35年ほど前(保育所の頃)。クリスマスの朝、枕元にサンタ氏からプレゼントが置かれていたことをほんの少しだけ覚えている。サンタ氏に逢いたくて夜更かしを試みるも眠気に負けた記憶も微かに残っている。年齢を重ねるといつのまにかサンタ氏が現れなくなった。
2013年12月25日、聖夜の夜。私は岩手県宮古市の呑み屋街で、商店街の旦那衆と刺身や寿司をサカナに焼酎湯割を鯨飲していた。クリスマスはイブ(24日)に最も盛り上がるが、本番(25日)の夜は何となく街のクリスマスムードも撤収モード。2軒目のスナックでも焼酎を鯨飲。意識と記憶はサンタ氏の故郷(フィンランドらしい)まで吹っ飛んだ。
ふと目覚めると、ホテルのベッド。窓の外は白み始めている。昨夜も呑み過ぎたようで、どのようにしてホテルに戻ったか記憶にないが、何となく2軒目でお開きとなった微かな記憶が静止画として残っているような気がするが、自信がない。
体を起こすことすら億劫なほど酒精が体で暴れているが、横たわったまま体を少し伸ばそうと手を枕元に移動させると、何かにぶつかった。かなり固い。いったいなんだろう。
覚醒しないまま体の向きを変え、その物体をみた。クリスマスパッケージが施されたスパークリングジュースが2本。そして、全く初めて見るコミック本が2冊。これらが枕元のそっと置かれていた。まさかサンタ氏が間もなく40歳になる私に、クリスマスプレゼントを届けて下さったのか。35年ぶりの感激だが、なぜかコンビニの袋に入っている。
21世紀のサンタ氏はコンビニでプレゼントを調達するのだろうか。プレゼントのコミックは『ワカコ酒』(徳間書店)の第1巻と第2巻。パラパラめくる。若いOLが一人で居酒屋を呑み歩くというクリスマスムードから100万光年かけ離れた内容だったが、面白かった。
机の上にコンビニのレシートらしきものがあった。そこにはなぜか、サンタ氏のプレゼントであるはずのスパークリングジュースとコミック2冊の代金が印字されている。特にクリスマス包装のスパークリングジュースは特売価格だった。さらに、Lチキ1ヶ、LチキHOT1ヶという印字もあった。ゴミ箱を見ると、Lチキの痕跡らしき包紙が。
私が眠りこけている横で、サンタ氏は大胆不敵にもチキンを頬張っていたのだろうか。しかも、一日遅れの朝にプレゼントとは多忙にも程がある。コンビニでレシートの印字時間の防犯カメラを見せてもらえるなら、サンタ氏の正体が分かるかもしれない。深紅のメタボオヤジではなく、紺の作業着のメタボオヤジが映っているかもしれないけれど。
サンタ氏からのプレゼント?
【ONLY POWER,NO BRAIN!】
昨夜は新潟県長岡市大手通商店街で開催された長崎佐世保商店街T本理事長の御講演を拝聴。懇親会で長岡の地酒をヤリながら絶品料理を満喫した後、長岡のA藤理事長、佐世保T本理事長と美女溢れるラウンジへ。二人のパワーに圧倒されっぱなし。私にしては深酒しなかったので異様なほどスッキリしている雪国だが妙に暖かく小雨降る長岡の朝。ブログ更新。皆さま、今夜も御安全に。