6月12日の夕方5時頃。この店のオーナーであるM氏に<んだ>で呑み会した旨のメッセージを送った。その夜は長崎泊まりだが、毎回お馴染みの30人宴会ではない。
M氏は長崎市様が主催する勉強会に超多忙の合間をぬって参加して下さっている。私と明け方3時まで付き合って下さることもしばしば。ちなみの私の最近のFB公式プロフィール写真はM氏撮影だ。
M氏はタコ焼き居酒屋も経営しており、秋田料理居酒屋は奥様の領域。M氏も21時半頃合流予定。長崎市のT屋氏&Tカ氏、T木タウンマネージャーとタクシーで<んだ>に向かう。遅れて市のT中係長も合流。このバカ文章を打っていて気付いたが、イニシャルがTの方ばかりだ。
生で乾杯し、メニューに目を通す。「いぶりがっこ」は外せない。秋田お取り寄せ4種盛も旨そうだ。そして、半年前から気になっていた「浦上そぼろ」。これはご当地名物だろう。タコ焼き屋のオーナーらしく「たこ野郎」も気になる。自家製レーズンバタ−は焼酎に合いそうだ。
奥様の御実家が秋田だからこそお取り寄せ可能な逸品の数々。私も数年前に秋田へ何度か足を運んだことある。当然だが、本場で味わった名物とがっぷり四つ。それどころか、本場で注文した時より値段が安かったように感じられた。驚愕の竿灯だ。たこ野郎もクセになる。浦上そぼろはイメージと異なり素朴な味わい。浦上そぼろライスバーガーも存在している。
絶品料理に舌鼓を暴れ打ちしつつ、ほぼ一人で壱岐焼酎(ゴールド)1本空ける。秋田の地酒にも惹かれたが、秋田料理に長崎焼酎を合わせる「出島呑み」を試してみたくなったのだ。
M氏がメガジョッキを持って我らのいる2階座敷へ。ガツンと乾杯。そろそろ帰らねばならない方が出てきた。するとM氏は、奥からケーキを運んできた。へぇ、誰か誕生日なのか……。
M氏が1日早い誕生日にと、私の前にケーキを置いた。中央には「朋治くん おめでとう」というチョコプレート。その夜は6月12日。私の誕生日は6月13日。2時間ほど早いバースディプレゼントだった。
私が店へ訪れることを連絡したのはわずか4時間ほど前。それから手作りでケーキをこしらえて下さったという。私は43歳だが、電流を打たれたように感動した。目の奥が熱くなり、鼻の奥がツンとし始めた。
同行諸氏がバースディソングを歌って下さる。私はフッとローソクの灯を吹き消した。1年前は滋賀県守山市の鉄人宅で。そして今年は長崎の居酒屋で。私は昨年の守山まで、バースディケーキで祝っていただいた記憶がない。オッサンになってからの僥倖だ。
テンション跳ね上がり、23時までにはお暇するつもりが夜中2時まで鯨飲。結局バースディイブがガチのバースディになってしまったけれど。私は、果報者です。

ありがとうございます。

秋田名物いぶりがっこ。

自家製レーズンバター。