鯨飲が過ぎてブラジルvsメキシコ戦は24時過ぎからスタンディングバーで観たものの、肝心の日本vsベルギー戦開始の深夜3時には轟沈し熱戦を鑑賞できなかった岩手県宮古市の翌朝。珈琲をYシャツとズボンに思いっきりこぼしてしまい、洗濯しながら冷房の効いたホテルの部屋で二日酔いというもう一つのW杯で熱戦を繰り広げる。
二日酔いの翌昼は宮古ラーメン一択である。ようやく空腹を覚えてきた。外に出る。一瞬で汗が噴き出す。宮古の気温は24度と発表されているが、 34度でも納得だ。ちなみに、中央通商店街の方がすぐ隣の末広町より体感温度が低い。「花香る散策路」で緑豊富ゆえか。
歩く気分が滅失し、ホテルから徒歩1分ほどの<ぴかいち亭>。前夜訪れ鯨飲した<myフレンド>のママがマスターや女将と談笑しながらカウンターで珈琲タイムを満喫されている。
14時間ぶりのママの隣に座り、ラーメン&半チャーハンセットを注文。マスターが軽快に厨房へ。ママらと私が見損ねたベルギー戦の感想をお聞きしていると、ブツ降臨。
ラーメン、大盛並みのボリューム。半チャーハン、究極のしっとり系で絶品。まずは麺を一気に啜り切り、ドンブリにはメンマと絶品チャーシューのみが漂う。これをスープとし、チャーハンをワシワシ食べ進める。思わず笑みが漏れる。同時に汗も垂れる。見かねたママがハンカチで私のひたいの汗を拭こうとするが低調にお断りする。
部屋に戻ってPCせなばならず、珈琲のお誘いを辞退してお会計しようとしたら、ママが私の分までお会計を終えていた。毎月お世話になっているのに、ご馳走になるわけにはいかぬ。
慌てて払うとママに詰め寄ると、ママは「いいの、いいの!アヅマさんのおかげで……。」そこで言葉が止まり、ママは両手を前に突き出して指をパタパタしだした。ピアノ演奏のパントマイムか。なんのおかげだったのだろうか。意味不明だったが、お礼を言って店を出る。
その夜。中央通商店街ミッション終了後、S本姐さんと<エルアミーゴ>。夜は涼しくて最高。ギネスをやりつつ、私的に世界で一番旨いピザを1人1枚。独り占めのシアワセに浸り、2日連続<myフレンド>へ。6時間ぶりにお会いするママに昼飯のお礼も改めて言いたい。
2日連続のお通しであるとうもろこしを齧り、常連差し入れの巻き寿司をご相伴に。前夜の鯨井ダメージが残っている。明日は朝からバスに乗って埼玉へ。早めに切り上げよう。
お会計のついでに、昼間のお礼をママに改めて申し上げる。「いいの、いいの!アヅマさんのおかげで…」と6時間前と全く同じやり取りに。ところが、夜は続きがあった。
ママは私に数枚の写真付き資料を手渡した。うん、なんだろう?……。「東朋治の今夜もまちづくり」。このバカブログのプリントアウトである。<myフレンド>のことを書き散らした過去記事だ。書いた本人(私)も覚えていない。ママは経緯を語りだした。
先日、宮古市民だが<myフレンド>に初めて足を運んだ10人ほどの男性グループが来店したという。ママは何故ウチなのか、たまたま通りがかったのかさりげなく問うたらしい。すると、その中のお一人が、我がバカブログをネット上でたまたま見つけ、それを頼りにわざわざプリントアウトして店に足を運んでくださったという。
2010年6月からまちづくりにほとんど関係ない身辺雑記を書き散らしてきた。当初はねちっこく、オチも考えながらじっくり書いていたが、この数年は飽きてきたのか面倒くさくなり、また2010年当時と比較すると業務量も書かねばならぬ書類も数倍に膨れ上がった。
ブログに関しては、お金をいただいているわけでもなく、誰に頼まれたわけでもない。ちなみに、ブログの管理画面に出てくる「読者数」は、4人である。
たまに見てくださるという銀河系で30名ほどの物好きな方々への、私からの片思いなラブレター。数年前、辞めようと思った。2018年7月、第3期辞めたい気に突入していた。しかし、ママから喜ばれ感謝されると、こんなバカブログでもほんのわずかだが地域経済循環のお役に立てていることを知ると、少し気恥しいが、気持ちも上がってくる。
私からの一方的なラブレターを受け取ってくださっている30名に満たないセニョール&セニョリータ、おかげさまで2000回(夜)を迎えました。3000夜はさすがに無理でしょうが、細々と少しでも地域経済の循環にお役に立てますよう続けてまいります。2001夜以降も、御贔屓に。

<ぴかいち亭>のセットメニュー。

我が世界で最も愛するピザ&ギネス。

お通しの「とうもろこし」をかじりながら。

わざわざありがとうございます。これからも御贔屓に。
posted by machi at 10:58|
Comment(0)
|
岩手県
|

|