鉄人宅では銀座商店街時代、年1回程度の頻度で「ギョーザまつり」が開催されていた。当初は女人禁制だったが、いつの間にか女性選手も出場可能に。今や比率は男子選手と変わらない。この宴に参戦するためには、ご一家(特に奥様)の審査を突破せねばならない。
私は宴の発足当初から参加を許されている強豪である。当初は出場選手は数人だったが、今や軽く2桁を超え30人を超える一大イベントに。
令和元年の盆。銀座から移転後初となる「ギョーザまつり」が盛大に開催された。30人を軽く超える選手が三々五々集結。日が暮れ風が涼しくなると居心地の良さがさらにMAXになる。
奥様の絶品手料理を肴に選手たちが持ち込んだ酒を鯨飲する。私は最初に缶ビール3本ほど空けた後、ひたすらコロナビール。泥酔寸前からは赤ワインにシフトした。
毎晩のように全国各地で呑んだくれている私だが、メンバーは商店街・まちづくり関係者、市(町)、会議所(商工会)。
鉄人の宴は商業者教師、自衛官、市会議員、公務員、商工会議所、職業不詳など多種多様。今回はなんと愛知岡崎幕府の上様まで延岡から陸路で宴に降臨。もはや全国規模の宴である。
24時ごろ、参加者のほとんどが帰路に。これからが室内で2次会である。奥様からお風呂を進めていただいたが、敷地内にオッサンが15人ぐらいが入れそうな子供用プールがある。カバーされているものの、水が張られており、温度もちょうど良い冷たさだ。
鉄人ご夫妻に風呂(シャワー)代わりにプールへのダイブを懇願。快く首肯して下さった。上様と教育委員会とセイウチ(アヅマ)はさっそく上着とズボンを脱ぎすて、プールにダイブ。
……。言葉にならない爽快感と気持ちよさである。どんな温泉よりも心地いい。私の中で、プールが風呂に早変わりした。
私はリラックスついでにパンツも脱ぎ、生まれたまんまの姿に化身。程なくして自衛官も衣服を脱ぎ棄て飛び込んできた。
コロナビールを飲みながら月を眺める。巨大な家庭用プールで繰り広げられる、オヤジだらけの深夜24時に月光浴。プールを出た後はさらに鉄人ご夫妻と呑みながら怪談話。真夏の夜の夢である。
翌朝、7時半に木浜町の講演へ。ラジオ体操に参加する。実質子供が一人という高齢化っプリに目が覚める。こんな時間に運動(体操)などしたことないので汗かいたが、爽快だ。普段食べない朝飯もパクパクご馳走になった。鉄人ご一家と送迎役の石Gに心から感謝する。
帰路の新快速で爆睡してプチ寝過ごし。起きたら明石。
せっかくなので改札の外へ。ちょうど甲子園で明石商業が熱戦の真っ最中ゆえか、普段賑わっている駅構内も商店街もガラガラ。明石市民はTVにクギづけのご様子だ。
明石のソウルフード<江洋軒>まで空いている。中華(そば)と焼(そば)召還。店内のTVは明石商業VS八戸学院光星の熱戦中でしかも9回。明石商業勝利の瞬間、店内は笑顔と拍手と安堵感で包まれた。

過去最大級の宴。

気持ち良すぎ。

朝からラジオ体操。

明石に来たら立ち寄らずにいられない。

我がソウルフード(明石市民ではないのですが)。