2018年11月12日

第2073夜:秋刀魚のハシゴ【宮古(岩手)】

 豊漁。何が豊漁なのか。2018年度に宮古で水揚げされる秋刀魚である。最近は不漁が続いていたが、久々に明るいニュースが駆け巡っていた。
 宮古の秋の旬をたっぷりとお得に満喫できる予感が満ち溢れている初秋の夜。中央通商店街の御仁方と<くまのみ>へ。定番のポテトフライ、オムソバ、豚生姜焼などをツマミに呑む。

 何か追加しようとした矢先、秋刀魚の塩焼を勧められた。脂がのりだすのはもう少し後だが、さっぱりしたハシりの新秋刀魚もが私は好みである。

 新秋刀魚。私にとっての宮古の春はしどけ(山菜)、秋は秋刀魚である。三陸以外で秋刀魚を食おうと1oも思わない。宮古で最高鮮度と最安値で満喫できるからである。ちなみに9月4日時点において食品スーパーで1匹130円程度。まだまだ安くなりそうだ。

 プシプシと音をたてながら塩焼が眼前に。秋刀魚は皆でシェアせず、一人一匹は独占したい。醤油を垂らし、身をほじって口に運ぶ。……。秋である。それも、初秋である。願わくばすだちが欲しいところだが、それは贅沢が過ぎる。

 はらわたの苦みも上品。まだハシリなので脂のノリは控えめで身も細いが、上品で淡白。恥じらいを感じさせるピュアな味わいである。乱獲が懸念される昨今、あまり身も細い時期から取りまくるのも良くなかろう。

 S本姐さんと2日連続<myフレンド>へ。ママが「何か食べる?」と聞いてくる。その手には、生のままのトウモロコシ。昨晩もさんざんお通しで満喫したのでご遠慮申し上げる。

 アヅマハイボール(超濃いめ)をヤリながら談笑していると、ママが「秋刀魚食べる?」と聞いてくる。つい1時間もたたない前に満喫したばかり。その旨を伝えたが、ママは秋刀魚を焼きたくて仕方ないオーラを放っている。

 次回は、いつ宮古で秋刀魚を口にできるか分らぬ。味わえる時は飽きるほど味わい尽くすのも一興。ママにお願いして焼いてもらう。豊漁だからこその醍醐味といえる。

 焼き上がるまでに「これ食べて」と出てきたのが、剥きたての新鮮なホヤ。ホヤとサンマ。まさに三陸らしい海の恵みだが、ここはスナックである。

 店の外は雨。風も強い。関西を直撃した台風が東北まで北上してきたようだ。

 翌朝。私は埼玉へ直行する。一昨夜フレンドで一緒に鯨飲した末広町O田氏も東京出張。盛岡駅構内の<白龍>で「じゃじゃ麺(大盛)」を注文。この日は移動日だったので、大蒜を鬼のようにぶっかける。じゃじゃ麺に旬はない。いつ食べても旬のように旨い。

 3年ぶりに駅売店で『Number』購入。ヴィ●セル神戸に移籍してきたスペインの至宝・イ●エスタ選手特集。ドイツのスーパースター・ボト●スキ選手が主将を務めるヴィッ●ルはまさに今が「旬」。旬が終わる前に、スタジアムで両選手をツマミにビールを呑まねばならない。

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1軒目の秋刀魚。

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<myフレンド>にて。

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フレンドでも秋刀魚。

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翌朝のじゃじゃ麺。

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O田氏と盛岡にて。

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観に行きたいが。
posted by machi at 07:48| Comment(0) | 岩手県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする