2018年01月23日

第1872夜:鹿沼娘と…。【鹿沼(栃木)】(後編)

 商工会議所の前のスーパーを一人でぶらつく。特に地方都市で地元民が毎日利用するスーパーや市場は私にとって玉手箱。どのようなモノを常食しているのか、その嗜好は、価格帯は…。情報の宝庫だ。酒売場も地酒を探す楽しみがある。

 「鹿沼娘」なる日本酒4合瓶を発見。宇都宮の蔵元だが販売者は鹿沼市内の酒屋さん。少々嵩張るが、出張中の寝酒に好適。カゴに入れず鷲掴みしてレジに向かった。

 21時過ぎから会議所隣の割烹風居酒屋にて10人以上で懇親会。若手も女性(元鹿沼娘)も元気。鹿沼そばを啜る機会が今回無かったことが唯一の心残りか。M越氏は「そばでもどうですか」とお誘い下さったのだが、ミッション開始3時間前に固形物を腹に入れると集中力が滅失するゆえ断腸の思いでお断り。次回への糧である。

 23時過ぎにタクシーで旅館に戻る。寒い。暖房をつけると朝疲れるので我慢。浴衣に着替える。少々呑み足りぬ。普段なら2軒目にバーかスナックが我が習慣であるゆえ。スーツケースにジンのボトルが入っていた。ストレートラッパで部屋呑みするか……。

 そういえば数時間前に日本酒「鹿沼娘」を捕獲していたことを思い出した。湯呑みに鹿沼娘をドボドボ注ぐ。口に運ぶ。……。清純、桃色、礼節、純情、そして若い色気の味がする。駅前旅館の一室で、「鹿沼娘」と酒を呑む……。ブンガク的な艶やかさよりも、単なる妄想バカである。

 翌朝。私にしては深酒せずすっきり起床。7時半にチェックアウトし、通学ラッシュの電車で宇都宮へ向かう。どこかで立ち蕎麦を啜りたかったが、新幹線改札内しかない。

 駅弁売場があった。しかし8時前ゆえすべてのラインナップが揃っていない。オススメされた「よくばりスタミナ弁当」捕獲。`栃木自慢!栃木がたっぷり!‘というキャッチに旅情気分が呷られる。「駅弁発祥の地 宇都宮」とさりげなく書かれているポイントも見逃せない。

 8時過ぎの在来線自由席グリーン車で約90分かけて浦和へ向かう。電車が動き出す。まだ空いているが、これから首都に近づくほど混んでいくのだろう。

 パッケージを外す。肉系がびっしり。ちなみに調整元は<松廼家>様。明治26年創業らしい。霧降高原豚のピリ辛味噌焼、いっこく野州どりの照焼、まぐろカツ。そしてわさび漬けなどが脇を固めている。米はこしひかり100%だ。

 朝8時にしては非常に濃い。濃いが旨い。どうせなら宇都宮最強名物の餃子が1ヶでも入っていれば、まさにスタミナギンギン酒のサカナ駅弁。しかし、持て余すギンギンのスタミナをどこに向ければいいのか……。思わず呑み残しの鹿沼娘をキャリーバッグから出してしまいそうになった。

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商人塾の皆さまと。

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旅館で一献。

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朝からスタミナギンギン。

posted by machi at 09:04| Comment(0) | 栃木県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする