●はま寿司「尾道ラーメン」@戸田市と接した川口駅と西川口駅の中間地点
ある秋の昼。夕方ミッション迄時間に余裕が生まれ、西川口駅前ではなく少し足を延ばしてブラブラ。ふと気づけば戸田市との市境に屹立する<ララガーデン>へ。
館内をフラフラ。本屋に立ち寄り、そういえば数か月前にこの施設内で一人焼肉食べ呑み放題に挑んだことを思い出す。リベンジしようとは思わない。
館内にラーメン店は2軒ほどあったように思うが、私の心は騒がなかった。久々に回転すしに飛び込み、何枚かツマむか……。しかし、クールでハイパーなシステムに呆然である。
注文にまごつきながら常連らしきお隣の振る舞いを盗み見て好みを捕獲。何枚か平らげる。〆はどうしようか……。ボタンをいじっていると「尾道ラーメン」とある。
尾道といえば、広島。尾道ラーメンは背脂醤油系で有名。私は尾道未踏だが、どこかの街で啜った記憶はボンヤリとある。値段は380円(税別)。立ち蕎麦価格というお得感。「平打ち麺」「鶏がらと醤油をベースに煮干し・昆布の出汁を合わせた背脂入りスープ!」。胸躍るキャッチだ。
川口で、尾道。それもまた一興。ブツが流れてきた。フタを開ける。……。あまりの漆黒ぶりに驚嘆。卵の黄身が眩しい。しかし、少々写真と異なるビジュアル。背脂もあまり浮いていない。
出汁を啜る。……。超濃厚な和風だしである。中華よりかなり和に寄せている。麺は歯ごたえよくツルツル。量は少なめだが、寿司の〆としては充分。最後まで呑み切った。
●凪「すごい煮干つけめん特製」@大宮駅前
昼ラーメンを啜るべく、大宮駅前をブラブラして視界に入ったのが「凪」。煮干し系の有名ラーメン店である。券売機スタイルなのだが、システムが複雑で全くよく分からず何故かつけ麺を押してしまう。店内は慣れていない私のようなアナログ客で混乱している。
席は一人一人仕切られており、水は蛇口からひねる。タッチパネルで細かな注文を確定させていく。麺大盛、味濃い目、その他はよく分からんが普通。値段は1150円というハイスコアだ。
目の前に謎のPOPがあった。「ラーメンの飛行ルートに荷物を置かないでください」。
……。ラーメンの飛行ル―ト?文字が頭に入ってこない。何のことだ?
しばらくして、ぐいーんと目の前につけめんが滑ってきた。確かに「飛行ルート」だが、苦笑。回転すしのどこかの飛んでくるシステムの応用なのだろう。効率的なのかどうかよく分からぬ。 濃厚煮干しが効いている。旨しだが、量がすごい。
早めに割スープをもらう。ここだけはタッチパネルを一切使わず店員さんにお願いし、店員さんに器を渡し、スープを注いで直接持ってきてくださる。初めて人間の温かさを感じた。ネギ足しますか?という人間からの直接の問いかけも嬉しい。
残った麺と半熟卵をぶち込んでラーメンに確変。2度楽しめるのでオススメである。
●はましょう「煮干しらーめん」@北朝霞駅高架下
JR北朝霞駅高架下の深夜まで営業しているラーメン店。何度か啜ったが、個人的には「煮干しらーめん」に深くハマる。
透きとおったタイプではなく背脂濃厚系だが、煮干し風味もしっかり広がっており見事な出来栄えである。たっぷりと呑み喰いした後でも、ラーメンは別腹。煮干し系はなおさら。和風スープに麺がたまたま入っていると思えば、罪悪感も霧消する。しじみラーメンも気になる。
●天亀そば「煮干しラーメン」@西川口駅前
立ち食いそば屋でもラーメンを取り扱っている店は少なくない。それほど気合が入ってる店は極めて少ない。そんな中、思いっきりプッシュしているのが西川口駅西口真ん前の<天亀そば>。24時間営業だが、「煮干しラーメン」は昼11時以降限定で売り切れ御免である。
私は煮干し系を愛してやまぬ。この店の煮干しラーメンは以前啜った際、刮目の旨さ。専門店より旨いのに値段は380円という立ち蕎麦価格。遅い時間は売り切れて出会えない。
ある秋の夜中。運よく煮干しラーメンが残っていた。迷わずスイッチオン。2分もせずに着丼。湯気の香りが煮干し風味たっぷり。まずはスープ。……。極上である。具もしっかりしている。スープ1滴の残せない。秋の夜長の極上の一杯である。
(付記)
このバカブログをご笑覧下さっている銀河系30名ほどの紳士淑女の皆さま、2018年もありがとうございました。ほぼ毎年、1年の最後の更新は年越しそばを意識して「麺」ネタでございます。私は北海道美唄市で捕獲した「美唄やきとり」の真空パックを、同じく美唄の名店「福よし」(行ったことありませんが)の『濃厚鶏だしそば』(インスタント麺)にぶち込んで年越しいたします。この組合せは2年連続。皆さまにとって、2019年もステキな年になりますように。このバカブログも細々と続けていきますので、これからも御贔屓に!
2018年12月31日
2018年12月30日
第2103夜:白いシーツと褐色の美女たち【寄居(埼玉)】
<八千代>。秩父の玄関口・埼玉県寄居町に屹立する鰻の名店である。寄居町商工会S山氏が「食べると幸せになれる」と絶賛されていたが、寄居にご縁を頂きながらもなかなか足を運ぶ機会がなかった。営業時間が短く、なかなかタイミングが合わなかったためである。
ある秋の正午。寄居駅に降り立った私は、一心不乱にわき目も降らず歩を進め<八千代>に向かった。鰍ワちづくり寄居U田タウンマネージャーと店内で合流。鰻は時間がかかるため、事前に予約してもらっていた。
店の前に立つと、香ばしい鰻の狂おしい香りが鼻孔に飛び込んでくる。半狂乱状態で店内へ。座敷中心の広々とした店内、ほぼ満席である。予約して正解だ。
寄居町民の所得の高さと優雅さゆえか、それとも町外からも客が押し寄せているのか。決してわかりやすく目立つ立地ではないが、改めて商売は実力があれば立地の不利を蹴散らすパワーを秘めていることを痛感させられる。
メニューはうな重が松・竹・梅。蒲焼定食と白焼定食も、アルコールもある。渋い鰻屋でキュっとイッパイやりたいが、ミッションを思いっきり控える身。涙をこらえ、奥歯を噛みしめる。
召還したのは、松。最上級である。もう2度と我が生涯で来れぬだろう。テッペンを取らねばならない。事前にU田氏が注文してくれていたので、10分ほど待ってブツ降臨。
重の厚みがすごい。お新香も肝吸いもたっぷりで、肝の大きさに心ときめく。期待の高まりが秩父連山を越えそうである。そして、フタが収まらず盛り上がっている。
目を見開き、口角を上げながらフタを外す。……。飴色に怪しく官能的に輝くテリが強烈な鰻がびっしり。鰻しか見えない。ご飯が見えない。
山椒をパラリ。香りが立ち上る。目を細めながら肝吸いを一口すすり、心沈めて臨戦態勢を構築。箸でまずは鰻を少し千切ってテイスティング。……。柔らかい。タレもしっかりしているのに甘すぎない私好み。蕩けるようだ。
2口目は鰻とご飯を合わせて口に入れる。……。渾然一体。日本が生み出した奇跡。花火が上がり、天が燃え、地が震える。叫び声を上げそうになる。
一気呵成に喰い進める。鰻、喰っても減らない。びっしり2枚の下に、さらにもう1枚。3匹の鰻が折り重なっている。純白シーツ(白ご飯)の上に横たわる、褐色の美女(鰻)。
鰻が多すぎて、逃げ場を作らねば白ご飯を攻められない。そして、ご飯も多い。普通のうな重の倍はありそうな大盛だ。口の中が鰻一色になるが、時折お新香や肝吸いでリセット。さらに新たな気持ちで鰻に対峙できる。
私は鰻が大好物である。しかし、高価すぎる。丼ではなく「重」はなかなか手を出せぬ高値の華だが、スーパーで1匹2000円ぐらいする。それが3匹。圧倒的なお得感だ。
うな重を喰い進めながら、最後苦しくなるという究極の贅沢を満喫。熱いお茶が香ばしくて旨い。松うな重、チビチビ日本酒などをヤリながら味わっていたら喰い切らんかっただろう。
大満足で店を出る。ブラブラ駅前の<レンタルベース まちタネ!>。1日利用料を支払い、熱い珈琲を呑む。食後の珈琲はカツカレー後が一番だと認識していたが、うな重からの珈琲はその上を行く。ただし、喉が渇いて狂おしくなるけれど。
ふらりとスーツをきた年配の紳士が飛び込んできた。まちタネ利用者だろうか。するとU田氏が「あっ!町長!!」。閣下が足を運んでくださった。ありがたい限りだ。鰻を摂取したエナジーが町長を引き寄せたのかもしれない。
