2018年05月18日

第1948夜:基地返還後の世界【宜野湾(沖縄)】

 ぎのわんヒルズ通り会。広大だが返還され撤去工事が急ピッチで進む米軍普天間基地を国道81号線で挟み、端から端まで20分、約1.5qにおよぶ通り会(商店会)である。

 ナイチャーにお馴染みのソメイヨシノではないヒガンザクラが咲く2018年2月上旬の私にとっては肌寒い、ウチナンチューにとっては極寒の夕方。私は宜野湾市へ初上陸した。沖縄3大神宮とされている普天間神宮寺隣りのお寺集合だ。

 プロ野球キャンプの聖地でもある沖縄県。宜野湾はセ・リーグのスマホゲーム会社が拠点としている。今回は通り会しか訪れなかったからだろうが、すぐ近くの沖縄市と異なり歓迎ムードは1oも見られない。

 通り会の会長、副会長にご案内いただく。見晴らしが良く、さすが国道であり車両通行量が多い。地元普天間高校の下校時間と重なったのか学生の姿も多くみられる。通り会はいかにも老舗な店構えや思いっきりアメリカンに振り切れた個性溢れる店が混在。飲食より物販比率が高く、空き店舗もほとんど見かけない。ホントかどうか知らないが、路駐OKという。

 1oも韓流とやらに興味がない私は恥ずかしながら存じ上げなかったが、通り会のGンザレス女史が営む<ZUMI CAFÉ>は韓流ファンの聖地らしく、その知名度は沖縄本島のみならず 日本全国、世界にも広がっている。原色でカラフルで遊び心に満ちたおもちゃ箱のような店。我らはオヤジ6人は明らかに浮いているが、若い女性も楽しそうに目をキラキラさせている。

 珈琲をいただきながら打合せや意見交換。店の名物料理が続々運ばれてくる。絶品のクラムチャウダー、独特の甘みがあるオリジナルの超ミニハンバーガー、そして見た目はタコライスだが何とかというメキシコ料理。軽食で満腹になってしまう。

 19時からお寺の本堂で勉強会が開催された。講師は熊本市のU木氏。見事なお話の後、皆さんと宜野湾(ヒルズ通り会)の強みやチャンスは何か、ポストイットで意見交換する。

 基地の跡地活用の効果が読めないらしい。大学病院や高校移転などで50haに及ぶ敷地の8割の使途が確定していることにも驚きだが、活用方法によっては無限の可能性を秘めている。

 そして、通り会の役員や組合員の皆様が若い。会場を提供してくださったご住職も熱心に必殺ワークショップに熱心に参加。実に一体感のある素晴らしい通り会。段取りも完璧だった。

 このバカブログがアップされるであろう日から恐らく2か月前の2018年3月頃、何かの道路が開通し、那覇空港から宜野湾までなんとたったの20分程度で行けてしまうという。

 翌日に北海道富良野市へ飛ばねばならず、その夜のうちに那覇市内へも戻らなければならなかった。ホテルがないそうだが、もし機会があれば次回は通り会の皆さまと酒を酌み交わしたい。ちなみにお寺の隣のホテルは商店主曰く「連れ込み専用」とのことだった。

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広大な普天間基地。撤去中。

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基地の対面に伸びる「ぎのわんヒルズ通り会」。

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韓流の聖地であるそうな。

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店内はカラフルなおもちゃ箱。

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旨し絶品料理。

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沖縄で神社は珍しい。島内屈指の格式を誇る普天間神社。


posted by machi at 09:27| Comment(0) | 沖縄県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月17日

第1947夜:USA or Hiroshima?【沖縄(沖縄)】

 プロ野球キャンプ。スポーツ新聞を読んでいると、贔屓の弱小チームもぶっちぎりで優勝するではないかと期待を抱かせる、毎年2月の風物詩である。2018年2月は日本全国クソ寒いが、プロ野球キャンプの聖地・沖縄県も例外ではない。

 私が沖縄県で御縁を頂いているのは名護市、那覇市。1回だけ糸満市。そして回数未定だが新たに沖縄市と宜野湾市も加わった。名護はハム、那覇と糸満は知らないが宜野湾はスマホゲーム会社、そして沖縄市は昨今セ・リーグ無敵のあの真っ赤な市民球団だ。

 2017年2月上旬。隔週で通っているぐらいの頻度で沖縄県入りしている私だが、初ミッションとなる宜野湾市初上陸は夕方集合。那覇空港到着後、3時間強の自由時間が出来た。

 宜野湾に近い沖縄市のH瀬氏と運よく連絡が取れ、氏に空港から宜野湾まで送って頂く厚かましいお願いをする。人間の出来た氏は快諾。その道すがら、沖縄市中心市街地をご案内頂いた。沖縄市、初上陸である。その日の沖縄は15度を下回っており、非常に肌寒い。

 私は10年以上広島県内に上陸していないが、ここは広島かと思うほど赤ヘル一色。野球場も市役所も至る所で赤ヘルの優勝をたたえるペナント、プロ野球キャンプ地としての歓迎バナーびっしり。商店街も赤ヘルだらけ。表見訪問した市役所も商工会議所も職員は皆たまたまかもしれんが赤いジャンパーを着用している。

 かなり豪快な道路拡幅事業が展開されている沖縄市。商業集積は胡屋地区とコザ地区に分かれる。胡屋地区の商店街はアーケード内に魅力的な店が数多い。リノベーションが見事に成功して若者の拠点になっているカフェっぽいシェアオフィス、宿泊施設、居酒屋など実に魅力的だ。シャッターが今後どんどん開いていく雰囲気に満ち溢れている。

 コザ地区は遠目からしか見学できなかったが、何故か壁画がびっしり。沖縄市は広大な嘉手納基地があり、イカついフェンスに囲まれている。治外法権の香りがプンプン。改めて沖縄という「島」の特殊性を感じさせる。私がこれまで訪れた沖縄県内の商店街はどこもこれほど基地が近接していなかったので、遠い彼岸のことにように感じていた。

 沖縄の特殊事情を知らない私には、沖縄市の中心部は観ること聴くこと初めてのことばかり。車のYナンバーは米軍関係者であること、基地に従事している人数を公表していないので実質的に沖縄市に何万人住んでいるかよく分かっていないこと……。街並みだけでなくロードサイド沿いの店もアメリカナイズされている。

 遅めの昼にステーキを頬張ったが、夜の街も賑やかそうだ。車で走行し、街中を歩いているとここはアメリカなのか広島なのか分からなくなる。個人的には「サシミハウス」と書かれたタトゥー屋の隣あった店と、CAFÉと映画館がハイブリッドに融合した店が入店できなかったものの気になった。

 余談だが、その夜訪れた宜野湾市にベイスターズ歓迎ムードはどこにも見当たらなかった。たまたま見かけなかっただけだろうけど。

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和洋折衷な沖縄テイスト。

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ラテンテイスト?

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ここは広島?

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商店街はアメリカ&ヒロシマモード。

posted by machi at 18:19| Comment(0) | 沖縄県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月16日

第1946夜:女性シェフのナイフさばき【沖縄(沖縄)】

 <ステーキハウス四季>。上様が沖縄市に下向された際に必ず立ち寄るという上様ご用達のステーキハウスである。健さんや大相撲のウルフなど著名人も訪れるようで、レジ横の写真群が圧巻の世界。余談だが、何となく健さんとステーキのイメージが結びつかない。

 ある沖縄にしては肌寒い2月の遅い午後。長崎空港から那覇空港入りした私は、沖縄市の商店街活性化を牽引する香川県出身H瀬氏に迎えに来ていただき、初めて沖縄市入りした。真っ先に立ち寄ったのがこのステーキハウス。遅い時間だったゆえ、店内は我ら2人だけだ。

 店内の内装に驚かされた。どのテーブルも鉄板が常備されており、目の前でステーキを焼いて下さるパフォーマンスがウリのようである。H瀬氏は「女性が焼いてくれる時はラッキーですよ」と囁く。上様も女性が焼いてくれる時はご機嫌らしい。

 注文を取りに来たのは女性だが、かなりの熟女。とてもシェフに見えない。何がラッキーなのか分からぬが、H瀬氏に注文はお任せ。「定番セット」を選択。珈琲か紅茶付で、最初に運んで頂く。珈琲を呑みながら談笑していると、先ほどの熟女がスープとサラダを運んできた。ドレッシングが数種類あり、自由にぶっかけることができる。嬉しいサービスである。

 サラダとスープを口に運んでいると、びしっと白いコスチュームを纏った若い女性シェフが食材を持参して眼前に登場。そういうことだったのか。確かにラッキーだ。上様のご満悦ぶりも納得。私もニヤケ顔が止まらない。

 200gのリブアイステーキがジュワっと鉄板に置かれた。かなり大きい。レアでお願いする。肉が焼ける間、玉葱とじゃがいもが手際よくソテーされる。

 肉が焼けたようだ。見事な手際でカットしていく。ニンニクらしきものもたっぷりトッピング。皿にソテーとカットステーキがドカンと降臨。

 肉を塩胡椒とステーキソースで交互に絡めつつ口に運ぶ。柔らかくジューシー。食べ応え満点。ライスはお代わり自由。ステーキとライスの相性は日本独自の進化。迷わずお代わりだ。

 さらにもう一品料理があるという。スパゲティとモヤシ炒めを選択できる。これこそ迷わずスパゲティ。H瀬氏はダイエット中なのかパスタ嫌いなのか分からぬがモヤシ炒めを選択。

 スパゲティ、トマトクリームソースである。タバスコをたっぷりぶっかけ、啜り込む。思わず目を細める。ステーキ&ライスのシメがスパゲティ。これだけの質とサービスでわずか1500円。沖縄のステーキにハマると、内地でステーキ屋へ足を運ぶのがバカらしくなる。

 若くてスレンダーな美人で長身の女性シェフの笑顔とハニカミ、ピシっとした調理姿とナイフさばき、率直なトークも味の旨さを加速させる。神戸のステーキハウスの●分の1以下の値段で、満足度は無限大(神戸のステーキハウスに入ったことがないので比較できぬが)。私は沖縄県内で頬張るステーキに恋している。逃れられない俘囚である。

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見事なナイフ裁きのシェフと。

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珈琲を最初に。

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サラダとスープで盛り上げる。

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調理開始。

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垂涎。

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ご飯お代わりOK。絶品。

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〆はスパゲティ。

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2018年05月14日

第1945夜:寄って食べて呑んでみんね【長崎(長崎)】

 「日本三大・思案橋横丁へ寄って、食べて、呑んでみんね〜」。九州屈指の歓楽街・長崎市思案橋横丁の新たなキャッチコピー(案)である。

 小雪チラつく極寒の2月の午後、思案橋横丁の超絶人気焼鶏<武将門>で防犯対策会議が行われた。私は2016年度に防犯カメラ設置のためのプランづくりのお手伝いを仰せつかり、2017年初夏に16台も設置。酔っ払いどころか猫すら悪さできない盤石の防犯体制が整った。

 防犯カメラには犯罪の発見という役割以上に「抑止力」が求められる。そもそも防犯カメラなど活躍しない方がよい。防犯カメラが作動しているということをアピールして悪さを思いとどまらせることが大切である。ただし、あまり強調しすぎると酔客に不愉快な思いを与えてしまう恐れもある。

 防犯カメラで監視しているという表現をもう少しソフトにできないか。注意喚起看板設置は確定し、それに付随して何かのソフト事業を実施する。ただの看板など面白くないし注意を惹かないから、顔はめパネル式注意看板はどうかというナイスなご意見も飛び出した。

 14時から1時間、思案橋横丁会役員方とこれらをミッチリ話し合った。終了後<メルかつきまち>へ移動。打合せ3本、まちづくり会社設立シュミレーションセミナー第7回ワークショップを終え懇親会会場へ。ホテルのチェックインもまだである。その日は大雪で交通ダイヤが乱れ激しく、長崎に辿り着いたことが奇跡のような1日。さすがに疲労を覚えた。

 毎回恒例30人弱懇親会が23時過ぎに終了し、レギュラーメンバーで2次会へ。引率はF本兄さん。数百はあるだろう手駒から店を選択しグイグイ先導する。しかし、この日は雪の影響か銅座も思案橋も人があまり歩いていない。スナックやラウンジも早じまいが目立つ。

 普段は3次会で夜中1時頃来襲する<武将門>へ2次会として伺う。バッチリと営業されている。頼もしいかぎりだ。熱燗を急ピッチでヤリつづけ、焼酎ボトルに切り替える。私はボトルキープしているがあっという間に空になり、さらにもう1本追加する。

 それほど空腹ではなかったので焼鳥を1人2本程度、絶品の何とか鯛みりん干しをツマミに杯を重ねる。話題は政治から下ネタまで森羅万象。オヤジ4人の下ネタにガンガン喰らいついてくる紅一点・T木タウンマネージャーも頼もしい。

 焼鳥もガンガン追加し、あっという間に深夜3時前に。私は翌朝沖縄の普天間に向かわねばならぬが、他の御仁方は私より朝が早い。惣菜屋のK野氏など寝ずにそのまま仕込みだろう。

