2013年12月31日

第877夜:東西「どん兵衛」合戦【Aho-Boiled】

 「どん兵衛天ぷらそば」。きつねと並び、日清●品様が長年に渡り輝きを放ち続けるド定番商品である。ライバル・東●水産様の「緑のたぬき」「赤いきつね」も私は愛している。

 愛読コミック『めしばな刑事タチバナ』(徳間書店)第7巻で、東西うどん事情と味、コシの違いが大特集されていた。どん兵衛や赤いきつねシリーズにおける西東のスープの違いも取り上げられていた。そのテの話は都市伝説の類と思いこんでいたので少なからず驚いた。

 ある休日の昼さがり。コンビニのレジ横にどん兵衛が平積みされている。特に珍しい光景でもないのでぼんやりレジで精算していると、どん兵衛のフタに「西」「東」などの文字が大きくプリントされていた。「食べ比べてみませんか」と書かれたPOPもあった。

 財布を持った私は硬直し、視線はどん兵衛に釘付けになった。西、東仕様を1ヶづつレジ横から掴みとった。お店の思うつぼである。レジのお姉さんが心なしか半笑いを浮かべていたような気がするのだが、気のせいだろう。

 一日二麺以上の荒技、一食二麺。とんこつラーメンにおける替え玉と捉えれば違和感は少ないが、アラフォーオヤジが休日の昼間に何をやっているんだと少し凹む哀愁がある。

 フタを開けた。スープ袋を取り出そうとすると、色違いであることが判明。今まで意識したことすらなかった。東は緑、西は赤。間違えないようにする工夫なのか。粉を麺に振りかける。粉の段階ではほとんど見分けがつかない。

 どん兵衛フタの裏の解説では、関ヶ原を境に明らかに嗜好の違いがあるそうだ。東日本は鰹ベースの濃厚でつゆの色が濃いのが特徴。西日本は鰹以上に昆布をベースにつゆの色が薄いのが特徴だそうだ。どん兵衛シリーズは東西で味の変化を付けているという。

 神戸に生まれ、育ち、住む私は、月に20日ほど東西問わず出張しているとはいえ、うどん出汁では圧倒的に西日本派。これは魂の根源に関わる問題だ。生まれも育ちも東日本人なら、西日本の透き通ったあっさり出汁は物足りないのだろう。関ヶ原の遺恨が今も続いているのだ。

 湯を注いで、2分半待つ。3分なら伸びてしまうので、2分半が食べごろである。フタを外した。……。心なしか、東仕様の方がスープの色が濃い気がする。後のせ天ぷら、一味唐辛子をいきなり投入せず、まずは純粋にスープの味を比べた。麺はおそらく同じだろうから。

 まずは、食べ慣れている西仕立て。啜る。……。安定感のある透き通った昆布風のあっさり出汁である。いつもの味だ。続いて、東仕立て。……。味がしっかりと濃い。それ以上に、私は背筋が冷たくなった。丼のフチに唇を当てたまま、フリーズした。……。東仕立ての方が旨いのではないか……。これはどういうことなのか。

 私の足元が、揺れ出した。西日本人としての誇り、アイデンティティが音を立てて崩れ落ちそうになる。まあ、味の好みは千差万別。鰻は関西焼より関東焼を好んでおりますし。

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西日本人(神戸)だが、右の方を美味しく感じてしまい困惑。

【ONLY POWER,NO BRAIN!】
 ひたすら溜まりに溜まったショルイシゴトのためパソコン連打の年末。大晦日の今日だけはひっさびさに掃除がんばろうかなと思ったら、昨夜から台所の排水がどんづまりでディスポーザーも機能せず。テンション鬼下がりだが、大晦日も気合一発。
 毎度このバカブログを御贔屓いただいております太陽系30名の呑んだくれの皆さま、本年もご愛顧いただき誠にありがとうございました。2013年最後の更新はアップの予定を繰り上げて年越しそばっぽいお題に。私は神戸市内の自宅で「三陸宮古ラーメン」を啜りながら年越しいたしたく存じます。酔っ払いの皆さま方もうどん、そば、ラーメン、スパゲティなどシメの一麺を啜りつつ素晴らしき年越しをお迎え下さいませ。2013年最後の夜も、御安全に。2014年も御贔屓に!
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2013年12月30日

第876夜:ホッコリ後、ウハ〜【宮古(岩手)】(後編)

 外界から完全に隔離された基地では、3度の食事が何よりの楽しみだろうし、また食事の量、充実等はいさかいを引き起こしかねない。調理人は縁の下のチカラ持ち。いくら最先端の研究に勤しもうと人間が活動する以上、理性を超えた本能の欲求を満たさねばならない。映画を観ていて、私は貧しくも豊かで充実していた大学寮生時代を思い出した。

 札幌市内の原生林の中にあり、500人近い学生が生息。網走刑務所と酷似した設計で計6棟あり、留学生専用棟や一部個室ゾーンを除き、フロアごとに10〜20人がグループを半年ごとに形成。文字どおりの共同生活を営んでいた。20年後の今も変わらないのだろうか。

 本来は個室の造りなのだが、10部屋しかないのになぜか20人近くいる。そんな場合、廊下等に畳を引きつめて居間とし、勉強部屋、寝る部屋などを設定。トイレと洗濯機は各フロアにあるが、ドアのないトイレもあった。1棟に1か所風呂があるが、誰も掃除などしないので1年中ヌルヌル。当時は携帯も一般的でなく、5台しかない公衆電話は長蛇の列。

 自治(自主運営)寮だったのでオトナの介入がない(認められていなかったようだが)。掃除も食事も自分たちで準備せねばならない。朝、昼は各自で適当に何か腹を入れるが、夜は「エッセン当番」が2週間〜1カ月に一度回ってくる。要するに、夕食を造る当番である。1回生も4回生も、留年を繰り返し何回生か分からぬ仙人のような先輩も平等である。

 私が当番の時、カレーかビーフシチューかクリームシチュー。具はいつも同じで、ルーを変えていただけだった。腹をすかせた寮生ばかりなので、20人部屋なら40人分は造らねばならない。超巨大鍋を2つ用いることもあり、完全に炊き出し状態。それから20年近く経過。今でもごくたまに料理するが、1人分や20人分は作れても、4人分などが苦手である。

 この映画、様々な料理が登場しどれも垂涎ものだが、とにかくラーメンを啜りたくなる。上映終了後、拍手が巻き起こった。もっこり、ではなくほっこりムードが極上に心地よい。引き続いて特別サービスへ。映画を観てほっこりした後は、料理でほっこり温まろうという趣向だ。

 提供されたのは「宮古式ウハー」。宮古入りして2年半以上。観たことも聞いたこともないが、それもそのはず。今回の映画祭のために考案されたという。ロシアの鍋料理を宮古風にアレンジしたそうだ。メイン食材は鮭とじゃがいも。「鮭のまち」宮古らしいアプローチだ。なぜロシアなのか。宮古の鮭はいったんロシア方面に移動してから宮古へ帰ってくるかららしい。

 岩手の鶏ガラとたまねぎ、鮭の頭とアラをじっくりとろとろになるまで煮込む。鮭の切り身と皮つきじゃがいもを投入し、パセリ、セロリ、大蒜、塩コショウ、バター、くるみ、しょうが、唐辛子で味を調えていく。シンプルな塩味だが、重層な深みが感じられる。

 啜る。……。ハーブ好きの私には極上。心の底からほっこり温まった。学生時代に思いを馳せる。南極と札幌は何となく似ているな。エッセン当番の日は授業どころではなかったな。

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新たな宮古の名物候補「ウハー」

【ONLY POWER,NO BRAIN!】
一昨夜(131228)は大学の旧友であり、007ばりに世界を股にかけて活躍する商社マン・N須氏がご夫妻で東京から神戸に。世界最強の焼肉店・神戸鷹取<けいしゅう>にご案内。御馳走するはずが御馳走になってしまう。申し訳なかったが、多謝。昨夜(131229)は高校の部活の旧友たちと神戸三宮で忘年会。何年たっても学生時代の旧友はいいものです。朝昼はパソコン猿打、夜は呑み会というリズム正しい年末年始。皆さま、今夜も御安全に。
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posted by machi at 11:04| Comment(0) | 岩手県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月28日

第875夜:ホッコリ後、ウハ〜【宮古(岩手)】(前編)

 みやこほっこり映画祭。岩手県宮古市内の3会場で繰り広げられる三陸最大(たぶん)の映画祭である。昨年に引き続き、2013年11月22日から3日間に渡り第2回が開催された。

 会場は三陸唯一の映画館<シネマリーン>、末広町商店街<りあす亭>、私もたまに顔を出すカフェバー<カントリーズ>。商店街会場は無料だが、他は500円から1700円。カントリーズ会場はなんとドリンク&料理付き。素晴らしい企画である。

 チラシには`心がほっこり温まる感動映画14作品一挙上映!‘と銘打たれている。これがモッコリ映画祭なら、ポルノ映画一挙上映に様変わりしていただろう。

 私の趣味の一つに映画鑑賞がある。それも、DVDやTVではなく「映画館」で鑑賞することである。何も考えず暗闇の中で巨大スクリーンと音響に身をゆだねる至福。よほどのクソ映画以外は頭カラッポに没頭できるので、何よりのストレス解消になる。SF、ファンタジー、サスペンス、アクションを愛しているが、ホラーや悲惨なエンディングの作品は大の苦手である。

 ほっこり映画14作品のラインナップは以下。「最強のふたり」「女たちの都~ワッゲンオッゲン~」「友だちのうちはどこ?」「めがね」「玄牝」「しゃべれどもしゃべれども」「桐島、部活やめるってよ」「南極料理人」「劇場版おかっぱちゃん旅に出る」「おさるのジョージ」「続・男はつらいよ」「おおかみこども雨と雪」「天心の譜」「川の底からこんにちは」。

 私は映画に詳しいつもりだったが、半分以上はタイトルすら存じ上げなかった。シブいラインナップである。内容すら思い浮かばないが、ほっこり感動する作品なのだろう。「最強のふたり」「しゃべれどもしゃべれども」は観たことがあるが、たしかにほっこりと感動した。

 映画好きの私にとって、神戸新長田の前職時代にどうしても取り組みたかったが実現叶わなかった企画があった。「映画祭」である。私は映画業界の仕組みも収益構造も権利関係も何一つ分かっていないが、自分の好きな映画をスクリーンで上映するのは、映画好きの夢といえる。

 勝手に大物ハリウッドスターに主演男優賞などを贈呈し、本人が来るわけもないので代理で商店街のオヤジさんが受け取る偽受賞式も検討したが、各方面から怒られそうなので断念した。

 23日、午前10時。商店街会場<りあす亭>ではあの`倍返し‘ブームを巻き起こした某人気俳優が主演する『南極料理人』がオープニング上映されていた。手作り感満載の会場の雰囲気はまるで「ニューシネマパラダイス」。寒風吹きすさぶが、会場の中のストーブが柔らかな暖かさを提供する。上映中、ポップコーンがサービスで配られる。

 南極にある昭和基地からさらに奥まった所にある、富士山より標高の高いドーム基地にて1年間過ごす8人の男たちの織りなす群像模様。学者、医師、車両、通信等専門分野は多岐にわたるが、主人公は海上保安庁から派遣された料理人。過酷な環境、限られた食材で工夫かつ豪華絢爛な食事を毎食用意し、隊員たちの活力の源を造っていく。〔次夜後編〕

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りあす亭会場。ストーブにほっこり。

【ONLY POWER,NO BRAIN!】
 昨日(131227)三陸宮古の2013年ミッション終了。商店街の美人事務局長Kミちゃんから大量のイクラをオミヤでいただく。感謝感激多謝。盛岡から花巻空港へ向かうバス車中で盛岡駅弁&岩手地酒晩酌。21時半ごろ神戸帰着。自宅に直帰せず、旧知のド酒呑み新聞記者と夜中2時半まで痛飲。翌朝、前職時代も現職でもお世話になっているTMコミュニケーションズ様から焼酎2本が届けられる。至福天国極楽。年末年始は夜の呑みを除いてひたすら資料作り。今日も気合一発。皆さま、今夜も御安全に。
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posted by machi at 08:59| Comment(0) | 岩手県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月27日

第874夜:復興へのイルミネーションプロムナード【宮古(岩手)】

 クリスマスイルミネーション。岩手県宮古市の中心市街地・宮古駅前から末広町商店街、大通一丁目商店会、中央通商店街を経て宮古市役所前交差歩道橋までの約1.3qをつなぐ光のプロムナードが11月22日の夜、被災商業地域の闇夜に浮かび上がった。

 私が宮古入りするようになった2011年の冬より、クリスマスを前後して商店街がライトアップされていた。年々規模が拡大し、イルミネーション実行委員会も設立された。そして、2013年冬。ア●ヒグループホールディング様の特別協賛を得て、強力にグレードアップした。

 22日16時、イルミネーション点灯を控えたセレモニーが始まった。16時ではまだ日が明るいのだが、一気に冷え込んできた。私は怒涛のジャンパー3枚がさねで挑んだが、骨髄まで冷え込んできた。昭和通りのおかみさんもてなしたいの皆さまによる熱く甘いミルクティの炊き出しが、体と心の芯から温めてくださる。

 セレモニーの口火を切るのは、宮古小学校ブラスバンド部の生徒さん達。中学高校はともかく、今は小学校にもブラスバンド部があるのか。定番マーチや三陸最強最高のテーマソングとなった感がある、N●K朝の連続TV小説のあのオープニングが寒空に響き渡る。

 何より独特だったのが、どう考えてもダブっていない限り2000年以降生まれと思しき小学生たちによる、80年代ヒットソングブラスバンドメドレー。『セーラー服を脱がさないで♪』『ダイアモンド♪』『とんぼ♪』『ガラスの十代♪』『青い珊瑚礁♪』……。寒かったせいもあり、思わずヤ〜ンヤンヤンヤンヤン♪と太ももをさすってしまう。

 彼ら彼女らの親御さん世代や、アラフォーの私などはどんぴしゃりの心震える選曲だが、生徒たちにとっては謎のナツメロだろう。なぜこのような曲を練習させられているのかさぞ疑問に感じたはずだ。その理由は99%、顧問の先生の個人的嗜好と推測される。

 続いて、宮古市内の熟年コーラスグループのたっぷりショー。時計を観ると、45分が経過している。16時30分点灯とお聞きしていたが。慌てず騒がずノンビリが宮古人気質。しかし、セレモニーで登壇するお歴々は、コートを着ずにスーツ姿のままで待機を余儀なくされており、観ているだけでこちらも震えてくる。

 17時前。実行委員長を担う末広町商店街S香理事長、宮古市役所市長代理様、アサヒグループ岩手責任者様の御挨拶の後、点灯式。W稲田大学ジャズグループが彩りを添える。一斉に点灯。……。被災地に、まばゆいばかりの光が灯った。商店街を彩る70本のイルミネーションツリーも一斉点灯。真っ暗で信号すら消えていた2年半前とは隔世の感がある。

 19年前に被災地・神戸には、震災復興と追悼への願いを込めた「ルミナリエ」が完全に定着。神戸最大最強のイベントとして特に市外の観光客に親しまれている。宮古のイルミネーションも、クリスマスだけでなく被災者への追悼の意もこめて、いつまでも輝き続けていただきたい。

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スイッチオン。

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駅前に煌めく。

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宮古市役所横の歩道橋。まるで神戸ルミナリエ。

【ONLY POWER,NO BRAIN!】
 昨夜(131226)も三陸宮古で商店街の親分衆とハシゴ鯨飲。最後は記憶なし。明け方ホテルで目覚めると、枕元に謎のマンガ2冊とクリスマスワイン2本。サンタ氏が聖夜に一人出張先で過ごしていた私を憐れみ、一日遅れのクリスマスプレゼントを届けてくれたのか。その割にはラッピングもなくコンビニの袋に無造作に入れられている。なぜか、レシートも入っている。……。エルチキ2個?売れ残ったクリスマス仕様のワイン?……。記憶ないまま、一人でクリスマスを満喫しようとしていたようである。
 宮古の商店街にもクリスマスプレゼントが届きました。経済産業省中小企業庁「がんばる商店街30選」に岩手県宮古市末広町商店街が選出(2013年12月25日発表)。全国の皆さま方に多くの御支援を頂いた賜物。心より御礼申し上げます。
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2013年12月26日

第873夜:ぎょうざ倶楽部への道【Aho-Boiled】(後編)

 神戸に生まれ育ち、今も住み続け、ただこの数年は出張ばかりで週に2日程度しか神戸にいない私だが、最近「神戸餃子」なるジャンルを初めて知った。街を歩いてもそのようなノボリは見かけぬし、土産売場にもないだろう。店内メニューでも御目にかかったことがない。

 神戸餃子とは何か。餃子そのものを意味するのではなく、味噌ダレをつける食べ方のスタイルを指すようだ。神戸を代表する餃子専門店<赤萬><ひょうたん>も確かに味噌ダレだし、愛してやまぬいる神戸三宮東門街<愛愛>の台湾餃子も餃子タレだ。

 ただし、味噌ダレ一辺倒ではなく、酢醤油と選択できる。神戸市内でも味噌ダレを常備している店は圧倒的に少数派だが、根付かせようという動きもあるようだ。前職時代にお世話になった神戸のオリバーソース様が「神戸餃子味噌だれ」を販売。私も愛用している。

 日本一の餃子の街はどこか。様々なデータや統計から、宇都宮、浜松、京都が3強らしい。中でも宇都宮は街全体が餃子のテーマパーク。前職の神戸新長田時代。お好み焼のまちづくりを勧める際、本当に参考にさせていただいた。海老、ニラ、チーズなど種類の豊富さにも驚いた。餃子の違いは焼、揚、水、蒸など調理法の違いしかないと思っていたので衝撃だった。

 10年以上前、一人で宇都宮のある店で`食べ比べセット´を注文したら、1ヶづつではなくすべての種類が1人前づつ出てきた。見た目のビジュアルは一緒で全く区別がつかない。70ヶぐらいあったような気がする。常連風はクスクス笑っているし、店員も注意してくれても良かったのではないか。残りをホテルに持ち帰ったが、しばらくは餃子を見るのも嫌だった。

 モノゴコロ着いたときから王将の味に慣れ親しんでいたので、味やマンネリの観念を超越している。私の中の餃子の基準は一つ、「王将より旨いか不味いか」のみ。私にとって王将餃子は、もはや日本人にとっての「白御飯」。私は日本中どこでも出張し短期または長期滞在するうが、「住む」となると条件はいくつかある。その一つは王将がその街に存在するかどうかだ。

 あのボリュームで、200円程度。ビールのアテに最強かつ御飯のオカズとしても最高。ニンニクたっぷり感がいい。一向に飽きることがない。揚げものにつける`魔法の粉‘も旨い。単なる塩コショウで再現できない深みがある。これも商品化していただけないだろうか。

 王将餃子の特徴は、その大きさ。私は一口サイズよりも、食べ応えがあるタイプを好む。余談だが、兵庫県伊丹市で<王将>と間違えて入った<大阪王>の餃子も旨かった。

 2013年12月19日、悲報が駆け巡った。<餃子の王将>社長様が、凶弾に倒れた。2013年12月26日時点では犯人どころか動機も何もかも不明だが、決して許されぬ。上場企業のトップが暗殺されたのは、戦後直後の陰謀うごめく複数の事件以降例がないのではないか。

 事件の後、王将ファンが`追悼餃子´として店に足を運んでいるという。私も今まで以上に足を運ぶ所存。こんな美味しい激安餃子を日本各地で身近に食べさせていただけることに感謝しながら。ファンが今まで以上に店に通い続けることが、何よりも社長様への追悼なのだから。

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30年以上のファン。神戸三宮東門街<愛愛>の台湾餃子。

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メニューは餃子のみ。伊丹<大阪王>。ビール最高。

【ONLY POWER,NO BRAIN!】
昨日は気合一発6時に神戸の自宅を出て、飛行機遅延や事故渋滞に巻き込まれながら三陸宮古へ。昼に盛岡バスセンター付近で啜った480円ワンタンメン、絶品。夜は宮古産地物海鮮や寿司を満喫。2軒目でウィスキーを鯨飲し、記憶は三陸沖の彼方へ。今朝の宮古も極寒の風情だが、気合一発。皆さま、今夜も御安全に。
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posted by machi at 08:32| Comment(0) | あ〜ほボイルド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする