2019年09月30日

第2288夜:ドキッ💛オヤジだらけの水泳大会【守山(滋賀)】

 木浜町。守山市の郊外にある閑静な住宅地である。その地に守山の中心・銀座商店街から再開発事業の絡みで移り住んだご一家がおられる。<鉄人工房MATSUYA>様である。

 鉄人宅では銀座商店街時代、年1回程度の頻度で「ギョーザまつり」が開催されていた。当初は女人禁制だったが、いつの間にか女性選手も出場可能に。今や比率は男子選手と変わらない。この宴に参戦するためには、ご一家(特に奥様)の審査を突破せねばならない。

 私は宴の発足当初から参加を許されている強豪である。当初は出場選手は数人だったが、今や軽く2桁を超え30人を超える一大イベントに。

 令和元年の盆。銀座から移転後初となる「ギョーザまつり」が盛大に開催された。30人を軽く超える選手が三々五々集結。日が暮れ風が涼しくなると居心地の良さがさらにMAXになる。

 奥様の絶品手料理を肴に選手たちが持ち込んだ酒を鯨飲する。私は最初に缶ビール3本ほど空けた後、ひたすらコロナビール。泥酔寸前からは赤ワインにシフトした。

 毎晩のように全国各地で呑んだくれている私だが、メンバーは商店街・まちづくり関係者、市(町)、会議所(商工会)。

 鉄人の宴は商業者教師、自衛官、市会議員、公務員、商工会議所、職業不詳など多種多様。今回はなんと愛知岡崎幕府の上様まで延岡から陸路で宴に降臨。もはや全国規模の宴である。

 24時ごろ、参加者のほとんどが帰路に。これからが室内で2次会である。奥様からお風呂を進めていただいたが、敷地内にオッサンが15人ぐらいが入れそうな子供用プールがある。カバーされているものの、水が張られており、温度もちょうど良い冷たさだ。

 鉄人ご夫妻に風呂(シャワー)代わりにプールへのダイブを懇願。快く首肯して下さった。上様と教育委員会とセイウチ(アヅマ)はさっそく上着とズボンを脱ぎすて、プールにダイブ。

 ……。言葉にならない爽快感と気持ちよさである。どんな温泉よりも心地いい。私の中で、プールが風呂に早変わりした。

 私はリラックスついでにパンツも脱ぎ、生まれたまんまの姿に化身。程なくして自衛官も衣服を脱ぎ棄て飛び込んできた。

 コロナビールを飲みながら月を眺める。巨大な家庭用プールで繰り広げられる、オヤジだらけの深夜24時に月光浴。プールを出た後はさらに鉄人ご夫妻と呑みながら怪談話。真夏の夜の夢である。

 翌朝、7時半に木浜町の講演へ。ラジオ体操に参加する。実質子供が一人という高齢化っプリに目が覚める。こんな時間に運動(体操)などしたことないので汗かいたが、爽快だ。普段食べない朝飯もパクパクご馳走になった。鉄人ご一家と送迎役の石Gに心から感謝する。

 帰路の新快速で爆睡してプチ寝過ごし。起きたら明石。

 せっかくなので改札の外へ。ちょうど甲子園で明石商業が熱戦の真っ最中ゆえか、普段賑わっている駅構内も商店街もガラガラ。明石市民はTVにクギづけのご様子だ。

 明石のソウルフード<江洋軒>まで空いている。中華(そば)と焼(そば)召還。店内のTVは明石商業VS八戸学院光星の熱戦中でしかも9回。明石商業勝利の瞬間、店内は笑顔と拍手と安堵感で包まれた。

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過去最大級の宴。

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気持ち良すぎ。

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朝からラジオ体操。

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明石に来たら立ち寄らずにいられない。

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我がソウルフード(明石市民ではないのですが)。
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2019年09月28日

第2287夜:空き店舗対策がつなぐ架け橋【若松(北九州)】

 <tutti frutti>。2017年ごろ北九州市若松区の明治町商店街でオープンしたcafé&Pubである。若松はランチできる店が意外なほど少なく、昼夜問わず繁盛しているそうな。

 ある盛夏の土曜の正午前。こちらのcaféで昼食を頂く機会があった。パブタイムは利用経験済だが、カフェタイムは初めてだ。

 メニューはかなり本格的。カツカレーやオムライスカレーも旨そうだ。クラブサンドイッチを捨てがたい。しかし私は「スパゲッティナポリタン」。人気ナンバーワンとある。

 水を飲みながら談笑していると、鉄板の上でジュージュー踊るナポが運ばれてきた。嬉しいことに目玉焼がトッピングされている。

 タバスコをたっぷりかけ、フォークを箸のように用いて啜りこむ。オヤジになるにつれナポリタンの旨さにハマるようになる。気づけばあっという間に鉄皿は空に。

 この日は13時から9月6日に開催される「若松わいわい大縁日」への1日限定お試し出店および10月から実施される1週間から1か月程度の期間限定出店の説明会。当初は5名の申し込みだったが、当日申込や飛び入りもあり9名(8組)にご参加いただいた。皆さん熱心である。

 若松商店街連合会U島副会長による若松商店街のプレゼン、不詳・アヅマのプチ講義、参加者と商店主の座談会、お得いっぱいな支援機関(商工会議所・市)のサポート説明終了後、炎天下の中で貸物件などを巡る商店街ツアー。最後は冒頭の<tutti frutti>でアンケートだ。

 終了後、昨年度同様の事業にトライアルして一気に4店舗オープンした同じ北九州市内(小倉)の黄金市場商店街青年部との合同懇親会が実現した。会場はもちろん愛してやまない<TOMATO>。いつ創業したのかは存じ上げないが、数年前に隣の区画をぶち抜いて店の広さが倍以上になったことは覚えている。

 北九州市内でも小倉地区内や八幡地区内だけでは商店街同士の交流はあるのだろうが、区をまたぐとあまり機会はないという。商店街活性化に献身的にバックアップして下さる商工会議所や市役所のご尽力とご理解があってこそ。深海よりも深く感謝する。

 絶品料理をたっぷり腹に入れ、凄まじいピッチで鯨飲。中締めの発声は店を出たところで「商売繁盛ヨイヨイヤ〜♪」。小倉地区の名物〆だが、まさか若松で聴けるとは。

 小倉チームや支援機関の皆さまは帰路につき、私は若松商店街連合会A部会長&U島副会長とスナックビルをハシゴ。気づけば深夜1時半。どの店もホントによく流行っている。

 北九州市内で起業・創業・開業・移転をご検討の商い魂溢れる皆さま、夢を実現(商店街で創業)するなら若松、折尾、小倉(黄金・旦過・魚町)、黒崎、枝光で。私が御縁を頂いたことにある(新旧問わず)エリアばかりで申し訳ありませんが。

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旨しナポリタン。目玉焼が嬉しい。

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商店主と創業希望者の座談会。

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商店街&貸店舗見学ツアー。

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懇親会はもちろん<TOMATO>。

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若松と小倉黄金。空き店舗対策がつなぐ架け橋。

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商売繁盛ヨイヨイヤ〜♪

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2軒目はスナックビルの5階へ。

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3軒目はスナックビルの1階へ。
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2019年09月26日

第2286夜:ショルダーネーム【門司(北九州)】

 ショルダーネーム。店舗の屋号に付随しているキャッチコピーのようなものである。しかし、屋号よりもイチゲンのお客をつかむためには何よりも重要な要素でなのである。

 ある夏の夜遅く。北九州小倉黄金町ミッションを終え、お酒を嗜まないO中氏のワンボックスで同市内にある門司駅前に向かう。

 向かう先は一択。予約せねば入れぬウルトラ人気店<ふじ>。このお店のショルダーネームは店名より目立つ巨大な赤文字で「若鶏唐揚」。その文字の大きさの8分の1程度で黒字の「鶏料理専門」。これだけでこの店の名物、ウリが激しく伝わってくる。

 遅い時間だが店内は当然満席。1回転目か2回転目が分らぬが、カウンターなし(たぶん)、イステーブルなしの独特なスタイルが名店の香りを漂わせている。

 キンキンに冷えた生で乾杯。まずは鶏皮焼とずり焼きが運ばれてくる。ニンニクが香ばしい。鶏皮は噛みしめると脂っこさよりも絶妙なタレの旨味が口の中であふれ出す。絶対に家庭では味わえないプロの妙味だ。

 どかんと手羽先(唐揚)が6人前運ばれてきた。1人前が7本。42本である。一斉に手が伸び、齧りつく。……。涙がこぼれそうな旨さ。名古屋系の甘辛なのだが、独特の香辛料が効きまくっており世界無二の「ふじワールド」を展開している。

 食べても食べてもなくならないが、知らぬ間に滅失。ハイボールをお代わりしていると、さらに3人前追加。合計63本が5人のオッサンの胃袋に収まった。冷やしトマトの清涼感が極めて貴重である。

 黄金地区商店連合会青年部リーダーは門司に拠点があり、一緒に来られるかと思われた。しかし、リーダーは鶏肉が全く食べられない。「鶏料理専門」店にはとても誘えない。ショルダーネームはいろんな意味で大事である。

 2軒目は<アンジェリーク>。10人で満席のL字カウンタースナックである。ちなみに私は門司呑みは2回目なのだが、前回も<ふじ>から<アンジェリーク>という流れだ。我が門司定番になりつつある。

 このスナックは門司隋一のスナックビルにある。約15店舗が軒を連ねているらしい。アンジェリークという言葉はフランス語。「天使(のような)」という女性名を意味するという。つづりは「Angelique」。確かにエンジェルという文字が入っている。

 私と同い年のママは特段店名にこだわりはなかったそうだが、逆にショルダーネームに「スナック」「パブ」などの言葉は絶対に入れたくないというこだわりがあったという。

 これが路面店でポツンと聳えていれば何の店かわからないが、スナックビルに入っていればスナックであることがある程度推測される。立地そのものがショルダーネームのようである。

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ショルダーネームが炸裂。

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止まらない。

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やめられない。

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門司随一のスナックビル。

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毎月通っている気がするお店。
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2019年09月25日

第2285夜:いきなり懇親会の流儀【春日部(埼玉)】

 「いきなり懇親会(仮)」。東武鉄道春日部駅東口エリアの更なる活性化を目指し、市民、行政、大学、商業者などが集い自由に意見交換およびマッチングを図る懇親会である。その第2回懇親会は2019年9月上旬に開催され、私は参加させていただく機会を得た。

 開始は18時30分。会場はマスコミにも頻繁に紹介されるという予約必至の超人気イタリアン<ソットテット>を貸切で。様々な方が参画されており、逆に主催というものがハッキリしないのだが、その分自由な意見交換とマッチングが可能な雰囲気に溢れている。

 イタリアンのオーナーご夫妻も東口活性化のために様々なアイデアをお持ちで、実際にご尽力されている。ゆえにこのような貸切懇親会が実現したのだろう。

 私たち(市の御担当者とチョッキ)が会場入りしたのは18時。開始より30分も早い。一番乗りではあったが、どしどし参加者が開始前から来場。呑み放題だったゆえかビールや料理がガンガン呑んで食べられている。乾杯の挨拶もない。まさに「いきなり懇親会」である。

 予約必至も納得の絶品料理がどんどん運ばれてくる。30人以上が集い、席も足りなくなり立ち呑みゾーンまで出現している。

 今回(第2回)からの参加者(アヅマ含む)が自己紹介し、現在春日部駅東口で進行中の様々なプロジェクトの進捗が報告される。

 私はNEXT商店街プロジェクトに関する質疑応答部分を担当。匠大塚プロジェクト、家守舎の活動、他市のリノベ活動、星空映画祭、おにぎりcaféの創業検討……。

 質疑応答も活発である。あちらこちらでマッチングが実現しているようである。私は皆さまのプレゼンに対し、何故か毎回司会者からムチャぶりされて即興で何かコメントする大喜利を担当するハメに。

 春日部を愛する職業も年齢も様々な皆さまの情熱に3時間以上感銘感動を受け続けた。全国的にも稀有ではなかろうか。寄居ぐらいか。

 いきなり懇親会は盛り上がって終わる気配はない。私たち商店街チームは中座し、打合せを兼ねて近くのバーへ。ギネスをヤリながら話し込む。

 この夜は私が春日部と御縁を頂いてからまだ1か月半程度だった。しかし、もう何年も通っているような嬉しい気分に浸ることができる。そんな春日部は、私が濃く御縁を頂くようになった栃木県鹿沼市と姉妹都市のような関係にあるようだ。

 懇親会のスタイルも独特を極めている春日部。東口と西口では全く雰囲気が異なる。西口でも様々な活性化策を展開されているようである。第3回いきなり懇親会もぜひ出席したいものである。

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NEXT商店街事業をプレゼンする石Kサブリーダー。

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人気イタリアンの料理がどんどん。

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最後はバーで。
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2019年09月24日

第2284夜:おなかの友達の流儀【春日部(埼玉)】

 「おなかの友達」。これほど頼もしくお近づきになりたく、生涯にわたってお付き合いしたい友達はなかなかいない。では、そんなステキな友達はどこにいるのか。春日部駅西口飲食店密集エリアにいる。

 私が春日部に御縁を頂いたのが実質的に2019年6月下旬から。ミッション開始は18時から22時までがコアタイム。

 ネットで検索すると春日部駅周辺はラーメン店の数はかなり多いのだが、ほとんどが15時から18時は昼休憩。連泊しない限り15時以降に春日部入りするのでタイミングが合わない。ラーメン野郎としてはツラい環境だ。

 ある酷暑の15時過ぎ。チェックイン可能な16時までの間、ホテル周囲を探索する。ショッピングセンターの近くに<萬来>という中華屋を発見。「おなかの友達」というキャッチが頼もしい。最初<珍来>と勘違いしてしまった。

 友達になりたくて店に飛び込む。店内はカウンターなく、4人掛けテーブルばかり。半分以上埋まっており、それも全員が一人客。そのうち3分の2が生ビールを飲んでいる。しかも今どき珍しい喫煙OKで、各テーブルに灰皿がある。

 この日は18時ではなく16時30分ミッション開始。当たり前だが生ビールなど呷るわけにいかず、水を飲みながらメニューを観る。かなり豊富だ。味噌ラーメンを押しているようだが、日替わりセットに目を惹かれた。

 麺類が日替わりのようで、餃子2ヶと半ライスが付く。この日の日替わりは「タンメン」。税込680円というナイスな高コスパである。友達との初セッションは日替わりで勝負だ。

 紫煙を燻らせながらぼんやり呆けていると、ブツが運ばれてきた。タンメン、ミニサイズかも思いきや普通の1人前より多い感じがする。餃子もデカい。ライスも決して「半」ではない。

 胡椒をパラリし、まずはスープ。……。野菜の旨味が溶け込んだ塩味。汗で失われた塩分を補給できる。体中の細胞が喜びの声を上げ始める。野菜はシャキシャキで味加減絶妙。

 出張族の私は慢性的な野菜不足であり、そもそも野菜にあまり興味はないのだが、レバニラ炒めやタンメンなどは別格。ちなみに私にとってのサラダとは「ポテトフライ」のことである。三歩譲って「マカロニサラダ」か。

 餃子を頬張り、ライスで追いかける。スープでノドを潤し、栄養たっぷりの野菜を摂取し、麺を啜りこむ。至福の無限ループだ。

 15時から18時までの、ラーメン野郎にとっては魔の時間帯。そこを乗り切る頼もしい「おなかの友達」。我が春日部麺ライフ、盤石の体制である。

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おなかの友達。

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頼もしいメニュー。

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こぼれる笑み。
posted by machi at 08:32| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする