2013年11月30日

第857夜:焼海栗と栗焼酎【宮古(岩手)】

 焼ウニ。最もポピュラーかつ定番、高価で極上の味わいは生ウニだが、それほど保存が利くものでもなさそうだ。瓶詰めの練ウニ、駅弁系の蒸ウニでもなく、焼ウニとは何か。

 2013年10月中旬。我がボス・宮古市末広町商店街S香理事長に三陸一豊かな漁場と称される宮古市重茂地区の焼ウニをお土産で2ヶも頂いた。カチカチに冷凍したものが保冷バッグに入っている。1ヶあたりの市価は2500円程度という。超高級珍味である。神戸に帰宅直後、意識朦朧で再冷凍。その日は泥酔状態で自宅晩酌どころではなかったからだ。

 冷え込みが厳しくなった秋の夜更け。自宅で晩酌のサカナを物色していた私の視界に、冷凍庫内のS香理事長に頂いた焼ウニが飛び込んできた。手にとり、パッケージを改めて読み込む。

 この商品、新鮮なウニを鮑の殻に7〜8ヶ分大盛に詰め込み蒸し焼きにしたものであるそうだ。私は蒸ウニと焼ウニを混同していたようだ。改めて、贅沢な一品であることが分かる。レンジで温めるか蒸し器で解凍するらしい。焼ウニなので、温かい方が旨いのだろう。

 どの酒で合わせるべきか。発泡酒、甲類焼酎、安バーボン、安ウィスキー、パック赤ワインなどが自宅のあちこちに陣取っていたが、この高級珍味の相棒に相応しいとは思えない。不幸なことに、宮古の地酒は自宅ストックになかった。強いて言えば、好物の黒糖焼酎だろうか。

 普段なら重いが晩酌のためなら軽くなる腰をあげた。22時。私は自宅から徒歩10分程度の23時まで空いているスーパーへ足を運んだ。酒売場に直行する。

 予想通りだが、宮古どころか岩手の地酒すらなかった。絶望しつつ、何気なく焼酎コーナーに目を向けた。「栗天照」という表示が気になった。宮崎の栗焼酎で、900ml瓶だ。

 私のスカスカ空気頭が、久々に躍動し始めた。「うに」は「雲丹」「海胆」と漢字表記するが、「海栗」もある。山の栗と、海の栗。天下無双の栗合戦である。もしかすると、栗焼酎と焼海栗を合わせたのは、人類で私が初めての可能性も無きにしもあらず。偉大な第一歩といえる。

 焼海栗をレンジで軽く温める。熱し過ぎると、溶けてしまいそうだ。海栗特有の甘く濃密な湯気が鼻孔をくすぐる。箸でちょびっとつまみ、まずはそのまま口に運ぶ。……。旨みが凝縮されている。贅沢な甘味、旨み、風味、蕩けそうで蕩けない骨格。極上である。栗焼酎ロックで追いかける。……。栗合戦、大正解。口の中の風味を膨らませ、スッと消える心地よさだ。

 わさび醤油やすだち瓶果汁をチョン付けして口に運ぶ。……。不思議なことに、味が膨らまない。味が強すぎて海栗の淡くもろく儚い味が消えてしまう。自宅のある「宮古の塩」を試してみる。……。驚愕した。山の栗の味になった。やはり宮古の薬味が合うのだろう。

 たっぷりみっちり詰まっている焼海栗。一つ食べ終わるのに、焼酎の4合瓶が半分亡くなってしまう。ねっとり、むっちり、芳醇、豊潤。贅沢極まりない逸品だが、普段はどこで売っているのかさっぱり分からぬ幻の高級珍味である。

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焼海栗&栗焼酎晩酌。極楽。

【ONLY POWER,NO BRAIN!】
昨夜(131129)は福岡県飯塚市商店街の若旦那衆と痛飲祭。今朝(131130)は速攻で帰神せねばならぬ予定が消失し、余裕誕生。これから大浴場で酒を抜き、とりあえず博多駅へ。昼から駅構内の居酒屋で酒を入れ直すか、新幹線駅弁昼酌するか、両方欲張ってしまうか迷う焼酎が脳の芯にへばりついている筑豊飯塚の朝。今日も気合一発。皆さま、今夜も御安全に。
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2013年11月29日

第856夜:気ままに出戻り【田辺(和歌山)】

 <きまま>。和歌山県田辺市駅前商店街空店舗バスターズ(仮称)軍略会議終了後の恒例となりつつある懇親会で訪れた、飲み屋街のド中心地からほんの少し離れた家庭料理満載の居酒屋である。毎回異なる懇親会場を手配して下さる田辺商工会議所N本氏の芸の細かさに毎度頭の下がる思いだ。

 軍略会議終了は22時。それからなんやかんやで店を訪ねたのは22時を大きく回ってしまった。さっそく暖簾をくぐると、ママさんは`裏に回って‘的サインを送られる。どこが裏かも分からぬ私は引率者に遅れぬよう着いていくのみ。

 裏口で靴を脱ぎ、階段を上がる。どうみても店の造りではなく、思いっきり自宅だ。部屋には冷蔵庫や食器棚、TVがある。人様にお招きを受け、リビングで宴会を始める時の雰囲気に酷似。凄まじく落ち着くようで、これほど尻の座りがフワフワして落ち着かぬ気分は初めてだ。

 ママさんが余裕ある時は料理や酒を2階まで運び、余裕ない時は客が1階まで取りに行くという斬新なスタイル。ピッチャー生ビールで乾杯し、大皿に盛られたお好み焼、枝豆、唐揚などに手を伸ばす。空店舗バスターズ(仮)の到着が遅れて料理も冷え気味だったが、充分に旨い。大盛焼きそばなどがどんどん運ばれてくる。喰いざかりのワンパクオヤジ気分だ。

 ビールを数杯ノドに放り込んだ後、お店オリジナルラベルの焼酎に切り替えた。徐々に不安定な落ち着きのなさは消え、フローリングに根が生えたかのような居心地の良さに変わった。

1階とは異なり、完全に隔離された世界。居酒屋の個室、というレベルを凌駕している。会議所のO崎氏曰く「どんなウワサ話をしても大丈夫な場所」という。どんな場所なのか想像できなかったが、大いに納得。外界からの見事な隔離っぷり。核シェルターなみの防音能力だ。

 お鍋にたっぷりと入った塩麹のおでんの旨さ、悶絶驚愕絶句有頂天。ざっかけない家庭料理に見えて、どれも家庭では再現できぬプロの味。この道●●年のベテランママさんならでは。おでんの汁が絶品すぎて、私はこの汁だけで焼酎のサカナにしたほどだ。

 前向きな漢たちとの酒はいろいろなアイデアが星のように煌めき、酒がすすむに連れて星屑のように消えていく。この店にもいつか必ずまた来ようと誓う。

 23時半ごろ店を出た。ホテルがほど近い私は、帰宅準備万全のO崎氏とN本氏を強引に誘い2軒目へ。三連休明けの平日で忘年会シーズンにはまだ早い11月上旬。目指したバーはすでに閉まっている。私は先程の店<きまま>の1階カウンターを気ままにリクエスト。ママさん、快く出戻り組を出迎えて下さる。

 いつかまた来たいという願いが、5分後に叶った。その1ヶ月後、23時半ごろまで居酒屋で呑んだ帰りに、また同じメンツで立ち寄ってしまった。

 出戻りの理由は数あれど、最初は落ち着かず恥ずかしいもの。しかし、時がたつとすぐに馴染む。呑み屋も街も組織も離婚も、気ままに出戻れる雰囲気が何より大切なのかもしれない。

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田辺の核シェルターにて。

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絶品。塩こうじおでん

【ONLY POWER,NO BRAIN!】
昨夜(131128)は近鉄瓢箪山商店街へ。会議終了後、缶ビールを数本御馳走に。帰路は誰もいない近鉄普通列車で横一列シート晩酌。成●石井で仕入れておいた練りテンプラセット、最高。24時半に帰宅。2時間以上の帰路で『蛇棺葬』(三津田信三 講談社文庫)読了。奈良のド田舎の旧家を舞台とした怪異譚。独特の湿度が横溢する三津田ワールド全開の土俗ホラー&本格ミステリ。この作品の実質的な続編の文庫が2013年12月に発売されるので、待ち遠しい。今日は(131129)は福岡県飯塚市へ。気合一発。皆さま、今夜も御安全に。
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posted by machi at 07:13| Comment(0) | 和歌山県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月27日

第855夜:瓢箪山プロジェクト再起動【東大阪(大阪)】

 8の市。東大阪市随一の賑わいを誇る近鉄瓢箪山駅前商店街地区のジンジャモールにて2013年5月より始まったセールである。参加店も入れ変わりながらも徐々に増え、定着しつつある。

 8の市は以前から企画されていたようだが、それらを私が具体的に目に耳にしたのが、2012年度下半期に実施された「東大阪市元気グループコーディネート事業」。本事業において、ジンジャモール商店街のO東氏率いる3つの商店街組織若手メンバーで構成した「瓢箪山未来創生クラブ」が結成された。

 私はクラブのお手伝いをさせていただく光栄に浴した。半年間、毎月1回、刺激的な時を過ごさせていただいた。そのグループが2013年度の下半期に復活。再起動を果たした。

 2012年度は座学や勉強中心だったが、2013年度は具体的な実践編に。オトコ芸者として若旦那たちから御指名を頂戴した私は、半年以上ぶりにジンジャモール事務所へ顔を覗かせた。

 半年ぶりのお会いする若旦那衆、お初にお目にかかる若旦那衆で事務所はびっしり隙間なし。さっそく意見が百出。しかし皆さん前向きで、後ろ向き意見皆無。グイグイ意見が被さっていく。どの意見にも頷かされるものがあり、私はその都度ウンウンと首を縦にカッコウのごとく降り続けてしまう有様だ。

 「8の市」をさらに拡大させるべきか。コドモ向けかオトナ向けか。イベントかセールか。たこ焼グルメフェスティバルなんてどうだろう。昔実践した一店逸品キャンペーンを新たな形で展開できないか。大阪市内の某商店街がD通若手クリエイター集団とタイアップし話題を集めているキャッチフレーズポスターの瓢箪山版を仕掛けられないか。………。

 広報範囲は?実施完了時期は?費用は?親会から資金援助は受けられそうか?……。他の商店街で行われていることも参考にしたいが、瓢箪山のオリジナリティも追求したい。

 クラブを構成する若旦那衆の業種業態は多岐にわたる。本年度中の新たな企画実施まで、残された時期間は約4か月。私の立ち位置は行司役だが、果たして意見はまとまるのだろうか。

 私のグダグダ仕切りで予定時間を超過してしまった。近鉄瓢箪山駅から神戸市内の自宅まで、電車を最低3本乗り継がねばならぬ2時間の行程。しかも、自宅に近付くに連れ電車は込み合うというタフな環境。会議や人様の前で粗末な一芸でお茶を濁す前、私は何も腹に入れる習慣がない。よって終了後は一気にノドの渇きと空腹が襲ってくる。

 瓢箪山でイッパイやって帰宅したいが、あまりその時間もない。私はジンジャモール商店街内の深夜まで営業しているスーパーでポケットウィスキーと100円駄菓子ビッグカツ系を捕獲。帰路唯一空いている路線である阪神尼崎までの各駅停車50分。横一列シートガラ空き一人晩酌も再起動した。さあ、次回の電車で、何をツマミに何を呑もうか。

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再起動。

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私の横一列シート普通列車晩酌も再起動。

【ONLY POWER,NO BRAIN!】
和歌山県田辺市で真夜中までもっこりな漢たちとハシゴした翌朝(131126)、いったん職場(大阪十三)にピットインし、兵庫県川西市で開催された近畿中心市街地活性化ネットワーク研究会へ。懇親会、2次会の後、神戸へ帰着したものの、自宅に直帰せず神戸新長田の<房´s>さんへ。鯨飲、泥酔、記憶なし。明日(131128)の夜は、今回のバカブログでご紹介の東大阪市瓢箪山地区へ。皆さま、今夜も御安全に。
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posted by machi at 20:47| Comment(0) | 大阪府 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月24日

第854夜:田中マー丼vsさかもっチャーハン【伊丹(兵庫)】

 日本シリーズ。プロ野球界の1年を締めくくる国民的一大イベントである。プロ野球人気の凋落が囁かれて久しいが、日本シリーズは別格だ。2013年の対戦カードは、盟主・ジャイア●ツvs新興勢力・イーグ●ス。久々の大きな注目が集まった気がする。

 東京vs東北。都市vs地方。東京一極集中をこれ以上許さぬためにも、東北被災地復興の後押しのためにも、アンチ巨●の私のためにもぜひイ●グルスに勝っていただきたい。

 熱戦の最中、日本シリーズの番外編が勃発。決戦会場は兵庫県伊丹市。野球場ではなく、阪急伊丹駅すぐの要注目エリア・西台地区の活性化を牽引する中華料理店<開華亭>さんだ。

 日本シリーズまっただ中の10月下旬。もう一つの熱戦が繰り広げられている<開華亭>へ。伊丹の中心市街地活性化をリードする最強チーム、Mダム監督率いるNPO法人いたみタウンセンターの運営会議が開催された。私も夏からチームマDムの一員に加えていただいており、絶品中華料理と生ビールや紹興酒を楽しみながらの懇親会的運営会議に参加させて頂いた。

 店内のTVでは実際の日本シリーズが放映されている。張り出されたメニューを観て、番外編の内容を理解した。楽●の大エース・T中投手と巨●の主力・S本内野手は兵庫県伊丹市ご出身。お二人は子供の頃バッテリーを組んでいたそうで、しかもS本氏が投手、T中氏が捕手。さぞ強いチームだったろう。数奇な運命を辿った2人が日本シリーズでライバルとして対戦。

 そんな2人をモチーフにしたメニューが誕生した。「田中マー丼」と「さかもっチャーハン」。ともに770円だが、田中姓と坂本姓が注文すると500円になるという遊び心も秀逸。シリーズ期間中、注文多数を勝者とし、期間限定割引サービスを実施。目が離せない番外編である。

 「田中マー丼」は熱い闘志のマー君みたいな熱々土鍋で変化球の味わいがあるマーボー丼であるそうだ。「さかもっチャーハン」は渾名の`さかも‘に氏の大好物チャーハン(ホントかな?)をジャ●アンツカラーのチリソースの上にどかんと盛られた長打力の高い一品だそうだ。ともに玉子焼きが載せられ「18 マーくん」「6 さかも」とケチャップで表記が施されている。

 今回はコース料理である。できれば2種類とも味わいたい。日本シリーズ期間限定メニューかもしれぬからだ。バタバタ日本中を飛び回っているので、シリーズ中に伊丹へ再訪する機会はない。中華なので、大勢でワイワイ取り分けながら味わいたい。

 満漢全席のようなコース料理の至福に溺れていると、シメの一品として「田中マー丼」が登板。「18 マーくん」ではなく、「8th」と「ITC」の文字が踊っている。一斉に歓声が上がる。

 ITCは「いたみタウンセンター」の略。設立8周年をさり気なく祝福する店長の愛情あふれるニクい演出。メンバー入りして半年も満たぬ私も嬉しさが溢れてきた。お味は、チーズが切れ味鋭いスライダーのように変化して絶品。番外編の真の勝者は、コミッショナー(お店)かもしれない。

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田中マー丼ITC8周年記念バージョン。

【ONLY POWER,NO BRAIN!】
 昨日(131123)は岩手県宮古市内3会場で「みやこほっこり映画祭」。商店街会場では『南極料理人』という作品などを放映。観終わった後、絶対にラーメンが食べたくなるほっこり映画で、思わず宮古駅前商業ビル1階<颯龍>で「ごくにぼ(ラーメン)」。煮干風味がイヤラシイほど官能的な旨さで、思わずもっこり。夜は盛岡から花巻空港へ向かう50分間のバス車中で、盛岡駅弁「鶏めし弁当」(秋田名物だけど)とコンビニで捕獲した1000円弱のボジョレ・ヌーボー(500ml)ラッパ呑みでほっこり。途中で完食完呑してしまい、ザックから取り出したゆで卵とポケットバーボンでタフにもっこり。帰宅途中に『Number841号』読了。先日現役引退した広島のM田選手がいかに凄かったかをほっこりと理解。
 今日(131124)は自宅に引きこもって発情期のサルのごとくパソコンをひたすら連打。明日(131125)の夜はもっこりな男たちがひしめく和歌山県田辺市へ。気合一発。皆さま、真夜中も御安全に。
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posted by machi at 22:22| Comment(0) | 兵庫県 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月23日

第853夜:前門のトラ、肛門のオオカミ【谷町4丁目(大阪)】

 日商実践まちづくりシンポジウム。日本商工会議所主催の1泊2日シンポが大阪商工会議所で開催された。私は初日の3時間グループディスカッション進行のお手伝いを仰せつかる。

 中津川商工会議所のT見氏、出雲商工会議所のK藤氏、豊田まちづくり会社のH本氏、西条商工会議所のY吾氏のグループに属した私は、大型店との共生策、中心市街地活性化の意義と必要性について議論。立食懇親会の後、グループの面々と焼肉店や居酒屋をハシゴした。

 深夜に解散後、帰宅を放棄したダメ人間の私は会場から2分ほどのウィークリーマンションを改装したホテルへ。格安で広々と快適。キッチンも電子レンジも炊飯器もある。ユニットバスも広い。キッチンもレンジも使わなかったが、部屋で一人、夜中2時ごろまで呑み続けた。

 翌朝。凄まじい二日酔いである。ユニットバスで酒を抜こうとするが、失敗。2日目は朝から昨夜のグループディスカッションの発表をお聞きし、感想を述べる役を仰せつかっていた。しかし、全くといっていいほど頭に入ってこない。うまくコメントできず、ご迷惑をおかけしてしまう。10分程度の休憩もトイレに立たず座りこんだままだった。

 引き続きたっぷり2時間、パネルディスカッションが行われた。福島大学S木名誉教授、敬愛する長浜まちづくり会社Y井先生、和歌山大学の色男・A立教授に混じり、末席を汚す。

 テーマは多岐に渡ったが、酒が抜けず集中力がまとまらぬ。自分自身の発言が理解できない有様。会場からの批判や質問にも集中できない体たらくだ。加えて、10月下旬なのに凄まじいほどの冷房。私は上着を着込んだが震えが止まらず、コートとひざかけを欲しくなる。

 1時間経過。折り返し時間になった時、いきなり尿意を催した。昨夜の大量アルコールが一気に危険水位を超えそうだ。私は臍の下に力を込めた。中座してトイレに行くことなどできぬ。堪えるしかない。私は挙動不審にモジモジし始めた。貧乏ゆすりが激しさを増してきた。

 猛烈な尿意と戦っていると、今度は背後から一気に便意が攻めてきた。前門の虎、後門の狼ならぬ肛門のオオカミに挟まれた。寒くて震えているのに、冷や汗がにじむ。私はメモもとらず、ひたすら眉間にしわを寄せて目をつぶり、虎と狼の攻撃を封じる防御に専念した。間もなく私は40歳。人様の前で、それも壇上で大小のオモラシをしている場合ではない。

 苦悶の1時間が終わろうとしている。質問が出ないことを心から祈るが、神は試練を与え賜う。挙手した質問者を思わずにらみ付けてしまう。私は、深く反省した。

 コーディネーターが終了を宣言された。間髪いれず私は脱兎のごとく会場を飛びだし、トイレに駆け込む。震える手でベルトを外し、便座に座りこむ。……。マンホールから堕天使が飛びだした。頭の中で荘厳なパイプオルガンの音が鳴り響き、祝祭に包まれた。

 トイレの外から「パネラーの皆さまにもう一度拍手を」というニュアンスの声かすかに聞こえた。拍手の音も追いかけてきた。私は便座に座ったまま居住まいを正し、一礼を返した。

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グループディスカッション。

【ONLY POWER,NO BRAIN!】
 昨夕(131122)は極寒の三陸宮古駅前と商店街でイルミネーション点灯式。美しき光のプロムナードが出現。夜は商店街の若手&親分たちと3軒ハシゴ。行く先々で鳥肌が立つほどの奇遇に遭遇。
 今日(131123)は宮古市内3会場で「第2回みやこほっこり映画祭」。末広町商店街<りあす亭>では10時過ぎから16時半ごろまで3本の映画が特別に無料上映。映画ファンもそうでない方も、今すぐ宮古へおよれんせ。
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posted by machi at 08:36| Comment(0) | 大阪府 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする