2018年05月10日

第1942夜:大・成・功【宮古・釜石・遠野・花巻(岩手)】(後編)

 後部座席のドアが開き、I江氏が乗り込んでくる。全く私に気付かない。すでにバレていてわざとスルーされているのか。

 氏の方を向き、フードを外す。それでも気付かない。肩を叩く。氏がこちらを向く。思いっきり目を剥き絶句している。氏は大きな荷物が後部座席に置かれていると思っていたらしい。

 時間差でU野氏が助手席に。走りだそうとしても全く私に気付かない。普通にK本氏や入E氏と会話し始めている。驚かすつもりが何故か不安な気持ちになってしまった私は、シレっと会話に参加する。数秒後、U野氏は眼を剥いて絶叫気味に振り返った。

 2日前からK本氏と綿密に仕込んだ。バス時刻表トリックと、いるはずがないという心理トリックを組み合わせた一世一代のドッキリトリック。大成功のようである。

 K本氏運転で釜石市内を視察し、花巻空港へ。途中、遠野で遅めの昼飯&昼呑を決行。遠野といえば民話かもしれぬが、ジンギスカンも北海道に次いで熱い。<遠野食肉センター>は広い店内だが大流行り。10分ほど待って着座する。

 最初I江大統領が花巻でわんこそばをリクエストしていたそうだが、わんこでビールなど呑めぬ。全力で却下し、ジンギスカンに切替。私は遠野へ幾度となく訪れ数回泊っているが、遠野ジンギスカン童貞だった。期待に鼻が膨らむ。ちなみに遠野に羊はいない。

 一番搾り生で乾杯。落ち着いて周りを見渡すと、愛してやまない遠野産ホップ一番搾り「生」があった。前夜もこの生を宮古で満喫したが、本場の遠野で呑む爽快感とプレミアム感は他の追従を許さない。いくらでも呑めてしまう。空港に向かわねばならぬため食事時間は1時間もなかったが、6杯ほどノドに放り込む。呑み比べるとその旨さがさらに際立つ。

 ラム肉は柔らかくクセが少なく絶品。羊の脂が染みた野菜も絶品。キムチを時折箸休めに運び、生ビール、生ラム、時々野菜を繰り返す。タレは辛口で。卓上の塩&胡椒もバッチリだ。

 もう店を出ねば間に合わない時間に。出ようとしたら注文したことを忘れていた肉が続々登場。すぐ焼ける肉(ラム肉)は一気に焼いてビールで流し込み、時間がかかりそうな肉(骨付き)は持ち帰りに。急ぎ過ぎて持ち帰ることを忘れ、店員さんが車まで走って届に来られた。

 運転手のためビールを断念しライスに挑んだK本氏のスバルは軽快に空港へ。私は伊丹行き、お二人は名古屋小牧経由便。たまたま同じ出発時間だった。その日は日本中が雪で大荒れ。三陸は何故か異様に暖かい陽気だったが、神戸も北九州も三陸より5度以上寒いヘンな真冬日。花巻空港離発着瓶も朝から遅延していた。

 私も両氏も敢えて飛行機が遅れることを願った。その分、空港搭乗ロビーで出発時間まで2次会できるからだ。しかし、我らの両便は気合の定時運行。素晴らしい神対応だが、普段と異なり有難迷惑な気分に。呑んだくれの気分は天候以上に移ろいやすいようである。

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遠野産一番搾り「生」をヤリながら遠野ジンギスカンを大満喫。
posted by machi at 08:02| Comment(0) | 岩手県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする