そんな台風が関東へ直進し、激しく西日本へスライダー軌道を描こうと描こうとした土曜の朝。西川口駅構内<いろり庵きらく>で朝食そばを熊啜し、京浜東北線でへ東京、9時半の新幹線で新神戸へ。台風上陸前の脱出に成功し、13時前に神戸に帰宅する。
台風が東海から近畿へ近づいてきた。電車はまだ動いているが、翌日は早朝から運休かもしれない。そして、翌日は大阪府八尾市で「八尾あきんど起業塾2018発展編」がキックオフする。
私は司会&起業希望者の個別面談担当だが、設営を含め9時に会場入りせねばならぬ。ちなみに我が自宅から八尾の会場まで2時間かかる。電車が遅れるだけでもアウトである。
予報では、台風は夜半に近畿へ上陸する。念のために八尾に泊まるべきか。駅前ホテルを検索すると、空室があった。帰宅して5時間も滞在できなかったが、八尾へ向かう。
近鉄八尾駅前ホテルにチェックインし、荷を解いてシャワーを浴び、21時頃食事&一人呑みのためにホテルを出る。外は幾分風は強いものの小雨である。
<えん>を覗くと満席。すかさず<わっちょい>へ。カウンターもびっしり。4人掛けしか空いておらず、そこに座らせてもらう。
ハイボール2杯に八尾枝豆。小ぶりだが味が濃く爽やかで塩加減絶妙。止まらない茹でたての旨さ。看板娘のI井ちゃんをはじめこの店の接客にいつも感動。
会津坂下の銘酒でなかなか手に入らない「飛露喜」2杯と黒豚とんかつ。塩、しょうゆ、おろしポン酢を駆使。前乗りしてよかったとシミジミする。細やかで心憎いサービスに感動する。
22時に<えん>へ。生ビールがなくなるほど満席ぶりがいったん引き、店じまい中だった。
瓶ビール2本にツマミを出してもらい、マスターや賄い中のバイトちゃんらと談笑しながら呑む。大阪北部地震の夜もだったらしいが、台風直撃で避難勧告が出され避難所も設置されているのに、飲み屋はどこも流行っている。災害の際に八尾っ子は外呑みしたくなるのか。
23時過ぎに部屋に戻り、ホテル横のコンビニで買い出して缶詰晩酌。缶詰というあたりも非常感があって風情がある。
目覚めれば晴れ間が。雨も上がり風も収まっている。8時のアラーム音が避難勧告も解除され避難所も解散したと知らせる。
「よし、八尾あきんど起業塾決行、がんばるぞ!」とFBに上げようとしたら、主催者から中止の判断が。受講生が避難所にいたかもしれない可能性と、電車のダイヤ乱れを考慮してのこと。
呆然かつ絶望。前日入りする我が気合い、気持ちいいほどの空回りかつから騒ぎである。

八尾産の枝豆。絶品。

黒豚とんかつはハズせない。

会津の銘酒。

一人2次会。