2019年03月30日

第2161夜:居酒屋にギターを持ち込む男【田辺(和歌山)】

 田辺創業ゼミ2018。その最終回(第5回)が12月上旬に開催された。講師は敬愛するY本中小企業診断士。ちなみに私は後半の貸店舗ツアーのガイド役だ。

 13時開始ギリギリに会場入り。ふと、隅に立てかけられているギターケースがあった。誰かの忘れ物だろうか。

 休憩時間、Y本講師と少し雑談していると、ギターは氏の所有物らしい。しかも、講義前に楽器店に立ち寄って購入したそうな。

 Y本先生はこの数年、恒例行事として田辺で講義されている。その際、先生はスナック等でギター弾き語りで熱唱。しかし今までは誰かのギターをお借りしてだったと記憶する。ついに、マイギター持参。しかも現地購入である。何が先生を駆り立てるのか。

 懇親会は<きまま>。日曜定休なのに店を開けて下さったママに感謝しつつ、絶品手料理を満喫しながら、ひたすら麦焼酎ソーダ割。ママ手作りの梅干を投下。すっきり旨く、何杯でもノドに通ってしまう。

 この後は<KISS ME>というスナックへ流れるのが定番である。このスナックで先生は熱唱される。オリジナルの曲名も「KISS ME in TANABE」。先生の激しい田辺愛が伝わってくる。しかしスナックに連絡を入れると、満席という。席が開くまで待機を余儀なくされている。

 1次会は貸切だったゆえ、先生にギター弾き語りをお願いする。ギター、当たり前だが真っ新なので鏡のように表面が輝いている。先生は歌いだした。

 キ〜スミィ〜 キ〜スミィ〜 キス ミー た・な・べぇ!♪味よし〜人よし〜お・ひ・と・よ・しぃ〜♪

 1年ぶりだが、メロディーに体が自然と反応する。先生は5曲入りのミニアルバムを作成され、当然キスミータナベも入っている。他の曲もリクエストの応えて熱唱だ。店にギターをキープしそうな勢いである。流されないようにするためにも、月1回は弾きに通わねばならないだろう。

 スナックは全く席が開く様子がない。駅前商店街T中理事長が週に2、3日通われている<恋恋>へ。ここでもY本先生のギターソロが始まった。オリジナル曲だけでなく、拓郎などの定番も。常連のオヤジ客も嬉しそうにノっている。

 ギターの売り主である楽器店のM内氏が駆けつけた。M内氏が伴走し、先生が唄う。まるでビーマイベイベー♪なコンプレックスのようである。迫力あるギターサウンドが紀南の場末居酒屋にこだまする。

 日曜なので定休の店が多いが、逆に開いている店はどこも大賑わい。最後は<一吉>で〆ることに。

 瓶ビールで乾杯し、私のこの店の〆は裏メニューのさらに裏を行く「カツカレーうどんのうどん抜き」。1年ぶりの注文だったが、スムーズに通るようになった。他にも同好の士がおられるのかもしれない。

 大満足で町家をリノベーションしたゲストハウス「紺屋町家」へ。ここはY本先生が特にお気に入り。2階の2ルームを先生と分け合って爆睡。

 ぐっすり眠り、すっきり目覚める。風呂にゆっくり浸かって着替え、1階のリビングでのんびりPCしていると、浴衣姿の先生が下りられてきた。先生のご尊顔を拝見した瞬間、キーィスミィ〜♪とメロディーが脳内でリフレインした。

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1軒目の<きまま>にて。日曜定休なのに開けて下さったママに感謝。

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ギターの売り主も参戦。

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私の田辺での〆は毎回これ。<一吉>のカツカレーうどんのうどん抜き。メニューにはございません。
posted by machi at 10:13| Comment(0) | 和歌山県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする