2019年05月27日

第2201夜:柳津で焼めしを頼んだら【柳津(福島)】

 焼めし。日本人なら細かいディテールの違いはあれど、ほぼ共通のイメージを共有できる定番料理である。しかし、奥会津の玄関口・柳津で「焼めし」といえば……。

 ある氷点下の日の昼。予定より早く郡山に到着したため、数年ぶりに駅前のアーケード街をブラブラ。空腹を覚えたので<くさび>というラーメン屋へ適当に飛び込む。異様にメニューが豊富。学割が特に充実していているが私はオッサンゆえに恩恵に値せず。店内の半分は学生である。

 数あるメニューの中で期間限定という「にぼ味噌豚骨チャーシューメン」のランチ割引だった半チャーハン(焼飯)も召還。ラーメンはエグいほどの魚粉。太い縮れに良く絡む。チャーハンもかなりのハイレベル。チャーハンは店の味、焼めしは家庭の味という住み分けが私にはある。

 会津若松駅で稲M氏と合流し、氏の運転で柳津へ。<清流の宿かわち>へチェックインし、無料ルームサービスの珈琲を頂き一服。まずは露天風呂に浸かる。最高の気持ち良さ。役得である。

 外はみぞれ雪だが、それほど寒くない。建物が暖かいからどこも快適だ。2017年10月から続いた柳津ミッション最終回終了後、21時から<滝のや>で懇親会。

 豪華なオードブルが並ぶ。鍋も気合がこもっている。ピザも旨し。特に鮭が入ったおにぎりが塩加減も絶妙で妙に旨い。ビールの後は会津の地酒に切り替え、凄まじいピッチで鯨飲。おにぎりを齧りながらグビリと呷る冷酒は野趣あふれ、意外なほどの旨さに昇華する。

 柳津への来町者(主に観光客)にとって、「温泉」が最も関心が高い。「あわまんじゅう」などがそれに続くが、売り出そうとしている柳津ソースカツ丼はまだまだ伸びる余地だらけだ。

 柳津に1年3か月の間位に平均月1回ペースで通った。神戸市民150万人の中で最も柳津に詳しい自負もある。そんな私でも毎回驚かされることがある。今回も最後に目を剥いた。

 私が目を細め口角を上げながら齧りついているおにぎり、柳津では「焼めし」というらしい。焼きおにぎりなら1000歩譲って理解に努めるが、少しも焼いていないノーマルタイプを「焼めし」とはスルー出来ない情報である。厳密には、ご飯を真ん丸に丸めてすべて海苔で隙間なく覆いつくしたものらしいが、定義もイマイチあやふやな雰囲気である。

 予備知識なく柳津の食堂に飛び込み、メニューを見て「焼めし」を注文して「おにぎり」が出てきたら、腰を抜かす。

「いや、ワシが頼んだんは焼めしや」
「だから、焼めしだべや」

 永遠に噛み合わない会話が繰り返されることだろう。ちなみに神戸大倉山の大盛飯の店<こふじ>には「チャーハン」と「焼飯」が別々にある。

 23時ごろ<かわち>まで送ってもらう。大浴場入浴時間は23時までだが、旅館の好意でゆっくりと浸からせて頂く。湯上りに冷たい清水を呑みほし、溶けるように眠りこんだ。

 翌朝6時に目覚める。一面雪景色である。絶景が広がっている。みぞれが雪に変わり、たっぷりと積もったようだ。雪見露天風呂を満喫すると、空腹を覚えた。普段朝飯を口にする習慣はないが、柳津では別。朝食が楽しみになる。

 熱々の味噌汁、湯豆腐をはじめ郷土料理に舌鼓を打つ。炊き立てご飯はもちろんお替り。仕事と慰安の境目が滅失する。

 この旅館の朝食時間は7時から8時と定められている。7時前にチェックアウトせねばならぬ時は、おにぎり弁当を手渡して下さる。もしかすると、この弁当は「焼めし弁当」だったのかもしれない。

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郡山駅前のラーメン屋さんのランチセット。この焼飯が「前振り」に。

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大浴場を満喫。

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歓迎ボードを独り占め。

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懇親会。

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これが「やきめし」?

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翌朝の風流な絶景。

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心のこもった朝食。

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これが「やきめし弁当」だったのかもしれない。
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2019年05月26日

第2200夜:母なる大河【奈良(奈良)】

 餅飯殿町12番地の奇跡。いったい何の奇跡を指すのか。奈良市中心市街地「餅飯殿センター街」に屹立するチャレンジショップ『夢CUBE』である。

 全国無敵のチャレンジショップとして名高い『夢CUBE』。プロジェクトは2007年にスタートし、現在11、12年目を迎えている。1〜3年で卒業すると商店街の貸店舗に続々出店。結果的に魅力あふれるお店でびっしり。それに寄せられて観光客も地元民も押し寄せる好循環である。

 更なる受け皿として「夢長屋」「きらっ都」なども誕生。チャレンジから本格出店に繋がるゴールデンルートが完成している。卒業生の多くは商店街の理事にも抜擢され、自店だけでなく地域全体の活性化にも尽力している。行列のできる店も多数で、成長ぶりが凄まじい。

 ある1月の朝。私は約10年ぶりに近鉄奈良駅に降り立った。痛風足を引きづりながら開店前の商店街を歩く。明らかに外国人観光客が激増し、それに対応した店も増えているようだ。

 市の創業支援集客施設で鰍ワちづくり奈良が運営する「きらっ都・奈良」へ。まちづくり会社社長および餅飯殿センター街理事長などを兼任するM森氏と10年ぶりに邂逅。理事長はいつまでも若々しく、発想と行動力は永遠に衰えるどころか輝きは増すばかりではなかろうか。

 10年前に商店街を視察させていただいた際も圧巻だったが、凄みはさらに増している。ただ、M森理事長が10年たっても理事長なのは、いわゆる‘商店街あるある’というご愛敬である。

 M森理事長、U谷副理事長、奈良市中活研S堂専務をはじめまちづくり会社や奈良市中活協議会の皆さまと意見交換の後、中心商店街をご案内頂く。

 商店街は大賑わいである。歩く先々で「ここ、夢CUBE卒業生のお店」とご紹介いただく。その都度、私の口から感嘆のため息が漏れる。立地や条件等で商店街ではなく他地区で出店した卒業生も、結局は商店街に戻って開業するという。外洋に出た鮭が産卵のために戻ってくる、大いなる母なる大河のような商店街である。

 昼食は夢CUBE内のうどん&丼<瑞穂>さんで。海老と野菜のかきあげ玉子とじ丼、かなりのボリュームで旨すぎ。贅沢な一品であり、チャレンジショップではなかなか味わえない超本格派。間違いなく商店街で本格店舗を構え、あっという間に人気店になるだろう。

 食後もたっぷりと中心商店街を視察。どこの個性があり、味がある。歩いている客層が異なる。JR奈良駅は初めて足を運んだが、特に欧米人で賑わっている。ホテルもチェーン店も景観に配慮したファサード設えであり、古都の底力を感じさせる。

 ミッション終了後、「きらっ都・奈良」2階コワーキングスペース『NARA EGG』を利用。2時間までは500円、それ以上は1000円。ワンドリンク付で利用は伸びているという。

 私が利用したのは15時過ぎからだが、すでに先客は10名近く。その一角に陣取り珈琲呑みながらPC猿打。凄まじく捗るが、凄まじく暖かくて居心地よく睡魔も強烈。

 私はたっぷりと2時間以上利用する。普段は煙草が吸えるcaféをコワーキングスペースとして勝手に活用しているが、本格的な利用は初めて。

 2018年度に入って富良野、寄居、越谷のコワーキングスペースを利用したり見学したり活用について意見交換してきた。沖縄市のコワーキングも外観は凄かった。

 夜は<ホテルフジタ>にて餅飯殿センター街祝賀パーティにお招き頂く。豪華な立食&コンパニオン付である。

 一人所在なさげな私をS堂氏が色々お気遣い頂き有難い限り。おかげで予定より30分以上延長滞在する楽しき夜に。FB友人だった奈良県商工会連合会K原氏にもお目に掛かれて嬉しい限りである。

 神戸まで遠し。中座して近鉄奈良駅へ向かうが、エンジンが掛かっているので呑み足りない。阪神なんば線で近鉄奈良から神戸三宮まで乗り換えなしの80分。寄居から朝霞台と変わらぬ。

 駅構内のコンビニでポケットバーボンを車内一人2次会用に、テイクアウト寿司屋で半額だった助六を自宅晩酌用に捕獲。気分は古都奈良モードになり、江戸時代が舞台の田中啓文先生のミステリを読みながらという至福の帰路に。

 マザーリバーな商店街、餅飯殿。平城遷都2000年祭を迎える時も、奈良の中心市街地は今まで以上に賑わっていることだろう。

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伝説の始まり「夢CUBE」。

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「きらっ都」。

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「夢長屋」。

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ボリューム満点。

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古都の中心市街地を久々にたっぷりと視察。

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おめでとうございます。


posted by machi at 10:37| Comment(2) | 奈良県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月25日

第2199夜:寄って居ってね【寄居(埼玉)】

 『寄って居ってまるちぇ』。寄居町商工会、寄居町役場、鰍ワちづくり寄居、寄居若者会議らが中心となり、奥秩父の玄関口または首都圏への入口である埼玉県寄居町中心市街地内「フォルテ寄居」内武蔵野銀行駐車場で開催された「マルシェ」イベントである。秋(2018年11月)に続いて春(2019年3月24日)開催である。

 私はその日、東日本(岩手県宮古市)に滞在していた。どうせ東日本に居るのならと、ついでのごとく7時間かけて宮古から寄居へ。途中、駅弁1箱腹に入れたが、空腹を覚えた。

 宮古は市街地も山の中も雪だったが、寄居は軽く10度以上暖かい。しかし風が強く、テントが飛ばされそうになったという。私が移動中だった午前中の出来事である。午前中から昼過ぎにかけて来場はピークだったらしい。

 イベントは15時終了で、私が会場入りしたのは14時15分ごろ。終わりかけであるが、それでもそこそこ賑わっている。売り切れの商品も多数続出している。

 私は2017年6月からも寄居へ月1〜2回ペースで通い続けた。おかげさまで数多くも知己を得た。会場内をブラブラしているだけでも色々お声を掛けて頂ける。ありがたいことである。

 様々な方々と談笑しながら、秩父の地ビールを喉に放り込む。ツマミは骨付きチキン(スパイシー)。これもつまんでと渡された鮎も旨い。

 ぼんやりしているとあっという間に撤収開始。若者会議メンバーの切れ味が良い。入会資格を満たさない私のようなオヤジは役立たずだが、さすが若者である。

 今回、寄居へは完全プライベートで顔を出した。2017年度から続いた我が埼玉ミッションは2019年3月22日に終了したが、誰にも頼まれていない自主的アンコールのようなものである。

 22日は浦和&川口(埼玉)、翌日は岩手(宮古)、そして寄居(埼玉)。どうせ東日本の居るのならと我が契約期間は終了していたのだが「寄って居って」みた。正解である。

 若者会議メンバーに寄居駅まで送ってもらう。16時過ぎに東武東上線乗車。途中、謎の川越特急とやらに乗り換えて埼玉県民の首都(らしい)・池袋へ。車内で寛ぎつつ、前日の深夜に宮古のコンビニで酔っ払って購入した『火の鳥 太陽編』を読みふける。

 すさまじい分厚さで重いのだが、内容もすさまじく重い。手塚作品はエンタメと哲学が絶妙のブレンド。オヤジになって読み返すとその凄さが改めて実感できる。

 蕨・ふじみ野・越谷・寄居、そして川口。私が2017年度から2年間御縁を頂いた商店街が永遠に栄え続けて頂きたい。私は皆さまの「火の鳥」には成れなかったけど。

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大賑わい。

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秩父麦酒をチキンで頂く。

(おまけ)
 その夜は池袋の定宿(もちろんT横イン)チェックイン。何故か自宅の風呂釜より広々しているユニットバスで凝りを溶かし、夜の帳へ。
池袋、埼玉県民ばかりかもしれぬが人多すぎ。すぐ近くのシブそうな居酒屋で新聞読みながらホッピー&もつ煮&焼とんのゴールデントリオ。
〆はホテルから最短のラーメン屋で。餃子とビールから始め、「土佐っ子ネギチャーシューメン」で〆たら、店側が「ほろ酔いセット」扱いして下さり300円も値引きに。壮絶に得した気分でいつもより300円高いポケットウィスキーをコンビニで捕獲。
ホテルに戻り、ウィスキーをやりながら500円のVODを満喫。アダルトと洋画を行ったり来たりしながら公開時に見逃したアクション映画3本『イコライザー2』『ジュラシックパーク/炎の王国』『アトミック・ブロンド』鑑賞。大都会を満喫しているのかホテルを満喫しているのか境目が滅失。私の池袋拠点も、最後の夜である。

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池袋の激シブ超人気店。

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煮込み&もつ串&ホッピー。私が最も愛する埼玉セット。

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ビール&餃子の後にラーメンを頼んだらセット価格にして下さった。感激。
posted by machi at 10:52| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月24日

第2198夜:最後の夜【浦和・川口・大宮(埼玉)】

 空き店舗ゼロプロジェクト。NEXT商店街プロジェクト。平成最後の2年間、この埼玉2大事業を中心に我がミッションは回っていた。

 2019年(平成31年)3月22日、2年間のグランドフィナーレを迎えた。事業そのものは継続だが、私の担当先4市町(蕨・ふじみ野・越谷・寄居)が2年の事業期間で完了するからである。

 ラストミッション前に浦和の呑み屋街にある<たけてる>で味噌チャーシュー麺。サービスライス付き。最近の味噌ラーメンの進化は著しい。昔は味噌など北海道に住んでいた時代も興味関心なかったが、格段に旨くなっている。専門店も増えた。埼玉は味噌ラーメンが旨い。

 13時半からリノベコンテストの表彰式。1等は300万、2等が100万×3。最優秀は小川町の作品。寄居町商工会のK原氏が全面サポートしたそうな。おめでとうございます。

 ミッション終了後、懇親会場へ。システムがよく分かっていなかったが2時間呑み放題だったことに会計で気づく。19時半前にお開きとなり、寄居のS山氏と日本中でブイブイ幅を広げている24時間海鮮居酒屋へ。ここしか空いていなかった。ホッピーをラスト鯨飲する。

 21時半前にお開きとなり、ウィスキー系が大好きなこの2年間本当にお世話になった御方と電車に乗って川口の銀座商店街へ。当然<ミルウォーキーズクラブ>へ。

 商店街理事長であり、店のオーナーでもあるS井氏に面白いバーボン出してとお願いしたら、強烈にレアな5種類が並べられた。日本でこの店でしか呑めぬ逸品ばかり。

 5種類満喫し、さらにユニークなものを5種類。これでお会計が一人●000円。驚愕の一言。我がペラペラ財布は歓喜の第九を熱唱。

 24時前に新たにオープンした<東横イン川口>チェックイン。かなりの客室数である。大きくて新しい。荷を解くと、空腹を怯えた。

 ラーメンでも啜りにいこうと再度銀座商店街のある東口へ向かう。昼間は暖かかったが、夜は冷え込んできた。雹が降り出した。

 ふるへゆらゆら、ゆらゆらとふるへ。ラーメンで〆るつもりが、埼玉のラストナイト。妙にテンションが上がり、明け方4時まで鯨飲してしまった。

 翌朝、岩手県宮古市へ向かう。川口から京浜東北線で大宮へ向かい、東北新幹線に乗り換える。

 大宮駅の京浜東北線ホームに、人気の立ち蕎麦屋がある。以前から気になっていたが、未踏だった。佐野ラーメンPOPに惹かれるが、ここは埼玉。「さいたまそば」なる名物?を召還。

 どのあたりが埼玉なのか。メインの具材が埼玉県産のネギとサツマイモのかき揚げであるそうだ。生卵を絡めるという。

 いかにも埼玉らしい味わいである。夜中にシルモノ(ラーメン)で〆ず翌朝に立ち蕎麦で〆ることになった。濃密な2年間を過ごさせて頂いた、彩の国。ゴルゴ刈ゆえ超絶に短い後ろ髪をひかれながら、蝦夷の国へ向かう新幹線に乗り込んだ。

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埼玉の味噌ラーメンは日本屈指のレベル。

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おめでとうございます。

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ミルウォーキーズクラブにて。激レア祭。

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大宮駅の京浜東北線ホームにあるオアシス。

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埼玉らしい味わい。
posted by machi at 08:19| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月20日

第2197夜:北朝霞日記【朝霞(埼玉)】(後編)

3月◎日

 この日はミッションが夜。遅めの昼は電車を2本乗り継いで川口まで足を運び、樹モールに屹立する「坂内」で焼豚ラーメン。

 私が愛してやまぬ2大ラーメンチェーンが「山岡家(横浜家系)」と「坂内(喜多方系)」。特に坂内は毎日喰っても飽きない常食系の最高峰。関西には昔、天王寺にあったが(今は無し)、神戸三宮あたりにオープンすることを懇願。

 23時頃越谷からほろ酔いで北朝霞帰着。<R来軒>で餃子6ヶ、おつまみ唐揚をホッピーで流し込み、〆は高架下<Hましょう>で濃厚背脂煮干しチャーシューメン。何故痩せないのか。

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愛してやまない「坂内」のチャーシューメン。

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深夜の煮干しチャーシューメン。

3月◆日

 この日も朝から氷雨。11時ごろ朝霞台駅横<Sくら水産>でB定食。この日は揚げたての春巻&イカ野菜カツ&メンチカツ。ライス、漬物、味噌汁、生卵食べ放題500円。

 頼もしき庶民の味方である。この日は粗汁が別途食べ放題サービスされていた。おかずで1杯目、生卵2ヶと漬物で2杯目。凄まじいほどの満腹感と満足感である。

 夜はふじみ野市上福岡駅まで鯨飲し、終電無くなりタクシーで北朝霞に帰着。安堵感からくる空腹ゆえか分らぬが、何故か<松N家>でカツ丼を腹に入れてしまう。深夜2時である。

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コスパ無敵のBランチ。

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深夜2時の背徳。

3月▽日

 朝昼兼用飯はこの日も<さKら水産>。500円定食ではなく、贅沢に680円投下して鮪ヅケ定食にグレードアップ。刺身で熱い飯をワシワシ頬張るヨロコビは無敵。

 遅い時間に<来R軒>へ。ホッピー呑みながらレバニラ炒めとオツマミチャーシュー。ラーメンで〆るつもりが、チャーハンの大盛を召還してしまう。何故なら、隣のサラリーマンがあまりにも旨そうに戦っていたから。

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ライスが止まらぬAランチ。

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深夜の背徳の極み。

3月●日

 最終日。我が定宿は土日だけチェックアウト時間が11時に延長される。ギリギリまで滞在し、朝霞台から乗り換えなしで渋谷へ。いったん地上に出て<伝説のすた丼屋>で焼きすき丼を腹に入れる。めちゃくちゃ旨いが、量多すぎて喰い切れず。

 半蔵門線で神保町へ。久々に古本街をブラブラ。学生時代お世話になったエログラビア雑誌(GOROやスコラなど)が大量に積まれ、懐かしさのあまりオトナ買いしてしまいそうになる。

 新幹線は18時。歩き疲れたので神田駅西口に近い<酒場五郎>に飛び込む。生ビール250円を呷りながら独特の調理技術を施した鶏レバー3種盛を満喫。プリン体の多さでは鶏レバー、あん肝、鱈白子が3強。しかし誘惑に抗えぬ。門外不出の低温調理法という。

 おすすめの食べ順番があるという。おろしポン酢→自家製味噌→ねぎ塩。確かに蕩けそうな旨さだ。生2杯呑み、酢橘サワーを召還。すっきりと旨い。揚げたてチューリップ2本を腹に入れ、東京駅へ。

 エビスの黒、缶ハイボール、スーツケース常備バーボンを準備。ツマミは崎陽軒炒飯弁当。崎陽軒の焼飯は冷えても旨い。チビチビつまめば極上の酒の肴。ホロ酔いしていると新神戸へ。

 10日ぶりに自宅事務所に帰る前に、私が2000年から通っている三宮のスナックの30周年に顔を出す。三宮で呑む機会がほとんどなくなったので久々だ。

 カウンターに座る私の右隣は神戸新長田時代共にぼっかけプロジェクトに取り組んだMCC食品T辺部長。右隣は初めてお目にかかったが私より10歳年下の高校・大学・大学寮の後輩氏。

 話し込んでいると終電滅失。タクシーで帰宅したのは深夜2時半。郵便物と雑用の海に溺死寸前。北朝霞に帰りたくなった。

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量多すぎて喰い切れず。

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痛風にはヤバすぎる3点盛り。

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至福の駅弁晩酌。
posted by machi at 09:56| Comment(0) | 埼玉県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする