コザ騒動(暴動)。1970年12月、アメリカ支配下だった当時のコザ市(現:沖縄県沖縄市)にて発生したアメリカ軍車両や施設を焼き討ちした事件である。発端はアメリカ人が沖縄人をひいた交通事故らしいが、背景には圧政や人権侵害に対する不満が溜まっていたそうである。
ある夏の沖縄の夜。21時過ぎに宜野湾ミッションを終え、沖縄市胡屋(ゴヤ)地区のホテルに戻る。我が沖縄中部滞在時のコーディネーター・H瀬氏が現役CAのY村嬢と早い時間から呑みまくっているという情報を入手。
遅れまじとアーケードの中にあるオープンな居酒屋へ。沖縄らしく思いっきり野外な雰囲気だが、アーケードの下なので室内ともいえる。
1000ベロ(ドリンク3杯1000円+α?)を注文。センベロの際は注文時に何かのアイテムと交換するシステムが多い。店によって割りばしであったり、王冠であったり。
ちなみにこの店は、往年のアイドルのプロマイド。往年といっても、44歳(当時)の私ですらうっすらと記憶あるアイドルだけでなく、御年70歳は超えているであろう御方の50年以上前の写真も含まれている。
3杯注文する間に、手持ちのプロマイドを1枚づつ店員さんにお渡しする。強い(お気に入り)のカードはギリギリまでキープしておきたいもの。私は未経験だが、トレカというものはこのようにして楽しむものなのか。同行氏たちと「これだ誰だ?」と考え込むのも楽しい。
我がセンベロもとっくに無くなり、泡盛に切り替えて談笑していると、グデングデンの美魔女3人が賑やかに店に飛び込んできた。H瀬氏は全員とお知り合いのようだ。3人とも居酒屋のママで、そのうち2人は私も旧知である。
3人ともテンションマックスである。若くて美しい現役CAにたっぷりと絡んだ後は意気投合するママ、何故か分らぬが泣き出すママ、汗ダクの私の頭を触って「うわっ、汗だらけ」と気持ち悪そうにその手を私の服で拭いているママ……。カオスである。まさに、アーケード内のオープン居酒屋で繰り広げられる「胡屋(ゴヤ)騒動」状態である。
ジョッキに入った泡盛(250円)は水割というより、ほぼ原液。3人の大虎ママに負けず、私もピッチを加速させる。
いい感じに酔ったところで、騒動が終結。ママたちはまだ呑み足りずどこかの店に行こうとしているが、私たち3人(H瀬氏&Y村嬢)は脱出。私は1度しか足を運んでいないがすっかりお気に入りになった<Rica Bar>へ。
この店もママが明るく素敵で賑やかだが、先ほどの騒乱と比較すればまるで凪いでいる春の海。ほんの1杯のつもり●杯ほど知多ハイボールを深夜2時まで鯨飲。私の脳内騒乱は収まっていないようである。
センベロ。
カオス状態。
最高のひと時。
2018年10月31日
2018年10月29日
第2062夜:蔵で呑む夜【寄居(埼玉)】
福島ハウジング。埼玉県寄居町を拠点に幅広く活躍する不動産事業者である。社長のF島氏のまちづくりに懸ける情熱は涙腺を刺激するほどである。
2017年度は社長自ら「空き店舗ゼロプロジェクト」の会合に出席されていたが、2018年度から「NEXT商店街プロジェクト事業」に衣替えした際、若手社員2名に任せられた。すっかりご無沙汰になってしまっていた。
7月下旬、福島ハウジング若手社員氏から、会社が保有する蔵を改装してバーのような1日限定イベントを開催したいという社長の意向が伝えられた。程なくして「蔵で呑む夜」というイベントに結実したことが伝えられた。万難を排しても蔵で呑まねばならない。
残暑厳しい8月25日。私は台風一過が過ぎ去った直後の北海道美唄市から寄居へ直行した。羽田空港までは快適かつあっという間の感覚だったが、羽田から寄居が凄まじく遠い。3時間ぐらいかかってしまう。
車内でばったりお会いしたG田氏と終点の寄居駅の一駅手前で降りて、ブラブラ歩いて「蔵」へ。途中、福島ハウジング本社前を通る。「空き店舗(貸店舗)マップ」が素晴らしい。
17時頃からまったりとスタート。イベント名称は「蔵で呑む夜」。主催は福島ハウジング。
蔵の中はスタンディング形式で、生のジャズ演奏が楽しめる趣向。蔵の外では<正喜バル>がキッチン石焼窯カーで焼き立てピザをガンガン作っている。大学生のバーテンサークルが一芸を披露しつつ、カクテルづくりに勤しんでいる。
テーブルに腰掛け、NEXT商店街PJメンバーとビールを呑む。日中の直射日光が消え、徐々に日が暮れだした。幾分の涼しさとともに、天の色の移り変わりも楽しめることができる。
人がどんどん集まりだした。寄居を活性化に導く「若者会議」メンバーたちとも初邂逅。皆さんいい笑顔をされている。
完全に日が落ちた。蔵がライトを浴び幽玄に浮かび上がる。蔵の中からジャズが聞こえてくる。生ビールの後はジントニック。すっきりと旨い。
会場を1時間ほど中抜けし、駅前の居酒屋へ。ダブル金ちゃんはどちらも満席で入れない。昨年の秋、バルで訪れたお店が何とか入れた。しかし串モノは終わってしまったという。
ホッピーをやりながら玉子焼、にら玉、ヤングコーン、鶏天。どれも絶品。この夜の寄居はどこもいっぱい。ポテンシャルの高さを激しく感じる。
とりあえずは1日限定「蔵で呑む夜」。ほんの近い未来、1年中蔵で呑めるようになりたい。真夏の夜の正夢である。
かっこいいデザイン。
開始直後。
ピザ窯トラックも大活躍。
夜も更けるとムード倍増。
蔵の中ではジャズライブ。
2017年度は社長自ら「空き店舗ゼロプロジェクト」の会合に出席されていたが、2018年度から「NEXT商店街プロジェクト事業」に衣替えした際、若手社員2名に任せられた。すっかりご無沙汰になってしまっていた。
7月下旬、福島ハウジング若手社員氏から、会社が保有する蔵を改装してバーのような1日限定イベントを開催したいという社長の意向が伝えられた。程なくして「蔵で呑む夜」というイベントに結実したことが伝えられた。万難を排しても蔵で呑まねばならない。
残暑厳しい8月25日。私は台風一過が過ぎ去った直後の北海道美唄市から寄居へ直行した。羽田空港までは快適かつあっという間の感覚だったが、羽田から寄居が凄まじく遠い。3時間ぐらいかかってしまう。
車内でばったりお会いしたG田氏と終点の寄居駅の一駅手前で降りて、ブラブラ歩いて「蔵」へ。途中、福島ハウジング本社前を通る。「空き店舗(貸店舗)マップ」が素晴らしい。
17時頃からまったりとスタート。イベント名称は「蔵で呑む夜」。主催は福島ハウジング。
蔵の中はスタンディング形式で、生のジャズ演奏が楽しめる趣向。蔵の外では<正喜バル>がキッチン石焼窯カーで焼き立てピザをガンガン作っている。大学生のバーテンサークルが一芸を披露しつつ、カクテルづくりに勤しんでいる。
テーブルに腰掛け、NEXT商店街PJメンバーとビールを呑む。日中の直射日光が消え、徐々に日が暮れだした。幾分の涼しさとともに、天の色の移り変わりも楽しめることができる。
人がどんどん集まりだした。寄居を活性化に導く「若者会議」メンバーたちとも初邂逅。皆さんいい笑顔をされている。
完全に日が落ちた。蔵がライトを浴び幽玄に浮かび上がる。蔵の中からジャズが聞こえてくる。生ビールの後はジントニック。すっきりと旨い。
会場を1時間ほど中抜けし、駅前の居酒屋へ。ダブル金ちゃんはどちらも満席で入れない。昨年の秋、バルで訪れたお店が何とか入れた。しかし串モノは終わってしまったという。
ホッピーをやりながら玉子焼、にら玉、ヤングコーン、鶏天。どれも絶品。この夜の寄居はどこもいっぱい。ポテンシャルの高さを激しく感じる。
とりあえずは1日限定「蔵で呑む夜」。ほんの近い未来、1年中蔵で呑めるようになりたい。真夏の夜の正夢である。
かっこいいデザイン。
開始直後。
ピザ窯トラックも大活躍。
夜も更けるとムード倍増。
蔵の中ではジャズライブ。
2018年10月28日
第2061夜:台風との競争【美唄(北海道)】
台風20号。2018年8月下旬に日本列島を蹂躙した台風である。その後の台風21号が西日本を破壊したので今思えば微風程度だった気もするが、当時は大きな被害が危ぶまれていた。
台風20号は関東南部あたりで猛威を振るい、北海道へ北上しようとしているある夏の終わりの正午前。私は埼玉県蕨市にて平和なミッション終了後、蕨駅東口<珍来>にてラーメンセットを腹に入れ、気合を入れ直した。これから北海道(美唄市)へ向かうためである。
そもそも、飛行機は飛ぶのだろうか。その日は伊丹、関空とも全滅だったようだが、羽田はどうか。朝の段階では欠航にはなっていなかった。台風が北海道に上陸する前に、北海道に先着せねばならない。私と台風とのガチンコ勝負だ。
羽田に着いた。……。まさかの定時出発。そして、まさかの定時到着。新千歳空港で悠々と美唄方面の特急チケットを買っていると、帯広方面へ向かう列車は台風ですべて運休という。私は旭川方面なので間一髪セーフ。
私は、何かをもっている。しかし、そもそも台風と方向に上陸しようとする寸前にランディングを試みるなど、我ながらイカれている。
美唄、雨が凄まじい。折り畳み傘、無力。しかし、これしきの雨、たどり着けたことの嬉しさの前では無力。
無事ミッション終了後、美唄の商店街旦那衆や会議所の御仁方と居酒屋で懇親会。美唄地域おこし協力隊M谷氏が「夏雪」という雪室酒を差し入れして下さった。夕張の酒造メーカーだが、美唄の秘密組織が監修しているという。
さっそく賞味。……。甘めだが口当たりが素晴らしい。もつ煮、刺身もたっぷりの量。豚バラ串を喰うと北海道に来た気分が高まる。
2軒目は美唄最強のスナックビルへ。大流行りの<赤い靴>。商店街の両先輩とバーボンをヤリながら談笑。台風との競争に勝った高揚感が我が空気頭を弛緩させる。
翌朝。台風は温帯低気圧になったはずだが、昨夕以上に激しい雨の降りっぷりである。しかし、飛行機が飛んでくれるだけでもありがたい。美唄駅までの強雨とは私の負けである。
新千歳空港着。すさまじい混雑ぶりである。空腹を覚え、ラーメン屋が10店舗ほどシノギを削るゾーンへ。私は旭川ラーメンのお店へ。北海道には札幌味噌、函館塩、旭川醤油などのカテゴリがある。私は旭川醤油を最も愛する。大盛を熊啜。
12時ちょうどの便が10分遅れでテイクオフ。その10分のおかげで、訪問地である埼玉県寄居町への到着が予定より30分遅れる。逆バタフライ効果。台風との競争、圧勝のつもりが辛勝であった。
蕨にてランチ。
美唄にて1次会。
差し入れありがとうございます。
美唄にて2軒目。
翌日、新千歳空港にへブランチ。
台風20号は関東南部あたりで猛威を振るい、北海道へ北上しようとしているある夏の終わりの正午前。私は埼玉県蕨市にて平和なミッション終了後、蕨駅東口<珍来>にてラーメンセットを腹に入れ、気合を入れ直した。これから北海道(美唄市)へ向かうためである。
そもそも、飛行機は飛ぶのだろうか。その日は伊丹、関空とも全滅だったようだが、羽田はどうか。朝の段階では欠航にはなっていなかった。台風が北海道に上陸する前に、北海道に先着せねばならない。私と台風とのガチンコ勝負だ。
羽田に着いた。……。まさかの定時出発。そして、まさかの定時到着。新千歳空港で悠々と美唄方面の特急チケットを買っていると、帯広方面へ向かう列車は台風ですべて運休という。私は旭川方面なので間一髪セーフ。
私は、何かをもっている。しかし、そもそも台風と方向に上陸しようとする寸前にランディングを試みるなど、我ながらイカれている。
美唄、雨が凄まじい。折り畳み傘、無力。しかし、これしきの雨、たどり着けたことの嬉しさの前では無力。
無事ミッション終了後、美唄の商店街旦那衆や会議所の御仁方と居酒屋で懇親会。美唄地域おこし協力隊M谷氏が「夏雪」という雪室酒を差し入れして下さった。夕張の酒造メーカーだが、美唄の秘密組織が監修しているという。
さっそく賞味。……。甘めだが口当たりが素晴らしい。もつ煮、刺身もたっぷりの量。豚バラ串を喰うと北海道に来た気分が高まる。
2軒目は美唄最強のスナックビルへ。大流行りの<赤い靴>。商店街の両先輩とバーボンをヤリながら談笑。台風との競争に勝った高揚感が我が空気頭を弛緩させる。
翌朝。台風は温帯低気圧になったはずだが、昨夕以上に激しい雨の降りっぷりである。しかし、飛行機が飛んでくれるだけでもありがたい。美唄駅までの強雨とは私の負けである。
新千歳空港着。すさまじい混雑ぶりである。空腹を覚え、ラーメン屋が10店舗ほどシノギを削るゾーンへ。私は旭川ラーメンのお店へ。北海道には札幌味噌、函館塩、旭川醤油などのカテゴリがある。私は旭川醤油を最も愛する。大盛を熊啜。
12時ちょうどの便が10分遅れでテイクオフ。その10分のおかげで、訪問地である埼玉県寄居町への到着が予定より30分遅れる。逆バタフライ効果。台風との競争、圧勝のつもりが辛勝であった。
蕨にてランチ。
美唄にて1次会。
差し入れありがとうございます。
美唄にて2軒目。
翌日、新千歳空港にへブランチ。
2018年10月25日
第2060夜:海賊船のFカップ【八王子(東京)】
ブRジャー。パNティ(すでに古い言い方なのか?)と並び、オトコたるもの年を重ねオッサンになっても思わず耳目を集中させてしまう魔力を秘めた神の奇跡である。
ある夏の呑み会がない埼玉の夜。私は数年ぶりの東京都八王子市へ向かった。宿のある北朝霞から40分ほど。これほど近かったとは。
八王子は数年前に集中的に何回か足を運んだが、その都度真冬なのに記憶無くしてブレザーをどこかの店で無くしたり、愛知県岡崎市で捕獲した●万円の万年筆を2回ほどしか使っていないのにどこかで無くしたりと、何故か毎回やらかしてしまっている。
八王子駅着。S木氏が迎えに来てくださる。向かった先は駅に近い超人気居酒屋<海賊船>。生で乾杯し、なかなか旨しな料理をツマんでいると、U奥氏とU本氏も合流。私を含め4人ともド酒飲みのヘビースモーカー。ジョッキを空けるスピードが嵐のごとき激しさに。
ホッピーを鯨飲した後、他のドリンクに変えてみようかとメニューを見る。……。とびっきり目立つ枠囲いで「ブラジャー」とあった。Aカップが430円で、B、Cとカップが上がっていき最大がFカップの700円。
目をハートマークにして〇カップと思しき若き女性店員さんに、不気味なニヤケ顔でその違いを訪ねる。店員さんは不気味オヤジ(私)の圧力に引きながらも、笑顔で答えて下さる。
Aカップが普通ジョッキで最も度数が弱く、Fカップはメガジョッキになり度数もMAXとのこと。ちなみに度数は「ブランデー」であり、ブラジャーの正体は「ブランデー+ジンジャーエール」。もちろんFカップ召還。味は甘くて濃かった記憶がある。
話題は神羅万象。楽しき夜はあっという間。北朝霞に帰るべく、23時の中央線に。ホッピー&ブラZャー鯨飲のためトイレ(小)を済ませたったが、改札から発車まで1分しかなく、乗換の西国分寺駅で用を済ませようとした。10分ほどなら我慢できそうだ。
電車が走り出して5分ほどでいきなり動かなくなった。しばらくして車内放送が鳴り響いた。山口県の豪雨で電車が大幅に遅れているという。新幹線ならまだしも、関東の中央線で遠く離れた山口県の豪雨が影響するのか。首都圏の普通列車ゆえ車内にトイレはない(はずだ)。
乗車前はAカップ級の尿意が、徐々にB、Cとサイズアップし始めた。全神経を股間に集中させ、貧乏ゆすりしながら我慢一徹。海賊船に閉じ込められた気分である。
Eカップ級になった40分後、ようやく動き始めた。乗換の西国分寺駅に着いた時はFどころかGカップ級に。
漏らさないよう小走りでトイレを探す。チャックを下ろす。……。GカップがAカップ以下に一気にサイズダウン。その代わり、私の心の余裕と膀胱の余力はGカップ級に膨らんだ。
指名せずにいられない。
料理も旨し。
ありがとうございます。
Fカップ。
ある夏の呑み会がない埼玉の夜。私は数年ぶりの東京都八王子市へ向かった。宿のある北朝霞から40分ほど。これほど近かったとは。
八王子は数年前に集中的に何回か足を運んだが、その都度真冬なのに記憶無くしてブレザーをどこかの店で無くしたり、愛知県岡崎市で捕獲した●万円の万年筆を2回ほどしか使っていないのにどこかで無くしたりと、何故か毎回やらかしてしまっている。
八王子駅着。S木氏が迎えに来てくださる。向かった先は駅に近い超人気居酒屋<海賊船>。生で乾杯し、なかなか旨しな料理をツマんでいると、U奥氏とU本氏も合流。私を含め4人ともド酒飲みのヘビースモーカー。ジョッキを空けるスピードが嵐のごとき激しさに。
ホッピーを鯨飲した後、他のドリンクに変えてみようかとメニューを見る。……。とびっきり目立つ枠囲いで「ブラジャー」とあった。Aカップが430円で、B、Cとカップが上がっていき最大がFカップの700円。
目をハートマークにして〇カップと思しき若き女性店員さんに、不気味なニヤケ顔でその違いを訪ねる。店員さんは不気味オヤジ(私)の圧力に引きながらも、笑顔で答えて下さる。
Aカップが普通ジョッキで最も度数が弱く、Fカップはメガジョッキになり度数もMAXとのこと。ちなみに度数は「ブランデー」であり、ブラジャーの正体は「ブランデー+ジンジャーエール」。もちろんFカップ召還。味は甘くて濃かった記憶がある。
話題は神羅万象。楽しき夜はあっという間。北朝霞に帰るべく、23時の中央線に。ホッピー&ブラZャー鯨飲のためトイレ(小)を済ませたったが、改札から発車まで1分しかなく、乗換の西国分寺駅で用を済ませようとした。10分ほどなら我慢できそうだ。
電車が走り出して5分ほどでいきなり動かなくなった。しばらくして車内放送が鳴り響いた。山口県の豪雨で電車が大幅に遅れているという。新幹線ならまだしも、関東の中央線で遠く離れた山口県の豪雨が影響するのか。首都圏の普通列車ゆえ車内にトイレはない(はずだ)。
乗車前はAカップ級の尿意が、徐々にB、Cとサイズアップし始めた。全神経を股間に集中させ、貧乏ゆすりしながら我慢一徹。海賊船に閉じ込められた気分である。
Eカップ級になった40分後、ようやく動き始めた。乗換の西国分寺駅に着いた時はFどころかGカップ級に。
漏らさないよう小走りでトイレを探す。チャックを下ろす。……。GカップがAカップ以下に一気にサイズダウン。その代わり、私の心の余裕と膀胱の余力はGカップ級に膨らんだ。
指名せずにいられない。
料理も旨し。
ありがとうございます。
Fカップ。
2018年10月24日
第2059夜:花束を彼に【蕨(埼玉)】
花束を君に♪。歌姫・U多田ヒカル氏の何とかというドラマの主題歌である(らしい)。遅ればせながら、私はこの唄が出始めた頃から宇多D氏にファンに。アルバムも買うほどだ。
あるお盆明けの正午。蕨駅の<Fしん>で肉チャーハン大盛にスープを「おともラーメン」に進化。クーポンを駆使して味玉もトッピング。笑みを零しながら無我夢中で腹に入れる。
トータル3時間以上に及んだ蕨ミッション終了後、4人で駅前の餃子居酒屋<ダンダダン酒場>。餃子を愛してやまない私のお気に入りのお店である。雪が埼玉を直撃した夜以来の訪問。半年ぶりだろうか。その時は寒すぎて最初から熱燗ばかりヤッていた記憶がある。
この店は看板メニューの餃子がジューシーで旨い。肉汁溢れる。生で乾杯した後はホッピーに移行。私のホッピー割合は平均して外(瓶)1:中(甲類焼酎)3。たまに3が4になる夜もある。他者からすると、私の割合はかなり「濃い」らしい。
外とともに、氷の入ったジョッキが置かれた。そして、店員さんは巨大なヤカンを手にしている。甲類焼酎が並々入っているようだ。店員さんは私のジョッキに注ぐ直前「ストップ!て言ってくださいね」。
少しでも濃い方が得と思ってしまう呑んだくれダメ人間のサガ。トクトクトク、と心地よい音を立てて注がれていく。焼酎はジョッキの半分を超えた。オットット……ストォ〜ップゥ! ほぼ原液のホッピー。この夜は外中割合が1:5に。
2軒目はT窪氏がご一緒ならバーに向かうところだが、今日はK野女史の知り合いのママが切り盛りしているらしいスナック<花束>へ。蕨では初のスナック訪問である。ちなみに私は都市部、地方を問わず場末スナック攻略をライフワークの一つにしている。
この夜、ママは不在だったらしいがチーママが切り盛り。めちゃくちゃ流行っている。ちなみに私は埼玉県内を5地区担当している(いた)が、蕨、越谷、川口ではスナックに足を運んだ記憶はない。寄居は駅前のラウンジの1度足を運んだきり。ふじみ野もスナックというよりラウンジだ。
蕨の<花束>で私は初めてボトルを入れた。記念すべき埼玉県内初ボトルである。銘柄は忘れたが、バーボン。K野女史とT中氏と私の3人だったが、ボトルが無くなりそうな勢いだ。T中氏とK野女史は熱唱を繰り返している。
若手のT中氏はボトルを空けねばならぬ使命感に何故か駆られていたようだ。私は1軒目のホッピーの酔いと2軒目のバーボンロックの酔いが交錯し、酩酊してきた。しかしT中氏はまだまだ呑み足りなく唄い足りないのか、「帰るぞ」と言っても「えっ、まだ終電まで1時間ありますよ」。
T中氏とは多い週で3回ほど酒席を共にしている。そして何故か、一緒に呑んでいる先輩方から毎回かなりキツめの説教やダメ出しを喰らっている。特にヘンな暴言も吐かず、毎回オトナしくしているのに。隣にいる私まで説教されている気分になる。
私も便乗して彼に説教という名の花束をプレゼントしようかと思うが、途中から何故か気の毒になりフォローに回ってしまう。ある意味で、凄い才能といえなくもないような気がする。
スープをラーメンにスケールアップ。
旨しな餃子。
止めるタイミングの難しさ。
熱唱する若手。
あるお盆明けの正午。蕨駅の<Fしん>で肉チャーハン大盛にスープを「おともラーメン」に進化。クーポンを駆使して味玉もトッピング。笑みを零しながら無我夢中で腹に入れる。
トータル3時間以上に及んだ蕨ミッション終了後、4人で駅前の餃子居酒屋<ダンダダン酒場>。餃子を愛してやまない私のお気に入りのお店である。雪が埼玉を直撃した夜以来の訪問。半年ぶりだろうか。その時は寒すぎて最初から熱燗ばかりヤッていた記憶がある。
この店は看板メニューの餃子がジューシーで旨い。肉汁溢れる。生で乾杯した後はホッピーに移行。私のホッピー割合は平均して外(瓶)1:中(甲類焼酎)3。たまに3が4になる夜もある。他者からすると、私の割合はかなり「濃い」らしい。
外とともに、氷の入ったジョッキが置かれた。そして、店員さんは巨大なヤカンを手にしている。甲類焼酎が並々入っているようだ。店員さんは私のジョッキに注ぐ直前「ストップ!て言ってくださいね」。
少しでも濃い方が得と思ってしまう呑んだくれダメ人間のサガ。トクトクトク、と心地よい音を立てて注がれていく。焼酎はジョッキの半分を超えた。オットット……ストォ〜ップゥ! ほぼ原液のホッピー。この夜は外中割合が1:5に。
2軒目はT窪氏がご一緒ならバーに向かうところだが、今日はK野女史の知り合いのママが切り盛りしているらしいスナック<花束>へ。蕨では初のスナック訪問である。ちなみに私は都市部、地方を問わず場末スナック攻略をライフワークの一つにしている。
この夜、ママは不在だったらしいがチーママが切り盛り。めちゃくちゃ流行っている。ちなみに私は埼玉県内を5地区担当している(いた)が、蕨、越谷、川口ではスナックに足を運んだ記憶はない。寄居は駅前のラウンジの1度足を運んだきり。ふじみ野もスナックというよりラウンジだ。
蕨の<花束>で私は初めてボトルを入れた。記念すべき埼玉県内初ボトルである。銘柄は忘れたが、バーボン。K野女史とT中氏と私の3人だったが、ボトルが無くなりそうな勢いだ。T中氏とK野女史は熱唱を繰り返している。
若手のT中氏はボトルを空けねばならぬ使命感に何故か駆られていたようだ。私は1軒目のホッピーの酔いと2軒目のバーボンロックの酔いが交錯し、酩酊してきた。しかしT中氏はまだまだ呑み足りなく唄い足りないのか、「帰るぞ」と言っても「えっ、まだ終電まで1時間ありますよ」。
T中氏とは多い週で3回ほど酒席を共にしている。そして何故か、一緒に呑んでいる先輩方から毎回かなりキツめの説教やダメ出しを喰らっている。特にヘンな暴言も吐かず、毎回オトナしくしているのに。隣にいる私まで説教されている気分になる。
私も便乗して彼に説教という名の花束をプレゼントしようかと思うが、途中から何故か気の毒になりフォローに回ってしまう。ある意味で、凄い才能といえなくもないような気がする。
スープをラーメンにスケールアップ。
旨しな餃子。
止めるタイミングの難しさ。
熱唱する若手。