固形物を口にしないAキラ氏が珍しくラーメンモードに。

 Aキラ氏はラベンダーの真隣の店へ突撃した。ところがほぼ満席でとても5人は座れない。必死で一人厨房にて調理中のママが半分切れ気味に「ごめん!満席!無理!」。般若の形相だ。

 それでも強引に席に座ろうとするAキラ氏を外に出す。すると氏は「ここにしよう。行ったことある?」とすぐ近くのラーメン屋の暖簾を潜った。店内広々で、5人は楽に座れる。

 メニューを観る。それよりも気になったのが営業時間。21時までとなっているが、現在深夜1時を余裕で回っている。

 はてなマークが頭に浮かびながら、味噌か醤油か迷っているとAキラ氏が「俺は醤油だよ」。

 最近北海道では味噌ばかり攻めていた。私は本来醤油味を最も愛している。久々の北海道醤油、いいじゃないか。

 「じゃあ俺も」「俺も」と醤油を5つ注文。ブツはかなりの漆黒。麺は北海道らしいかん水の効いた黄色いちぢれ麺。醤油は濃厚で、20年前に札幌で頻繁に啜った醤油味が思い出される。懐かしい。

 談笑しつつもあっという間に熊啜。Aキラ氏に定宿<トマール>まで送って頂く。

 この夜は個室は満室でドミトリーに。大きな音を立てぬよう細心の注意を払いながら、18時から深夜1時過ぎまで20杯以上飲み続けた千鳥足のまま2段ベッドの上によじ登った。

 翌朝。朝、ベッドから降りると女性が何人もいる。男女同室だったのか。全然気づかなかった。パンツ1枚でトイレに向かおうとしたが、慌てて引き返して衣類を装着する。

 翌日は午前と午後の早い時間にミッション。昼飯は‘ジャンボにぎり’で富良野のみならず全道にその名を轟かせている<福寿司>へ。前夜の「まかない鮨」500円の破壊力が思い出される。

 店に入ると、Tミイチロウ氏から「中生にする?」と聞かれた。中生?さすがに仕事中に生ビールは許されぬ。「いえ、生中なしで」とお答えしたら、「中生鮨(8貫)」のことだった。

 少し赤面しながら勧められるまま‘ジャンボ’選択。私とN川氏以外は‘少なめ’‘太巻’だ。

 談笑しながら待っていると、ジャンボサイズが運ばれてきた。ゆうに1貫で3貫分ある。しかし同行氏たちは「小さくなったんじゃないか」とおっしゃる。

 とても一口で頬張り切れぬ。ネタも大きい。Aキラ氏から攻略法を教わる。まずネタをはずし、シャリを3等分し、シャリだけ食べて減らし、ネタを再度シャリに載せて口に放り込むという。

 早速実践。シャリよりも大きなネタが口いっぱいに広がる至福。太巻なども御馳走になる。

 秀逸だったのが「唐揚」。寿司屋の唐揚である。これも名物らしい。熱々だが齧りつく。……。山頂から直滑降しそうな旨さだ。1人前でもボリュームたっぷり。これが2人前。

 オヤジ5人ではとても喰い切れないので、異邦人の私が残りをテイクアウトさせて頂く。<鳥せい>といい<福寿司>といい、富良野の唐揚のレベルは日本一かもしれない。

 前夜にビアモールだけご一緒したTミイチロウ氏が「昨晩も山岡家行ったの?」と聞いてきた。私はアKラさんに連れられて5人で<●いげん>へ深夜1時過ぎに突撃したことを報告した。

 すると目に前に座るアキR氏が「えっ、ラーメン行ったの?」。……。Aキラ氏、記憶がなかったらしい。100%どころじゃない。まさにアキラちゃん1000%である。

(付記)
それから1か月後。Aキラ氏に覚えていたか再度訪ねてみたところ「覚えているよ。当たり前だろう」とのことでした。


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深夜の醤油ラーメン旅情。

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快適なドミトリー。

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ジャンボ握り。

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超絶絶品の唐揚。迷わずお持ち帰り。
posted by machi at 16:52| Comment(0) | 北海道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする