これらは和歌山県田辺市内の幼稚園に通うお子様を持つ仲良しヤンママ4人組も皆さまが田辺に望む業種業態、サービスである。あくまでも、一例だ。
2013年10月中旬。田辺空店舗バスターズ(仮称)軍略の一環として、子育て世代の若いママさんたちを対象にした座談会を企画。商店街活性化のヒント、創業希望者へのアドバイス、繁盛店になる極意を賜ろうという作戦である。
ポイントは、子育て世代(特に幼稚園)のヤンママであること。住民ヒアリング的座談会の場合、つい地域の顔役(自治会長・PTA会長・婦人会長等)をお招きしがち。それも良いが、どうしても商店街に対する遠慮と立場に付随する発言のブレーキを踏んでしまう。本音を探るなら、しがらみが無い上にこれから数十年田辺で生活していくヤンママがベストである。
みなさん、とにかく車が完全な足代わり。駐車場がないとそれだけでポイントが激減。一方通行もお嫌いで、車道が狭いとちょっと店前で止めて買物することができないので近寄らないという。一方通行、駐車スペース。日本の一般的な駅前商店街が最も不得手な分野である。
駅前というのは最強コンテンツだが、田辺は異なるようだ。城下町や歴史ある街ほど駅から遠いところに中心部がある。城や代官所を中心に発展してきた。ゆえに駅は街外れに整備されてきた。地方都市は最近駅前に商業の軸がシフトしているが、田辺は逆のようである。
皆さんのお買いものの情報源は、地元圧倒的シェアの新聞・K伊民報である。しかし、この新聞は折込チラシがないらしい。チラシは全国紙しか折り込まれないそうだ。全国紙を取っている主婦仲間から特売情報を得るという。一般的に地方紙は全国紙より折込広告の枚数は比較にならぬほど多いのだが、田辺はどうやら異なるらしい。
記事広告ではなく有料の枠組広告の方が圧倒的に参考にするそうだ。私のようなオッサンは無料の記事広告の方が信頼感は高いと思いこんでいたが、どうやら違うらしい。目からうろこ。一方、無料の情報誌は食い入るように参考にされるそうだ。
美味しい専門店は大好きだが、駐車場がなくては利用しないそうだ。有料は論外という。また、車なので少々離れていてもお得でサービスよく内装は外観が凝っていれば頻繁に利用するという。しかし、顔を指すのが苦手なので、個室であることが好ましいようだ。
田辺人は舌が肥えているらしく、ファミレスは利用しないが回転寿しは利用する。天下御免の餃子のO将は絶対に利用しないが、昔あった駅前のハンバーガー店ドム●ムの再開を期待する。安かろう不味かろうは絶対に成功しないという。私は、クラクラしてきた。【次夜後編】
予定時間を大幅延長。止まることなし。
【ONLY POWER,NO BRAIN!】
昨日(131029)は午前中大阪商工会議所、午後から夜にかけて伊丹商工会議所と‘勝手に会議所バル’。夜は伊丹の美味しい中華料理店<開華亭>で開催されたNPOいたみタウンセンター様の懇親会に参加させていただく。私の同年代の若手商業者パワーに私の方が刺激を逆注入。
最近の読了本は雑誌3冊。
『Number838号』は過去20年分のプロ野球日本シリーズ秘話特集。私にとって最も印象深く悔しいのは1989年近鉄vs巨人。近鉄3連勝の後、巨人4連勝でうっちゃり。当時近鉄の熱狂的ファンだった私は、狂いそうになった。その秘密を14年ぶりに知り、妙に納得。
『Number839号』は1993年10月28日、日本サッカー「ドーハの悲劇」特集。当時浪人生の私は受験勉強を放り出しTV前で熱狂。W杯決定寸前ロスタイム、勝ったなと余裕こいて思わずトイレにいってしまい、戻ってきたら絶望が画面を支配。瞬間を見逃した。私も絶望。しばらく勉強が手に着かなかった記憶あり。あれから20年、ドーハ戦士たちのインタビュー特集。魂震える。
『商業界2013年11月』号はお見事。打倒amazonがメイン特集だが、アメリカの貧困消費レポートにドン引き。しかし何といっても日本中を席巻する「まちゼミ」大特集。知り合いも多数登場。我が岩手宮古でも12月4日、まちゼミ伝道師・愛知岡崎幕府のM井将軍による切り捨て御免キックオフセミナーを開催。ご関心のある宮古商人の皆さま、18時半に宮古商工会議所へおよれんせ。