ミッション終了後、3人で<金太郎>。当然のごとく1000円お任せコース。ホッピーをハイペースで鯨飲。鯖味噌、サラダ(生野菜なので若手に提供)、辛みそダレが旨い焼とん4本、漬物、もつ煮、揚げ物2種、そして〆の鶏だしそば。このそばの出汁が超絶無比な旨さ。この料理で1000円なのだから恐れ入る。すべてお任せに委ねる快楽。
鰻に始まり、鶏だしそばで終わる寄居の我が一日。そして、もう牛丼チェーンのうな丼には引き返せない一線を踏み越えたようである。まあ、来年夏にはすぐに引き返すでしょうが。
「松」。ご飯が見えぬ。
名店は立地関係なし。
町長閣下(右の紳士)とまちタネスタッフ。
〆の鶏だし(たぶん)そば。
ある秋の正午。寄居駅に降り立った私は、一心不乱にわき目も降らず歩を進め<八千代>に向かった。鰍ワちづくり寄居U田タウンマネージャーと店内で合流。鰻は時間がかかるため、事前に予約してもらっていた。
店の前に立つと、香ばしい鰻の狂おしい香りが鼻孔に飛び込んでくる。半狂乱状態で店内へ。座敷中心の広々とした店内、ほぼ満席である。予約して正解だ。
寄居町民の所得の高さと優雅さゆえか、それとも町外からも客が押し寄せているのか。決してわかりやすく目立つ立地ではないが、改めて商売は実力があれば立地の不利を蹴散らすパワーを秘めていることを痛感させられる。
メニューはうな重が松・竹・梅。蒲焼定食と白焼定食も、アルコールもある。渋い鰻屋でキュっとイッパイやりたいが、ミッションを思いっきり控える身。涙をこらえ、奥歯を噛みしめる。
召還したのは、松。最上級である。もう2度と我が生涯で来れぬだろう。テッペンを取らねばならない。事前にU田氏が注文してくれていたので、10分ほど待ってブツ降臨。
重の厚みがすごい。お新香も肝吸いもたっぷりで、肝の大きさに心ときめく。期待の高まりが秩父連山を越えそうである。そして、フタが収まらず盛り上がっている。
目を見開き、口角を上げながらフタを外す。……。飴色に怪しく官能的に輝くテリが強烈な鰻がびっしり。鰻しか見えない。ご飯が見えない。
山椒をパラリ。香りが立ち上る。目を細めながら肝吸いを一口すすり、心沈めて臨戦態勢を構築。箸でまずは鰻を少し千切ってテイスティング。……。柔らかい。タレもしっかりしているのに甘すぎない私好み。蕩けるようだ。
2口目は鰻とご飯を合わせて口に入れる。……。渾然一体。日本が生み出した奇跡。花火が上がり、天が燃え、地が震える。叫び声を上げそうになる。
一気呵成に喰い進める。鰻、喰っても減らない。びっしり2枚の下に、さらにもう1枚。3匹の鰻が折り重なっている。純白シーツ(白ご飯)の上に横たわる、褐色の美女(鰻)。
鰻が多すぎて、逃げ場を作らねば白ご飯を攻められない。そして、ご飯も多い。普通のうな重の倍はありそうな大盛だ。口の中が鰻一色になるが、時折お新香や肝吸いでリセット。さらに新たな気持ちで鰻に対峙できる。
私は鰻が大好物である。しかし、高価すぎる。丼ではなく「重」はなかなか手を出せぬ高値の華だが、スーパーで1匹2000円ぐらいする。それが3匹。圧倒的なお得感だ。
うな重を喰い進めながら、最後苦しくなるという究極の贅沢を満喫。熱いお茶が香ばしくて旨い。松うな重、チビチビ日本酒などをヤリながら味わっていたら喰い切らんかっただろう。
大満足で店を出る。ブラブラ駅前の<レンタルベース まちタネ!>。1日利用料を支払い、熱い珈琲を呑む。食後の珈琲はカツカレー後が一番だと認識していたが、うな重からの珈琲はその上を行く。ただし、喉が渇いて狂おしくなるけれど。
ふらりとスーツをきた年配の紳士が飛び込んできた。まちタネ利用者だろうか。するとU田氏が「あっ!町長!!」。閣下が足を運んでくださった。ありがたい限りだ。鰻を摂取したエナジーが町長を引き寄せたのかもしれない。
ミッション終了後、3人で<金太郎>。当然のごとく1000円お任せコース。ホッピーをハイペースで鯨飲。鯖味噌、サラダ(生野菜なので若手に提供)、辛みそダレが旨い焼とん4本、漬物、もつ煮、揚げ物2種、そして〆の鶏だしそば。このそばの出汁が超絶無比な旨さ。この料理で1000円なのだから恐れ入る。すべてお任せに委ねる快楽。
鰻に始まり、鶏だしそばで終わる寄居の我が一日。そして、もう牛丼チェーンのうな丼には引き返せない一線を踏み越えたようである。まあ、来年夏にはすぐに引き返すでしょうが。
「松」。ご飯が見えぬ。
名店は立地関係なし。
町長閣下(右の紳士)とまちタネスタッフ。
〆の鶏だし(たぶん)そば。
2018年12月29日
第2102夜:ある日の私の胡屋ライフ【沖縄(沖縄)】
<根夢>。ある秋の午後、那覇空港で合流したH瀬氏に昼飯何が良いか問われ、前夜も深夜2時まで鯨飲し四日酔いのため「沖縄そば一択」とリクエスト。秒殺で「じゃあ、コンにいきましょう!」と即答された沖縄市内の名店である。
店の前で暖簾を観て知ったが、根夢と書いて「コン(コム?)」と読むらしい。ただし暖簾には「居酒屋」とあり、そばという文字は見当たらない。
店内へ。テーブル席に陣取り、メニューを見る。ミックスそば、ソーキそば、三枚肉そば、ナンコツそば、かけそばがあり、それぞれ大・中・小というラインナップ。おにぎりは1ヶ60円、ライスは130円だ。かけそば小が最安値の340円。
さりげなくだがメニューに「三代目 沖縄そば王」と書かれている。見逃すところだったが、期待値がMAXに。迷わずに「ミックス(大)780円」召還。本ソーキ、軟骨、三枚肉のミックスだ。
H瀬氏と打合せしていると、三代目王者の渾身が降臨。……。生唾を飲み込まざるおえないセクシーでワイルドなビジュアルである。
まずは出汁。……。五臓六腑に染み込む。毛細血管が喜んでいる。麺を啜り、肉に齧りつく。……。沖縄である。そばである。様々な部位の肉と、旨味が凝縮された沖縄独特の出汁。
後半はコーレーグースーを投下。味を確変させ、麺1本、汁1滴、葱1切、肉1片残さず滅失させる。
お会計をしていると、奥から女将が出てきた。……。お会いしたことがある。女将も「アッ」という顔をしている。これまで2回、胡屋地区の居酒屋でお会いした御方だった。この店のママだったのか。H瀬氏はニヤニヤしている。思わぬ嬉しいサプライズだ。
その夜。20人近くで胡屋地区のアメリカン居酒屋<サイドウェイ>で懇親会。オリオン生の後は泡盛で。クリスピーなピザ、フィッシュ&チップスなどを肴に談笑。
店内TVはクライマックスシリーズのカープ戦。沖縄市は30年以上カープのキャンプ地であり、市役所も街なかもカープ一色。イマイチ半信半疑だが、市議会では市長も市職員も市議も党派関係なくカープのジャンパーなどを着ているらしい。平和の象徴といえる。
店からほど近いエリアでパブリックビューイングを実施しているという。試合は8回が終わり9回を残すのみ。店を出てPV会場に向かう。
この日が決定戦ではないのでカープのユニフォームを着た参加者はそれほど多くないが、一球一打に盛り上がっている。
PVを主催する観光協会のY田事務局長が泡盛を差し入れして下さる。私はカープファンでもなかったが、この夜を境に惚れてしまった。試合はカープの見事な逆転勝ち。気分も高揚する。
5人で<A・H>へ。沖縄市滞在時は3回に2回は足を運んでいる気分だ。泡盛をヤリながら談笑していると、昼に啜った<根夢>のママも来店。A・Hのママも根夢のママも私の名前と顔を覚えて下さっており、ホーム感が心地よい。
最後はさらに別の店で呑んでいたグループも合流しリカママのお店へ。知多を水割りでヤリながら最後はカラオケ大会。ホテルに戻ると深夜2時。
私は週に4回は深夜2時まで鯨飲している。残り3回は0時頃だ。もう44歳なのだが。あまりにも居心地がよく、尻が椅子に根を張ってしまう。夢のごとき沖縄の、胡屋の夜である。
ミックスそば。
王の店。
1軒目。
パブリックビューイング。
2軒目は<A・H>。
最後はリカママのお店。
店の前で暖簾を観て知ったが、根夢と書いて「コン(コム?)」と読むらしい。ただし暖簾には「居酒屋」とあり、そばという文字は見当たらない。
店内へ。テーブル席に陣取り、メニューを見る。ミックスそば、ソーキそば、三枚肉そば、ナンコツそば、かけそばがあり、それぞれ大・中・小というラインナップ。おにぎりは1ヶ60円、ライスは130円だ。かけそば小が最安値の340円。
さりげなくだがメニューに「三代目 沖縄そば王」と書かれている。見逃すところだったが、期待値がMAXに。迷わずに「ミックス(大)780円」召還。本ソーキ、軟骨、三枚肉のミックスだ。
H瀬氏と打合せしていると、三代目王者の渾身が降臨。……。生唾を飲み込まざるおえないセクシーでワイルドなビジュアルである。
まずは出汁。……。五臓六腑に染み込む。毛細血管が喜んでいる。麺を啜り、肉に齧りつく。……。沖縄である。そばである。様々な部位の肉と、旨味が凝縮された沖縄独特の出汁。
後半はコーレーグースーを投下。味を確変させ、麺1本、汁1滴、葱1切、肉1片残さず滅失させる。
お会計をしていると、奥から女将が出てきた。……。お会いしたことがある。女将も「アッ」という顔をしている。これまで2回、胡屋地区の居酒屋でお会いした御方だった。この店のママだったのか。H瀬氏はニヤニヤしている。思わぬ嬉しいサプライズだ。
その夜。20人近くで胡屋地区のアメリカン居酒屋<サイドウェイ>で懇親会。オリオン生の後は泡盛で。クリスピーなピザ、フィッシュ&チップスなどを肴に談笑。
店内TVはクライマックスシリーズのカープ戦。沖縄市は30年以上カープのキャンプ地であり、市役所も街なかもカープ一色。イマイチ半信半疑だが、市議会では市長も市職員も市議も党派関係なくカープのジャンパーなどを着ているらしい。平和の象徴といえる。
店からほど近いエリアでパブリックビューイングを実施しているという。試合は8回が終わり9回を残すのみ。店を出てPV会場に向かう。
この日が決定戦ではないのでカープのユニフォームを着た参加者はそれほど多くないが、一球一打に盛り上がっている。
PVを主催する観光協会のY田事務局長が泡盛を差し入れして下さる。私はカープファンでもなかったが、この夜を境に惚れてしまった。試合はカープの見事な逆転勝ち。気分も高揚する。
5人で<A・H>へ。沖縄市滞在時は3回に2回は足を運んでいる気分だ。泡盛をヤリながら談笑していると、昼に啜った<根夢>のママも来店。A・Hのママも根夢のママも私の名前と顔を覚えて下さっており、ホーム感が心地よい。
最後はさらに別の店で呑んでいたグループも合流しリカママのお店へ。知多を水割りでヤリながら最後はカラオケ大会。ホテルに戻ると深夜2時。
私は週に4回は深夜2時まで鯨飲している。残り3回は0時頃だ。もう44歳なのだが。あまりにも居心地がよく、尻が椅子に根を張ってしまう。夢のごとき沖縄の、胡屋の夜である。
ミックスそば。
王の店。
1軒目。
パブリックビューイング。
2軒目は<A・H>。
最後はリカママのお店。
2018年12月28日
第2101夜:輝きと再生【小倉(北九州)】
「2018黄金市場かがやきミニLIVE」。北九州市小倉地区の黄金市場商店街にて2018年10月14日に開催された音楽イベントである。
障がい者の方々と地元で活動中のアーティスト5組によるミニライブで、黄金地区初開催である。ライオンズクラブ等との共催で、ライオンズが特別協賛でバナーを設置して下さった。
同時開催されたのが、月1回恒例のフリーマーケット。黄金地区は日曜定休がほとんどであるが、フリマの日は開けているお店もある。普段営業している店のシャッター前にたくさんのフリマや物販、占い、マッサージなどが並んでいる。
この日のために前日は神戸からいったん千葉県柏市に行き、23時ごろ小倉へ。合計10時間近く乗物に揺られながら体調と気合を整えた。
会場は柔らかい雰囲気と笑顔で溢れている。私も様々な種類のパンやお菓子を購入。ついついお祭り気分で盛り上がってしまう。
音楽ステージも大好評だ。実働部隊である商店街青年部のお揃いの‘VAN’風ジャンパーに身を包み、一生懸命活動している。12月以降に予定されている様々な事業の告知にも余念がない。
ミッション終了後、出展者のお一人がクイックマッサージだったので、ボロボロの体をメンテナンスして頂く。10分500円なので2000円お支払いする。
うつぶせになる。私の背中を触った瞬間、施術士の女性は悲鳴気味に「キャー、パンパン!」。私の体は張っているどころではないらしい。
全身を揉み解して頂く。凝りが溶け、血流が良くなっていくのが実感できる。気持ち良すぎる。アーケードの下の路上だが、私は解放感に包まれた。無の世界に溶け込んだ。終了後、背中から羽根が生えたような軽さだ。
飛んでいく勢いで黄金地区に屹立する北九州屈指のラーメンの人気店「東洋軒」へ。チャーシュー系が終了していたのでワンタンメン召還。一気呵成に啜りこむ。旨すぎる。この店は久留米系らしいが、私の中のラーメンランキングでは北九州、福岡どころか九州屈指である。
その夜。缶ビールを買い込んで久々に<ムーラン>へ。出火騒ぎから1か月ほどになるらしい。あまり詳細は書けないが、完全復活の手前の状況(2018年10月中旬現在)。
料理に制限はあるが、この夜はマスターが釣ってきた鮮度抜群の魚料理をふるまって下さった。メンバーはM渡アニキと若松から呼びつけたU島氏だ。
新鮮極まりない鯖の刺身を九州特有の甘口醤油とマスター自家製醤油で食べ比べる。鯖の竜田揚げも無敵。アニキがキープしている4種類のプレミア焼酎や差し入れで頂いた日本酒を鯨飲。〆は鯛茶漬ならぬ「グレ茶漬」。一気に啜りこんでしまう。
ムーランは8年以上通わせて頂いている、小倉で最も通っているお店。ムーランが無くなれば、私はどこを彷徨えばよいのか。いつまでも続けて頂きたい。月に1度程度しか顔を出せない神戸人の願望である。
盛況。
打合せも余念なし。
絶品のワンタンメン。久留米風。
今年もお世話になりました。
2種類の醤油の味比べ。
鯖の竜田揚げ。
グレ茶漬。
障がい者の方々と地元で活動中のアーティスト5組によるミニライブで、黄金地区初開催である。ライオンズクラブ等との共催で、ライオンズが特別協賛でバナーを設置して下さった。
同時開催されたのが、月1回恒例のフリーマーケット。黄金地区は日曜定休がほとんどであるが、フリマの日は開けているお店もある。普段営業している店のシャッター前にたくさんのフリマや物販、占い、マッサージなどが並んでいる。
この日のために前日は神戸からいったん千葉県柏市に行き、23時ごろ小倉へ。合計10時間近く乗物に揺られながら体調と気合を整えた。
会場は柔らかい雰囲気と笑顔で溢れている。私も様々な種類のパンやお菓子を購入。ついついお祭り気分で盛り上がってしまう。
音楽ステージも大好評だ。実働部隊である商店街青年部のお揃いの‘VAN’風ジャンパーに身を包み、一生懸命活動している。12月以降に予定されている様々な事業の告知にも余念がない。
ミッション終了後、出展者のお一人がクイックマッサージだったので、ボロボロの体をメンテナンスして頂く。10分500円なので2000円お支払いする。
うつぶせになる。私の背中を触った瞬間、施術士の女性は悲鳴気味に「キャー、パンパン!」。私の体は張っているどころではないらしい。
全身を揉み解して頂く。凝りが溶け、血流が良くなっていくのが実感できる。気持ち良すぎる。アーケードの下の路上だが、私は解放感に包まれた。無の世界に溶け込んだ。終了後、背中から羽根が生えたような軽さだ。
飛んでいく勢いで黄金地区に屹立する北九州屈指のラーメンの人気店「東洋軒」へ。チャーシュー系が終了していたのでワンタンメン召還。一気呵成に啜りこむ。旨すぎる。この店は久留米系らしいが、私の中のラーメンランキングでは北九州、福岡どころか九州屈指である。
その夜。缶ビールを買い込んで久々に<ムーラン>へ。出火騒ぎから1か月ほどになるらしい。あまり詳細は書けないが、完全復活の手前の状況(2018年10月中旬現在)。
料理に制限はあるが、この夜はマスターが釣ってきた鮮度抜群の魚料理をふるまって下さった。メンバーはM渡アニキと若松から呼びつけたU島氏だ。
新鮮極まりない鯖の刺身を九州特有の甘口醤油とマスター自家製醤油で食べ比べる。鯖の竜田揚げも無敵。アニキがキープしている4種類のプレミア焼酎や差し入れで頂いた日本酒を鯨飲。〆は鯛茶漬ならぬ「グレ茶漬」。一気に啜りこんでしまう。
ムーランは8年以上通わせて頂いている、小倉で最も通っているお店。ムーランが無くなれば、私はどこを彷徨えばよいのか。いつまでも続けて頂きたい。月に1度程度しか顔を出せない神戸人の願望である。
盛況。
打合せも余念なし。
絶品のワンタンメン。久留米風。
今年もお世話になりました。
2種類の醤油の味比べ。
鯖の竜田揚げ。
グレ茶漬。
2018年12月26日
第2100夜:若者のまちへ【柏(千葉)】
全国タウンマネージャー協会まちづくり特別研修会。その研修会の参加すべく、8時過ぎに神戸の自宅を発ち約10年ぶりに千葉県柏市へ。
都内からも近い柏駅前は大都市。ビルが林立するが、裏路地のようなところには「ウラカシ」としてサブカルチックで高感度なショップが軒を連ねている。
タウンマネージャー協会総会の後、柏商店街のラスボス・石D理事長のご講演「持続可能な柏のまちづくり」を拝聴。100回ぐらい首肯。心に残ったワードが多数あった。
・地方の30万都市は厳しくなりそう
・イメージアップ推進事業で「若者のまち」へ→ストリートミュージシャン
・人はイメージによって行動する。実情はイメージにそぐわなくてもいい。まずは情報発信。
・5年で一つのイメージが確立する。5年たてば次の戦略を練らねばならない
・情報発信は得ることから始まる
・まちづくりはソフトだけでもダメ
・まちづくりは既成事実の積み重ね
その夜に北九州小倉までたどり着かねばならず、分科会を中座して東京へ。柏には4時間しか滞在できなかったが、やむおえぬ。
存在に今まで気づかなかったが、東京駅改札内の<KINOKUNIYA>でツマミと弁当とカップ酒を買い込み、駅ホームで缶を買い込み18時10分の新幹線ポイントグリーンで小倉。5時間弱かけて北九州小倉へ。
一人1次会は駅弁&KINOKINIYA焼豚&缶&カップ酒。いつものクセで新神戸で降りそうになるが、そこからが本番である。
一人新幹線東海道→山陽の切替で一人二次会。バーボンフルボトルをラッパしながらの、KINOKUNIYAカツサンド&小岩井チーズ&一粒づつバーボンのツマミにすればアルゼンチンまで着いてしまいそうな麦チョコ。
5時間弱はタフなので、溜まったポイントを駆使して無料でグリーン車へランクアップ。5時間弱乗ればグリーンも値打ち1000倍。しかも喫煙ルームに最も近い席の捕獲成功。博多まで乗り過ごさないよう気をつけねば。
周囲を見渡す。土曜のためか、グリーン車内はガラガラ。眠りこけているオヤジ客ばかり。柏は若者で溢れているが、夜遅い新幹線グリーン車内は見渡す限り若者など一人もいない。私は珍しく眠気に襲われず、ひたすら呑み続けた。
柏市にて。
東海道新幹線ルートにて。
山陽新幹線ルートにて。
都内からも近い柏駅前は大都市。ビルが林立するが、裏路地のようなところには「ウラカシ」としてサブカルチックで高感度なショップが軒を連ねている。
タウンマネージャー協会総会の後、柏商店街のラスボス・石D理事長のご講演「持続可能な柏のまちづくり」を拝聴。100回ぐらい首肯。心に残ったワードが多数あった。
・地方の30万都市は厳しくなりそう
・イメージアップ推進事業で「若者のまち」へ→ストリートミュージシャン
・人はイメージによって行動する。実情はイメージにそぐわなくてもいい。まずは情報発信。
・5年で一つのイメージが確立する。5年たてば次の戦略を練らねばならない
・情報発信は得ることから始まる
・まちづくりはソフトだけでもダメ
・まちづくりは既成事実の積み重ね
その夜に北九州小倉までたどり着かねばならず、分科会を中座して東京へ。柏には4時間しか滞在できなかったが、やむおえぬ。
存在に今まで気づかなかったが、東京駅改札内の<KINOKUNIYA>でツマミと弁当とカップ酒を買い込み、駅ホームで缶を買い込み18時10分の新幹線ポイントグリーンで小倉。5時間弱かけて北九州小倉へ。
一人1次会は駅弁&KINOKINIYA焼豚&缶&カップ酒。いつものクセで新神戸で降りそうになるが、そこからが本番である。
一人新幹線東海道→山陽の切替で一人二次会。バーボンフルボトルをラッパしながらの、KINOKUNIYAカツサンド&小岩井チーズ&一粒づつバーボンのツマミにすればアルゼンチンまで着いてしまいそうな麦チョコ。
5時間弱はタフなので、溜まったポイントを駆使して無料でグリーン車へランクアップ。5時間弱乗ればグリーンも値打ち1000倍。しかも喫煙ルームに最も近い席の捕獲成功。博多まで乗り過ごさないよう気をつけねば。
周囲を見渡す。土曜のためか、グリーン車内はガラガラ。眠りこけているオヤジ客ばかり。柏は若者で溢れているが、夜遅い新幹線グリーン車内は見渡す限り若者など一人もいない。私は珍しく眠気に襲われず、ひたすら呑み続けた。
柏市にて。
東海道新幹線ルートにて。
山陽新幹線ルートにて。