 舞い散っていた小雪も止んだようだ。さすがに思案橋にも人は歩いていない。タクシー乗り場へ向かいながら、冒頭のサブキャッチコピーを思い出した。「思案橋横丁は、皆さまの安全安心を防犯カメラで見守っています」。実に心強く頼もしいかぎりである。

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午後2時半ごろの<武将門>。

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深夜2時半ごろの<武将門>
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2018年05月13日

第1944夜:うどんで遅延を取り戻す【戸畑・若松(北九州)】

 麺ドライブ。外は極寒である。ラーメンかうどんの大ざっぱな選択だったが、うどん気分だった。若松の麺友・U島氏と戸畑の<米>へ久々に。肉ごぼう天うどんに生卵トッピング。ミニではなく普通サイズだ。同行氏も同じブツを注文。

 運ばれてきた。この店がすごい量だったことを失念気味だったが、こんもりとした小山。ごぼう天も極太が4本ほど。肉もたっぷり。一味と七味が両方常備されている。

 七味気分だったので多めにドバドバ。まずは出汁。……。甘目だが五臓六腑に沁み渡る。肉うどんにすると一般的に出汁は甘くなる傾向だが、この甘さは重層感あふれるオーケストラ。ごぼう天の衣、肉の旨み、生卵のツルツルとコクが出汁に溶け、うどんにエロティックに絡みつく。啜っても啜っても最初はあまり減らない至福に浸りながら汁1滴、麺1本残さず熊啜。

 店を出るとパラパラ晴れ間があるのに雪がちらついてきた。しかしほんのり汗をかくほどの熊啜で体も芯からポッカポカ。寒風を蹴散らす米うどんである。

 長年の懸案だった若松あやどり市場跡地問題が片付きそうである。ようやく攻めに転じられる。気分的に安堵しながら<おいちょ>へ7人で。寒いゆえ最初から焼酎湯割。知らぬ間にボトルが3本空く。

 揚げぎんなんがほろ苦くて絶妙の塩加減で旨し。焼メカブ、三陸で普段食べているメガブとはどうやら別物。ヌルヌルだがコリコリ。若芽の茎を柔らかくした雰囲気。

 カキフライ、ワカサギフライなど旬を満喫し、ドン氏の肉リクエストで牛タンなども降臨。〆はピザと焼飯。焼飯を少しだけ口にする。……。和風だが中華。パラパラなのにしっとり。絶対に自宅では再現できないプロの妙味。深く首肯する。

 2軒目は麺友と1軒目マスターの御母堂様のスナックへ。ジャックをロックでヤリながら、うどん談議に華が咲く。資さん、牧のうどん、ウェスト……。大手から独立店まで含め、福岡県のうどんレベルは私的に日本一。コシなしうどんのフワフワした包容力に私も完全な虜。福岡県内では「肉ごぼう天うどん」が我が定番だが、資さんではカツカレーぶっかけうどんの魅力に抗えぬ。麺のカレーリフト力が壮絶である。

 翌朝。いい天気だが小雪が舞っている。大浴場で眼を覚まし、予定より90分も早くチェックアウト。長崎へ向かう。若松から折尾まではダイヤ通りだったが、そこからが乱れまくり。

 20分ほど遅れて博多到着。バスターミナルに向かうと、長崎行は運休で再開の見込みが立たないとおっしゃる。携帯番号で予約しているのだからせめて事前に連絡おくれよと心の中でボヤキつつJR切符売場へ猛ダッシュ。特急も大幅に遅れている。時間は10時30分。長崎ミッションは14時から。間に合わないかもしれない。

 次の特急(11時15分)がどれほど遅れそうか駅員さんに聞くと、10時15分の特急すらまだ発車しておらずホームで待機しているとおっしゃる。ということは……。結果的に遅れている10時15分の特急に乗れるのではないか。

 慌てて自由席チケットを券売機で購入しホームへ。特急に飛び込んだ数秒後にドアが閉まった。本来乗れなかったはずの特急に結果的に乗れるという強運と僥倖。しかも指定席は満席だが自由席は空いている。

 牛歩のスピードだったが徐々に加速し始める。佐賀に入ると豪雪吹雪。ところが佐賀駅を超えると雪は滅失。結果的に予定より早く長崎に辿り着けそうに。博多駅で<牧のうどん>を啜ることを我慢し、移動を優先させたタマモノである。

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肉ごぼう天うどんに生卵追加。最高。

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再整備が楽しみ。

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2軒目のスナックにて。

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我が麺友と。
posted by machi at 10:52| Comment(0) | 福岡県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする