2016年05月30日

第1464夜:30年ぶりのルートビア【名護(沖縄)】

 ルートビア。沖縄県を牙城とするアメリカンテイスト溢れるハンバーガーチェン<A&W>の必殺ドリンクである。独特の甘さと薬感、ビールのような泡とジョッキが特徴的である。北海道のローカルドリンク「ガラナ」に少し類似した系統かもしれない。

 <A&W>は沖縄県内全域を統べる。しかし2016年2月現在、沖縄県以外で見かけたことはない。まさに沖縄県民にとって最強のファストフードでありジャンクなソウルフードである。

 ところが、沖縄顔だが20歳を超えるまで沖縄に足を踏み入れたことのなかった私にとっても人生最初のファストフードが<A&W>であり、物心がはっきりつくまで最もかぶりついていたソウルフードでもある。厳密にいえば、私だけではない。2016年2月現在で40歳を超え、30年前に神戸新長田に居を構えていた御仁たちにとっては私と同様のはずだ。

 新長田駅前にジョイプラザという商業施設があり、新長田1番街商店街に面したその1階に<A&W>があったことを鮮明に覚えている。

 自宅から半径500m以内が全世界のすべてだった小学校低学年時代。バーガーショップといえば<A&W>だった。他に選択肢がなかった。日本中どこにいっても存在すると疑わなかった。マクド●ルドなど100万光年離れた遠い星だった。

 物心がつく10歳前後まで新長田のバーガー需要を満たしていたと記憶するが、いつの間にか消失していた。30年前はハンバーガーなど超高級品。小学生低学年同士で足を運ぶ小遣いなどなかった。一番安いハンバーガーで1ヶ200円ほどだったかもしれない。人生初のフライドポテトもA&W。ポテトチップスしか齧ったことのない私にとって衝撃の連続だった。

 A&W必殺のドリンクは、冒頭の「ルートビア」。同級生の間で「あれは実はビールらしいで」「呑んだら酔うらしいで」と実しやかな都市伝説も流布していたように思う。私も呑んだことがあるはずだが、ルートビアの味だけでなくすべて味を忘れていた。

 2016年2月中旬。沖縄県名護市の世冨慶バス停に降り立った私は、中心市街地へホタホタ歩いていた。風が強い。目的地まで徒歩20分。昼食は毎度沖縄そばだったので、たまには異なる沖縄フードを腹に入れたい。その途中にファミレスサイズの大きな<A&W>があった。

 時間は13時。およそ30年ぶりに店内へ突撃。メニューをみる。……。えっ、こんなに高いの?しかも手ごろなセットメニューがない。単品で最安値のハンバーガーと野菜たっぷりモッツアバーガー、カーリーフライとルートビアを注文。軽くワンサウザンドハンドレッドオーバーだ。

 ハンバーガーにかぶりつく。……。普通に美味しいが、全く記憶が震えない。ルートビアを呷る。……。爽快さを通り越した濃密な甘さだ。確かに刺激的だが、こんな味だったのか。

 生ビールを鯨飲するオッサンにとって、30年ぶりのルートビアは少年時代の想い出を呼びさますことなく、この30年間の我がある意味で激動の人生の高低に想いを馳せる味となった。

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奥の褐色が「ルートビア」。

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ファミレスより巨大。
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2016年05月29日

第1463夜:天国のお正月【那覇・名護(沖縄)】

 2月23日。旧暦の十六日である(らしい)。神戸人の私にとっては全くピンとこない暦だが、沖縄では大切な日であると知った。盆でも中国の旧正月でも、太平洋戦争に絡む日でもない。沖縄の正月であるという。それも、この世ではなく「あの世」のお正月なのだ。

 2月22日。那覇平和通り商店街で開催された勉強会の直前。Y野専務理事が申し訳なさそうに私に話しかけてこられた。要約すると「明日は旧暦の十六日だから勉強会に来られない人が多い。そのことをすっかり忘れて日程を組んでしまった」とのこと。よく分からないがその割に出席者は普通に多かったが、内地(本土)からの移住者にはあまり関係ないらしい。

 翌日(2月23日)、沖縄北部の名護大通り商店街を歩いていると、静まり返っている。正月のようである。ある店のシャッターに張り紙が貼られていた。

「2月23日(火)は旧暦の十六日で休みます。」

 名護大通り会の勉強会直前、O城会長が申し訳なさそうに「今日が旧暦の十六日であることを忘れていた」と私に伝えられた。まるで昨晩のデジャブである。

 その前夜に那覇平和通り商店街の若旦那衆とオリオン生や泡盛を鯨飲しながら「旧暦の十六日」の意味をお聞きした。翌日も名護大通り会の皆さまともこの話題になった。

 旧暦の十六日(2月23日)は冒頭前述の通り「あの世(グソー)のお正月」である。先祖が現世に一時帰宅する盆とも概念が異なる。あの世で楽しくご先祖が正月を迎えられているから、この世からもお祝いすべく仏前に料理を供えて祖先を供養するそうだ。

 この「十六日祭(ジュールクニチー)」は沖縄県でも特にさかんな地域があるという。やんばる地方(名護など)や宮古島では特に力が込められているとネットに書いてあった。

 この日は沖縄で(特に生粋の沖縄人にとって)大切にされている。お店を休んでまでお祝いするのだから。前日から料理その他の準備に忙しく、当日は親戚一同が集まって墓参りをし、重箱料理を堪能するという。まさに「お正月」である。

 私は全く知らなかったが、何ともいえないほのぼのと暖かい気持ちになった。あの世に正月があることを知るだけで嬉しくなる。御先祖様たちと我が最愛が天国でワイワイガヤガヤ酒を酌み交わしながら談笑している様子が目に浮かんでくる。目尻が下がる。

 生粋の神戸っ子でありながら思いっきり沖縄顔の私が「天国のお正月」真っ最中のウチナーに滞在していることに不思議な御縁を感じた。

 2月23日の朝、私は那覇からバスで名護に向かった。名護到着後、何となく空を見上げた。那覇も名護も曇天だったが、普段は神戸のお墓でノンビリしている先達たちが沖縄まで飛んできて、雲の絨毯の上で酒を酌み交わしながら正月を楽しんでいるように感じられた。

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2016年05月28日

第1462夜:平和通にチムドンドン【那覇(沖縄)】

 那覇市平和通り商店街ビジョンづくりコース。数多くの若手やベテランも参画し、平和通りのビジョンを検討するシリーズ最終回が2016年2月下旬開催された。

 3グループに分かれて白熱した議論を展開しつつ、10年後を想定した「未来希望図」を作成する。各リーダーがユーモアと情熱を込めて発表する。それらの内容が実に個性的だった。

 計6つのキャッチフレーズ(≒事業コンセプト)が抽出された。『自由に使ってもらう街づくり』『日々新しく懐かしい街』『県内最大の沖縄専門店街』『スゴイ店そろってます。平和通り』『新たなチムドンドン』『新しい文化の創造』。

 チムドンドンとは沖縄方言で「胸がドキドキ」(たぶん)。素晴らしく多様性に富んだ商店街は無限の可能性を秘めている。ビジョンづくりコースに取り組み始めてから、若手商業者が自主的に清掃活動を開始し、終了後に毎回ミーティングしているという。イベントの仕掛けや広報物作成も始めたというから恐れ入る。私も嬉しい限りだ。

 終了後、若手やベテランも交えてジョッキ3杯+料理2品の1000円(センベロ)セットからスタート。泡盛をジョッキで鯨飲。その席上、若手商業者のT安氏が某超巨大お笑い事務所と提携したイベントのチラシ案に書かれたキャッチフレーズを私に見せてきた。

「パリ ロンドン 平和通り」

 完璧である。語呂、語感、スピード、スケール……。一分の隙もない。巣鴨地蔵通り商店街に代表される「おばあちゃんの原宿」、平和通りに隣接する牧志第一公設市場の「沖縄の胃袋」が最高クラスの名作だが、「パリ ロンドン 平和通り」はある意味で突き抜けている。

 国際通りがアメリカンテイスト漂う奇跡の1マイルなら、平和通りはヨーロッパスタイルで勝負だ。そのような視点で平和通りを眺めると、南欧のマルシェに見えなくもない(行ったことありませんが)。

 夜中1時頃まで泡盛ジョッキを鯨飲してから2次会へ。私にとって2度目となる<昭和村>さんへ。センベロセットを凌ぐ驚愕メニューに度胆抜かれた。3種類の島酒(泡盛)が1時間呑み放題で、驚愕の680円。なんだか分からないほど凄まじすぎる。

 島酒がボトルで来た。ガツンと乾杯。泡盛に最も合う肴であるらしい「島らっきょうの天ぷら」をツマミに杯を重ねる。若手同士の議論がヒートアップし炎上するが、御愛嬌である。

 平和通り商店街若手の皆さまの団結力と行動力、向上心、これからの可能性に「チムドンドン(胸ドキドキ)」である。

 泡盛鯨飲しすぎた翌朝。汗か泡盛か分からぬ謎の液体を額から滴らせながらやんばるの中心・名護へ向かう。バス車内でPC猿打を試みるが、揺れと生暖かい熱気で入滅寸前。別の意味でチムドンドンだった。 

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夜はアーケードが銀河に。

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酒豪揃い。

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こんなコース初体験。しかも深夜1時ごろから鯨飲終わりの2軒目で。
posted by machi at 08:40| Comment(0) | 沖縄県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月26日

第1461夜:居酒屋テーブルの超魔術【東京(東京)】

 「まちげんきフェス」。東京駅からほど近い会場で開催されたセミナー兼交流会イベントである。全国の主に商業系まちづくり分野にて第一線でご活躍されている御仁たちが集結。ヨゴレまちづくり屋の私だが、末席を穢させていただいた。

 本番終了後、会場内で懇親会。その後は氷雨降る東京駅周辺で2次会と3次会。時間は24時ごろ。三々五々解散する中、愛知岡崎幕府M井征夷大将軍、富士吉原S野大老、札幌大通H部老中、フェス事務局S口側用人というお歴々と4次会に参加させていただく光栄に浴した。

 4軒目ともなるとさすがに酔いが回ってくる。何の話をしていたか全く覚えていないが談笑していると、店員さんに見えぬ明らかに胡散臭い一人のオトコが私達のテーブルへ。流しのマジシャンで、テーブルマジックを披露して下さるという。各テーブルを回っているようだ。

 シロウトでも練習を積めば簡単にマスターできそうな即興手品を酔っ払い相手に披露し、オヒネリを頂こういう魂胆であろう。断るのも野暮なので、何の期待もせず「じゃあ、どうぞ」。むしろタネを見抜いてヤリこめてやろうとさえ思っていた。

 テーブルマジシャンはフォークを取りだした。確かめてみると、何の変哲もないフォーク。強度も十分だ。スプーン曲げならぬフォーク曲げか。マジシャンがこすりだした。すると、フォークが曲がりだした。それも、すごい勢いで。

 思わず目を見開いた。フォークの先端も曲がりだし、くるんと一回転。私だけでなく一同呆気に。完全に心を掴まれた。インチキマジシャンがフーディニばりの魔術師に変貌した。

 お次はトランプである。私が指名された。どれでも好きなカードを魔術師に伏せたま1枚名前を記入してくれとおっしゃる。私は適当に引き抜いたカード(スペードの3)に「アヅマ」とマジックで書きこみ、魔術師に見せぬよう元に戻した。

 魔術師は「あなたのカードはこれですね」とスペードの3を私に見せた(名前入りだったか覚えていない)。その通りである。これは定番マジックだ。

 魔術師が私に見せてほんの1秒だったと思う。私にお茶の入ったペットボトルを手渡した。うん?何か入っている。……。私は叫び声を上げた。私が「アヅマ」と書いたスペードの3のカードだった。

 全くタネが分からない。左手にカード入りペットボトルを持ち、改めて中を茫然と眺めていると魔術師が「腕時計をみてください」。

 私はそのまま自分の腕時計に目を移した。……。絶叫した。小さな「スペードの3」のシールが貼られていたのだ。私は魔術師と一番離れた場所に座っていた。触れられた覚えなど皆無。私は、鳥肌がたった。

 最初はチップを千円程度と考えていたが、思わずその5倍はずんでしまった。魔術師は颯爽と消えた。酔いが完全に覚めた。その翌朝、猛烈にノドが渇いた。テーブルの上に置いてあった昨夜のカード入りペットボトルお茶が視界に入った。

 これでいいかと何気なく手を伸ばした。その瞬間、あることに気づき私は再度腰が抜けそうになった。未開封だったのだ。どうやってカードを入れたのか。悪寒が走った。

 魔術師がもし掏摸(スリ)なら絶対に気づかないだろう。いったいTVに出ているマジシャンたちはどれだけ凄まじいのだろうか。もし彼らが200年以上前に生まれていたら世界征服できたのかもしれない。

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4次会で談笑していると…。

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流しのテーブルマジシャン登場。

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いつ貼られたか分からないスペードの3。絶叫。

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未開封のペットボトルの中に私のサイン入りカードが……。
posted by machi at 07:15| Comment(0) | 東京都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月25日

第1460夜:ドンさんの明太子【飯塚(福岡)】

 飯塚アクションクラブ。筑豊飯塚で設立25周年を迎える中心市街地(特に昭和通)活性化の一助を担うグループである。昭和通商店街組合員も数多く加入しているようで、商店街事務所をシェアしている。その会長経験者が、少し郊外で美容室を営んでいるドンさんである。

 ある冬の夜。昭和通商店街の旦那衆と勉強会を終えた後、居酒屋に行かずそのまま事務所で懇親会する流れに。事務所は「居酒屋アクションクラブ」と評されるほどアルコールストックが充実。ビールも缶ではなく、瓶。日本酒も豊富。K保氏お土産鹿児島焼酎も瞬殺で消失。

 飯塚の人気居酒屋の惣菜がドンドン出前される(または誰かが取りに行く)。岩H氏が持参して下さった鰻蒲焼は焼き立てで、仄かに温かみも残り最高の旨さ。大盛り上がりでお開きに。

 ドンさんがどこかに電話している。外は雨が降っている。ドンさんにタクシーに乗せていただき、ご自宅近くへ。「場末の店でよいか?」と私に笑顔で尋ねられた。場末マニアの私には願ってもない申し出。飯塚の郊外で呑むのも初めてである。

 店に着いた。ドアを開ける。カウンターに沈没気味のオヤジが一人。混んでいたらしくカウンターの上は食器で散らかっている。ママさんはかなり酔っ払って呂律もあまり回っておらず、目も座っている。「もう今日は何もないでぇ〜」の一点張り。

 「アンダどごの人〜?」「神戸です」という会話を15回ほどママと繰り返しながら店内を見渡すと、「ドンさんの明太子」チラシが張り出されている。ドンさんは美容室だけでなく明太子の製造販売にも乗り出したという。

 ママにリクエストすると、売り切れ。「これ食べとき」と他の客のするめの食べ残しをお通しのように私の目の前に置かれる。気を利かせてカウンターの醤油を手に取りスルメに掛けようとして下さったが、手元おぼつかずひっくり返す。私のジャケットも醤油まみれの大惨事。場末探訪歴二十数年の私だが、銀河一かもしれない。

 ドンさんがいったん自宅に戻り、明太子を持ってきて下さった。感謝。ママを必死で説得して何とか包丁で切り分けてもらう。明太子、絶品。ウィスキーにもぴったり。熱々御飯とかきこんだらどれだけ旨いのだろう。ちなみに私にとって白飯最強の友は辛子明太子である。

 ドンさんは絶好調でカラオケ熱唱。私と一緒にお招きいただいたM嶋氏も熱唱している横で、ママが私に何故か謝りながら「ごめん、後10分で閉めてええ?」。了解しました。

 ドンさんがタクシーに乗せて下さった。ホテルまで送って下さるとは。感謝していると、向かった先は何とドンさんの豪邸。深夜0時30分。ドンさんの大声が邸内に響き渡る。

 奥様が般若の形相で降りてこられた。いきなりドンさんに説教。私にもスルドイ視線を向けて一言。「あんた誰?」。おっしゃる通りです。

 M嶋氏と共に奥様に平謝りし帰る旨を伝えるが、F岡弘、のようなドンさんは高級ウィスキーをグラスに注ぎ、奥様にアテ作りを命じる。無言で台所に向かう奥様の背中が毘沙門天のようである。程なくしてシロナガスクジラの尾の身を炙った超高級肴降臨。恐縮の極み。途中から機嫌を少し直されて弁天様のごとき慈愛の笑みを浮かべて下さった奥さんとも談笑する。

 タクシーでM嶋氏にホテルまで送っていただき、爆睡。目覚めると超弩級の二日酔い。自分がどこにいるかも分からない。1分ほどで飯塚のホテルで寝ていることに気付いた。その3分後、東京へ行かねばならぬことを思い出した。

 時計を見た。……。思いっきり寝坊である。飛行機離陸80分前。バスも電車も間に合わない。髭剃りや歯磨きは時間があれば空港のトイレで済ませることにして着の身着のまま飛び出した。外は氷雨。ジャンパーを昨晩場末に忘れてしまったのでとてつもなく寒い。

 タクシーを捕まえて福岡空港へ。運転手さん曰く、何とか間に合うとおっしゃる。安堵とともに朝からの大出費に入滅寸前だったが、ドンさんの漢気を思い出し改めて惚れ直した。

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漢気あふれるドンさん(手前の紳士)。

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‘居酒屋’アクションクラブにて。

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トム&ジェリーのように仲良しな御両人。

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本格的なチラシ。通販でも買えるそうな。

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熱々御飯にも、酒にもぴったり。

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ドンさんのご自宅にて深夜1時頃。恐縮です。
posted by machi at 07:38| Comment(0) | 福岡県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする