窓が小さいからか分らぬが、異様に寝心地が良すぎて寝過ごしそうになる。シャワーを浴びて、1階の<エベルサ>で朝食。富良野産と思しき野菜がふんだんに取り入れられた健康朝食。味噌汁も出汁が効いて旨い。バイキングの朝食とは全く異なる世界観に震える。
この店のオーナーもトマールと同じくN川氏であり、氏からこだわりポイントを前夜スナックでお聞きしていたので旨さも倍加する。食べるだけで体の毒素が浄化されそうだ。
1品1品にこだわりを感じさせる。普段朝8時に朝食を腹に入れることなど皆無だが、1日を心穏やかに過ごせそうである。
10時チェックアウトし<すがわら米店>へ。Tミイチロウ親分と雑談。氏にも1年半、本当にお世話になった。氏から市販されていない特別な「つや姫」を5sお土産に頂く。ちょうどスーツケースに入る大きさ。重みが何故か嬉しい。
Y田氏、Aキラ氏と富良野随一の昼食人気店<小玉亭>へ。基本的に、蕎麦屋である。店主のI塚氏とは何度か呑んだ。前夜も少しだが呑み会に顔を出して下さっていた。11時半に足を運んだが、超絶に広い店内はほぼ満席。メニューは普通の蕎麦屋の10倍はあるだろう。
3時間前に朝食を食べたばかりで空腹感ゼロだが、勧められるまま「かつ丼セット」召還。この店は量が多いことも特徴らしい。セットで頼み、2人で分けるお客も多いそうだ。
同行氏は2人ともラーメンを注文。ラーメン?この店のラーメンは一度ハマると中毒になるそうで、富良野のソウルフードの一つらしい。運ばれてきたブツを観る。確かに旨そうだ。
遅れて私のブツが運ばれてきた。2段重ねでフタが添えられている。試しに、2段重ねごと持ちあげてみる。ズシリ、という擬音がこれほど似合う料理もあまりない。
フタを開ける。……。かつ丼登場。その下には蕎麦が。
まずは出汁を啜る。……。甘めでキュンとし、深くて重層的な味わい。思わず目じりが下がる。蕎麦ものど越しよく、満腹感もどこへやら。ツルスルと滑っていく。
かつ丼のかつ、普通の店の倍ぐらいあるのではないか。喰っても減らない。豚肉は柔らかく、甘辛タレと玉ねぎとご飯のハーモニーは地球の奇跡。
最後は苦しかったが、食べきった。朝食を食べて間もなかったので、食べきれると思わなかったが胃に収まった。
帰宅しても楽しみが続く。Tミイチロウ氏にいただいた一般に市販されていないプレミアム米が、Y田専務からいただいた自家製の行者にんにく漬がある。
富良野ラストミッション。富良野を食べつくした……つもりだった。他にもまだまだ山のように名店、名物があるらしい。再訪を誓う。富良野初訪問時より5s以上超過した我が腹をさすりながら。
絵画のごとき朝食。
ずしりと重い二段重。
カツ丼&蕎麦。すごいボリューム。
2018年11月30日
2018年11月29日
第2083夜:フラノを喰い尽くせ【富良野(北海道)】(前編)
<ふらの家>。2018年初夏にオープンしたらしい、北海道、富良野産にこだわった地産地消居酒屋である。メニューはいわゆるひとつの「インスタ映え」なラインナップに溢れている。
2018年秋。北海道を襲った地震から2週間後、北海道のへそ(中心)・富良野市新相生商店街の紳士淑女と<ふらの家>へ。1年半に渡る我がラストミッション最終回である。
エクストラコールド生で乾杯の後、クラシック生に切り替える。泡が凍りそうなほどキンキン。いくらでもノドを滑っていく。ふらのワインのソーダ割「ふらのボール」も爽やかだ。
刺身の盛り合わせは紋別産というこだわりぶり。貝類のコリコリに目を細める。生うには口の中で蕩ける。他にも鮮度最高の逸品ばかり。ほっけも大きく脂ノリノリ。スペアリブは豪快に骨の周りの肉にかじりつく。我が精神、太古の野生に還る。
大皿に大量の玉子焼が載せられてきた。大きめの鉢も2つ。冒頭から異様にテンションが高い年配目の店員さん(店長さん?)が、「では、行きますよ〜!」とレンゲを手にとり、「ヨイショ〜!」と大量のカニのむき身をぶっかけていく。
同行氏たちも掛け声を合わせる。続いてなんとイクラが同じテンションでぶっかけられている。鉢にはカニもイクラも残っている。
黄金色の大地に咲き誇る、朱色と桃色と純白の花吹雪。箸を伸ばすことにためらいすら感じさせる圧倒的なパフォーマンスと世界観。味は当然ながら期待を裏切るはずもない。
富良野に昨年訪れ、すっかりハマった薬味が「山わさび」。刺身に良し、そして、熱いご飯に載せて醤油を垂らしてかきこむも良しのまさに万能薬味である。
料理を満喫していると、茶碗に半分程度の白ご飯が全員に運ばれてきた。刺身、かに、いくらなど、好きな料理具材を載せ、だし汁をぶっかけてお召し上がりくださいとのこと。粋なサービスである。わかってらっしゃる。
私は山わさびを載せた。だし汁をぶっかけ、啜りこんだ。……。爽やかな辛さが駆け抜けた。新緑の森の鮮烈な石清水。舌に絶佳を加筆する。思わず目を見開いた。
北海道でしかほとんど味わえない豚ホルモン塩焼、豚サガリ味噌焼などを満喫し、〆は色鮮やかで今にも泳ぎだしそうな鮮度の握り寿司。寿司は別腹であることを思い知らされる。女子2名は6人分は優にありそうな巨大スィーツに挑んでいる。観ているだけで胸焼けしそうだ。
大満足で外に出る。2軒目は夜の帝王・Aキラ氏と若手実業家・N川氏の3人で親子で営む場末スナック<ニューラベンダー>。私は2度目である。
超ハイテンションな熟女がカウンターで呑んでおり、その両脇をオヤジが固めて今にも喰いつかんばかりである。不気味なイキモノガカリといった趣だ。
焼酎をヤリながらAキラ氏もN川氏も熱唱。私も不安定な声色で恥唱。時間はあっという間に深夜1時。N川氏がオーナーの<トマール>に戻り、泥のように眠る。〔次夜後編〕
刺身も鮮度抜群。
豪快な演出。
山わさび、最強の薬味。
山わさびの出汁茶漬に。
寿司も圧巻。
1年半近く本当にありがとうございました。
場末感に溺れそう。
北の大地でも赤ウィンナー。
2018年秋。北海道を襲った地震から2週間後、北海道のへそ(中心)・富良野市新相生商店街の紳士淑女と<ふらの家>へ。1年半に渡る我がラストミッション最終回である。
エクストラコールド生で乾杯の後、クラシック生に切り替える。泡が凍りそうなほどキンキン。いくらでもノドを滑っていく。ふらのワインのソーダ割「ふらのボール」も爽やかだ。
刺身の盛り合わせは紋別産というこだわりぶり。貝類のコリコリに目を細める。生うには口の中で蕩ける。他にも鮮度最高の逸品ばかり。ほっけも大きく脂ノリノリ。スペアリブは豪快に骨の周りの肉にかじりつく。我が精神、太古の野生に還る。
大皿に大量の玉子焼が載せられてきた。大きめの鉢も2つ。冒頭から異様にテンションが高い年配目の店員さん(店長さん?)が、「では、行きますよ〜!」とレンゲを手にとり、「ヨイショ〜!」と大量のカニのむき身をぶっかけていく。
同行氏たちも掛け声を合わせる。続いてなんとイクラが同じテンションでぶっかけられている。鉢にはカニもイクラも残っている。
黄金色の大地に咲き誇る、朱色と桃色と純白の花吹雪。箸を伸ばすことにためらいすら感じさせる圧倒的なパフォーマンスと世界観。味は当然ながら期待を裏切るはずもない。
富良野に昨年訪れ、すっかりハマった薬味が「山わさび」。刺身に良し、そして、熱いご飯に載せて醤油を垂らしてかきこむも良しのまさに万能薬味である。
料理を満喫していると、茶碗に半分程度の白ご飯が全員に運ばれてきた。刺身、かに、いくらなど、好きな料理具材を載せ、だし汁をぶっかけてお召し上がりくださいとのこと。粋なサービスである。わかってらっしゃる。
私は山わさびを載せた。だし汁をぶっかけ、啜りこんだ。……。爽やかな辛さが駆け抜けた。新緑の森の鮮烈な石清水。舌に絶佳を加筆する。思わず目を見開いた。
北海道でしかほとんど味わえない豚ホルモン塩焼、豚サガリ味噌焼などを満喫し、〆は色鮮やかで今にも泳ぎだしそうな鮮度の握り寿司。寿司は別腹であることを思い知らされる。女子2名は6人分は優にありそうな巨大スィーツに挑んでいる。観ているだけで胸焼けしそうだ。
大満足で外に出る。2軒目は夜の帝王・Aキラ氏と若手実業家・N川氏の3人で親子で営む場末スナック<ニューラベンダー>。私は2度目である。
超ハイテンションな熟女がカウンターで呑んでおり、その両脇をオヤジが固めて今にも喰いつかんばかりである。不気味なイキモノガカリといった趣だ。
焼酎をヤリながらAキラ氏もN川氏も熱唱。私も不安定な声色で恥唱。時間はあっという間に深夜1時。N川氏がオーナーの<トマール>に戻り、泥のように眠る。〔次夜後編〕
刺身も鮮度抜群。
豪快な演出。
山わさび、最強の薬味。
山わさびの出汁茶漬に。
寿司も圧巻。
1年半近く本当にありがとうございました。
場末感に溺れそう。
北の大地でも赤ウィンナー。
2018年11月28日
第2082夜:絆を売る自動販売機【富良野(北海道)】
北海道胆振東部地震。2018年の初秋、北海道を襲った激震である。私は地震の4日後に北海道(富良野・美唄)する予定だったが、急遽キャンセルに。節電が(ほぼ)解消された2018年9月21日、旭川空港を経由して富良野入りした。
ホステル<トマール>にチェックイン。フロントのMオちゃんと雑談。地震の日は停電していたが、ホテルの営業は続けていたという。商魂素晴らしきの一言。しかし、キャンセルが相次いでいるという。私も10日前にキャンセルしてしまったので申し訳ない気持ちになる。
部屋に荷物を置き、へそ神社へ。「へそ」には様々な意味が込められている。北海道の「中心」(へそ)、親子の絆(へそ)である。かなり日が沈むのが早くなり、ほぼ暗闇である。その中に、煌々と光っているパネルがある。「新あいおい商店街」の楽しいイラストマップである。
マップの下には絵馬とおみくじが結ぶ付けられている。その中心に、自販機があった。「絆を願う自販機」。おみくじ200円、御守り300円、絵馬500円である。お金を投入し、ボタンを押すと、マップのシールが張られたケースが出てくる。
おみくじを引いた(ボタンを押して、ケースから取り出した)。5か国語表記という凝りようである。私は「中吉」だった。おみくじ曰く「上昇気流に乗っている」そうだ。
健康:突然の怪我に注意せよ。
金運:我慢をせず、使え
商売・学業:挑戦する心を大切にせよ
旅行:出立の吉日を選べ
恋愛:押してダメなら引いてみな
今日のラッキーアイテム:日本のCD(ミュージックランドおおみち)
突然の怪我とは「痛風」のことか。金は毎晩鯨飲に消えている。最近商売は守りに入り気味だ。旅行どころか週に1日も自宅にいないから吉日を選べない。恋愛は押してダメなら引くとさらに誰からも相手されないような気がする。
ラッキーアイテムがフルっている。<ミュージックランドおおみち>は商店街理事長のお店。見事な販促との連動である。
おみくじには、以下の文言が書かれてあった。
「絆(KIZUNA)とは日本人だけでなく人類の全ての人が持つとても素晴らしい精神です。お互いに信じあい、慈しみあい、助け合う気持ちがあれば、たとえ距離的に離れていても、こころは通じ合うということ、。このおみくじが御縁で、あなたがあなたの大切な人とのこころの距離が今まで以上に近くなることを、北海道の中心から願っております。」
絆の大切さを改めてかみしめる。そして、絆を自販機で販売することに平成の世の終わりと新時代の到来を実感させられた。
パワースポットに。
斬新な自販機。
新名所誕生。
ホステル<トマール>にチェックイン。フロントのMオちゃんと雑談。地震の日は停電していたが、ホテルの営業は続けていたという。商魂素晴らしきの一言。しかし、キャンセルが相次いでいるという。私も10日前にキャンセルしてしまったので申し訳ない気持ちになる。
部屋に荷物を置き、へそ神社へ。「へそ」には様々な意味が込められている。北海道の「中心」(へそ)、親子の絆(へそ)である。かなり日が沈むのが早くなり、ほぼ暗闇である。その中に、煌々と光っているパネルがある。「新あいおい商店街」の楽しいイラストマップである。
マップの下には絵馬とおみくじが結ぶ付けられている。その中心に、自販機があった。「絆を願う自販機」。おみくじ200円、御守り300円、絵馬500円である。お金を投入し、ボタンを押すと、マップのシールが張られたケースが出てくる。
おみくじを引いた(ボタンを押して、ケースから取り出した)。5か国語表記という凝りようである。私は「中吉」だった。おみくじ曰く「上昇気流に乗っている」そうだ。
健康:突然の怪我に注意せよ。
金運:我慢をせず、使え
商売・学業:挑戦する心を大切にせよ
旅行:出立の吉日を選べ
恋愛:押してダメなら引いてみな
今日のラッキーアイテム:日本のCD(ミュージックランドおおみち)
突然の怪我とは「痛風」のことか。金は毎晩鯨飲に消えている。最近商売は守りに入り気味だ。旅行どころか週に1日も自宅にいないから吉日を選べない。恋愛は押してダメなら引くとさらに誰からも相手されないような気がする。
ラッキーアイテムがフルっている。<ミュージックランドおおみち>は商店街理事長のお店。見事な販促との連動である。
おみくじには、以下の文言が書かれてあった。
「絆(KIZUNA)とは日本人だけでなく人類の全ての人が持つとても素晴らしい精神です。お互いに信じあい、慈しみあい、助け合う気持ちがあれば、たとえ距離的に離れていても、こころは通じ合うということ、。このおみくじが御縁で、あなたがあなたの大切な人とのこころの距離が今まで以上に近くなることを、北海道の中心から願っております。」
絆の大切さを改めてかみしめる。そして、絆を自販機で販売することに平成の世の終わりと新時代の到来を実感させられた。
パワースポットに。
斬新な自販機。
新名所誕生。
2018年11月26日
第2081夜:メトロポリス【折尾(北九州)】
<折尾肉M食堂>。総合整備事業が進められる魅力的な焼肉屋である。網一面に広がるステーキ肉のような最高クラスが300円台で一人1枚限定で楽しめる。たっぷりの刻み葱で巻く数種類の肉も私のようなネギフェチの心をつかんで離さない。
コースも魅力だが、単品で好きなメニューを注文し、好きなものを呑んでも実にリーズナブル。生ビールの後はメガサイズのハイボールをガンガンのゴキュゴキュ。
2018年のある秋の夜。私の2018年度における折尾ラストダンスである。折尾商連や商工会議所の皆さまとこの焼肉屋へ。前日に埼玉県川口市の川口市商連主催ビアガーデンにてたっぷりとジンギスカンを堪能したのだが、私は半年ぶりにこの店に行きたかった。
大満足で店を出る。小倉に戻る終電まで2時間ほど。明日は土曜日で、私にすれば単なる移動日。気持ちに余裕がある。もう1軒という運びに。バーもいいが、久々に場末系スナックを攻めたい。
肉〇食堂からわずかの距離に<スナックM>があった。少し奥まったところに位置している。外観の場末感はイチゲンの侵入を思いとどまらせる結界を秘めている。ところが、H木氏はこの店のママと友達とおっしゃる。
入ってみる。店内は洒落たパブのような雰囲気で場末感皆無。ママは若くH木氏と同い年という。呑んで歌ってポッキリ価格という良心である。
ハイボールをやりながら神羅万象話に華を咲かせる。ママも途中から加わる。カラオケがあるあたりがスナック風だが、限りなくバーのオモムキ。チャームのお菓子が大量である。
2011年から折尾にご縁頂き、おそらく翌年から本格的に年数回のペースで折尾商連の皆さまにお世話になってきた。今回は2か月ぶりの訪問だったが、駅から外に出るたびに街が凄まじい勢いで変貌している。自分がどこにいるのか、どこに向かえばよいか毎回戸惑ってしまう。
折尾のシンボルロード・学園大通りは大学、住民、そして商業者(商連)が一丸となって活性化委員会を設立。早速様々な連携事業が予定されている。
聡明で見事な決断力を示すS理事長、日本屈指の事務局長・K原氏、スポーツ新聞にも1ページまるまる取り上げられたオリオンピックの若きリーダー・H木氏をはじめ人材がそろっている。サポートする商工会議所も頼もしい限りだ。
今度私が折尾に足を運ぶのは、来年か、それともいつか分らない。駅前はさらにメトリポリス感が増し、別世界に訪れた気分になることだろう。変わり続ける街。その中で変わらないのは、巨木のごとき折尾商連の一体感と行動力である。
風情ある堀川沿い。
訪れるたびに整備が進み、まるで迷路。
見事な1枚肉。
ネギフェチにはたまらない。
御縁いただき8年目。いつもありがとうございます。
初めて訪れたスナック風バー。
コースも魅力だが、単品で好きなメニューを注文し、好きなものを呑んでも実にリーズナブル。生ビールの後はメガサイズのハイボールをガンガンのゴキュゴキュ。
2018年のある秋の夜。私の2018年度における折尾ラストダンスである。折尾商連や商工会議所の皆さまとこの焼肉屋へ。前日に埼玉県川口市の川口市商連主催ビアガーデンにてたっぷりとジンギスカンを堪能したのだが、私は半年ぶりにこの店に行きたかった。
大満足で店を出る。小倉に戻る終電まで2時間ほど。明日は土曜日で、私にすれば単なる移動日。気持ちに余裕がある。もう1軒という運びに。バーもいいが、久々に場末系スナックを攻めたい。
肉〇食堂からわずかの距離に<スナックM>があった。少し奥まったところに位置している。外観の場末感はイチゲンの侵入を思いとどまらせる結界を秘めている。ところが、H木氏はこの店のママと友達とおっしゃる。
入ってみる。店内は洒落たパブのような雰囲気で場末感皆無。ママは若くH木氏と同い年という。呑んで歌ってポッキリ価格という良心である。
ハイボールをやりながら神羅万象話に華を咲かせる。ママも途中から加わる。カラオケがあるあたりがスナック風だが、限りなくバーのオモムキ。チャームのお菓子が大量である。
2011年から折尾にご縁頂き、おそらく翌年から本格的に年数回のペースで折尾商連の皆さまにお世話になってきた。今回は2か月ぶりの訪問だったが、駅から外に出るたびに街が凄まじい勢いで変貌している。自分がどこにいるのか、どこに向かえばよいか毎回戸惑ってしまう。
折尾のシンボルロード・学園大通りは大学、住民、そして商業者(商連)が一丸となって活性化委員会を設立。早速様々な連携事業が予定されている。
聡明で見事な決断力を示すS理事長、日本屈指の事務局長・K原氏、スポーツ新聞にも1ページまるまる取り上げられたオリオンピックの若きリーダー・H木氏をはじめ人材がそろっている。サポートする商工会議所も頼もしい限りだ。
今度私が折尾に足を運ぶのは、来年か、それともいつか分らない。駅前はさらにメトリポリス感が増し、別世界に訪れた気分になることだろう。変わり続ける街。その中で変わらないのは、巨木のごとき折尾商連の一体感と行動力である。
風情ある堀川沿い。
訪れるたびに整備が進み、まるで迷路。
見事な1枚肉。
ネギフェチにはたまらない。
御縁いただき8年目。いつもありがとうございます。
初めて訪れたスナック風バー。
2018年11月25日
第2080夜:おしゃっち【大槌(岩手)】
「おしゃっち」。東日本大震災に起因する大津波で壊滅的な被害を被った岩手県大槌町に2018年6月に誕生した町民文化交流センターである。図書館も併設され、木の風味を活かした素晴らしい建築物である。名称は大槌の中心エリアの愛称「御社地」にちなみ名付けられたという。
2018年9月中旬。私は数年ぶりに大槌へ向かった。盛岡駅にて岩T県庁に出向しているS玉県庁の稲D氏、I知県庁のM氏と合流し、車で大槌へ向かう。I手県庁主催事業として向かうのだが、I手県庁職員皆無というシュールな3人トリオに。
所要時間2時間半。車窓に広がる緑が雄大で柔らかい。途中、かかしまつりという謎のフェアに遭遇する。遠野の道の駅<風の丘>は相変わらずの大人気だ。
「おしゃっち」に到着。悲劇を語る旧町役場の隣にある。館内は様々なアーカイブ資料が充実。改めて津波被害の大きさを痛感させられる。大津波で人口の1割にあたる1286名の方が犠牲に。ご冥福を心よりお祈りする。
ミッション終了後、仮設商店街の居酒屋に行こうとしたが、すでに閉まっている可能性がある。旅館近くに外呑みできる店はなく、タクシーも手配できる環境にないかもしれない。
私を含め3人ともド酒飲みであることが判明。車を運転せねばならぬ若手2人のどちらかが酒を我慢せねばならぬ。私は気にせず酒を呑める立場だが、気の毒でもある。
予定を変更し、閉店間際の食品スーパーに立ち寄ってツマミや酒を大量に買い込み、<旅館六大工>へ。オトコ3人で部屋呑み決行である。
稲D氏(埼T県庁)は20代後半、M氏(愛C県庁)は30代前半。のんびりした空気流れる岩手に染まると、それぞれの県に戻った際社会復帰できない恐れがあるので注意が必要だ。
缶が10本、日本酒一升瓶、バーボンが空になった。時間は知らぬ間に夜中1時半。どうせなら合宿のノリで、オトコ3人で定員3名の浴場へ。1日に疲れが湯に溶けていく。
ドンドンとドアを叩く音で起こされた。二日酔いで意識朦朧のまま、起きて3分後に強制朝食。普段こんな時間に固形物を口にすることはない。味噌汁が五臓六腑に染み渡る。
帰路に「釜石鵜住居復興スタジアム」を視察。半年前に訪れた際はまだ工事中だったが、立派なスタジアムが完成していた。自由に入れるあたりも(芝は除く)おおらかな岩手らしい。
鵜住居や大槌は一気に住宅が立ちだした。ラグビーW杯開催までに、鵜住居も大槌も完全復旧していただきたい。復旧の最終仕上げが、スタジアムであり、W杯の試合であってほしい。そんな願いを噛みしめながら、盛岡へ向かう。車中爆睡しながら。
新たなシンボル「おしゃっち」。
震災前を再現した渾身の模型。
被害の大きさを改めて実感。
大きな悲劇を生んだ旧庁舎。
若手2人と部屋呑み。
釜石鵜住居復興スタジアムへ。
2018年9月中旬。私は数年ぶりに大槌へ向かった。盛岡駅にて岩T県庁に出向しているS玉県庁の稲D氏、I知県庁のM氏と合流し、車で大槌へ向かう。I手県庁主催事業として向かうのだが、I手県庁職員皆無というシュールな3人トリオに。
所要時間2時間半。車窓に広がる緑が雄大で柔らかい。途中、かかしまつりという謎のフェアに遭遇する。遠野の道の駅<風の丘>は相変わらずの大人気だ。
「おしゃっち」に到着。悲劇を語る旧町役場の隣にある。館内は様々なアーカイブ資料が充実。改めて津波被害の大きさを痛感させられる。大津波で人口の1割にあたる1286名の方が犠牲に。ご冥福を心よりお祈りする。
ミッション終了後、仮設商店街の居酒屋に行こうとしたが、すでに閉まっている可能性がある。旅館近くに外呑みできる店はなく、タクシーも手配できる環境にないかもしれない。
私を含め3人ともド酒飲みであることが判明。車を運転せねばならぬ若手2人のどちらかが酒を我慢せねばならぬ。私は気にせず酒を呑める立場だが、気の毒でもある。
予定を変更し、閉店間際の食品スーパーに立ち寄ってツマミや酒を大量に買い込み、<旅館六大工>へ。オトコ3人で部屋呑み決行である。
稲D氏(埼T県庁)は20代後半、M氏(愛C県庁)は30代前半。のんびりした空気流れる岩手に染まると、それぞれの県に戻った際社会復帰できない恐れがあるので注意が必要だ。
缶が10本、日本酒一升瓶、バーボンが空になった。時間は知らぬ間に夜中1時半。どうせなら合宿のノリで、オトコ3人で定員3名の浴場へ。1日に疲れが湯に溶けていく。
ドンドンとドアを叩く音で起こされた。二日酔いで意識朦朧のまま、起きて3分後に強制朝食。普段こんな時間に固形物を口にすることはない。味噌汁が五臓六腑に染み渡る。
帰路に「釜石鵜住居復興スタジアム」を視察。半年前に訪れた際はまだ工事中だったが、立派なスタジアムが完成していた。自由に入れるあたりも(芝は除く)おおらかな岩手らしい。
鵜住居や大槌は一気に住宅が立ちだした。ラグビーW杯開催までに、鵜住居も大槌も完全復旧していただきたい。復旧の最終仕上げが、スタジアムであり、W杯の試合であってほしい。そんな願いを噛みしめながら、盛岡へ向かう。車中爆睡しながら。
新たなシンボル「おしゃっち」。
震災前を再現した渾身の模型。
被害の大きさを改めて実感。
大きな悲劇を生んだ旧庁舎。
若手2人と部屋呑み。
釜石鵜住居復興スタジアムへ。